K1300Sの噂と実際 V

K1300Sに纏わる噂や欠点について、購入者の視点で見る実際の様子。
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K100RSでもやったオイル消費量調査をK1300Sでもやってみる
2012年の2月。季節的に『春のツーリング準備』と言うにはちょっと早い気もしましたが、前回オイル交換から4000km以上
走っていたこともあって、思いつきでディーラーにK1300Sを持ち込んでオイル交換をしてもらいました。
で、このときに「エンジンオイルにはGRPを混ぜて入れてもらって、ついでだからファイナル(デフ?)オイルもGRPを
混ぜて交換してもらおう」
と企んで、新品を一個用意しながら行ってきました。


     
エンジンオイルだけなら何とでもなりそうですが、
ファイナル(デフ?)オイルの方は作業が大変そうだったんで
「いつものように」やってもらいました。


このようにオイル交換も無事に終わり、春先からの出かけるシーズンで走行距離も伸びることを期待する意味も込めて
K1300Sでもオイル消費量調査をやってみたいと思うわけです。

過去にオイルが減っていたことに気がついたときから、『いつかはこのネタをやらねばなるまい』と密かに暖めておいた
このネタですが、まさかK1300Sでやるとは思わなかった。
だって、エンジンオイルが減るような水平方向にピストンが動くエンジンじゃないし。オイルに厳しい空冷エンジンじゃないし。
そんな雑誌記事も見当たらなかったし。
外車って4輪も2輪もエンジンオイルが減るモンなのか?

それはさておき。K100RSでやったようにオイル交換後のオイル量の変化を1000km走行を目安に
調べていきたいと思うんですが、K100RSのときよりも注意したいのが、K1300Sがドライサンプのエンジンだと言うこと。
エンジン下部にオイルが溜まるウェットサンプ式ではなく、別体のオイルタンクを持つK1300Sのようなドライサンプ式の
オイル量の測り方がちょっと特殊なのが気になります。
K1300Sの取り扱い説明書には「(前略)・・・・・エンジン冷間時や短時間走行した後にエンジンオイル点検を行うと
正確なレベルを測定できないため、間違ったオイル量でエンジンを作動する原因となります。・・・・(後略)」
とあるので、
しっかりと走行させた(しっかりとエンジンオイルが熱くなった)後でないと正確なオイル量が測れないみたいです。

と言うところを踏まえて、ディーラーから帰宅後に自宅前でセンタースタンドで立たせて放置したK1300Sのオイル量は・・・・・・


     
こんな感じ。ほぼ中間点くらいか。


ここから次回のオイル交換(個人的ルールでは4000km前後くらいには交換したい)までのオイル量の変化を
注意深く見守りたいと思います。
で、減っていたら、様子を見ながら給油するかもしれない。


ちなみに、今回オイル交換した目安となる4000kmを走るのに要した時間は、およそ1年。(前回は2011年3月に交換した)
多分、今後もさほど走行ペースは上がらないと予想されるので、いつも以上に気長にネタをお待ちください。




さて、あれからたっぷり1年の月日が経ちました。
2013年の2月最後の日曜。巷では東京マラソンに沸いているようですが、こっちはそれどころではない。

予想通りに1年かけて個人的オイル交換ルールの4000kmを走破したんで、喜び勇んでオイル交換しに行ってきた。


     
ディーラーに着く前にコンビニ駐車場にて。
この撮影のために平らなところに停めたんですが、それでも若干水平度が怪しい?
4000km走って、この程度減っていたらしい。
やはり、オイルを消費しながら走っていたか?


撮影後、「もうちょっと水平な場所にすれば良かったな」と軽い後悔の念にかられましたが、致し方ない。
21世紀のBMWバイクもオイルを減らしながら走っていた・・・・・・・・、特別驚くようなこととは思えない。古いKバイクと同じだし。
それでも、オイル容量の下限ギリギリだから(4000km走行後で)、まあいいか。

とりあえず、このネタはもう一回やろう。
次回予告。また来年の春までに3000〜4000km走ったところで検査します。
今回は1000kmごとのオイルチェックはしなかった(すっかり忘れてた)けど、忘れてなければそれもやりたいと思います。


     
ディーラーからの帰り道、さっきとは別のコンビニ駐車場にて。それもしっかり平らな場所です。
オイルチューブ内の新品オイルがきれいです。案の定、オイルは中間レベルまで入れてあります。
で、今回も例の添加剤を入れてます。


話は変わりますが、今回のオイル交換のついでに、ブレーキパットもチェックしてもらい、フロント側だけ交換しました。
上の写真の通り、今までに約17000km走っていますが、その間にブレーキパットを交換したことが無いんです。
ブレーキキャリパーの隙間から覗いてみると、かなり磨り減っているように見えたんで、これからのシーズンに向けての準備も兼ねて
チェックしてもらったところ、フロント側で一番減っていたヤツで残り約2mm。リア側で約3.5mmだったそうです。
リア側はともかく、フロント側は交換しても良さそうな減り方だったんで、潔く交換しました。



で、交換後のパットを撮影。
この時に初めて知ったのですが、
@フロント側ブレーキパットとリア側ではパットの材質が違うので、フロント側は持ちが良くてリア側は持ちが悪い。
A前後連動ブレーキでも、常に均等にブレーキを使っているわけではないので、減り方もマチマチになる。
(そして、フロントだけ使っている時もあるらしい)


純正のブレーキパットの耐久力(その気になれば、2万kmは走れそう)には驚きましたが、前後連動ブレーキのウラ話にも驚きました。
そんなことがあるとはねぇ。
今度からはしっかりとブレーキペダルを使って走ってみよう。少々使いづらいペダルだけれども、何とかしよう。


     
その純正ブレーキパットの価格ですが、1セット9500円。
その価格だと、やっぱり2万kmくらいは使いこみたい。


で、オイルとブレーキパットを交換したんですけれど、


     
近いうちに今度はタイヤも交換しないとなぁ。
また散財か。




2013年8月
2月にオイル交換してから約5ヶ月、1000kmでのオイル消費ネタをすっかり忘れ、次こそはと意気込んだ約2000km走行後。
そのタイミングがやってきたんで、調べてみた。


     
こんな感じ。


で、上の写真と見比べてみると・・・・・・増えてる?K100RSのようにオイルは補給していないし、何で増えてる?
もしかして、測り方を間違えた?一応センタースタンドで立たせてるんだけど?

オイルタンク式のオイルゲージって、同一条件でオイルレベルを測るのは難しいのだろうか?
また来週出番を作って、再チェックをしてみるか。


2014年2月追記
すっかりこのネタのことを忘れていました。が、一応このネタの区切りをつけるべく、懲りもせずオイル量を調べてみました。

ちょうど去年の東京マラソンの時にオイル交換をして、その1年後の東京マラソンの時にオイル交換をやるとは思わなかった。
数回目のリコール対応でディーラーに持って行く用事があったんで、そのついでにオイル交換もしてもらいました。
去年からの走行距離が約3500km。全くもって走っておりません。

で、ディーラーに持ち込む前にコンビニ駐車場(出来る限り水平な場所)でオイル量を調べたら、


     
ほぼ、基準値の真ん中だね。


・・・・・・・・?オイルが減ってない?
いや、待て。よく思い起こせば、前回(オイル交換直後)オイル量をチェックした後にGRPを入れてるから、その分は増えてるはず。
ってことは、オイルはMAX付近まであってもおかしくない。でも、オイル量は中間部だから、・・・・・・・減ってる。
3500km走って、GRPのあの容器1本分(200cc)減ったことになるのだろうか。
まあ、K100RSから比べると、微々たるものですが。200ccだと測定誤差の範疇になるのかもしれないし、気にするほどでないか。

で、個人的結論。
K1300Sもオイルを減らしながら走ってる可能性がある。しかし、オイル交換前にオイル補給をする必要は無さそうだ。
これからK100RSのようにオイルの消費を気にしながら走るのは止めよう。



しかし、オイル交換後にはこれを入れ続けよう。
今回は予算の都合で小ビン(120cc)です。




常時点灯式バイクのライトバルブの寿命って?(K1300S編)
2013年4月のGWの早朝ツーリング時のことです。
とある信号待ちでメーターに目をやると、見慣れぬ表示がありました。



左上の方に「フロントのライトがおかしい」と表示が出てます。


で、その信号待ちのときにライトの前に手をかざしてみたら、ライトが点いてなかった。
いつ切れた?・・・・・思い起こせば、寒かったのでコンビニで缶コーヒーを飲んだりしたから、その再始動時か?
(K1300Sって、エンジンが始動しないとライトが点灯しない構造だった気がするので、その始動時=点灯時に切れたのか?)
まあ、何にしてもこのまま表示が出たままじゃマズいから、ここで早朝ツーリングを切り上げて帰宅。
取り扱い説明書でライトバルブの規格&取り外し方を確認して、ライコランドの開店した頃を見計らい新品バルブを買ってきました。



で、その交換後。
ライト後方の余裕があったんで、簡単に交換出来ました。
ちなみに規格はH7。グレードは一番安いヤツ。


と、まあこんなコトがあったんです。
手に入れてから約3年半ほどの使用でご臨終か・・・・。常時点灯式の宿命か、あっさりバルブの寿命が来たような気がします。
GPXとK100RSは昔のバイクでライトスイッチがあるから、必要な時に点灯出来るので、交換が必要になるまでの期間が
長かったと思います。それがH4バルブでもHIDでも。

しかし、K1300Sに限らず近年の常時点灯式のバイクは、走る度に点灯を繰り返すだろうから、その分バルブに負担がかかるのか?
こういった電球の類は、過剰にON・OFFを繰り返さない方が長持ちすると思うんですがね。

という事が分かると、K1300Sのライトにあまり資金投下をしてもしょうがないのか?って気がします。
自分の使い方では、K1300Sはほとんど昼間の走行しかしないし、ライトの光量が必要なのはトンネルの中くらい。
それに、このハイパワーバイクを夜に走らせても面白くなさそうだし。
そういった使い方をするバイクに、『ライトを明るくする(HIDにする)』のは必要ないと判断してます。(その分、他に資金を回そう)
なので、今回交換したライトバルブは特別明るいヤツではなくて、売ってた中で一番安いヤツにしました。
どうせまた切れるのだから。

ウワサでは、K1300Sのライトはプラ製らしいので、あまり高効率バルブとかの発熱量の多いバルブを取り付けると
ライト部分が変質や溶けることもあるらしい。
そういったトコロを含めて、この部分に必要以上に手をかけるのはヤメにしました。




21世紀のBMWバイクのゴム部品の耐久性について
2013年の秋、1年ごとの定期点検を受けさせました。普通のネタならば、単独でページを持たせて、話を広げますが、
そこまでやるほどのネタでは無いなと判断し・・・・・・・とりたてて点検自体は異常は無かったから・・・・・・その中の一部分のみを
抽出してみます。

その定期点検の内容で、定期交換部品として『燃料ホースの交換』をしました。確か、4年ごとに交換しろって本国から指示があるって。
まあ、そうならば仕方ない。交換しましょ。
で、その交換作業の際に、スロットルボディーとエンジン本体を繋いでいるインシュレーター〈ゴムのパイプみたいなヤツ)の
交換もしましょうと提案されました。何か、細かいヒビが入ってるって。
まあ、そうならば仕方ない、交換しましょ。

燃料ホースといい、インシュレーターといい、もうちょっと耐久力を持たせられないのか?


     
今回の定期点検で交換した部品一覧。
で、件のインシュレーターをイジると細かなヒビが見られます。
幸いにして、中まで到達はしていませんでしたが、燃料ホース交換のためにタンクを外したので
その作業と同時にやってしまいました。


燃料ホースの交換理由で、「日本の高温多湿の気候を考慮して、4年という交換サイクルを決めている」と説明を受けた気がします。
が、その他にも交換が必要なゴム部品が存在するなんて、ガッカリです。
燃料ポンプの圧力がかかっているホースはまだしも、こっちの部品なんてまた楽をしているほうだろう?
(エンジン熱と振動がスゴいかもしれないけれども)
同様のレイアウトの日本車の同じような部品類も、ちゃんと定期点検を受けさせると、こんな部品類を交換するのだろうか?

過去にK100RSも同様の部品を交換した事例はありましたが(確か、トラブルの元凶になったときもあったっけ)、
そのときは古いバイクだからと諦めに似た納得をしていました。
しかし、それから随分と新しくなったバイクなのだから、ある程度日本の気候風土を考慮した部品選定をしてもらいたいものです。


※ この時にネット上で噂になっていた『カムチェーンガイド』も取り付けてもらいました。上に見える赤いガスケットが
   カムチェーン部分に使われてたガスケットです。
   この辺の話題については、他所のサイトでの情報がより有益と思われるので、ここでは取り付け完了報告までにします。