突っ込み! 
Photo & Text by  中野 博也

釣行日 5月21日

 昼からの釣行になり遠くには行けず近場で竿を出す事にする。国造沿いを流れる本流を攻めようと まず釣具店でパックミミズを購入してから車を走らせる。道路からポイントを眺め
「う〜ん?ちょっと水量が多いかな〜攻め難そうやな〜」
ちょうど一台置ける駐車スペースにマイカーを停め、入河路を降りていくとポイントまでのほんの何でもない朝場から魚が走って行く。
「え〜? もったいないな〜尺にちょっと切れるサイズやな〜」
逃げていった方の流れを探すと 今逃げて行った魚がフワフワと泳いでいる。
「やっぱり尺は無いようだけどエエ型やな〜」
竿を伸ばして餌を付けた頃には そいつはもうどこに行ったのかも分からなくなってしまっていた。数投餌を流すも全く反方が無い。  (^^ゞ 道路上から見て決めていたポイントに着いたがやはり水量が多くて 餌を流しにくそうだ。以前にかなり良い思いをさせてもらったポイントでもあり 期待一杯で竿を振るが全く反応が無い。魚が入っているようにさえ思えないほど 流すミミズをかじりもしない。半時間ほどオモリをいろいろ替えたりしながら頑張ってみたが、まったく相手にさせず別のポイントに移動する事にする。














竿を担げて下流に歩いていると白っぽい棒状の物が沈んでいる。70cmぐらいの蒲焼だ?  いや!うなぎだ。
「わぁ〜もったいないな〜」
50mぐらい下った浅瀬にももう一匹死んでいた。なんでだろう? 病気か?冷水病か?(うなぎにはかからないのかな?)(^^ゞ
「もったいないな〜蒲焼が2本も死んでる・・・いや!うなぎや!」 (^^ゞ
下流の2ヶ所でも竿を振るがあまごの反応が無く 車で移動する。

 次に選んだ場所は毎年数回は竿を出すポイントだが、いつもよりやはり水量が多く流芯が太く長く流れている。立場から少し上流は底岩が多く白泡だらけになっていて底波が湧き上がってくるように回っている。ちょうど膝ぐらいの所まで立ち込んで竿を振り始めるが、8.5mの竿でも届きかねるポイントで狙いは流芯より向こう側の際の流れだ。足一つ分前はドン深になっていて流れも速く これ以上前には行かれない。
ゴム張りオモリ2B1個付で仕掛けを振り込むが、流芯から湧き上がってくる波でまったく餌が流れに入らない。デカイ魚は水量と時期にもよるが白泡の底に居るように思う。瀬脇(女波)から流芯(男波)の底に引き込むような流れに軽いオモリで餌を入れるのが理想だがそれがなかなか難しいのです。
それでも何投かして大体の餌の投時点とどれぐらいのオモリを使えばいいのかを掴むとしめたものだ。オモリから目印までは約1.2mぐらい取って餌を流れに入れる。
「コ!」
一瞬目印が止まったかのように感じ間髪を容れずに合わせを入れるとググッ!と鈎掛かりし 魚が走り出す。
「この感じは尺上は有りそうやな〜」
と思った瞬間 魚がジャンプした。
「よし!尺上や!」
ジャンプして流れに戻ったかと思った瞬間 いきなり竿が軽くなった。
「んん〜なんで?」
目印の位置さえ見失ってしまい戸惑っていると足元にギンギンの弾丸のような物が突っ込んで来た。
「やばい!」
竿は軽くなったままで魚は必死に鈎を外そうと足元を走り回っている。竿のズームを伸ばし高々と天に突き出しテンションをかけ直し 足元で暴れる魚に絡まれないように一旦岸に上がり竿の操作で魚を流れに戻すとズームを元に戻しやり取りをする。
「危ない!危ない!元気いいな〜」  (^.^)
竿を寝かさず 立てたままやり取りをすると意外と大人しくなるのが早く 魚も参った!とばかりに素直に寄ってくる。


 



バタンバタンと首を振って寄ってくるとタモ入れだ。
「おお〜今年最初の魚にしてはいいサイズやな〜」
ストリンガーに掛け次の魚を狙う。同じ流れを流すもアタリが全く無い。しかし、流れの下には何匹もいるような感じがしてならない。オモリを追加して探っていると、クン!と目印が引き込まれた。アワセてやると走り出したがそれほどの大きさではないようだ。抜くタイミングを計り一揆にタモまで飛ばしてくると26cmぐらいのあまごだ。もう一匹22cmぐらいを追加したがキープするには及ばず竿をたたむ。

 今年は大物の動きが遅く感じられるようだ。バックウォターや海ノボリの魚の動きが半月程遅れているように思えるが、魚が出だすとポンポンといった感じで釣れると思う。梅雨に入るという時期でもあり これで一度大水が出れば楽しめそうな気がする。

 ようやく始まったばかり!今シーズンもメモリアルトラウトを狙って頑張りたいと思います。

 
35.8cm  486g  ♀


●竿    シマノ スーパーゲームスペシャル ZJ  H85-90
●ハリス  シーガー 渓極0.4号
●ハリ   きじ・ぶどう虫2号
●エサ   ミミズ