福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
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第177回福島県北地区障がい福祉連絡協議会役員会報告書

日  時    2022年 12月 22日(木) 10時00分~11時45分

場  所    ZOOM利用によるオンライン開催

参加者    静心園:齋藤 青松苑:野地 なのはなの家:佐野 ILセンター:長澤 父の夢:古川
         ぽけっと:吉田 おおぞらの夢:岡崎 もちずりワーク:千葉 ボネール:谷野
        手をつなぐ親の会:佐藤 ろんど:丸子 大生信夫の里:木戸 大萱荘:渡部 きらら:黒田
        旅行を考える会:孝浩

  配布物    ① 第177回定例会次第
          ② 第176回定例会報告
          ③ 福島市障がい福祉課からの資料
             「障がい者の福祉避難所の拡充と個別避難支援プラン策定について」

議題
○福島障連協の会員の現状について
会員数:49(退会申告あり NPO法人いずみ会 渡邉 邦弘様)
⇒これについては今後の運営に生かすという意味から、退会の理由を伺っておくべき。

○報告・確認事項
① 第176回定例会報告書について
訂正を要する箇所等なし。

○協議
① 第17次アンケート調査について
アンケート回収状況 個人用は身体・知的合わせて360弱
精神に関しては昨年に比べ回答数増えた状況。個人アンケート自由記述の分については、おおぞら
の夢岡崎氏にまとめ依頼している。
事業所アンケートの回答数は28事業所となっている。今後、報告書のまとめ作業本格化するが、その
過程で記載内容についての確認などもあるかと思われる。ご協力を…。
② 令和4年度研修会について
けやきの村舟山氏を通じて立木先生に講師依頼の調整。司会2/24(金)はスケジュール合わず、2/28(火)に変更決定。形態はオンライン。
講師料については先生所属の研究所が定める講師料規定に沿い10万円という金額となるが、その後
の交渉により8万円という額に落ち着く。研修会資料の準備等細部に関しては今後詰める。

○情報交換
長澤[ILセンター]
私事だが、12月からILセンターへの出勤は月・木/週の2回とする。2次障害の疼痛や感覚麻痺が強ま
ってきたため決断した。
機関紙「こすもす」次号は法人代表 角野 から新年のご挨拶。その他の内容については所長・副所長
に委ねる。
センターの状況としては、新型コロナの陽性者が発生。知る範囲では3名ということだったが、クラスタ
ー化の可能性もあったものと振り返る。

佐野[なのはなの家]
新型コロナ感染者が発生し、11/22には閉所した。現在は落ち着いている。
12/7にはボッチャの交流会に参加。利用者・職員総勢15名での参加。感想を聞くと皆楽しかったと話
していた。

佐藤[手をつなぐ親の会]
来年1/8(日)には、これまでの成人式に替えて「はたちの集い」の名称で式典を行う。ご出席をお願い
した各事業所の皆様にはよろしくお願い申し上げる。
12/8に茶話会開催。親の立場からの様々な悩みや不安の相談会としての開催。高齢となる親の側と
して、利用している事業所への疑問や、利用継続に不可欠な移動手段の確保の必要性など、様々な
声が上がった。内容によっては、ふくしま基幹相談支援センターからの判断・アドバイスなども得なが
らの会となった。

木戸[大生信夫の里]
陽性者や濃厚接触者が連続的に発生している状況ではあるが、クラスター化は免れている。インフル
エンザの流行始まるので充分注意したい。
12/19(月)には「いきいき!ふくしマーケット」に出向いてきた。就Bの利用者2名も同行し、お客様と
のふれあいやお金の受け渡しなど、良い体験の機会にもなった。
寒くなりトマトは販売が落ち込んでいるところ。温かいものとしての楽しみ方(トマトスープ等)レシピ紹
介など、販売促進の工夫を行う。
AOZで開催された【保護者との意見交換会】は、他事業所の取り組みなども参考にでき大変有意義だ
った。
事業所内の会議において、北海道あすなろ福祉会の事例が自然発生的に話題となっていた。同じく
GHを抱える法人として、スタッフそれぞれの関心は高いようだ。

野地[青松苑」
コロナ関連では、利用者の感染事例はない。職員の家庭内で陽性者が発生し自宅待機止む無しの
事例あり。
クリスマス会開催したが、外部の方の協力を得て…というのは避け、職員の工夫で盛り上げた。以降
ほかの行事もこのような感じで続くことになるだろう。

吉田[ぽけっと]
現在コロナ感染者は発生していない。利用者のオミクロン株対応ワクチンの接種はほぼ終わってい
る。
AOZで催された「いきいき!ふくしマーケット」では、今年最後の販売会ということで楽しみながら販売
してきた。
今後の予定としては1/18(水)にポケット独自で防災に関する勉強会を予定している。地区の民生員
にも声がけし、「福島市危機管理室」および「障がい福祉課」を招いて、ぽけっと利用中に大地震に遭
遇した際の対応について学ぶ。

齋藤[静心園]
新型コロナ関連では、職員が家族からの感染で休んだ。利用者への広がりはない。利用者の5回目
ワクチン接種は終了。職員は1月中に3回に分けて実施。
クリスマス会開催した。つどっての食事は避け、職員の余興やプレゼント交換、ケーキの振舞いなどで
楽しんでいただいた。

岡崎[おおぞらの夢]
コロナ関連では、家庭内で陽性者が発生し休んでいる職員が数名いるものの、事業所内において直
接の発生はない。
12/9にはクリスマス会を開催した。コロナにより行事の縮小を余儀なくされてきたが、唯一楽しめるイ
ベントとして開催。職員の余興などをオンライン配信し、3つの事業所合同で楽しめるようにした。ほか
、長期間利用できていないご利用者に向けての配信も行った。
ニコの夢ではクリスマスシーズンに向け“グラタンパイ”を商品化・販売した。売れ行きはまずまず順調
。年末のボーナスに充てることできそうだ。
先日、今年初の降雪・積雪となり路面凍結も見られた。数件の転倒事例あり、労災扱いで通院した方
もいる。ご注意いただきたい。

千葉[もちずりワーク]
11月は様々な研修に人員がとられ大変だった。後半になりコロナの感染事例が発生し始めた。高熱
の症状があった職員は、療養期間が明けてからの抗原検査でもはっきりと陽性反応があり、自宅待機
してもらっているという事例がある。
12/2内部の研修会としてパワーハラスメントに関する勉強会を行った。社労士による映像や実例を挙
げての研修。上司対部下のものだけではなく同僚間でも該当する事例はあるということ。相手を思い
やった行動が大切。働きやすい職場づくりのための取り掛かりになった。
防災訓練を実施。もちずりワーク本体は浸水想定区域にあり、避難先はGHと近隣の安洞院に設定し
ている。実施のたび、要改善箇所は見つかるもので、それらを改めながら充実させていきたい。
行事は「納会」と称して例年行っている内容で開催予定。目下準備中。

黒田[きらら]
コロナの感染事例が利用者・職員ともに発生している。そのため営業を休止する場面があった。それ
以降も接触事例が散発的に発生しており。落ち着かない状況。
クリスマス会を開催はしたが、縮小傾向が続くなか、企画する職員のモチベーション低下が危惧される


古川[父の夢]
コロナ関連では、軽い咳を伴って出勤した利用者が見る間に症状ひどくなりご帰宅いただいたが、そ
の2日後には陽性確定。同班の濃厚接触者(6名)は直後に控えたボーナス支給日や行事を見送らざ
るを得ない状況となり大変に気の毒だった。
県下では“医療体制ひっ迫警報” が発表されている。医療の負担減少を目的に検査キットの配布も
進んでおり事業所にも大量に届いたところだ。しかし、利用者の家庭レベルでは取り扱いが難しい事
例もあり、施設側の工夫により検査施行している。
電気料金の高騰が止まらない。厳しいことは確かだが、見渡せばウクライナの現状も判る。節電に努
めなければならない。
第6回福島県障がい者芸術作品展「きになる⇆ひょうげん2022」において利用者が受賞した。“作者の
気になったことやこだわりから生まれた表現…身近な方々もなんだか気になっている表現”というの
がコンセプトで、そんな作品を集めた展覧会。当人の“表現”ありのままの作品が高評価となっている


谷野[ボネール]
つばさ福祉会さんには見学でお世話になった。新たに開所する事業所などの話を聞くに、みな感嘆し
きりだった。また、支援学校勤務時代に知り合った生徒たちの成長した姿も個人的感想ながら感慨深
いものだった。
先日、飯坂は「花ももの湯」にて忘年会を開催した。鬱憤を晴らすようにみな思いっきり楽しんでいる
様子だった。1/20には新年会を予定しているが、開催形態は今後の協議になる。感染者は増加して
おり慎重さが必要か。
コロナの陽性者等は発生していないが、職員の家族が濃厚接触となったことで、その職員にも自宅待
機してもらっている。一般的には休んでもらう必要のない事例ではあるが、以前の蔓延を思うと恐怖し
かない。

孝浩[旅行を考える会]
自身の体調を崩してしまっており、現在行動に制限(長時間の車いす乗車が止められている)がある。
そのため欠席となってしまい大変申し訳ない。
会としての企画は止まったままであるが、コロナありきでの対策を検討して、何とか来年は企画にむす
びつけたいもの。
避難行動要支援者について前日民報新聞に記事掲載があった。県下自治体のいくつかは要支援者
の個別避難計画策定が完了。比較的大きな自治体としては相馬市が策定完了という。大震災の津
波被害や昨年、今年の地震での被災経験を活かし、行政長の素早い行動が生きたのではないか。我
が伊達市においてもプラン作りは順調に進んでいるようだ。予てから障連協としても個別プランの必要
性・重要性を訴えかけてきたが、ここに実を結んだものと思っている。

丸子[ろんど]
11/29【保護者との意見交換会】に参加してきた。ボネールさん、なのはなの家さんらとの情報交換も
でき、大変有意義だった。感染拡大傾向の中多数の来場者あり、この会に寄せる家族の期待は大き
いと感じた。
コロナ関連は、11月末と今月中旬それぞれ1名ずつの陽性者発生があった。幸いクラスター化は免れ
たが生産活動に多少の影響が出た。ほか、精神状態の変化により入院となった方、また退院が先延
べとなった方もおり、実利用数の減少のなか産品の納期などは職員の動員で何とか間に合わせてい
る状況。
12/28忘年会予定している。1/4には稲荷神社に初詣に出かける予定。
今般、原発事故被害に対する「第5次追補」が利用者の中で話題になっている。給付金の使い方に関
しては折々助言していかなくてはと考えている。

渡部[大萱荘]
共生社会ふくしま実現協議会による「スイーツコンテスト」に障連協代表として参加してきた。それぞ
れ凝ったものばかりで、甲乙つけがたかった。また参加したい。
11月上旬に男性利用者1名が週末の帰宅をきっかけにして陽性になる事例があった。幸いに他の利
用者への広がりはなかった。陽性となった方は、居住棟とは別の生活スペースで隔離対応したが、専
属で支援にあたった職員も陽性となった。
電力料金高騰の話題があったが、大萱荘においては給食関係の費用も高騰している。この数年、出
かけることや外食などの楽しみが制限された分、食事の楽しみくらいはどうにか確保したいと考えてい
る。
ご存じの通り、保育園の虐待報道に始まり、福祉分野には暗いニュースが多い。この業種はどこを見
ても人材不足のおり、福祉を目指す若者とっても、このような状況ではこの仕事に目標を持てないだろ
う。職員とのコミュニケーションを大切にし、良い支援につながるよう配慮したい。
一年間お世話になりました。また来年もよろしくお願いします。

次回 第178回定例会;令和5年1月26日(木) ZOOM利用によるオンライン開催とする。


障がい者の福祉避難所の拡充と個別避難支援プラン策定について
~災害時における障がい者の支援施策~

※本事業の骨子については、事前配布の資料(表題は本書面見出しに同じ)参照

質疑応答
孝浩[旅行を考える会]
Q. 今回ご用意いただいたこの資料は伊達市障がい福祉課にも提供可能か?
A. 障害の方の一時避難所の少なさを考慮した施策であり、危機管理部門との共有もできている。資
料の提供は構わない。
Q. 福島市における進捗はどの程度か。
因みに伊達市は、避難行動要援護者登録済みの方々に郵送し、個人ごとに地域支援者などを決め
、提出しているところだ。
A. 福島市は避難行動要援護者の登録データベースの改修がようやく済んだばかり。まずは、これま
で協定を締結した事業所を回り新たな取り組みについて説明申し上げることから始めている。事業者
ごとの避難登録者からピックアップし、各登録者の意向に従い郵送等と考えている。

木戸[大生信夫の里]
Q. 現時点で放課後デイを利用中の方が避難登録しているが、学卒後は生活介護事業所を利用する
見込みだ。そこでプランの見直しなど必要になるのか。
A. プランに関しては新しい様式になっており、その中に新しい事業所も記載していただくことになる。

岡崎[おおぞらの夢]
Q. 福 島支援学校が建て替えられ、災害時における避難所としての機能提供もあるものと思うが、そ
のあたり、行政と学校側の協議など前進しているのか。

A. 現時点ではそこまでの話は進んでいない。市に寄せられた意見等を今後提示しながら検討を進め
る。

古川[父の夢]
Q. 地震災害時の避難を加えたことは良いと思う。そこで
① 当事者の家族も…となった場合、事業所のキャパシティなどの問題も生ずるかと思われる。受け入
れる側の実情に合わせたバックアップを、行政にはお願いしたいが。
② 参集できるスタッフが災害により確保できない場面も考え得る。そういった場合市からの人的サポ
ートはあるのか。
A. ① 避難所での受け入れは障がい者本人とご家族1名と考えている。物的な支援については、例年
    の訓練において必要と感じたものをご要望いただければ、準備したいと考えている。
  ② 利用者のケアは基本的にご家族に委ねることにし、事業所のスタッフは必要最低限と考える。

Q. 必要最低限のスタッフを参集させられない場合、障がい福祉課として人員の派遣はあるか。
A. 有事には、障がい福祉課の職員も各避難所にそれぞれ派遣先が決まっている。本庁に待機する
人員は少ないことから、それは困難と考える。


                                                       以  上
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