福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
   役員会報告書
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第107回福島県北地区障がい福祉連絡協議会役員会報告書

1.日   時    2015年11月18日(水) 10時00分~12時00分

2.場   所    腰の浜会館  1F会議室

    「配布物」      ①事業所用集計表     ②市町村用集計表 
                ③個人用(10次クロス)   ④研修会チラシ(参考・確認用)
                ⑤第107回定例会レジュメ ⑥第106回定例会報告書

3.参加団体        おおぞらの夢(岡崎)、ぽけっと(吉田)、父の夢(古川)、
                なのはなの家(佐野)、旅行を考える会(佐藤)、
                ILセンター福島(秋山)、ボネール(鈴木)、八幡(もちづりワーク)、
                ワークショップろんど(高田)、HANA(桑原)、けやきの村(舟山)、
                けやきの村実習生1名

4.議  題         記録:舟山

(1)福島障連協の会員の現状について  45団体(10月1日現在)

(2)前回定例会報告

(3)第10次アンケート進捗状況について
  ①特徴点(9次と比較して)について
   *個人用アンケート
      アンケート回答者;571人(前回比+20人)
      現在、集計表のデータを確認中なので、次回までに正しい数字にして報告書(案)を提案す
    る予定。
      特徴点について
     ・問4(5)移動支援について
       第9次;1位必要なときに 2位行きたい所へ 3位通所
       第10次;1位必要なときに 2位行きたい所へ 3位交通費の負担軽減
      (報告では、第9次では「通所」が多かったとの発言だったが、それは第8次の数字だと思い
       ます)
     ・問7(3-3)地域支援者の属性について
       身体では民生委員が、精神では施設職員が最も多かった。
       登録しない理由で最も多かったのは家族と同居(70%)であった。
     ・問8 虐待について
       虐待の内容について、第9次では身体的虐待が最も多く34%⇒第10次では14.3%に。第
       10次では心理的虐待が最も多く60.7%
     ・問9 計画相談支援について
       (1)の作成者については、身体では相談支援事業所、精神ではセルフプランが最も多か
        った。
    *個人アンケート結果についての意見
     ・虐待に関して、今回のアンケートで3年以内と期間を限定したことで、現実的な数字になった
      のではないか。
     ・虐待について、90%はなかった10%の人は虐待があったという事実は重く受け止める必要
      ある。
     ・誰からの虐待かについて、家族から15人、利用者から11人。事業所として気をつけなけれ
      ばならないことは、利用者からの虐待を職員・事業者が放置しておくことはネグレクトに当た
      るということ。
     ・相談窓口、福祉関係者に相談した人が14人と前回より増加している。虐待を受けたら相談
      する習慣がついてきたのではないか。
     ・災害時要援護者登録制度について、3分2以上の人が知らないかわからないと回答してい
      る。また知っている人でも約半数ぐらいしか登録していない。登録することでのメリット、魅力
      が伝わっていないのではないか。
     ・福島市障がい者地域生活支援協議会防災支援部会でも制度の周知率や登録率の低さが
      課題になっている。11月に事業所アンケートと通所等のサービス利用者に対するアンケート
      調査を実施したが、そのデータをもとに周知率、登録率向上に向けた要望・提言をしていく。
     ・11月のアンケートについて、事業所として家族会の皆さんに周知してきたつもりだが、50%
      ぐらいがわからないという回答であった。登録しない理由として、制度がわからない、家族が
      いるから大丈夫、障がいが重くてだれに頼んでいいか分からない、3・11で大丈夫だったか
      らという記述があった。
     ・報告書で自由記述の部分をどうするか。A4版で15枚くらいになる。
      ⇒一人ひとりの生の声であり、内容的にも深刻なものもある。今回もそのまま報告書に付け
      たい。ただし、見る側のことを考えるとできるだけカテゴリー別にしたほうがいいのではない
      か。
      ⇒岡崎氏が次回定例会までまとめてみる。
     ・生の声ということでは、障害者差別解消への取り組みにも同じことが言える。山形県や山形
      市では平成28年4月スタートを目標に条例制定で動いている。何が動かしたのかというと、
      寄せられた生の声だった。制度を広く一般市民にわかりやすく広報するためには「条例」の
      制定は必要だと思う。
     ・自由記述を報告書に載せる際に本当にひどいケースを強調して提出するのも効果的ではな
      いか。
     ・次回のアンケートでは、自由記述の部分をカテゴリー別にまとめやすいように工夫が必要で
      はないか。例えば、記入用紙に事前に項目の頭出しをしておいて、記入者が書きたい項目
      を選んで記入してもらえば、カテゴリー別に報告書をまとめやすいのではないか。
    *事業所用アンケート
     前回の回答数は22だったが今回は39に伸びた。ただし、母数自体が少ないので報告書の書
     き方は前回との比較にならざるを得ないので、了承いただきたい。次回までに数字の整合性
     を確認して出したい。
    *市町村アンケート
      前回の回答数は26だったが今回は31の市町村から回答を得た。

(4)27年度年研修会のテーマ等について
  ①日程;平成28年2月20日(土)13:00~16:00
   場所;福島市保健福祉センター5階大会議室
  ②スケジュール;12:30~受付
          13:00~開会挨拶
          13:05~第10次アンケート結果報告の概要説明
          13:20~障害者差別解消法の概要について(古川氏)
          13:50~障がい当事者から意見発表
              肢体不自由  当事者団体に依頼(担当;舟山)
              難病 
              聴覚障がい  なのはなの家佐野氏
              視覚障がい  ポケットの利用者
              知的障がい  ニコの夢石田氏
              精神障がい  ボネールに依頼
              発表と質疑応答で1人約10分
          15:15~福島市、伊達市からの取り組みに関する報告
          16:00~閉会
  ③テーマについては、三役で協議し、次回提案する。
  ④研修会当日の役割分担は次回定例会で決定
  ⑤その他として、差別解消法では各市町村における「障害者差別解消支援地域協議会の設置」
    が重要

(5)情報交換
  時間の関係で省略
 
次回第108回定例会

      日    時      12月16日(水)10:00~12:00 
      場    所      福島市保健福祉センター3階小会議室

                                                      以  上
                                                      
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