日 時 2023年 1月 26日(木) 10時00分~11時50分
場 所 ZOOM利用によるオンライン開催
参加者 けやきの村法人:舟山 静心園:齋藤 なのはなの家:佐野 父の夢:古川
おおぞらの夢:松原 もちずりワーク:千葉 ボネール:谷野
手をつなぐ親の会:佐藤 ろんど:丸子 大生信夫の里:木戸
旅行を考える会:孝浩 大萱荘:渡部 きらら:黒田
配布物 ① 第178回定例会次第
② 第177回定例会報告
議題
○福島障連協の会員の現状について
会員数:50
○報告・確認事項
① 第176回定例会報告書について
訂正を要する箇所等なし。
② NPO法人いずみ会 渡邉様の退会について
退会の理由について伺ったところ、経営上の問題と、定例会を含めた障連協の活動に参加できていないことを挙げていた。
○協議
① 第17次アンケート調査集計状況について
個人アンケートについては集計中。
市町村アンケートについては集計を終え報告書にまとめた。後日メールにて会員に配布・確認を依頼する。遅れている状況ではあるが、2月定例会には3方面用すべて提出としたい。
② 令和4年度研修会について
演題は「個別避難支援プランの作成と訓練 そして安全・安心な避難生活」となる。90分の講演。具体的な内容や、録音等の可否も含め細部の調整は今後会長の手で進めてゆく。調整により固まった内容については折々メールにて会員に伝達したい。
本研修会の開催については会員事業・団体のほか行政の担当部局にも声がけする。講演の標題については、「避難行動要支援者個別避難支援プランの作成と訓練 そして安全・安心な避難生活」というように現在の法制の正式名称を用いる。
また、立木先生には福島市からの「個別避難支援プラン」様式を事前に渡しておき、それに関する意見やアドバイスをいただくこととする。
③ 3月の定例会は、当初予定の3/24(金)から、3/23(木)に変更とする。
○情報交換
丸子[ろんど]
コロナ陽性者発生の事例あり。特徴的だったのは“無症状”で“陽性”だったということ。クラスター化は免れた。コロナの感染症法上における分類が引き下げとなり、数ヶ月先には以前のような日常が戻ることへの期待感は、利用者それぞれに大きなもののようだ。幸いコロナにより通所状況が大きく低下するということはく経過しているが、寒波襲来による大雪の影響で自転車通勤の方々の多くはお休みとなった。1/4には新年会ということで稲荷神社に初詣に出かけた。
障連協の次期役員は精神の事業所の番ではある。しかし、ろんどは移転新築をはじめ職員の離職等々で人員不足の状況があり難しいかと考える。相談させていただきたい。
木戸[大生信夫の里]
はたちの集いお世話になった。法人にも“はたち”を迎えた方が3名おり、うち2名が参加。それぞれ目標に向かって気持ちを新たにしたようだ。事業所においても皆でお祝いをした。年末年始の行事など、少しずつ活動の幅を広げているが、それがきっかけかはわからないが、年末年始にコロナの陽性者発生している。幸い拡大はなく、事業所は通常営業となっている。
インボイス制度導入に際し、法人でも関係する事業者等の登録番号の整理作業に着手したところ。
放デイの事業所には、送迎車両への置き去りを防止に関し、県からのガイドラインが示された。車両への(置き去り防止のための)安全装置装着なども義務化の流れであり整備必須。
佐野[なのはなの家]
感染者発生し、一週間ほど営業休止とした。ほか利用者の家庭内での陽性者発生もあったが、幸い利用者本人は感染せず。事業所を介した感染拡大もなかった。
作業は11月から小松菜の袋詰めを請負っている。授産振興会からの紹介で、就B事業所「べじわーく本内」さんからの受託。
谷野[ボネール]
1月の行事として新年会開催。黙食、カラオケなし、などの対策は取りながらビンゴゲームなどで楽しんでいただいた。雪のため昨日今日と閉所とした。今日は職員のみ出勤してカフェの準備や雪かきその他普段できない仕事を職員の手で行っている。
カフェに関してはYahoo!にクチコミを投稿してくださった方がいて、お陰さまで行列ができるなど“嬉しい悲鳴”状態となった。
コロナの陽性者は出ていない。コロナの分類引き下げの話題あったが、福祉や医療の現場でのノーマスクはかなり難しいのではないかと感じている。事業所での蔓延は致命的だ。
次期役員は精神の事業所でということだが、所長が肺がんで抗がん剤等の治療中。変則的に出勤はしているものの体調は不安定。役員を担うのは事実上難しいかと考える。
松原[おおぞらの夢]
はたちの集いには3名の方が出席。ご本人はもとより、保護者の方々も大変喜んでいた。おおぞら・新おおぞら では年末年始の休みを経てコロナの感染事例はなし。しかし、職員家庭内での感染者発生は続いており、結果スタッフ不足の状況となることが多い。おおぞら・新おおぞら・ニコ の3事業所間で職員を融通しながら対処している。
おおぞら・新おおぞら の利用者には行動障害の方が多い。H30年ほどから年間2~3名ずつの職員が“強度行動障害支援者養成研修”を受講している。現在までに職員の半数程度が受講終了。強度行動障害の理解を土台にした個々人に合った支援を目指している。職員それぞれのスキルアップとなっており、今後も計画的に受講させていく。
12月には伊達市の自立支援協議会のいち部会である通所生活介護部会に出席した。レスパイト事業の推進に関しての協議。伊達市においても、いざという時に利用できるサービスが極端に少ない現状。通所生活介護事業所を資源として活用し、通い慣れた施設で宿泊できる…というサービスについての模索が行われていた。つばさ福祉会では以前からそういった事業を行っており、それについて情報提供してきた。
齋藤[静心園]
はたちを迎えた利用者のお祝いを行った。大々的にとはいかなかったが、事前からご家族の体調管理などをしてもらい、記念撮影などで一緒に過ごしていただいた。
クリスマス会では、夜間にプレゼント配りを行った。「朝、枕元にプレゼントがおいてあったら…」という利用者の意見を取り入れた。25日の朝はみな大興奮だった。
コロナ関連ではやはり学校などから家庭内に持ち込まれる事例がほとんど。職員3名が陽性になった。利用者やほかの職員への広がりはない。5類引き下げを前に、外部からのコロナ持ち込みから利用者をどう護るのか、法人全体での対策方針づくりが必要かと考える。
黒田[きらら]
年末年始を経てこれまでコロナの発生事例はなし。1/6にははたちを迎えた方のお祝いを行った。2日後の手をつなぐ親の会さん主催の“はたちの集い”では、清々しい感動を味わえ、自分自身のリフレッシュにもなったという思いだった。
コロナの5類引き下げは感染の動向にどういった影響をもたらすのか。経済優先の陰で感染への不安がとめどなく高まる利用者もいるはず。職員に関してもその生活と感染対策のバランスをどう解釈・理解させるべきか悩ましい。
佐藤[手をつなぐ親の会]
「はたちの集い」ご出席いただいた皆様に御礼を申し上げる。
準備には半年を要したこともあり、90分という式典の短さが悔し気なくらいであった。はたちを迎えた当人たち保護者、母校の先生方、事業所の方々、皆の喜びが嬉しく、来年への意欲を新たにしたところだ。
1月の会の活動は小休止。2月には障害児交流事業ということでプラネタリウム鑑賞会を企画している。
2/13選挙に関する話し合い。選挙管理委員会からの働きかけで場の接設定がなされたことは進歩か。投票所でのサポートも含め、障がいへの細かい配慮について伝えていきたい。
レスパイト事業の話題があった。利用している事業所が長めの休業期間など、ずっと一緒にいると互いに“疲れてしまう”ような場面もあり、レスパイト事業は大いに興味深いものだ。
このコロナ第8波では基礎疾患のある方々の重症化・死亡事例が多い。一方、コロナワクチン5回目は健康な成人でもかなりの副反応が起こっていると聞く。感染のリスクは解るが、ワクチン接種後の強い副反応を前に接種を考えあぐねている。情報があったら教えてほしい。
⇒ 清心荘では5回目の接種を終えている。オミクロン対応ワクチンになってから副反応が重いかとも見えるが、一方1・2回目から副反応が重かった事例もある。結局は、それぞれ…ということになるか。
大萱荘[渡部]
古川[父の夢]
4点ほどお伝えする。
① 1/18厚労省より“企業の障害者雇用率引き上げ、3年後に2.7%(現在2.3%)へ”という方針提示あり。これについては、雇用元と実際の就労の場が違っているなど、障がいがあっても働きやすい社会づくりという本来の主旨がないがしろにされ“雇用率”という数字のみを求める企業が見受けられるということ。
② 北海道のグループホームにおける避妊処置は深刻な人権侵害であった。意思確認を行ったということではあったが、生まない方に誘導する内容であったと。当事者の立場に立った意思確認がありそれが尊重され、公的制度等の適用も十分に検討しながら、なんとか生み育てられるためのバックアップを行うのが本筋のはず。
③ 令和6年度障害福祉サービスの報酬改定検討中。最優先とされる課題や、賃金の問題などを解決できるような報酬体系が不可欠と考えている。障連協においても一緒に考えていきたい。
④ 「カラーの夢」飯坂町平野に設置する。1月には地鎮祭。それに先がけた飯坂支所長、町会連合会長、自治会長など地域の方々へのご挨拶の中で、歓迎の言葉をいただいた。2月から着工し完成は8月末の予定。10月には開所にこぎつけられるか。
舟山[けやきの村法人]
法人内全施設それぞれに家族会組織されているが、その連合会から10年勤続の職員に対して表彰があった。職員の定着を支えるいち要因であり、連合会長自身が趣旨に賛同し積極的に進めてくださっている。良い取り組みと思う。
個人的な話となるが、自身が先週コロナ陽性となった。のどの違和感を覚えながらも、どこかに「自分は大丈夫」という意識があり、会議等で職員との接触の場面を作ってしまった。翌日になっても症状改善ないため抗原検査実施したところ陽性判明。
愕然としたが、幸いほかに感染者が発生することなく経過した。各職員がしっかりと感染対策を意識・実行し、法人の取り組みとしても密を避けた会議形態などの対策があったからこそと感じる。法人全体でその取り組みを再確認・徹底していく。
孝浩[旅行を考える会]
会の活動に関しては、コロナの5類引き下げを前に旅行代理店数社から打診あり。旅行業者それぞれは大変な労苦をもって企画の獲得を目指しているのは解るが、例えば4~5月の旅行企画であれば今が決断時期。しかし、我が会としてはまだその時期ではないと考えている。
個人的な話題だが、年が明けて早々に急性胃腸炎で苦しんだ。突然の嘔吐・下痢に襲われた。在宅生活になって初めての経験で大変だった。
在宅生活を送るために不可欠な「重度訪問介護」サービスだが、報酬額の低さから、事業者が相次いで撤退している現状がある。止む無く介護保険での訪介利用もあり得るが、そこには財源云々の話がついて回り、これまで通りの支給が受けられるのかと、不安はぬぐえない。多くの方々は制度の理解が不十分であると思われ、その結果サービス利用に繋げられない事例などもあるのではないか。
3年ぶりに開催される伊達市自立支援協議会全大会に“当事者”として出席する。“脱施設”を掲げる伊達市の福祉充実と併せて伊達市と障連協との関係性についてもこれまで以上に…と申し入れをしてくるつもり。
千葉[もちずりワーク]
年末年始の休業中や成人の日3連休において職員の陽性事例があった。発症したそれぞれが重症で、救急搬送の例もあり。利用者への感染はなかったが、罹患してしまった場合の大変さを思い知らされ、利用者に感染させてはならないことを改めて感じた。
お楽しみの活動は、慎ましやかながらも新年会を開催した。今後の行事は、ウェディングエルティのシェフにお弁当を作ってもらい、それを皆で楽しむイベントを予定している。これまで例年1月にエルティで行っていた法人全体の交流会に代えての企画。次年度事業計画の時期。お楽しみの行事に関してもコロナ禍4年目となるなか、あれこれ探っていきたい。
渡部[大萱荘]
先月の定例会直後、職員のコロナ陽性判明。そこから利用者への感染も判明。以降次々と陽性者増え、結局はクリスマス会も年末年始も新年会も潰れ、1/9まで感染対策を余儀なくされた。発生判明と同時にゾーニングにより対応したが、結局は男性利用者27名中26名と職員4名が感染した。残った1名の利用者は以前に感染経過のある方。
いっぽう、女性の利用者にはいっさいの広がりなく幸いだった。女性利用者の最高齢は86歳。症状の重さや後遺症の事例を聞くと、自ら訴えることのできない利用者への感染は、なにが何でも避けなければならない。
2月は節分を予定しているが、先ほどの通り年末年始の楽しみがなかったので、色々と工夫して楽しんでもらえるようにしたい。
○その他
古川[父の夢]
孝浩さんが仰っていた訪問介護や移動支援などの事業者の撤退は全国的に起こっており、由々しき問題。報酬額の低さに加え、ヘルパーの少なさやコロナ禍で訪問ままならず、請求のための実績にならない…などから事業が成り立たない状況。福祉事業は事業所の安定経営なくしてサービスの安定供給には結びつかず、結果当事者の方々が、生きるために地域での生活をあきらめ、施設に逆戻りということにも繋がる。令和6年度の報酬改定を前に、障連協でも議論・活動していきたい。
医師未配置減産は令和5年4月からの適用。通所生活介護事業所においても、1回/月は嘱託医が施設を訪問し、利用者の健康管理や相談に応じることが要件となる。3/10までの届け出必要。通所生活介護の利用者の多くはかかりつけ医があって定期的に受診している。その現状に対し事業所での健康管理も必要と…意味不明である。
※ 通所生活介護事業所の医師配置に関する規制が示されたことから、医師への委託料の話題にもなりましたが、この報告書ではその内容は割愛いたします。
次年度以降の障連協役員受け持ちは精神の事業所となるが、各事業所の事情など色々あることと思うし、流動的に対処するのがよいのではないか。
次回 第179回定例会;令和5年 2月24日(木)10:00~ ZOOM利用によるオンライン開催とする
以 上
|