本土ではカボチャを食べたり柚子湯に入るようですが、沖縄では全域的に各家庭では冬至雑炊(トウンジージューシー)を作り、夕方に火の神や仏壇に供えて家族の健康と繁栄を祈願し、食べる習慣があります。
冬至に作るこのトゥンジージューシーには、米にサイの目切りにした豚肉や人参、椎茸、カマボコなどを入れてだし汁で炊き込みご飯にします。地域によって田芋などの芋を入れるところや、クファジューシー(かたいジューシー)にしたりボロボロジューシー(やわらかいジューシー)にしたりそれぞれちがいます。フーチバー(よもぎ)やカンダバージューシーといったバりエーションもありますが、最後にマーガリンや生卵を落とす家や料理店もあるようです。
学校給食でもこの日のメニューにはジューシーが出ていると思います。 トゥンジーのほかにも旧盆にジューシーを食べます。しかし最近はお供え用にわざわざジューシーを作らず、店で売られている惣菜のジューシーを買ってくる場合も多いようです。
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