K1300Sの噂と実際 W

K1300Sに纏わる噂や欠点について、購入者の視点で見る実際の様子。
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熱し易く、冷めにくいK1300Sの冷却事情(2015夏)
かつて無いほどに強烈な猛暑に襲われた2015年の千葉の田舎。暑さにやられないように、主に早朝ツーリングに活躍する
K1300Sですが、その早朝ツーリングで、すでに暑さにやられてます。

前にも書いたことですが、ラジエターの位置が悪くて、熱の抜けが悪く、その対策でアンダーカウルに穴を開け、オマケで
空力付加物まで取り付けたはずのK1300Sでも、早朝ツーリング中の流れが悪い車列に捕まると、下からフィーーーンって
音が聞こえます。


やっぱり、あのラジエターの位置って、冷却には不向きな位置なんでしょうね。


     
夏場に暑い(熱い)ことで定評のあるK100RSと見比べる。
タイヤやらデュオレバーやらで殆んど隠れてるK1300Sのラジエターに比べて
見慣れた位置にあるK100RSのラジエターはやっぱり良い位置にあると思う。


     
ちょっと横から観察。
やっぱり、K1300Sのラジエターはタイヤが邪魔してるような位置だよなぁ。


で、K100RSとの走行比較してみると、K100RSよりも、K1300Sの方がラジエターファンの回る頻度が高い。
ちょっとした渋滞路だと、もうダメ。すぐにファンが回りだして、心配になります。
また、渋滞じゃなくても、流れが悪かったりするだけでも、冷えにくいのか、信号待ちでファンが回るほど、冷却効果が低そうです。

そういえば、今年のGWツーリングでも、渋滞に捕まったり、流れが悪いところだと、結構頻繁にラジエターファンが回ってた。
今の時期よりも涼しい気候のさなかのコトですから、よほど『問題あり』な出来事だと思いました。


そういうことを考えると、K1300Sを快適に活躍させる場面ってのは、非常に狭い範囲に限られるのではないでしょうか?
温度的にも、走行ペース的にも。楽しめる場面が非常にピンポイントなバイクなのかもしれません。
だから、比較的短距離・短時間の場面の方が、K1300Sの『楽しい時間』を楽しめて、長距離・長期間の場面だと
ちょっと辛い面も体験しやすいのかな?


そして、結論。
K1300Sはハイスピードでのツーリングに向いていて、そういった使い方をすることを推奨します。