トラブル集 SEASON2
中古のK1300Sで起こったトラブルについての報告。
納車前の整備をみっちりやったにもかかわらず・・・・・・その1ページ目です。
ABSブレーキのエラー表示
2022年12月
年の瀬も押し迫った頃、長時間(長期間)乗れなかったんでバッテリーも秘密裡に充電して、いざ乗らん・・・・としたら、
メーター内のインジケーターが一個いつまでも消えない。・・・・・・・何で?
エンジン始動して幾らかでも走行すれば消えるはずの『ブレーキマーク』が
何時まで経っても消えずに点灯したままです。
K1300Sの説明書(中古購入時には無かったので、ウェブ上の電子版)を見ると、『ABSコントロールユニットが故障を検知しました』
・・・だって。中古を買って→結構な金額をかけて整備をしたつもりだったのに、呆気なく故障してくれました。
しかし、車両的には問題無く走れる(ブレーキは効く)んで、それなりの速度でガマンして走り回っておりました。
念のため、ディーラーに問い合わせてみたら、「ABSシステムは効かないけど、ブレーキは使える」ようなので、
それを信じて走ります。・・・・・・・それでも、早目にディーラーに陸送した方がいいな。
それにしても、ドコが故障してるんだろか?消去法でいくと、ホイールのセンサー部分かABSポンプユニットか?
ABSコントロールユニット自体は新品だから
これが壊れたとは思いたくない。
でも、その可能性は否定出来ないなぁ。
年末年始はもう仕事で忙しいんで陸送手続き&陸送作業は難しいから、やるなら2月か3月ごろかなぁ~。
でも、温かくなったらそれなりに『K1300Sに乗りたい』と思うだろうから、春先はヤメて梅雨入り前にしようか?
梅雨入り前に陸送して、そのまま夏を越して車検も受けさせようか?2023年の9月に車検だし。
いろいろ考えを巡らせる2022年の師走です。
2023年1月追記
新年の初走りのために(隠しながら)バッテリー充電&ガソリン満タンにして、走り出したんです。例のランプが点いたままで。
しばらくはあの赤ランプが視界に入りながら走ってましたが、・・・・・・・いつの頃からか消えてる?
時と場所を変えて写真を撮りました。
走り出し最初は点いてたABS警告ランプが
気が付いたら消えて普通に戻ってました。
本当に「普通に戻った」のか判断するのは危険かもしれませんが、想像するにABS関連機器は大丈夫そう。
だとすると、次に怪しいのがバッテリーの供給電圧あたり。
前のK1300Sの時もあった「バッテリーをまめに補充電しないと、バッテリーが弱っていく」のがあったのかも?
ある程度(一定時間か走行距離)を走ってバッテリーが充電されるのが放電されるより多くならないと
ABS制御部が電圧(電力)不足をABSのエラーを誤認識して、あのランプを点灯させるのかな?
何となく新年一発目の走行で赤ランプが消えててうれしい半面、新たなモヤモヤが出てきてスッキリしません。
特に冬場は日向と日陰で路面温度が変わってることもあるんで、ABS・・・を含めたブレーキが信用できないと
気分よく走れない。ってコトで、冬場は大人しく走ります。
2023年5月追記
とっくに暖かくなった頃合いで、前々から思っていた対策方法であのエラーが消えるのか試すことにしました。
自分の予想(想像)では、あのエラー表示が出る原因はバッテリーの電圧不足で、バッテリーを交換すれば
問題解決するんじゃないか?と思い、自分で試せるバッテリー交換をすることにしました。
GW前半に、『前のバッテリー交換』の時と同じ商品を買ってみた。
たまたまデミオのネタで試走がてら行った土浦のライコランドの閉店セールで
40%オフで買えたのはありがたい。
店頭でバッテリーに電解液を入れてもらい、持って帰って会社の倉庫の隅っこで初期充電をしようとした時に、
バッテリーの表示を確認してみた。そしたらば、何か元々のバッテリーの方が怪しく思えてきた。
バッテリー上部にこんなシールが貼ってあるものの
側面にある別のシールでは・・・
そこには「本来・正式」な数字と思われる性能表示?がある。
12Vって電圧は共通で問題無くても
10時間率容量の表示が、10.5Ahと12Ahと違いがあるし
CCA(確かエンジン始動性能の指標指数?)も105と200と大差がついてる。
上の数字より、こっちの数字の方が信憑性がありそう。
単純に数字の比較だけだと、元々のバッテリーの方が性能低い(あるいは弱い)ように読み取れるんだけど?
日本とEUで表示内容の違いがあったとしても、そんなに違いは無いだろう?
さらにネット上でK1300Sの搭載バッテリーの容量を調べると、「12V14Ah」なんてのが出てきた。
そうすると、新しくかった方も容量が足りない?前にディーラー側から言われた品番だから間違い無いと思うのに。
12V14Ahって言うと、GPX750Rのバッテリー容量と同じになる。インジェクションにABSにその他モロモロの電気じかけの
バイクのバッテリー容量が30年以上前のバイクと同等って・・・・。そこまでギリギリにしなくても。
さらに調べると、今回買ったFTX14ーBSと同じサイズでFTZー14BSってのがあって、それだと12V14Ahの容量になる。
本当ならそれが適合品じゃないの?(ただしFTX14-BSよりちょっと重たい)
何となくだけど、あのABSエラーの原因って、このバッテリーである事がほぼ確定じゃないか。
そんなコトを思いつつ、GWの飛び石出勤で移動中にコンテナボックスに寄って、K1300Sに新しいバッテリーを取り付け。
GWが始まったらさっそく走ってみよう。
と思ったら、GW後半戦に入った途端に体調不良に襲われ、2日間をふいにしました。
続きは元気になってから。
2023年GW速報
バッテリー交換しても、あのエラー点灯は消えなかった!(写真無し)
エラー出たままじゃ車検通らないだろうから、やっぱり陸送してディーラーで『点検修理&車検』コースだなぁ。
2023年5月追記
ABSエラーの原因がバッテリーでは無いとすると、・・・・・・こっちで問題解決しそうにない。
あの赤いランプが点いたままで走り回るのは『問題無い(ABSが効かないだけ)』と分かっていても、
どっかでブレーキの液圧が抜けるんじゃないか?と不安になります。そんなコトは無いと100%確信出来ないし。
当初計画の『地元で車検を受けさせる』ってプランも、ABSエラーが出たままで車検を通すコトが出来るのか?
これも100%車検が通る・・・・なんて確証も無い。
仕方なく、ディーラーに連絡して陸送で修理に送ることにしました。ABSエラーの原因特定と修理には時間がかかるだろうから
そのまま車検(2023年9月が車検)も受けさせることにしました。
そのくらい時間があればABSの修理も出来るだろうし、ABS修理と車検の支払いが1回で済む。
梅雨入り&猛暑になる前に送ってしまえ。
という事で、自宅から最寄りの陸送拠点まで走って→車両を預けました。
ディーラーに連絡した時に、復活前の車両整備で『ブレーキ関連機器で手を付けていなかった部分』のABSポンプユニット
(ブレーキ液圧をコントロールするユニット)を交換したら幾らかかるのか聞いたら、部品代だけで25万くらいするそうです。
ナンダカンダで30万コースになるか?
・・・・・・・・・そりゃ、ここ(ABS)がトラブったら、普通はみんな他の車両に乗り換えるよなぁ。
でも、この車両にそのくらいの費用をかけてでも直して乗り続けたい。
いろんな意味で修理が終わるのが楽しみです。
2023年6月追記分を7月に追記
ディーラーにK1300Sが届いてから約一か月後、ディーラーよりABSのエラーの原因について連絡がありました。
エラーの原因となったのは、ABSを作動させるポンプユニットが壊れたことみたいです。つまりポンプユニット交換。
やっぱり、復活前整備で手を入れてなかったトコロか。
しかし、話を良く聞くと「ポンプユニットはオーバーホール出来る」そうで、新品に交換か今のをオーバーホールするかの
選択を迫られました。しばらく考えた後、出した答えは「オーバーホールします」
仮に新品に交換となると、時間がかかりそう(国内に在庫してれば良いけど、無ければドイツから時間をかけて輸送)で、
なるべく修理に時間をかけずに乗りたいと思うとオーバーホールの方が早く帰ってきそうだから。素人の予想だけど。
それに、オーバーホールの方が予算的にも割安でいけそうなので、(新品だと30万・オーバーホールで20万くらい)
9月に控えている車検費用まで予算を考えれば、オーバーホールで済ませたい。
そういった要望を伝えて、オーバーホール作業を依頼しました。
雨で乗れない梅雨の前に預けて良かった。毎週日曜が雨だったらK1300Sが動いても、乗れないぞ・・・・と思ってたら、
空梅雨なので、雨の降らない日の方が多いほど。
まあ、いいさ。帰って来る頃に雨が降らなければ。
2023年7月追記
3連休中にディーラーより「修理が終わりました」とメールが届きました。例のABSポンプユニットのオーバーホールが終わり、
車体への取り付けなおしも試走もこなして、問題無いのが確認できたそうで。
そのメールには、請求書のPDFファイルも添付されており、修理の総合計が、
このくらいになりました。
まぁまぁ、事前の推定金額どおりの数字に一安心。これくらいなら何とかなる。
ただ、車検の9月になる前にこっちに帰ってくるんで、この後に地元で車検を受けさせるのを忘れないようにしよう。
それまでに車検代も用意するのも忘れずに。
かつてのように、ディーラーに引き取りに行って証拠写真を撮るようなコトが出来ないのが残念です。
そうしたら、早めに銀行に行って修理代を振り込んで、陸送の手続きも済ませよう。
2023年7月追記
長い修理期間を終え、ようやくK1300Sが手元に帰ってきました。
いつもの如く『適当な理由』を付けて出かけて
陸送拠点の店から引き上げてきました。
メーターの中で目ざわりだった赤いランプは点くことなく走れてご満悦。
しかし、この炎天下だとバイクで走るのも大変です。
今回の出来事からは、『大丈夫そうだから、交換はしなくて良い』ではなく、『大丈夫そうだけど、交換しておこう』が
正しいメンテナンス方法だと学びました。今後は大げさだと思っても、用心して交換作業をお願いしよう。
この車両を購入してから2年近くの時間を使って、ようやく安心して走行出来る状態になったのかもしれない。