K1300Sの再生
目指せ、自分のバイク「レプリカ」





とりあえず、この頃の感じには戻したい。


約5年のブランクを経て、バイクに戻ってきた・・・・・・んだけど、戻ってきただけで元に戻ったわけではない。
見た目は、ノーマル然のK1300Sですから。うーん、物足りない!
やっぱり、K1300Sの仕様を『元』に戻したいんですよ。愛着もあったし、自分の積み重ねてきたこだわりが詰まってるから。

復活するなら、この姿にしないと。


K1300Sを買うとき、自分的には最初からやり直すつもりで仕上げていきたかったんで、ベースになる車両の状態(走行距離とか)は
さほど重要視しませんでした。どんな車両でもディーラーでみっちり整備してもらう気でいましたから。
それより、特徴的なオレンジのカウルに傷がなるべく少ないのを選びたかった。・・・・それこそネット上の写真を凝視して
大きな傷が無いのを確認して(どんなに頑張っても、小さい傷はチェック出来ないけれども)、それが問題無さそうであれば、
次はどんな後付けパーツ類が付いているかをチェックして、元の車両に近づけやすいのを選んでみました。


     
これが買った時の車両の紹介写真。
フルノーマルでは無く、マフラーとフロントスクリーンが替わってて、
カーボンのリアフェンダーが取り付けてあります。
マフラーは兎も角、リアフェンダーとフロントスクリーンが替わってるのも、購入の決め手でした。


そんなベースとなる車両を手に入れて、とりあえず出来るところから少しづつやっていこう。というわけで、
① 基本の整備。

何度も言いますが、中古で買った『素性の分からない』バイクを、心配が無いように『五体満足の健康体』にしたい。
そして、懇意のディーラーで隅から隅までバッチリ整備してもらった。・・・ってコトは復活のトコロで話しましたが、
一体ドコまでやったのか?ネタが重複してるのもありますが、気にしない。

エンジン・ファイナルのオイル交換(ついでにメタルチューニングも入れてもらった)、エンジンオイルフィルターの交換
F&Rのブレーキパット交換、クラッチフルード・・・正確にはクラッチのハイドロリックオイル・・・の交換、
フューエルホースの交換、インマニのラバースリーブの交換、バッテリーの交換、F&Rタイヤの交換(BSのBT023GT)、
Fホイールのベアリング交換、センタースタンド付いてなかったんでその取り付け、スウィングアームブーツの交換、
バルブクリアランス調整とそれに必要なパッキン類の交換、スパークプラグの交換、イグニッションコイルの交換、
シフトロッドの交換、エアフィルターの交換、サイドスタンドベースが曲がってたんでそれを交換、
サイドスタンドスイッチの交換、ウォーターポンプの水漏れ修理と冷却水の交換、
小さなリアフェンダー(スプレーガード)の取り付け、
ABSコントロールユニット(ZFEコントロールユニット)の交換。それらに作業に必要なショートパーツ類も全部交換。

こちらからオーダーした部分の整備もあれば、必要に応じて交換・整備した部分もあったり、終わってみたらまるで『レストア』のよう。
しかし、流石BMW。お金と時間があれば、パーツ供給はしてくれるので、ビシっとしたバイクに仕上がりました。


     
塵も積もれば山となる・・・整備の成果です。


そして、ディーラーに預けたついでに、やってもらったのが
② 気に入らないパーツの交換と気に入ったパーツの取り付け。

後々の車検を容易にする(近所のバイク屋でも車検が受けられる)のに正体不明のマフラーは純正のに戻して、
プレミアムラインに用意されてるギアシフトアシストシステムは、シフトロッドを交換してキャンセルさせました。
逆に、初代K1300Sにも取り付けてもらったブースタープラグと、新規にETCを取り付けてもらいました。



マフラーはネットオークションで手に入れたヤツ。
車検対策を念頭に純正マフラーに戻しました。
比較すると、交換してあったマフラーよりも、デザインはマシだと思う。


     
シフトロッドはセンサーがついてないタイプ(ただの棒)に交換。
アシスト無しに慣れているんで、こんなのは要らない。


     
せっかく整備でバラバラになるんだから、これらも取り付けてもらいました。
ブースタープラグは効果があると思って取り付けて、
ETCは将来使うコトが無いかもしれないけど取り付けました。


と、まあ思いつく限りの内容をディーラーにやってもらったわけです。
機械的な問題点は潰しておいて、自分では出来ないトコロはやってもらい、これで当面は心配しないで大丈夫。


これからは、自分のこだわりと思い込みを詰め込んで、仕上げていこう。
③ 操作感の向上を目的としたアイテムの装着

改造したシートもそうですが、ノーマルのままだとちょっと乗りづらい感じがK1300Sにはあるので、それを軽減すべく
前の車体にも取り付けた操作系にかかわるパーツ類を交換&取り付けました。
まず、2022年の9月の日曜(2週目)でやったのは、


     
ステップをBMW純正からGPX750R用のステップに交換。
前にやったのと同じくステップピンの太さが違うので、自作のアルミブッシュも用意して交換。
ただ、記憶違いか、交換が意外に苦労した。もっと簡単だったと思ったけど?
ちなみに、新品ステップが廃番だったので、中古品をネットで購入しました。
ブレーキペダルには、前にも付けたブレーキペダル・エンラージメントを再購入&取付ました。
サイドスタンドに取り付けられているヤツは、元々この車両に取り付けられていたヤツ。


     
そして、自分の膝があたるフレーム部にはニーパットを貼り付けて
タンク部には、タンクパットを貼り付けた。
タンクパットは型紙を残してたので、それを利用して切り出しました。


そして、2022年9月の日曜(4週目)にやったのが、



ラジエターの冷却(放熱)を向上させる・・・・と思っている
アンダーカウルへの開口加工と空力的付加物の取り付け。
幾らかは効果はあるでしょう。


2022年10月の日曜(1週目)
雨の降らない日曜、そして晴れて風も穏やかな日曜。こういう日なら、貼っても大丈夫でしょう。


     
前に作ってもらった特注ステッカーを再度作ってもらい
前車と同じくカウルにビシバシと貼ってみた。
同時に『スポンサーステッカー』も適当に揃えて貼りました。


こういった作業をする場所が、「地面が土剥き出し」な場所なんで、風が穏やかじゃないとホコリが舞うんです。
せっかく作ったステッカーだから、そこは丁寧に作業したい。



それと、元々ついてたヘルメットホルダー(後付け)を使いやすいように
ワイヤーを付け足してみました。


2022年11月の日曜(1週目)
いろいろな理由に託けて、久しぶりにK1300Sを引っ張り出して、走り回る・・・・・・前に取り付けたいパーツ類の取り付け。



前にも購入&取り付けたノーチラスホーンを取り付けた。
・・・んだけど、ナゼか鳴らない。
仕方なくホーン本体はそのままで、配線は純正ホーンへ戻した。


     
ホーンを取り付ける時にカウルを外すので、
そのついでにエアボックス・エアダクトへ通電性アルミテープを貼った。
車以上にプラスチック素材が多いから、効果はあると思う。


     
仕事の合間に、仕事で使う道具を利用しつつ
オイルクーラーガードを自作して、また取り付けました。
で、その取り付けの時、オイルクーラー周辺に
空力チューン用に積層させた傷防止テープを貼ってみた。


前の車両に使ってた改造シートも戻ってきたことだし、車体側も早く『前と同じような装備』を整えたいと思ってても、
このような時間を作り出すのが難しく、非常にもどかしい。
でも、こんなイジってる時間でも、楽しい時間です。


2022年12月の年末頃


     
年始に走っても良いように、バッテリーの充電をしました。
その時に、バッテリーの出し入れを楽にするアイテムを用意しました。
材料はお歳暮を梱包してたビニール紐。
何も無いとバッテリーを持ち上げるのが非常に困難な作業です。


2023年2月追記
天気の良い日中には春を思わせる陽気だったんで、K1300Sを引っ張りだしに行って、走行時間を削って
空力チューンを進めてみた。


     
自分のサイトを参考にしながら
過去に貼り付けた場所に同じように貼ってみた。
ただ、材料とか貼り方とかはちょっと変えてます。


今回は主に車体前半に多く貼ったんで、次は車体後半に貼ってみたい。


2023年3月追記
花粉症の兆候を薬で抑えつつ、時間を作って春の陽気の下を走ってみました。


     
その際に、今度は車体後半部に空力チューンを施しました。
改めて不思議に思うのが、このくらいの貼り付けでも、車体の雰囲気が変わること。
貼る前は車体が前下がり気味の思えたのが、
貼った後は車体が前上がり気味(後ろが低く感じる)に思える。
その雰囲気が何となくK100RSっぽく感じた。


2023年9月追記
ABSトラブルが解消し、車検から帰ってきたんで、いろいろ気になる部分を手直ししてみた。



もともと付いてたサイドスタンドのオマケ。
カタカタと音がするんで、交換しました。
外してみたら、すり減って穴が空いてた。
どんだけ使ってたんだろう?


     
空力チューンもあちこちに追加で貼り足しました。
効果のほどは、・・・・・多分あるはず。


2023年9月追記(2回目)
空力チューンを進めるべく、積層させた傷防止シートを大量に作成して、過去に貼った部分・貼らなかった部分を取り交ぜて
貼りまくってみた。


     
一般的なテレスコピックフォークと比べて、空気抵抗の多そうなデュオレバーなので
BS用語で空気だまりになっていそうな部分へ大量に貼り付けてみた。
ただ、以前のカーボン柄カッティングシート仕様よりも目ただない。


空力チューンは別ページで纏め直してみよう。



2024年1月
最後の最後でフロントフェンダー周りに
追加のステッカーを貼り足して、ほぼ完成・・・・な感じになりました。



時間も予算も手間もかかりましたが、
持ち主はこの仕上がりにご満悦です。