発言集        


 自叙伝「深愛」から

   ■情けない皆勤賞だった
    堀越高校在学中一日も休まず通学、でもなかなか決まらない演歌歌手としてのデビュー〜芸能コースに入ったのに・・・
    奈々さんのくやしさがよくわかります
    「東京ーーこの街のど真ん中にいたけれど、この街だけが与えてくれる希望や成功は、私の手のなかにはなかった。
    それはまだ、はるか遠い場所にあるような気がした 」 深愛P14から 

   ■人生に無駄な経験なんてきっとひとつもない
   小さいころからお小遣いは無く、おひねりが自由に使えるのでそれをやりくりしていた、だから高校生活やその後の極貧生活も乗り切れた
   セクハラなどの困難からの経験も人生の糧となっている 深愛P30

   ■両親の躾はきびしいほうだった
   誕生日会やクリスマス会も原則禁止、歌のレッスンで友達とも遊べなかった 門限に遅れると物置に閉じ込められたりげんこつがとんだ 深愛P33

   ■不器用で損するタイプ
   頼られることが大好きだった 深愛P33
    奈々さんの歌手デビューからの歩みをみていると本当にこつこつと自分の音楽・ステージを積み上げてきたことがわかります
    声優さんとしても、もっと才能に恵まれている人はたくさんいますが奈々さんは努力でキャラを作ってきたタイプです

   ■子供のころにいじめられた経験がある
   小学4年のときに自分がいじめの対象になっていることに気づいた
    アイドル全盛の時代に好きなテレビ番組がNHKのど自慢などであり変わり者扱いされ孤立していった
    中学の卒業が近づいたときに求められてサインをしたら「もうタレントきどり」と言われ、その後サインをするときにトラウマを感じた
    いじめの原因を探っていけば演歌を歌っていることに行きつく、両親にはそのことで胸を痛めて欲しくなかった〜奈々さんらしい思いやりです
 深愛P46

   ■親友と呼べる人が一人でもいたらその人生はとてもラッキーだと私は思う
   中学までの生活と違って、堀越の芸能コースではフォローしあいながら助け合える仲間ができた、中でも1年の3学期に転校してきた
    SAYURI(作詞家の片山さゆりさん)は人生で最初の親友となった

   ■混じりけのない想いは必ず人に伝わる
    何かひとつのことに向き合っていくとき純粋さにかなうものはないと今でもそう思う 深愛P118
    のちに2000年のバースデー記念のライブを視たキングの三嶋Pは「本当に歌が好きなんだという思いを感じて鳥肌がたった」と印象を語っている
    これが三嶋Pが彼女をスカウトした理由なんだと思います
    私たちファンとしてもライブの奈々さんからは本当に歌が大好きでみんなに届けたいという熱い想いを感じます

   ■これは特別な曲です
    2009年のバースディにリリースした「深愛」、これはアニメ「ホワイトアルバム」のOP曲ですが、自叙伝で初めて語られた真意は
    2008年に他界されたお父さんを想い、亡くなった7日後に書きあげた父への特別な思いが込められている 深愛P172
    奈々さんは「大切な人との絆を描いた本当にスペシャルな1曲」と言っている この曲はNHKのMJに初めて出演したときに歌い
    そしてその年の第60回紅白歌合戦に初出場し歌った本当に特別な曲となった
 

   ■私にできるのは心をこめて一生懸命に歌うことだけ
    ライブの幕が上がってたくさんの笑顔を目の当たりにしたとき、喜びと安どと、そして感謝の想いがわきあがった
    (2005年の武道館ファーストコンサートで
武道館ライブはみんなが実現させてくれたのだ(奈々さんの人柄がよく出ている)

    ■私は信じていた夢を信じ続けるべく父に育てられてきた
    声優としてデビューした当時から目標は「紅白出場」と「新宿コマ劇場座長公演」だった、あり得ないといわれたことも一度ならずあったが
    2008年コマ、2009年には家族の夢だった紅白も実現させた
 時として水樹奈々は声優を踏み台に歌手になりたいと思っていると誤解されるが
    彼女はアニメの世界が大好きで歌の世界とのどちらが欠けても成り立たないと言っている
 深愛P219

    ■東京ドーム 小学生からのあこがれの場所
    1988年東京ドームで行われた「美空ひばりの不死鳥コンサート」を想い「この夢がかなうなら応援してくれるみんなとともに東京ドームが

    グラグラ揺れるほど盛り上がれたらどんなに楽しいだろう」一ファンとして頼もしい限りです、そうなったら絶対駆け付けたい奈々ならやれる

    ■いつか自分のために書き下ろされた演歌を歌いたい
    「演歌歌手になることとはちょっと違う、水樹奈々のまま演歌を歌いたいのだ、父のために」〜奈々さんがこれからめざすスタイルでしょう