竹富島の種取祭


 竹富島の種取祭が、11月17日(きのえさる)〜24日(かのとう)にかけて行われました。
特に世持御嶽で奉納芸能が行われる23日・24日には、帰省・観光客を含めて2千人近い人が来島するそうです。

 今回は22日から竹富入りした私は、すっかり観光客として行事を見させていただきました。まったく調査らしいことはしてないので、写真の出来も悪く、非常に軽い内容のレポートになってしまいました。

 



 

 午後5時 すべての奉納芸能が終了。


 自分はそのまま臨時便で石垣島へ。

 

おかずが無いと苦しい 「イーヤチ」と呼ばれる米と粟、小豆を蒸した食べ物。種取祭にしか作られないという。1個200円で販売。 2合・4合瓶 種取祭限定ボトル(中味は「請福」)
帰りに買おうと思ったら売り切れてた。
あんえい号も出てます 竹富と石垣を結ぶ船便は平常時も20本以上あるが、祭期間は臨時便が多数出るし、バスもピストン運行している。 公民館長印入り 実は種取祭の写真撮影には許可が必要。申請書と寄付金を納めることになっている。
たこ焼き大繁盛 弁当屋や近くで店を開ける飲食店もあるので食事の心配も要らない。 「買わないと参加させない」的 種取祭特製Tシャツ(黄色のみ)と特製手ぬぐい、ユークイ唄歌詞集と祭の解説紙がついて3000円で販売。(翌日は200円引き)

雑記

 自分は竹富島に来たのは初めてでしたが、聞きしに勝る観光に力を入れた島なので、感心してしまいました。「町並み保存運動」により、1987年に文化庁の「伝統的建造物群保存地区」の選定を受けているだけあって、集落内の景観は、白い砂が敷かれた道と赤瓦の屋根とのコントラストが美しいです。
 また普通に集落内で地図を広げているだけで、家の中から「どうかしたんですか?」と声をかけてくれるほど観光客にも優しい島民性なので、竹富島へのリピーターが多いと言われるのも納得です。
 
 島のある「偉い方」は「種取祭は見せ物ではない」と仰っていましたが、祭を見に来る観光客に対するアピールや商売には抜かりはありません(観光客が多いから対応を取らざるを得なかったという見方もあるかもしれませんが)。島内にも日帰りや宿泊している観光客らの自転車に乗った姿が目立ち、会場だけでなく、集落内や海岸に人があふれていました。本土からの観光客だけでなく、石垣島から約10分、往復千円弱という気軽さから日帰りで石垣から来る人も多いらしい。

 沖縄本島内で多くの行事を見てきましたが、撮影許可など様々な運営の面で、竹富島ほど島外からの観客への対応を徹底した地域は無いんじゃないかという気がしました。流石の一言に尽きます。
 

 


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