厳しい戦い! 
Photo & Test by 中村 元英

釣行日 3月 1日

降りしきる雨。2月にしては珍しくまとまった雨。「金曜日降って、土曜、日曜と雨が止んだら絶好の水量になるな」と思いつつも止まない雨。

解禁日前日 渓酔会の出陣式があり、みなさんのお気遣いを頂きながら少し早く切り上げさせてもらい前日の場所取りに宮崎氏と向かう。(みなさんお気遣いありがとうございます。お土産なしですいません)現地で場所取りしていただいていた二人と合流して明日は4人での釣行となる。このポイントは4人で釣り上がっても十分に楽しめるポイントのはずだったのですが・・・

解禁日当日、今日の天気予報も午後から雨模様である。降る前が勝負との事でまだ周囲が暗い中河原に降り立つ。空はどんよりと曇っている。やはり水が少し、いや かなり多い。いつもよりも川幅が広くポイントが少し遠くなっている。これだけ多いと途中で川を横断できず引き返さないといけない場所があるので少し心がなえてくる。しかし、多い方が瀬でも拾えるかもしれない、などと無理やりプラス思考に考え竿を伸ばす。

約一年ぶりの細いラインと小さい錘、周囲が暗いのも手伝って仕掛が手につかない。早く最初の一投を投じたいのだが手が震え空回りしている。三人に譲ってもらい先に竿を振らせてもらう。焦りながら ドキドキしながら期待を込め 第一投。

うまく流れになじまない。白泡が立った淵、押しの強い流れ、弱い流れと強い流れが交差して錘があわない。いつもヒットするポイントにエサが入らない。
「これは今日かなり難しいかもしれないな〜」
と思いつつ錘を軽くしたり重くしたりするがうまく入らない。しかもいつも使用しているやわらか錘を忘れてしまい錘の交換時にラインに傷が入る。いらいらしてくる。その内、何回かに一回なじむようになりドキドキしながら目印を追う・・・・心の中でカウントダウンがはじまる。

「3.2.1」

大きく目印が動くとともに軽く合わせを入れる。押しが強いのか魚が大きいのかなかなか上がってこない。5.4mの竿を両手で持ってみたりする。慎重に場を荒らさず一匹目を取り込む。
「よしっ なかなか良い型だ これで坊主は免れたな」
毎年なぜかそう思う。解禁日に坊主などありえないのだがなんとなく安心する。先ほどの心配はどこへ行ったのか、「この水量は意外と良いかもしれない」とまたまたプラス思考。

続けて仕掛けを投じる。流れに馴染みあとは目印の動きを待つ。
数投続けた後目印がかすかに動く。小さく合わせる。
何十匹も釣り上げた後なら一気に浮かしてさっさとタモに飛ばしてくるのだが、
最初の何匹かは相当大きい魚と格闘しているかのように時間をかけ魚の引きを楽しむ。

「いやいや やっぱり今日はいいかも」

しかしこの後、相当長い時間アマゴを見る事はありませんでした。(ウグイばっかり)投げても投げても目印は動かない。アマゴの生命反応がないのである。次のポイントは、そのまた次のポイントは魚が溜まっている。と期待を込めながら、いつもより流れの速い瀬に足をとられながら横断し、まだ見ぬ爆釣をめざし上流をめざす。

途中区切りの良いところで昼食とするが4人に元気がない。うどんを食べるにも箸を忘れて枝を拾ってくる。そうこうしているうちに川では魚が23度ライズする。昼食を食べ終わり3人は上流をめざしましたが「上流に希望はない、目の前でライズしたのを全部釣ってやろう」と思いこっそり残り竿を振ってみた。

あれだけ苦労していたのがウソのように馴染む仕掛、目印に集中する。
「これでこなければウソや。今日は全部ウソや」
と訳の分からぬことをつぶやいていると目印の反応とともに コツ、コツと伝わる感触。何時間ぶりだろうか、今日は何回目の感触だろうか? しかも4連発。

今日一番の瞬間でした

「水が多いから釣りづらい 水温が低い いやいやそうじゃなくアマゴがいないのか?」いろいろ考えてはみるが、手をつけてみても水温が低いわけではないように思えた。ウグイもよくヒットしてくる、しかも丸々とコイのようによく肥えている。水量が多い時は比較的流れの緩やかな所でヒットしてくるのだが居なかった。気になったのは小さいアマゴがいない事だ。ヒットするあまごは比較的、この場所、この時期にしては大きい。大きいあまごはうれしいのだが小さいあまごの姿がほとんどと言っていいほど見かけられない。「なんでだろう?小さいのは居ないのか?流れが速すぎてエサを取れないのかな?」

2010年解禁日、一人なら午前中で帰ったでしょう。早朝より釣り上がり午後4時ぐらいまで釣ったでしょうか、比較的型は揃っていましたが17匹を持ち帰りました。キープが17匹ではありません。17匹しか竿を曲げませんでした。後日聞いたのですが。知人が同じ日、同じ時間ぐらいにやや下から釣り上がりました。水量が多く非常に釣りにくかったのですが午前中で20匹ぐらいキープしたそうです。なぜか河原には先に入った足跡がたくさんあったとの事です。