B−1グランプリ
                                     新美 高広

 

昨年の11月に豊川稲荷で有名な愛知県豊川市にて「ご当地グルメで町おこしの祭典!B−1グランプリ」(正式名称)が開催されました。全国各地のB級グルメが一堂に会するとあって、当日は雨にも関わらず、2日間で58万1千人の来場者があったそうです。

さて、このB級グルメですが、どういうものをさすのでしょうか?一流のサービスや高級の食材・料理ではなく、安くて庶民的なおいしい料理、ラーメンやお好み焼き、うどんに焼きそば、カレーライス、ハンバーガーなど、普段から私達が慣れ親しんだ料理などです。

B−1グランプリは8年前の2006年に青森県八戸市から始まり、いまや誰もが知る

「富士宮焼きそば」や「八戸せんべい汁」、「浜松餃子」等のスターを生み出し、地域活性化につながっています。まさに、ご当地グルメによる町おこしの祭典なのです。

食べ物だけではなく地元に根ざした伝統行事などで地域活性化を行っている市・町・村

もあります。我々の住んでいる東海市からも全国的に有名になるようなご当地グルメが誕生し、全国に知れ渡り地域活性化につながるといいですね。

カニメール第140号より 
 

ロビ

蟹江 直人

 

デアゴスティーニ社の「週刊ロビ」をご存知でしょうか?

毎週少しずつ販売されるパーツを組み合わせて、人型ロボットを約1年半かけて完成させていくのです。

今僕はその作成に夢中になっており、完成する日を心待ちにしています。作成と言ってもそんなに難しいことではなく、小学生高学年以上であれば作れるのではという印象です。

作成しようと思ったきっかけはいくつかあるのですが、なんと言っても「ロボットと会話が楽しめるという」点です。動くロボットや人型で歩くロボットというのは、テレビや雑誌でよく見かけるのですが、人と「会話」をすることができるロボットをこの手で作ることが出来るということに、ものすごく心を惹かれました。現時点で会話はできませんが、一体どのように話が出来るのか考えるだけで今からワクワクしています。

 もう一つロビを作ろうと思ったきっかけがあります。それは僕が普段の授業で受け持っている集団授業の生徒たち(中学1年生〜3年生)に「購入しようか、迷っている」と話したときに、子供たちがとても興味・関心を持って話を聞いてくれたことです。これだけ興味を持ってくれるのなら作成過程・完成した姿を見せてあげたい、一人でも二人でも「ロボット」や「電気」、「物が出来上がっていく工程」に少しでも興味を持ってくれたら嬉しいなぁと感じたことが大きかったです。

70巻で現在16巻分まで出来上がりました。まだまだ先は長いですがコツコツと完成する日まで続けていきます。ある程度出来たら「ロビ君」を塾にも連れて来ますね。


H26年6月末時点のロビ君

 カニメール第139号より
 Every man is the architect of his own fortune.

                                                  林 孝江


4月になり、ようやく春らしくなってきましたね。新しい学年・クラスになり「今年は頑張るぞ!」と目標をもって新学期を迎えた人も多くいると思います。私も毎年、新しい年を迎えるときに必ず一年の目標をたてます。そんな時、“これは私にはむりだな”とか“ちょっと大きすぎるかな”などと考えて、なかなか“大きな目標”をたてることができずに困ってしまいます。みなさんもそんな経験はありませんか。そんなときにはいつもこの言葉を思い出し、自分を奮いたたせます。

Every man is the architect of his own fortune.

(誰もが自分の運命の建設者)」

という英語のことわざです。このことわざは自分の運命を決めていくのは他人ではなく自分自身であり、今日の努力や選択が明日、そして将来の自分の形を作っていくという意味です。自分の将来の夢や目の前の目標を達成するためには毎日少しずつの努力が大切だと思います。「嫌だな」「やりたくないな」と思うこともあると思いますがそんな時はこの言葉を思い出し、一日一日を大切に大きな目標をもって今年も一緒に頑張りましょうね(*^^)v

 カニメール第138号より

                はじめまして 

                                                     蟹江 沙保

    

5月より荒尾本校で勤務しています蟹江沙保です。主に小学生の個別を教えています。
今回はこの場をお借りして、自己紹介をしたいと思います。
 私は3月まで岐阜県で幼稚園・保育園の先生をしていました。3歳児と4歳児を担任していました。まだ小さい子どもたちと毎日、外で遊んだり、生活習慣が身につくように指導したりする生活はとても楽しい日々でした。塾に入社し、かかわる子どもたちの年齢が上がり、はじめは戸惑いがありましたが、会話が成り立つ子どもたちとの話は楽しいなと感じています。特に、ディズニーが大好きなのでキャラクターの話やディズニーランド、シーの話で盛り上がっています。

 また、私は小学校5年生からソフトテニスを始め、中学では地区大会優勝、県大会ベスト8、高校では東海大会出場を2回経験しています。なかなか中学生の人たちとのかかわりがありませんが、テニスのことでしたら、試合の組み立てなどの相談にのれると思いますので、これからどんどん親しくなっていけたらいいな…と思っています。“保育に興味があるよ”と思っている人からの質問や相談も大歓迎です!!気軽に「さほ先生」と呼んでください♪

 
カニメール第137号より 
                       杉原千畝
                                                          本多春彦


  杉原千敏(すぎはらちうね)というじんぶつを知っていますか?
中学3年生の皆さんは歴史の教科書で習ってたので知っていますね。戦前の日本の外交官で、リトアニアの領事館を去るときにユダヤ人にビザを発行して彼らを救った人物です。
調べてみたら岐阜県八百津町の出身で記念があるといいうので行ってきました。記念館には杉原さんの肉声が聞けるコーナーがあり、新聞社のインタビューに答えて「困っている人々をだれかが救わなきゃいかんだろう」とおっしゃっているのを聞いて目頭が熱くなりました。当時のヨーロッパではヒトラーのナチスドイツによるユダヤ民族への迫害から逃れるために、シベリア鉄道でユーラシア大陸を横断し、日本経由でアメリカなどへ逃げようとしたユダヤ人たちがいました。彼らは日本入国のビザを求めてリトアニアのカウナスにあった日本領事館へと押し寄せてきたのでした。杉原さん外務省の意向に背いてビザを発行したために戦後、外務省を解雇されてしまうのですが、「人道上、どうしても彼らを見捨てることは出来なかった。」とおっしゃっています。ビザの発行と言っても簡単なことではありません。まず本省の移行に背くということは自分の将来や家族の生命を犠牲にする可能性がありました。また当時のヨーロッパではドイツの国策にも反する行為なので自分と家族の生命の危険もあったようです。このような状況で「人間として正しい事をする」のは勇気のいることだったと思います。

人に生き方は様々ですが、歴史は私たちに何かを語りかけています。
カニメール第136号より 
             オリンピックの歴史

                                         新美 高広

 

 ギリシャのアテネ、フランスのパリ、アメリカのセントルイス、第1回から第3回までの夏季オリンピック開催地です。第1回大会が開かれたのが1896年、日本が日清戦争後、下関条約を結んだ翌年です。第一次世界大戦で1916年のベルリン大会は中止となり。1940年に始まった第二次世界大戦により、オリンピックは2大会が流会。第二次世界大戦が終結し、1948年、ロンドンでオリンピックが再開されましたが、敗戦国の日本は、ドイツとともに招待されませんでした。その後、航空機の発達により、欧米のみに限られていたオリンピック開催地が世界に広がっていき、1964年、日本で東京オリンピックが開催されました。しかし、オリンピックが世界的大イベントに成長するに従って政治に左右されるようになっていきます。1968年のメキシコ大会では、黒人差別を訴える場と化し、1972年のミュンヘン大会では、アラブのゲリラによるイスラエル選手に対するテロ事件まで起きました。1980年のモスクワ大会では、ソ連のアフガニスタン侵攻に反発したアメリカ、西ドイツ、日本などの西側諸国が相次いでボイコットを行いました。それに対し、1984年ロサンゼルス大会では、東ヨーロッパ諸国が報復ボイコットを行いました。

 開催地を見てみると、北半球が殆どで、南半球で開催されたのは、1956年にオーストラリアのメルボルンで開かれたメルボルンオリンピックと、2000年に同じオーストラリアのシドニーで開催されたシドニーオリンピックの2大会のみです。その理由は、南半球の発展途上国と北半球の先進国との経済力の問題(南北問題)が関係しています。 

 カニメール第135号より


はじめの一歩

蟹江 直人 

 

 今年の春、趣味で続けている草野球で東海市軟式野球連盟主催の大会、B級の部において念願の優勝を収めることが出来ました。チームを創立したのが今から14年前の1999年、私が高校2年生の頃です。小学生の頃に習い事で剣道、クラブ活動でサッカーを、中学の部活動ではテニス部に所属していた私は、この時までキャッチボールこそ好きだったものの、バットも握ったこともなければ、野球の試合なんて一切出たこともありませんでした。しかし、そのころの私は中日ドラゴンズが大好きで、毎日のようにドラゴンズの試合結果を気にし、球場まで足を運ぶ日もたびたびありました。しかしいつからか試合を観戦しているだけはどうしても満足がいかず、自分で野球をやってみたいと思うようになりました。そして野球が大好きな仲間を集め未経験者の私の「野球がしたい!みんなで野球をやろう」という一声を真剣に受け止めてくれる仲間が集まってチーム結成となったのは今では懐かしい思い出です。
これから何か始めようと思っているそこのあなた。
まずは「はじめの一歩!!」
この小さな一歩こそ、何よりも大きな一歩かもしれませんよ。

カニメール第134号より
 

New School Term

                                                      林 孝江

3月になり少しずつ暖かい日も増えてきましたね。蟹江塾では3月から学校より一ヶ月早く新学年としての授業をスタートしました。新しい学年に進級するにあたってクラスが変わったり、新しく何かを始めようと目標をたてている人もいると思います。春は明るく希望に満ちていてたくさんの人や物事に出会える季節だと思います。

みなさんはGalileo Galilei(ガリレオ・ガリレイ)というイタリアの天文・物理学者を知っていますか?彼は天体観測に最も早く望遠鏡を取り入れ、月面にクレーターを発見し、落体の法則をも発見した人物です。また地動説を唱えたことでも有名ですね。当時の人々には地動説は信じがたい事実であり、これを唱えたガリレオは異端とされ裁判にかけられたとも言われています。周りの人々が何と言おうと自分の信念を貫き研究し続けたガリレオはこんな言葉を残しています。「I have never met a man so ignorant that I couldn’t learn something from him. (何も学ぶところのない人に会ったことはない。)」多くの人から批判されたガリレオですが、どんな人でも自分を顧み、成長させる出会いとなると考えていたのだと思います。そんな人物だからこそ多くの偉業を成し遂げられたのかもしれませんね。みなさんも出会いを大切に、成長のできる‘春’を過ごして下さいね(*^^*)

カニメール第133号より