端 午 の 節 句

5月5日は端午の節句。男の子の健やかな成長を願って、
五月人形や兜を飾り、お庭には鯉のぼりや吹流しを立てたものでした。
最近ではあまり目にすることがなくなりました。
でも、節句のお菓子は健在です。

5月といえば、柏餅とちまきです。
柏餅は米を粉にした上新粉を使います。
水を加えて練り、餡を包んで貝の形に折って蒸し、柏の葉で包んだものです。
貝包みは由緒があることで、柏餅は女性を、ちまきは男性を象徴しているのです。

昔は、小豆餡は葉の表を見えるように包み、
白味噌餡は葉の裏が見えるように包む、という決まりがありました。
最近ではお店によってそれぞれです。



   
柏餅 (白・よもぎ)
 1個¥150  5個入¥750
白はこし餡・よもぎはつぶ餡
手型仕上げです


世代をつなぐ象徴、柏の葉っぱ

柏の葉で包む理由は、柏という木は次の世代の葉が育ってくるまで、
枯れた葉を落とさず枝についていることから、
家が代々途絶えることなく続く、という縁起の良い木だからです。
柏餅が日本に登場したのは16世紀、武家社会が確立された時期とほぼ同じ頃です。
武家の家系を守る、という考えを反映して節句のお供え物となりました。


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