現在のK1300Sの仕様
これまでに改良(改造)した場所と内容についてのインプレ
アンダーカウルに穴あけ
K1300Sの納車早々に行った改造第一弾。
横置きエンジンKシリーズのラジエターってカウル下方に設置してあり、ラジエターを通過した熱気がアンダーカウル下面の
切りかきから下方に抜けるようにしてあるそうです。
しかし、そこにはエンジンからの排気管が並び、隙間はさほど広くなく、そんなに効果的な処理では無さそう。
またK1200SからK1300Sになったときにカウル側面に新しいデザインとして熱気抜き用の穴が増えたんで、
やっぱりカウル下面からのみで熱気を抜くのはちょっと厳しいか?
そのK1300Sですら、ディーラーからの帰り道の信号待ちの渋滞で「フィーン」とラジエターファンの回る音が聞こえ、
素人判断で「K100RS同様に熱気の抜けが悪い?」と思う場面に遭遇しました。
ならば、少しでもその熱気が抜け易くなるようにと、アンダーカウル側面の三角形に見える場所を
大胆にカットしてみました。
まあ、見た目には抜け易くなったのではないかと思う仕上がりになりましたが、その後に遭遇した信号待ちの渋滞で
「フィーン」とラジエターファンの回る音が・・・・・・・。そんなに改善しなかったか?
調べてみると、近年のバイクのエンジン冷却は「車体重量の軽減のために冷却水は少なめにして、ラジエターファンを
積極的に回して熱交換を行う」ような考え方をしてるようなので、頻繁にファンが回るのは普通のことらしい・・・・・です。
でも、そういったことを抜きにしても、これで少しでも多くの熱気が抜けるのではないかと信じています。
外したアンダーカウルを上から撮影。
切りかきから排熱をするといわれても、そこには4本の排気管があるから
スムーズには抜けないと思うし、停まってるときは尚更抜けなさそう。
→
電動ドリル&プラ用のこぎり&金やすりを駆使して穴を開口。
これでも多少の効果はあるでしょう。
お決まりのステッカーチューン
バイクを買ったらやらずにはいられないステッカーチューン。今回も当然やりました。
で、今回はいつもよりグレードアップした(悪のりした)ことを実行してみました。簡単に言えば「コスプレ」。
イエーガーマイスターという名前を知ってますか?ドイツのリキュールメーカーの名前です。
そのメーカーをスポンサーにしてポルシェやアルファロメオ、またBMW(4輪)がレースをやってました。
分かりやすくて有名なのが、タミヤのプラモデルやラジコンの「ポルシェ934・イエーガーマイスター仕様」ってヤツ。
オレンジカラーの車体に鹿のロゴマークがある綺麗なデザインが特徴的なスポンサーカラーです。
自分がK1300Sの購入を決める際に注文したのが、「ハイライン」ってことと「オレンジカラー」ってことの2点でした。
ネットでK1300Sのことを検索してみると、黒のツートンカラーか白のカラーリングのが多くてこのオレンジカラーって
あまり引っかかりませんでした。同じく欧州のKTMのオレンジとダブるから、敬遠されてるのか?
それなら、あえてオレンジのK1300Sにしてみようと選んだんですが、ある時にK1300Sのオレンジカラーに
イエーガーマイスターのスポンサーロゴがついてるのを想像してみたら・・・・・・・けっこうカッコ良いじゃない!
で、早速ネットで元となる使えそうなロゴマークを手に入れて、それをステッカー屋に持ち込み拡大印刷。
作ってもらうステッカーの寸法を目測で測っただけで、実車に合うかどうかなんて後回しで作ってもらいました。
と同時に、欧州部品メーカー・・・・ボッシュとかブレンボとかの・・・・・ステッカーもネットで探しだして注文しておき、
K1300Sの納車よりもかなり先行して必要となりそうなスポンサーステッカーを準備しておきました。
そして上記の穴あけ作業と同時にステッカーも貼ってしまいました。
これで「ポルシェ934・イエーガーマイスター仕様」っぽいK1300Sの出来上がり。
本当の「イエーガーマイスター」カラーはもっとソリッドなオレンジカラーで、K1300Sみたいなメタリックでは無いのですが、
まあこのくらいの違いは許容範囲内なので、問題無し。
いろいろと調べて
実際にK1300Sに使ってるメーカー・使ってそうなメーカーを取り揃えて貼っています。
この辺は自己満足優先での作業です。
この作業をやってみてわかったこと。
カウルの黒い部分にはステッカーは付かないので(安い車のバンパーみたいにざらついた仕上がりの材質で貼れない)、
思ったほどステッカーを貼る面積は広くなかった。
車体に『ニーパット』
今のK1300Sで一番気になるのが、乗ってると膝の内側がフレームの一部と妙に当たることです。
日本標準仕様のローシートが必要以上に前傾してるせいか、乗ってると体がどんどん前に移動してしまい、
体が落ち着く位置までずれると膝とフレームが当たる。
それも膝の肉つきの一番薄いところなので、ガツガツと当たってとっても痛い。それが結構気になるんです。
で、それをいくらか改善するのに物置から「何に使うか忘れてしまった」汎用タンクパットを取り出して
適当な大きさにカット。
それを膝の当たる部分のフレーム部に貼り付けて、一丁上がり。
膝が当たるのが無くなったわけでは無いからその違和感は残ってますが、膝の痛みみたいなのは
かなり軽減されて乗るのが楽になりました。
乗るとちょうどこの辺りに膝が当たるので
ここにパットを貼ってます。
もしかしたら、ハイシートなら当たらない可能性(シートの前傾が少なくなるなら、体も移動しなくて済む)があるので、
今は『仮』扱いですが、ハイシートにするまでは必需品になりそうです。
※ ハイシートに交換してからも、このパットはそのままにしてあります。
だって、やっぱり膝が当たるんですもの。
極太荷掛けループ
BMWのスポーツ系バイク?と言う位置づけなのか、あまりにお粗末なK1300Sの積載装備。
K100RS時代にはパニアケースをつけるステーを日本標準装備で用意してたほどなのに、このK1300Sでは
専用スポーツケース取り付けステーもオプション扱いで、「必要な人だけ付けてください」ってな感じ。
どのみちK1300Sで荷物を積む機会はそう無いだろうけど、最低限ネットとかを固定できるようにはしたい。
と言う訳で、ライコランドでループ状の荷掛けロープを購入して、シート下のフレーム部分に結わえて・・・・・・完成。
指で持ってるのが今回取り付けたヤツで、シートのところに小さくみえるのが
K1300Sに標準装備のヤツ。
標準のは本当に小さい。
この極太ループでも位置が悪いのでネットが使いづらく、
やっぱりライコランドで買ったシートバックを固定するのに使ってます。
一時期タンデム用のステップ部分にループを付けたときもありましたが、止めました。
そっちだったらネットも使えたけど、そうするとせっかく貼ったステッカーが隠れてしまうのでこの方式にしました。
『虫除け』オイルクーラーガード
K1200/K1300系のオイルクーラーなんですが、ラジエターのように金属ネットとかが無くて剥き出しのままで装着されてます。
それもヘッドライト真下という風速の高そうな場所にあるので、熱交換効率はそりゃ良さそうです。
が、しかし。そんな場所だといろんな異物が飛んできそうで・・・・・・特に虫とか・・・・・・ちょっと心配。
小さい虫ならオイルクーラーコアの間に挟まる程度で済みそうですけど、自宅周辺(千葉の田舎)だと蜂とかテントウムシとか
カナブンとかカブトムシとか多種多様の虫がオイルクーラーに向かって飛んできて、ただでは済まなそう。
そこで、オイルクーラーガードを取り付けたいと思ってインターネットで探して見ても、どこにも無い。
こういったことを考える人とか悩んで困ってる人とかいないのかしら?
仕方ないので、身近なものを使ってオイルクーラーガードを自作してみました。
→
金属廃材やホームセンターで売ってる金物などを組み合わせて作ってみました。
材質はステンレスですが、わざわざ非鉄金属用プライマー(?)まで塗って
ツヤ消しブラックに仕上げてあります。
取り付けた状態。
ぴったりの寸法でもないし、ちょっと網の目も粗いけど
大きな異物がオイルクーラーに当たるのは避けられそう。
もし、もっと良い材料(網の目がもうちょっと細かくて、面積の大きな網)が見つかれば、もう一回作り直したいなぁ〜。
・・・・・・と思って、作り直しました。
今度はライコランドで買ってきたドレスアップ用のアルミメッシュシートを使い、もっと開口部を広くカバーするように
デザインも考えてやってみました。
前回よりも網目を細かくし、表面積を稼ぐのに
もうちょっと傾斜を強めにしてみました。
アンダーカウルに開けた穴の空力付加物
一番上に載せたアンダーカウルに開けた穴なんですが、・・・・・あの状態でもそれなりの効果はあるはず。
しかし、この夏の暑さでK100RSよりもラジエターファンが回ってるような気がします。
早朝ツーリングをするようなの涼しい時間帯でも、ちょっと流れの遅い車列につかまると水温が上がり気味になって
「フィーン」とラジエターファンの回る音が聞こえます。
普通ラジエターが置いてある場所(=一番冷えそうな場所)にはフロントサスが鎮座してるせいで、
ラジエターは車体の一番下側にあるから、地表付近の熱い熱気のせいで冷えづらいんだろうなぁ〜。
そこで、4輪のGTカーの空力パーツをマネして、あの穴から少しでも熱気を吸いだすようなウイングをつけてみました。
4輪用の「汎用ラバースポイラー」を探し出して
両面テープでガッチリ固定。
試しに「結構な」速度でも剥がれなかったんで、方法は間違ってないようです。
ちょっと見た目が「要検討」な形になってますが、この形でもそれなりの効果は確認出来ました。
試走中の渋滞or信号待ちとかで水温が上がってファンが回り始めても、そこから走り始めるといつもより短い距離(時間)で
水温が下がってる・・・・・・気がします。
しかし、渋滞中とか流れが遅いときにはこのパーツも意味が無くなるので、走るときにはルートを選ぶようにしよ。
今更、タンクパット!?
今までに、「膝」・「足の裏」・「尻」に重点を置いて操作感や快適性の向上をさせてきましたが、今回さらに手を付けたのが「太股」。
『ここを改良したら、もうちょっと良くなるんじゃない?』って思いながら、久しく無視してた部分でもあります。
シートをイジったせいかもしれませんが、車体と太股の部分にかなりの隙間が出来ていて、車体との一体感がイマイチ。
K100RSやGPXではそれほど問題とは思ってない(両車とも多少の隙間はあるものの、密着出来ないほどのコトは無い)けど、
K1300Sではシートからニーパット部までスカスカもいいところ。
乗って5年以上経ってから、ようやくそれをどうにかしようと思い立ち、実行に移しました。
ライコランドで適当な厚み(15mm)のタンクパットを買ってきて
適当な大きさで適当な部分に貼り付けて→試走し確認。
そして、気に入らなければ「2個目」を製作して、また試走へ。
で、これで試乗して「位置はまずまずでも、もっと広範囲が良さそうというのが分かったんで
1回目と2回目のを合作させてみた。
操作感や一体感のようなのは過去最高に具合が良い。
範囲はこのくらいでOKだけど、貼り付けるラインはもうちょっと下側に移動させてみた方が良さそうだ・・・・・というところでタイムアップ。
そして、次に時間が出来たときに残った材料で一気に作り上げてみた。
3回目のタンクパット。
一応、合格点を付けられる使い心地だと思う仕上げになりました。
太股部分でホールド出来るようになっただけで、随分操作感が変わった感じになって、持ち主はご満悦です。
2016年4月追記
3回目のタンクパットがだんだんと剥がれてきたので、2016年シーズンに向けて新しくパットを作り直してみた。
作るなら、目一杯大きく作った。
しかし、ちょっと目立ち過ぎの感があるな。
太股に当たる部分の感触は「3回目」のと殆んど変わらず、しっかり感がちょっと増えたかな?ってトコロ。
後は、これが剥がれない事を祈るばかりです。
2016年10月追記
カバーする面積に対して、両面テープの保持力が弱かったのか
剥がれてきたので面積を減らし貼り直した。
ヘルメットホルダーくらい取り付けておいてよ、BMWさん
走りに行って目的地に着いたら、必ずヘルメットは脱ぎますよね?そして、それをドコに置きますか?
GPXではバックミラーに引っ掛けて、K100RSなら脇のヘルメットホルダーにワイヤーで括りつけることにしてます。
が、K1300Sでは今までいろいろ不安のある状態で使ってまして、今回それを解決してみようと。
K1300Sのバックミラーは、GPXのよりも華奢な感じに見えて、そこの相応の重量物のヘルメットを引っ掛けるのは気が引けます。
しかし、K100RSのように車体側へ取り付けられるヘルメットホルダーが用意されていないので、
やっぱりバックミラーかシートの上に置かざろう得なかった。短時間ならそれでもいいし。
でも、どちらも保管するにはイマイチ感が拭えないんで、
BabyFaceのK1300R用ヘルメットホルダーを取り付けてみた。
本来はK1300R用に設定されてた商品を、過去のネタ同様に流用加工して、K1300Sに取り付けました。
一筋縄ではいかなかった加工でしたが、思いのほか上手い場所に取り付けられて、違和感の少ない仕上がりになりました。
そして、K100RSと同じ固定方法になるようにワイヤーを取り回して、より使いやすさを向上させました。
で、2015年GWのツーリングなどで使ってみた。
うん、これなら安心だ。