トラブル集
K1300Sで起こったトラブルについての報告。
これ以上は増えないでほしかったんですが、・・・・2ページ目です。
横置きKシリーズ定番?のエンジンストール
2011年8月
仕事や天候や持ち主のやる気とかのタイミングが合わず、数が月ぶりとも思える早朝ツーリング(出発は日の出前)に
出かけた時にそれが起こりました。
やっぱり早朝の田舎道は誰も居ないねぇ〜・・・・・・・と楽しむ時間もありましたが、自分の他にも早起きして行動している人もいるわけで。
そういった人の運転する車に追いついてしまうと、こっちはそれにあわせて必然的にスピードダウン。
そんな折に、たまにエンジンが止まってしまうんです。まるで「こんな遅い車の後について走るのは嫌だ」と言ってるかのよう(擬人化)。
スピードダウン&停止の際にクラッチを切って→シフトダウンすると、クラッチを切ってる間にエンジン回転数が落ちていくのですが、
それがある時・ある条件?が揃ってしまうと、必要以上にエンジン回転数が落ちすぎて→エンストしてしまうようなのです。
ただ、それが毎回では無く極めて稀に発生するんで、運転してるこっちはスピードダウン&停止時などに必要以上に気を使ってしまいます。
気を抜くとそれが起こるような気がする。
今回はちょうどK1300Sにドーピングをしたんで、必要以上の走行距離を稼ごうと一日で300km弱くらい走り回ったんですが、
その間に合計5〜6回くらいエンジンストールが発生したんです。
何で止まってしまうんだろう?
で、帰宅してから素人考えでエンジンストールの発生する原因を考えてみました。
@ しばらく放っておいたから、エンジンの調子が悪い。
A ドーピング(入れた添加剤)が悪影響を及ぼしている。
B 自分の操作の仕方が悪い。
C ある時・ある条件?・・・・・この場合、遅い車の後ろについて走ってると、遅さのせいでエンジン水温とか吸気する空気が熱くなりすぎて
それがエンジン回転が落ちる際にエンジン回転運動のバランスを崩して、エンストを起こしてしまう・・・・・・とか?
思いつくのはいろいろとあるんですが、どれも決定的と思えない。
ま、近いうちにK1300Sを24ヶ月点検に出すんで、そのときにディーラーにしっかり調べてもらって、
原因をはっきりさせたいと思います。
2011年9月追記
点検までまだ時間がある(持ってく時間が取れない)ので、気になる部分をチェックしてみました。
実は、@〜Cの原因を考えた後、また別の原因を考えてみました。
それが、
D K1200Sでもあった「エアボックス内の部品(アイドリングバルブだっけ?)」がおかしくなった。
E バッテリーが弱くなって、エンジン低回転時の充電不足状態を発生させた。
・・・・という内容です。
ま、考えるだけは自由だから。
とりあえず、今は自分で思いついた原因を自分が出来る範囲で一つ一つ潰していこう。
ます最初は、Eのバッテリーから。
K1300Sのタンクカバーを取り外して、その下のバッテリーとご対面。で、バッテリー電圧をチェック。
仕事場から持ってきたテスターで測ると、約12.6V。
・・・・・・・・まあ、普通のレベルと思われます。
やっぱり、ディーラーでしっかりチェック&修理してもらおう。
※ 実は、同じくK1300Sでエンジンストールを経験した方からメールを頂きまして、その中で
「診断機のGT−1でチェックしても、原因が発見出来なかった」と言う情報を得ることが出来ました。
って事は、ウチが懇意にしてるディーラーで原因追求・原因解消をするのに、時間がかかる可能性が非常に高くなりそう。
2011年9月追記(2回目)
あれから何度か乗ってみたんですが・・・・・・・・・、今度は止まんない。普通にアイドリング・普通にエンジン回転が下がるなぁ。
何だろか?
あの止まったときと今回とナニが異なるというのだろう?
で、思いついた原因が、
F ガソリンの質が悪くなった(夏の高温での変質)
思い起こせば、エンストが多発したときにはかなりの日数が経っていたんで、タンクの中にあったガソリンは夏の高温状態の中で
かなり熟成が進んでしまったんでしょう。
それが圧縮比13:1のエンジン(やその他インジェクターなどの補機類)に悪影響を及ぼして、
エンジンは止まるつもりなど無いつもりの制御でも止まってしまう・・・・・・・・・なんてシナリオを考えてみました。
だって、他に変わってるトコなんてありませんから。変化してるのは走り終わった後に入れるガソリンと
次に走り出すまでの空白期間だけ。その他は全く同じ・同条件・同じようなルート・同じ操作ですから。
今後ガソリンを補給し続けた場合と2ヶ月くらい放ったらかしの状態とを再現・比較してこの現象が発生するかどうか
確認してみたい。個人的な勘ではガソリンがクサい。
2011年10月追記
K100RSの車検終了と入れ替えで、24ヶ月点検のためにK1300Sをディーラーに走らせていたときのことです。
その間に3度エンジンが止まりました。
やっぱり、信号などでの減速時(クラッチを握って、シフトダウンのとき)にストンと止まってしまうんです。
それで今まで思いついた原因から多分違うだろうというモノを除外していくと、
Eのバッテリー電圧は違うだろうと。前月9月に発生した「バッテリーの突然死」でバッテリーは新品状態なので、
電圧不足気味ってことはないだろう。
Cのある時・ある条件も、夏場からかなり涼しくなった気候でも発生した(それも渋滞無しのときに)ので、
熱気による影響も無視していいだろう。
Aのドーピングは、入れたのがエンジンオイルが回る部分だけで、燃料系には全く入れてないし、多分これも違うだろう。
で残る原因としては、@・B・D・Fの4つ。
この中でも、やっぱりFのガソリンの変質が怪しいような・・・・・。
まあ、これはディーラーにも点検時の検査項目(エンジンが止まってしまうこと)として伝えてあるので、
しっかり原因追求→解決してもらえるように期待したいと思います。
ディーラーでも解決しなかったら、どうしよう。
2011年10月追記(2回目)
結局、24ヶ月点検時にチェックしてもらうも、原因が分からず。ディーラーの試走ではその現象が起きなかったって。
しかし、一応念のため?にエンジンプログラミングを最新版にアップデートしてもらい、様子見です。
その対策が功を奏したのか、帰り道ではエンジンストールは一回も起きませんでした。
自宅に着く直前にガソリンを満タンにしておいたんで、また2〜3週間くらい放置して、その後に走り回ったらどうなるだろう?
それをやってエンジンストールしなかったら、多分エンジンプログラミングがその原因で、
原因解消したのがアップデートのおかげなのだろう。
2011年11月追記。
約1ヶ月ぶりに晴れた日曜となったんで、K1300Sを引っ張り出して約1ヶ月ほど熟成させたガソリンを消費するように
走り回ってみたんですけど、・・・・・・・・・どんな状況でもエンジンストールしない。本当に直った?
やっぱりエンジンプログラミングの対策が効いたのでしょうか?
でも、納車直後からその症状が出てたわけではないし、1〜2年程度の経年変化でもそういった経年劣化症状が
出るんでしょうかねぇ〜? 不思議だ。
年末までにまた乗ってみて(天気の良い休日が発生すれば)、何も無ければこの先安心して乗れるでしょう。
自然の力による「根性焼き」
2012年4月。
※今回のネタはトラブルと言うよりも不慮の事故になると思います。
毎週末ごとの雨模様から若干ずれたような雨の降らなさそうな日曜になったんで(まあ、他の用事もあったから引っ張り出した)、
久しぶりの出番も兼ねた早朝ツーリングに出かけてた時に気がつきました。
何かメーター奥のETCアンテナにゴミ?のようなのがくっついてる。しかし、爪で引っかいても取れないし、手ごたえがちょっと違う。
ピントが全く合っていませんが、その部分を撮影。
ETCアンテナとメーターリングのところに妙な跡がついてる。
良く観察すればするほど、『高温でプラスチックが溶けたような』跡が残っています。一体何が起こった?
で、想像力をフル回転させた結果、『太陽光がスクリーンで集光されて、この部分で収斂しちゃった』と結論づけました。
しかし、そんなになるようなコトってあったかな・・・・・・・・・・、あ
このときか?
どうやら天気の良い日曜に、自宅でバッテリー充電をしてる際にうまく太陽光の向きがジャストフィットしてしまって、
あのようなケロイド傷を付けてしまったんだな。
たまに雑誌・TVなどで車のフロントガラスなどで同様な事故・・・・・・太陽光が収斂して車内に置いてある可燃物に
引火してしまう・・・・・なんてことを見たり聞いたりした記憶があるのですが、よもや自宅で自分のバイクのスクリーンで
こんなことが発生するとは思わなかった。
しかし、どうしたものか。あのままでも使用には差し支えなさそうだけども(あのETCアンテナでも電波は受信するだろう。
そしてメーターも文字盤まではダメージが及んでいない)。
今後も写真のようにバッテリー充電するコトは毎週末欠かさずにやりたいし、あの傷もあまり目立たないような対処法で
隠したいし。・・・・・・傷を綺麗に治そうとすると、費用対効果を考えるとあまり乗る気にはならない。
もしやるなら、傷隠しの意味を込めてスモーク系のスクリーンに交換してしまって終わりにするか。
で、せっかくだから、そのスクリーンもK1300Sの整流・防風性能をアップさせるヤツを選んで取り付けてみたい。
皆さんも太陽光とバイクの向きに注意しましょう。
またまたお騒がせ!ハンドルスイッチのリコール
2014年2月
えーと、何回目のリコールかしら?4回か5回目か。ハンドルスイッチに限っていえば、2回目か。
普通のハンドルスイッチで良いんだから。特殊なハンドルスイッチでなくても良いから。ふつーに作ってください。
BMWジャパンから封書が届き、内容を確認すると・・・・・ハンドルスイッチ部が熱膨張⇔収縮を繰り替えすことで
内部基盤の配線断線が発生し、いろいろと不具合を起こすようです。(例・エンジン始動不能、方向指示器が作動しないなどなど)
※国交省のサイトはこちら。
もう見慣れました。
極めて事務的で読みやすい文章で内容が書かれています。
自分の文章もこうありたいものです。
今回のリコールの『ミソ』は
左右どちらのハンドルスイッチも交換対象ってところです。
前回は左側だけ。
今のところ、自分のK1300Sには不具合は出ていないので、もうしばらく待って、春先にやりたいと思ってるオイル交換の時に
一緒にやってしまおうと考えています。
で、この件でディーラーに確認を取ったところ、このリコールの件数が多いので、(何しろK・R・F・S全てのシリーズが対象らしい)
けっこう込み合っている様子。
オマケに、自分のK1300Sが日本国内では数少ないハイライン車両なので、それ用のハンドルスイッチがすぐに確保出来るかと
品物だけは先に確保するお願いも忘れずにしておきました。
それさえあれば、時間があったときにオイル交換の時間と平行してやってもらえるから。
(ディーラー情報で、ハンドルスイッチ交換で約2時間くらいかかるそうです)
ま、交換自体は無償だからいいけども、まだ他にも問題がありそうで、そっちが心配になります。
2014年2月追記
休日出勤の日でしたが、無理やり時間を作ってディーラーへ行って来た。
ちょうど東京マラソンをやっていて下道が使えなさそうだったんで、高速を使ってひとっ飛び。
ついでにやってもらったオイル交換を含めて2時間弱ほど待って、作業完了。さて、どんな風になったかなぁ〜。
作業後のスイッチはこんな風なヤツになりました。
よく見ないと変わったことに気がつかない作業です。
このリコール作業の結果を一番区別する部分は、左ハンドルスイッチ部のホーンスイッチのところ。ここの形状は一番変わってる。
左がリコール後、右がリコール前の。
あまりに同じですが、ちょっとだけホーンスイッチが大きくなってる?
で、リコールで交換したスイッチの感触ですが、一番使うウィンカースイッチの節度が明確になったような使い心地がします。
それ以外の部分は、・・・・・・・同じじゃない。まあ、あからさまに変化があっても戸惑いますけれども。
K1300Sの使用者として一番気にするのは、「リコールがこれで終わりになりますように」。