トンビにアマゴを・・・! 
Photo&Text  by  永井 文次 

釣行日 4月11日

 山桜も散り新緑が山を飾る季節。そろそろアマゴも遡上準備をしている頃か、気の早いアマゴはもう上り初めているのかなと考えながらの初釣行。渓流にはまだ釣り人が多いだろうし、本流を攻める事にしました。焦る気も無く午前10時出発、釣れないのは覚悟で気楽に楽しもうと思い、昨年釣り上げたポイントへとのんびりと車を走らせた。
 ポイントに着くまでまったく釣り人は居ない、誰も居ないのもテンションが下がる。目的地に着き仕度を済ませ最初のポイントへ、水量が少なく本流としては良いのか悪いのか?対岸にはテトラが有り底石も多くいかにも良型が潜みそう場所、下流の方から流れ込みまで数か所を何度も流すが全く魚の気配が無い、外道のアタリすら無い。諦め次のポイントへ移動。

 昨年釣り上げたポイントへ期待をしながら到着、何度も流すが当たりは無い。正午前、コツンと初めての当たり、合わせてやるとウグイだった。何も釣れていなかったのでちょっと嬉かった。急に活性が上がったのかそれから外道の入れ食い、もしかしてアマゴもと思いミミズをこまめに差し替え何度も流すが外道ばかり。
「やはり本流釣りはそんなに甘くない」。

山の風景を楽しみながら昼食タイム、春の陽気で眠くなり車でうたた寝。
「ヨ〜シもう少し頑張って帰ろう」と上流へ移動。


「どうせ釣れないだろうな」と諦め気分で竿を出す、ポイントとしては申し分の無い場所で有るがここも全く魚の気配が無い。「流し方が悪いのだろうか?」錘を変えながら流す深さも変え探ったが全く魚のアタリが無い。
「やはりまだ時期が早いな」と諦め気分。上流に昨年釣り上げたポイントが有るが行こうか帰ろうか迷った。「竿出してナンボ」と思いテクテクと移動。「遠いな〜」。

途中、川辺の砂場に沢山の足跡、人の足跡は無いがかなりの種類の足跡が有る、鹿、鳥、狸、猪、水飲み場だろうか?
鳥も良く鳴く、ウグイスの鳴き声を聞きながら同会の坂口氏、倉尾氏の会話を思い出しニヤリとしてしまった。
「この前、朝早く鳴き方が下手なウグイスがいて、ホーしか鳴かず最後のチチチがやたら長い、気になって目が覚めて眠れなかったわ」たしかに数匹鳴くがかなり癖が有り楽しい。


「やっとポイントに到着!」水量が少ない為、昨年とは流れが違い少し浅くなっている。下流の方から流して上るがここも全く魚のアタリが無い
「やはり駄目か?」
最後に流れ込みを攻めて帰ろうと、餌を取り換え流すが上手く流れに乗らない。錘を追加し流れ込みから馴染ませ対岸の際を狙う。下流から風か吹き仕掛けが安定しない、目印が水面ぎりぎりを流れるように竿を下流に倒し流していると目印が少し沈んだ様に感じた。
「どうせアタリじゃ無いか?」
と思いながらも軽く合わせてやるとゴンゴンと魚の当たり
「もしかして本命?」
流芯に潜り結構強い引き
「でもそんなに大きく無いか?大きさは良いからアマゴであってくれと願った」
流芯から魚を出し浮かせてやる
「ギンギンの本命、超うれしい」
尺は無さそうだがさすが本流アマゴ良く引く、バシャと水面で暴れまた潜る。
久し振りのやり取り慎重に寄せていると水面に影が映る?上を見ると鳶が旋回しながら魚を狙っている
「マジかょ!」
まさかと思いながらも、苦労してやっと掛けたアマゴ
「鳶に油揚げじゃあるまいし」
少々強引に引き寄せた水面に浮かせるとまたバシャバシャ、上を見ると更に低空旋回
「もしかして本気で来るかも」
頭が出た瞬間、強引に引き寄せゲット。
上を見ると鳶がピーヒュルルと鳴きながら去って行った。しかし綺麗なアマゴだ、眩しいぐらいにギンギンでアマゴの面影が無いくらい輝いていた。手を当て見ると尺には少し足りなく思えた。それから何度か流したがアタリも無く車に戻る事にした。
「帰りはルンルン気分である」

車に着き早速、中野会長に頂いた計寸板に乗せて見る、30cmの線を少しオーバーしている
「良かった!」。
毎年1本目を釣るとホットした気がします。
帰るつもりで有ったが気合いが入りその後、3か所のポイントを攻めたが全く魚のアタリが無く家路へと向かいました。






いつもながら釣れれば帰りの道が本当に楽しいです。

この1本で今シーズンが終わってしまいそうな予感も・・・。



 体長 30.1cm  重量  290g  ♂



  ●竿    ダイワ 夕映本流 80−85
  ●ハリス  0.5号
  ●ハリ   グラン きじ・ブドウ虫 3号
  ●エサ   ミミズ