小さな改造
合言葉は「大きいことは良い事だ!」
こういうのをやってくのは、ほぼ自己満足のためです。。
2012年11月に再々改造シートが帰ってきて、乗車姿勢がほぼ決定的に決まったところで、今まで目を瞑っていた部分に
ガマン出来ず非常に気になりだしました。それがリアブレーキペダル。
カワサキ製ステップに交換しただけの頃は『位置がちょっと内側に寄りすぎだなぁ』と思っていても、それほど気にすることも無く
(まだ他に気になるコト=純正シートの乗り心地があったから)、『前後連動ブレーキだから』と使いづらさを二の次にしていました。
しかし、あのシートが帰ってきて乗車姿勢が自分にとって理想的なモノになり、2013年2月にやったオイル&ブレーキパット交換時に
聞いた「前後連動ブレーキは常に連動しているわけではない」という事実を知った後では、そのブレーキペダルの使いづらさを
そのままにしておくのは得策ではないと思うようになりました。
・・・・・と言った理由を並べておいて、この『もうちょっと何とかしたい』と思う部分を改善すべく、以前スクリーンを買った
ブレス・ユー・アイ社http://blessyou-i.jp/のサイトで気になっていたアイテムを買ってみました。
それが上の写真にもあるリアブレーキペダルの踏む面積を大きくするブレーキペダル・エンラージメントと
純正ホーンよりも音量が大きいノーチラス・ホーンの2つです。
気になる部分だけの改良(=必要最小限の出費)だけなら、ブレーキペダル・エンラージメントだけでよかったんですが、
注文する際に一緒にノーチラス・ホーンも注文してみました。
と言うのも、現在の道路上ではある種の必需品だよなぁ〜と思うことがあったんで、2013年シーズン前に取り付けておいて
対策しておいた方が良いと思い購入しました。
、
仕事用トラックで移動中のことです。
そのときラジオを聴きながら走っていたんですが、どこからか救急車がサイレンを鳴らしながら近づいてきました。
それに気がついてハザードランプを点けながら路肩へ停車し、救急車を先行させて何となくその救急車を眺めていたら
その先の十字路(一応、信号はある十字路)で救急車に気がつかないで侵入してくる馬鹿なクルマが一台。
あのサイレンの音が聞こえないのか?
それ以外にも、周囲を気にしないで運転する車が多くて、ヒヤヒヤすることが多い気がします。
多分、千葉の田舎という環境がそうさせるのかもしれませんが、セダン・1BOX・HVカー・軽カー・・・・・・・に限らずどの車種でも
運転手が若くても高齢者でも、そういった運転の仕方をするクルマに出くわすのは本当にイヤになります。
そんなとき『警告』したり『抗議』したりするのには、K1300S純正のホーンでは効果が無さそう(実際音量は小さい)なので、
あのホーンを取り付けさせるきっかけとなりました。
そのK1300Sの純正ホーン。
左カウル内の隅っこに1個だけ。GPXでさえ2個あるのに。
これじゃぁ、あまりにも頼りない。
(写真は作業後のもの)
ちなみに、あの2つを取り付けるのには、2mmと5mmの6角レンチが新たに必要ですが、そんなに高いモノじゃないから
(高いモノを買う必要は無い。これが取り付け終わったら、出番が無くなるから)安いヤツを買って準備完了。いざ取り付けましょう。
ブレーキペダル・エンラージメントは、
2mmのネジを2つ締めこんで、取り付け終わり。
分かりづらくて申し訳ないのですが、取り付け後はこんな感じ。
取り付け後、センタースタンドで立たせてブレーキペダルの踏み具合を確かめてみると、かなり大きなモノを踏んでる感触が
足の裏に伝わってきます。例えるなら『ステップを踏みつけてるような感じ』。
そして、それを踏むのも取り付け前より全然普通な感じで踏めます。踏み具合で言ったら、K100RSよりもGPXに近いかな?
無理やり比較写真(右がGPX)
ブレーキペダルの先端がステップゴムの内側から3山目のところまで出ています。
ステップからの離れはともかく、踏む位置はほぼ一緒くらいか。
さて、もう一個のホーンの方ですけど。・・・・・こっちの方が面倒な作業になりそう。
まず、説明書の類がすべてドイツ語&英語の表記で、読んで理解しようとする気持ちを持つことが出来ません。
そして、説明書にある写真・配線図だけで取り付けを進めようとするのが危険なほど簡素で少ない内容のしかありません。
まあ、幸いなことにあのホーンを紹介している部分(サイト)にyoutubeの取り付けVTRがあるので、それをしつこいくらいに
見ておいてから作業に取り掛かった方がスムーズにやれると思います。
このホーンは、元々海外での汎用ホーンらしく、バイクの他にクルマもボートでも使えるようです。
それに別途K1300S用とかのリレー・配線をセットにしているみたい。
そのせいか、予想よりも大きくて重たい製品となっています。
ま、クルマとかに使えるほどだからねぇ。
で、取り付け作業ですが、上にも書きましたようにyoutubeで作業の様子が見られるので、ここでは自分が作業をやった際の
「やってしまった」ことを何例か挙げてみたいと思います。
その1
カウルを外す際に、ネジの回転方向を間違えて、ウェルナットをねじ切りました。
「緩める」のと「締める」のを間違えたんです。
幸い、工具箱の中にGPXで使ったウェルナットがあったんで、事なきを得ました。
カウル裏のネジの回転方向には要注意。
その2
あの純正ホーンのコネクターが抜けなくて、苦労しました。
取り付け位置が奥で狭い所にあるので、コネクターのツメに指がかかりません。
小さいツメを壊さないように注意しましょう。
その3
車体の指示された部分にホーン本体を取り付けるとこんな感じになります。
で、作動させるリレーはここに穴を開けて固定しました。
youtubeではここにコネクターがあって、こんな固定の仕方はしていません。
ハイライン車両ならではの固定方法だと思います。
・・・といった取り付け作業にありがちな試行錯誤を繰り返しながら、やっとカウルの再装着まで終わらせてようやく完成。
youtubeでは7分ほどの時間でしたが、こっちは「いろいろなコト」があったんで約1時間半くらいかかりました。
で、キーを差し込んで、ホーンボタンに指をかけてほんのちょっと押してみると・・・・・・・、
ファッンッ!!と強烈な音がしました。凄い音量。多分K100RSのよりも音量が大きそう。
実際に使うことがあれば、かなり効果がありそうだ。
で、次の日曜。
東京・飯田橋までタイヤを交換しに行くときにのブレーキペダル・エンラージメントの感想。
使いやすさはかなり向上しました。装着前と比べたら、全然違う。ペダルの位置を気にせず(足を内側に向けるという作業もせず)に
いたって普通に使うことが出来ました。
ただ、使えるようになって気がついたことが2つほど。
1つは相変わらず「K1300Sでは前後連動ブレーキ」という頭でいるので、リアブレーキを使わない癖が残っていること。
もう一つはリアブレーキペダルを使っていると、前ブレーキのかけ具合(?)で車体側で勝手に前後の効き具合を調節(?)しているのか
リアブレーキペダルの踏み応えに変化があって不安定感を感じること。
この2つはこのまま使い続けていれば、じきに慣れてしまうことでしょう。
そして、ノーチラス・ホーンはまだ出番が必要になることはありませんでした。