福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
   役員会報告書
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第154回福島県北地区障がい福祉連絡協議会役員会報告書

   日    時    2020年2月16日(木) 10時00分~11時40分

   場    所    腰の浜会館

      参加者   旅行を考える会;孝浩 ILセンター:長澤 難病連;今井 手をつなぐ親の会;佐藤
              えいど福島・ぽけっと;吉田 ろんど;大橋 けやきの村相談支援;斎藤
              静心園;菅野 けやきの村;佐藤 なのはなの家;佐野
              新おおぞらの夢;岡崎・三部(仙台大学実習生) 大萱荘;渡部 手話通訳;2名
             きらら;黒田

     【配布物】    ①第154回定例会次第    ②第153回定例会報告書、
               ③14次アンケート集計結果(個人・事業所・市町村)
              ④14次アンケート個人自由記述まとめ
                  「2019年度 第14次アンケート個人用自由記述分」
     【当日配布物】   ①第25回 共同作業所ぽけっと エコクラフト講習会チラシ

議 題
○記録報告;舟山 今回記録;黒田
○福島障連協の会員の現状について
51団体
○報告事項
1)153回定例会報告の中での訂正箇所等はなし。
2)研修会発表事項についての訂正
岡崎 研修会当日、第1部「ともいき実践発表会」における事例発表の中で述べた障がい者の数に誤りがあった。下の通り訂正する。

身体300万人
精神300万人
知的70万人
合計670万人
※2008年発行
権利条約冊子よりの数字

身体436万人
精神392.4万人
知的108万人
合計936.4万人
※2018年4月9日付
厚労省発表データ
○研修会の振り返りについて
1)出席者の状況および内訳については第154回定例会次第に記載あり、割愛。
2)研修会全体の振り返り
 ・岡崎 グループワークにおいては、民生員の方より、施設として障がい者への理解を深めるための
 取り組み等としてどういった実践があるのかとの質問があった。
 地域では、障がい者からの児童への声掛けなどで騒ぎになってしまうような事例もあり、そのような
現状を踏まえると、民生員としてどのように対処すべきか困惑する場面もある。
支援する側として、地域に対してもっと積極的な理解促進のアピールが必要ではないかとの意見があ
った。

 ・佐野 グループワークにおいて民生員の方々との交流ができたのはよかった。聴覚障がいに関し
 て理解していただくためには、もう少し時間が欲しかった。
 ・佐藤 民生員の方々との交流ができ、よかった。民生員の皆さんからも今回の機会設定について有
 意義であったとのお話をいただいた。
 ・菅野 名簿の整備に課題があった。「ともいき実践発表会」の場面ではタイムキーパーを担当した
 が、一つの事例への割り当て時間の確認・共通認識も不充分であったか。
 多数の民生員の方々の参加がありよかったのではないか。
 ・斎藤 グループワークの場面では民生員の方々が半数近くを占めた。ある民生員の方は障がい者
との関わり方に不安があったようだが、事例発表などを通し、関わり方を学ぶ機会となったということ。
このような研修会を続けてほしいとの話があった。
 ・佐藤 民生員として地域にどのくらい障がい者が暮らしているのか把握しにくい。地域住民どうしの
つながりこそがその存在を知る手がかりとなっている…という話だった。充実したグループワークであ
ったと思う。
 ・大橋 多数の民生員の方々の参加があったことはよかった。民生員として障がい者と積極的に関
 わる意志はあるが、情報取集においては個人情報保護の側面もあり、どこまで踏み込むべきか迷う
 場面もあるということ。
 身体・精神・知的の各施設関係者をはじめ、地域包括支援センターなど、多方面の関係者と交流できたことはよかった。
 ・吉田 障連協会員施設の取り組み事例を改めて聞くことができて有意義だった。
 瀬上地区の民生員の方からは、地域の小学生が障がい者を代替わりでいじめているというショッキ
 ングな報告があり、改めて障がい者の権利擁護についての活動が必要と感じた。
 体験会を企画したおり、体育館の借用申請をする場面で受付担当者から不適切な対応を受けたこ 
があった。それをグループワークの中で話したところ、ある民生員の方が体育館側に働きかけをしてく
れ、体験会当日には体育館スタッフからの協力も得られることとなった。
 ・今井 “難病”について知っていただくための発表の場は有り難かった。
 「ともいき実践発表会」では、様々な取り組みについて聞くことができた。またこういった機会があれ
 ば他の事業所の事例も聞いてみたい。
 グループワークにおいては、共に生きる社会を作るうえで重要なのは“教育”ではないか…とのまと
 まりとなった。行政としても、障がいに対する理解促進のための「出前講座」的なものを検討している
 ということであり、障連協としてもそれにかかわることは意義があるのではないか。
 研修会当日の午前中には、来るオリンピック・パラリンピックに向けた「おもてなし研修会」が開催さ
 れていた。昭凱のある方への配慮のポイントや、障がいの疑似体験を通して学べる場面であり、こう
 いった機会が増えていくことが望ましいと思えた。
 民生員の方々に対しての災害時要援護者名簿の配布が完了している。これを通して、民生員や町
 内会と障がい者が一緒になって話し合える機会が増えていけばと思う。
 ・長澤 研修会当日、勘違いから午前中の「おもてなし研修会」も聴講することとなった。それぞれの
 障がいに関して多くの視点を含んだ内容となっており、勉強になった。
 障連協の研修では、事例から各事業所の工夫や努力を聞くことができ、感動した。
 グループワークでは、当たり前に共存する暮らしの中で育つことの重要性や、偏見とか差別は、受け
 側によっても変わるものであり、画一的なものではないことなど、当事者として思うことを述べさせて  もらった。
 民生員の方々お話は、やはり障がい者のことが解り得ないというところが主だったところではなかっ
 たか。相互理解のため、見て、聞いて、知って、欲しい。
 よい研修会だったと思った。
 ・孝浩 開会の言葉の場面でトチったことでアガってしまい、結果として伝えたいことを伝えきれたの
 か…疑問が残った。反省点だった。
 やはり民生員の方からの話だが、障がい者が地域に出てくる機会がなく、知るきっかけがなかなか
 ない。その結果、どう関わって良いかわからない。地域のイベントなどに参加してもらうなどの機会を
 作ってもらうことで接する場面ができ、いろいろと把握できるのではないかとの意見。
 民生員の方々に多数参加いただけた。来年は伊達地区の民生員も良い意味で巻き込んで行けた
 らと思う。自分たちのことを知っていただきたい。
 研修会全体の省みとしては、やはり内容を詰め込みすぎていたか。事例発表についてもグループ討
 議にしても、尻切れ感があった。

・渡部 振り返ると、事例発表の時間配分を共有できていなかったことがやはり一番の反省点か。期限を過ぎた参加申し込みなどもあった結果、グループ分けなど、事前配布のものと最終のもので相違が出てしまった。
民生員の方々の多数参加の中、全体のまとまりとしては、「障がいのある方を知る」ことが重要ということであったか。そういった意味では、学校や警察などから新任職員が障がい者を知るために施設体験をしていた事例もあり、今後もそういった取り組みがあるならば積極的に受け入れすべきかと思う。
民生員の皆さんからも積極的な発言が見られ、様々な情報交換が望まれていたのだと思うが、やはり時間は足りなかったようだ。
 ・孝浩 障連協として伊達市長との懇談に向けた申し入れをしているところだが、進展ない状況が続
 いている…どうしたものか。
 ・渡部 今後、できるだけ早期の実現向けて、障連協として何ができるのか検討していく必要がある。

○第14次アンケート調査結果について
1)自由筆記のまとめ「2019年度 第14次アンケート個人用自由記述分」についての確認
 ・問11:あなたが障がい福祉に望むことを、自由にご記入ください の設問に関して
 補足:記述内容は、それぞれの文中にあるキーワードにより以下の通り分類した。(岡崎)
 *安心・福祉の充実
 *バリアフリー化
 *災害対策
 *制度周知・障がいの理解
 *移動支援
 *料金の検討
 *その他

 ・うれしかった合理的配慮、助かった支援や配慮 の設問に関して
 *記述文11行目中の“スマイルカット”とは?
 調べたところ
 美容師の方々が中心となり、美容の面からバリアフリー社会を作りたいと、高齢者や障がいを持った
子ども達、みんなの笑顔ために活動しています。
 スマイルカットは、理・美容院で椅子に座ってカットができないなどの障がいをもつ子どもへのヘアカットだそうです。(渡部 調べ)
◇ その他、内容について気づいた点については、メール等あるいは次回の定例会にて報告いただき、確認・修正を加えるようにする。

○情報交換
・吉田
  第25回 共同作業所ぽけっと エコクラフト講習会を開催する。
    4月4日~6日(土~月) コラッセふくしま1階アトリウムにて開催。

・孝浩
   ①4月の国内旅行5月オランダベルギー旅行 新型コロナウイルス肺炎の影響により、すべてキャ
 ンセルとした。会のモットーである“安全に楽しく”の安全が保証できないと判断した。
  ②民友新聞に「マイストーリー」連載(孝浩さんご自身の生い立ち)されている。 2月17日(月)の朝
 刊から、土日を除く全12回。

・今井
   RDD(Rare Disease Day)3月1日(日)13:00~MAXふくしまAOZにて開催。
  今回のテーマは膠原病と脊髄小脳変性症。

・大橋
  入院中の利用者がおり退院間近だが、家庭への復帰できない見込み。事業所としてどういった支
  援ができるか検討中。

・佐藤
   ①ふきのとうの発行
  ②地域生活拠点整備事業について最終の推進会議が開催される。医療ケアの必要な方の緊急
  (体調変化)時の対応に関し、訪問看護による対応が可能かどうか、市に申し入れを行う。

・佐野
   4月から新しい利用者を迎えることになった。

・三部
   障がい者への差別や偏見について考えるきっかけとなった。今後の共生社会の実現に向けて
 “接してゆく”ことが大切と感じた。

・岡崎
   3月4日(水)コンサート予定通り実施の見込み。

・黒田
  感染症に注意している。

・渡部
   新型コロナウイルス肺炎に関連する、今のところ事業への影響はないが今後の推移を注意深く見
  守る必要がある。

次回定例会:
        日   時   令和2年3月19日(木) 10:00~11:50
        場   所   腰の浜会館
 
                                                       以  上
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