福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
   役員会報告書
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第183回福島県北地区障がい福祉連絡協議会役員会報告書

日   時    2023年 7月 27日(木) 10時00分~12時00分

場   所    ZOOM利用によるオンライン開催

参加者     なのはなの家:佐野 父の夢:古川・國分 おおぞらの夢:岡崎 青松苑:野地
         けやきの村相談:宮川 旅行を考える会:佐藤 静心園:石添 けやきの村:菅野
         大萱荘:渡部 きらら:黒田 もちずりワーク:千葉 福島市手をつなぐ親の会:佐藤
         大生信夫の里:木戸

  配布物     ① 第183定例会次第
           ② 第18次アンケート調査票案(個人・事業所・市町村)
           ③ 第182回定例会報告
           ④ インクルーシブルたかこ見学会写真(メール)
           ⑤ アンケート協力依頼
             (福島市歯と口腔の健康づくり推進委員会(舟山さんより) メール)

連絡事項(木戸)
① 前日送信による見学写真、アンケートの追加資料の確認。
② 今月議事録担当だった事業所が欠席のため、木戸が担当する。
③ 福島市要援護者支援パッケージプロジェクト会議の委員について。
福島市危機管理室より、今年度の委員推薦の依頼あり。障連協から推薦し委員をしていただいている古川さん、舟山さんに今年度もお願いしたい。お二人の了承を得て、木戸より市にお知らせした。
木戸[大生信夫の里]
「古川さんから、簡単に説明をお願いします。また、障連協からの推薦でお願いしましたので、会員皆様のご協力をお願いしたい。」
古川[父の夢]
「災害時の要援護者に対する支援の在り方を、アンケート調査等をしながら協議していく。障がい者だけでなく、高齢者、妊娠している方、病気等で移動が困難な方など災害弱者といわれる方を対象としたパッケージ会議。昨年度に引き続き舟山さんと参加し、報告事項あれば都度皆様に報告する。」

議題
○ 報告・確認事項
・福島障連協の会員の現状について … 会員数:50
・第182回定例会報告書について … 加筆修正箇所なし

○ 協議
① 第18次アンケート調査票について
・今後のスケジュール等について。
 渡部[大萱荘]
  ・書式変更した。
  ・スケジュールについて、例年通りの流れで進めて行く。最終確認は、9月まででよいかと思う。そ
   の後、市町村へ配布する。
 古川[父の夢]
  ・アンケート結果は、総会での報告となるので、急がず、本人や保護者へ丁寧に説明したうえで、  協力を得られるよう対応して欲しい。
  ・来年度、報酬改定なので、「新たなサービスを作って欲しい」「こういうところを変えてほしい、報
   酬を高くしてほしい」等、意見をあげてもらえるようなアンケートにして頂きたいので、多少の修正
   は必要になるかと思う。

〇 インクルーシブルたかこ見学会感想
  佐藤[旅行を考える会]
     ・暑い中、参加協力ありがとうございました。三浦理事長が気さくで、和気あいあいとした見学
      だった。
     ・有事の際、避難所となることから、工夫された事業所だった。
     ・利用者さんが職員と仲良くしていたのが印象的。
     ・洗面所の蛇口にアダプターをつけて、水流が手前に流れるような工夫がされていた。
     ・今回参加できなかった事業所は、直接三浦理事長へ連絡してもらい、是非見学してみて欲
      しい。
     ・伊達市のモデル構想であり、障がい者が住宅地に住むことで存在感を発揮し、今後、住民と
      障がい者がふれあいを持てる地域ということを市は重要視している。これからこの地域や伊
      達市がどんな風になっていくか楽しみである。

  古川[父の夢]
    ・高子駅すぐ前で、駅前では現在交流施設の建設も進んでおり、立地がよい。
    ・利用者さんと職員が笑顔で仕事(封筒を開くなど)をしている姿がとてもよかった。自立支援、
     人権を守る支援をしている印象。

  國分[父の夢]
     ・一人一人に職員がつき、皆さんいい表情だった。
     ・木の温かみを感じ、また、活動しやすい作りだった。
     ・周りが住宅地。最初から地域に障がい者がいて、これから住民が越してくることで、地域に
      受入れてもらい易い環境。住民の中に後から障がい者が入る事はなかなか難しい状況が 
      るので、こういったところも伊達市の取り組みの一つなのだろうと感じた。

 千葉[もちずりワーク]
    ・環境がとてもよい。
    ・交流センターやあずまやがあり、必要な車しか入ってこないなど、安全も考えられ過ごしやす
     い環境。
    ・木造で明るい。
    ・意外だったこと・・・給食提供がない。「お弁当を買いにいくことも利用者の楽しみの一つにな
     っている」という言葉を聞き、生活の中で楽しみを提供しているところは参考になった。
    ・扉一つにしても、静かに締まり、バリアフリー化されており、時代を感じた。
 
  木戸[大生信夫の里]
     ・室内では、みなさん履物を履いていなかった。転倒防止とのこと。こういった事業所は初め
      てだったが、家庭的な雰囲気もあり新鮮だった。
     ・広い立地でよかった。
     ・生活介護 今は暑くて散歩に行けず利用者さんのストレスになっているので、タオルやバト
      ンを使った体操を取り入れている。大生も共通の悩みあり。同行したサビ管佐藤は、職員よ
      り体操のレクチャーを受けた。参考にさせてもらい今後大生でも取り入れていきたい。
     ・相談支援事業所が併設されていたので、今後、相談員さんとのつながりも持っていきたい。

○情報交換
  古川[父の夢]
     ・情報交換時にお願い。
      日本知的障がい者福祉協会として、8/3、厚生労働省との意見交換会が予定されている。
      社会福祉法人経営者協議会でも、介護関係者の収入が一般の比べ月平均約9万円低いと
      のことで、皆さんの悩みどころだと思う。来年の報酬改定に向け、皆さんの声を上げていき
      たいのでご意見頂きたい。

  佐野[なのはなの家]
   ・納涼祭、バザーを3年ぶりに予定している。
   ・通所している方にコロナ感染あったが、今は元気になった。
   ・コロナについて。病院から通院を断られたり、薬のもらい方、食事について、体調不良ででかけ
    られない時などの情報が、ろう者に伝わらず情報が足りないと感じた。

  石添[静心園]
   ・コロナは落ち着いている。
   ・納涼祭行った。わなげ、つりなど感染対策して実施した。
   ・昨日、地域住民にも周知したうえで、打ち上げ花火を実施した。
   ・暑さで外出は控えている。
   ・(報酬改定に向けた意見) 光熱費、食材費の高騰について考えて欲しい。

  渡部[大萱荘]
   ・7/18女性1名コロナ感染。その後、利用者17名、職員7名に感染拡大。現在感染対策実施中。
    通所、日中一時止めている。皆さんに迷惑かけてすみません。
   ・行事としては、日本一周しながら笑顔を届ける書道家兼シンガーソングライター友近やっくんと
    いう方に慰問にきてもらった。
   ・今月の外出予定は、キャンセルや延期をしている。福島県が公表している定点での感染者数
    も増加傾向にある。
   ・(報酬改定に向け)  静心園同様。 コロナ対策もそうだし、開放的になれない職員もいる。賃
    金、精神面の負担はまだある。その点も加味して欲しい。

  佐藤[福島市手をつなぐ親の会]
    ・インクルーシブルたかこの見学、親の会として行きたいと思う。写真を見て、玄関入り口に屋
     根があって乗り降りしやすいところや、室内に和室の小上がりがあり、きららに似ている
     印象。
    ・7/9の市議会議員選挙用に、「わかりやすい選挙公報」作成した。設問に対し、障がい者にわ
     かりやすいように答えてもらった。親がみても分かりやすいと思った。今回は成功だったと思
     う。
    ・飯坂電車を貸し切り、堀切亭まで行って食事をしたり、散策したりする企画をした。当事者より
     「岩代清水駅にスロープをつけてほしい」との意見があり、スロープ設置となったことがきっか
     け。
    ・今後リンゴ狩りなどの予定もある。いろいろな活動を考えているので、是非、親の会の会員に
     なって欲しい。
    ・二十歳のつどいにむけ、支援学校から名簿をもらうなど準備に入る。
    ・そうめんの販売実施中。収益の一部を親の会の活動に使わせてもらう。訪問した際はご協力
     頂きたい。
    ・映画鑑賞会予定。利用者さんに案内の配布お願いします。

  宮川[けやきの村相談]
    ・コロナの感染はない。
    ・訪問系の事業所が集まっている建物なので、ヘルパーの出入りが多い。飯坂地区は高齢者
     が多く、家も古く、エアコンのないところもあり、家事援助や身体介護をしてきたヘルパーが汗
     だくで帰ってくると体調が心配になる。職員の健康があってこそ、よりよいサービスが提供で
     きるので、声掛けは毎日行っている。

  野地[青松苑]
    ・食堂で少しずつバイキング形式など始めた。まずは麺類などから方策を考えながら始めてい
     るが、約3年ぶりでまだ感覚が戻ってこない。
    ・外出は、道の駅など近場で食事をとって帰ってくるなど始めた。
    ・(報酬改定に向け)  光熱費が4月から10万円ほど増えた。節電にも限界がある。検討して
     ほしい。

  岡崎[新おおぞらの夢]
    ・インクルーシブルたかこ 機会みて見学行きたい。
    ・コロナ、7月職員1名出た。今回は吐き気から始まった。利用者には拡大しなかった。
    ・7/5実地指導あった。訪問支援月2回行うと請求できる。しかし、3か月間ずっと来なかった利
     用者には、請求ができない現状である。しかし、引き続き事業所利用意思の確認として「訪問
     時間を個別支援計画書に記載し同意書を頂くこと」で、訪問支援利用の請求ができるとの助
     言があった。
    ・永年勤続の表彰 利用者通所ありがとう会 4人の方に感謝状と記念品を贈呈した。
     10年前(デイサービスの時代)から通ってきてくれている。
    ・10月開所 カラーの夢。利用者の方で移動希望ある方に対し、アンケートや説明会を始めてい
     る。 カラーの夢は個室があるので、集団生活の中で落ち着けない方などに適している。
    ・担当している「生活サポート総合保険制度」の保険について、担当者(佐々木さん)が訪問し
     た際はご協力お願いしたい。
    ・(報酬改定に向けて) 物価、食材費の高騰。 コロナが5類になり電話相談支援した際に請
     求できない。そういった内容について補償して欲しい。

  國分[父の夢]
    ・コロナ 家族から利用者、その後施設内に広まった。利用者6名 職員6名。保健所報告した。
     10名以上の場合、休業については管理者判断となる。いくつか作業班あるが、現在、お休み
     は一つの班のみ。他は通常とおり稼働している。
     感染症対策委員会にて、感染者が出た時にどれだけ感染拡大を防げるか確認をしたところ。
    ・実地指導にて、前述岡崎さんからでた訪問支援について同様の話あった。
    ・班活動で外出予定あったが、暑さのため施設内活動に変更した。プールやかき氷をして楽し
     んだ。
    ・利用者さんに8月にボーナスを予定している。
    ・(報酬改定に向けて)  月9万円の格差について。処遇改善など「加算」としての報酬はある
     が、複雑化している。加算でない報酬改定になるといい。

  千葉[もちずりワーク]
   ・6/23 理事長交代があり挨拶まわりした。7月下旬にはハガキでのご挨拶もさせて頂いた。
   ・グループホーム実地指導あった。人材確保難しく、助言もらった。
    夜勤専属も不安定。支援度の高い入居者もおり、支援区分によるなどの人員基準のため、安     定した人材確保がとりにくい。安定した身分での雇用が難しいなど、グループホームの報酬体
    系に望むところはある。
   ・生活介護でコロナ陽性者いたが、拡大しなかった。外出活動控え、ボッチャ大会をするなどした
    8月、業者さんにも協力得ながら、夏祭りを予定。
   ・(報酬改定に向けて)  食材費の高騰があり、利用者さんのリクエストに応えづらくなっている
    現状あり。

  菅野[けやきの村]
    ・7月コロナ陽性者1名いたが拡大せず。職員家族2名、利用者家族1名に陽性でたので油断で
     きない。
    ・買い物支援等は再開した。
    ・6回目のワクチン接種実施。副反応により職員のお休みがあった。
    ・8/3納涼祭。利用者さんと職員のみでやる。やぐらを組み盆踊りと花火大会の予定。
    ・避難行動要支援者のプラン作成しているところ。20名。
    ・(報酬改定に向けて) 入所施設ということもあり、電気代が経営を圧迫している。報酬改定に
     反映させて欲しい。

  古川[父の夢]
    ・つばさ福祉会について。
     10/1 カラーの夢開所予定。ふくしま支援・大笹生・福大附属・だての4つの支援学校へ挨拶に
     行った。定員21名。3~4年かけ40名にしていく。利用者受付開始した。
    ・岡崎さんからでたコロナによる電話相談支援について。
     施設全体で休業した場合は、取得可。確認してください。
    ・物価高騰について。
     意見交換時、厚生労働省からは「理解できる」という言葉あるも、「財務省がなんというか・・・
    」とも。
    ・人件費 一般にくらべ10万ほど低い。保育は6.3万。コロナの頃はエッセンシャルワーカーとい     いながら大切な存在とされたのに、報酬は少ない。賃金低いところには人材は集まらないの     で、しっかりとした補償をして、人材確保できるようになって欲しい。介護福祉士も足りない状     況になるので、公務員に準ずるようにならなければならない。
    ・食事提供加算
     食事提供は必要。栄養バランス、提供方法も刻み、流動食等、嚥下障害がでないように対応     しなければならない。食事提供がなければ生きていけない人もいる。しっかりと本人にあった
     提供の仕方をしているなど条件付きでの加算取得となるのではないか。
    ・送迎
     送迎は必要だが、ガソリン高騰の現状がある。ハイブリッド車による送迎をしている事業所は
     少ないと思う。ガソリン代を含めた送迎ができるようになるといい。
    ・グループホーム
     報酬体系が低いのは明らか。世話人は身体介護ができないため、今後、生活支援員に変わ
     れるような報酬になるといい。
    ・今後、検討会等で国と話す機会に、皆さんの声を上げていきたい。光熱費高騰の件について
     は、報酬改定に反映させるとの話はでている。(服部課長補佐より)また、3年に1度の改定で
     は遅く、毎年連動させる場面等においてはリアルタイムに対応して欲しいとの
     声はあげた。

    黒田[きらら]
      ・コロナ 7月はなかったが、方々ででているので警戒はしている。
      ・法人の夏まつりは中止。8/9きららの夏まつりは予定している。
      ・昨日、実地指導あり。さらっと終わった印象だが、医師配置について、一か月間の記録が
       なかったことに反応された。コロナ発生により断った経緯があったものだが、細かく反応す
       るのだなという印象。主に加算部分について確認していた。
      ・(報酬改定に向けて) 皆さん同様。加算をとる要件としてあれもこれも必要で、取得する
       ために要件がでてくると負担。世の中は「働き方改革」というが、逆行しているのではない
       かと思う。基本報酬で手厚くしてもらいたい。あとはチェック体制だと思う。エッセンシャル
       ワーカーと呼ばれる前はひどい扱いだったこともある。

   佐藤[旅行を考える会]
    ・ようやく国内・海外旅行の企画を始めた。会員からせっつかれている。コロナの様子をみなが
     ら、流行したら中止するつもり。
    ・加盟している役員総会があり、対面可能な方は対面での総会となった。
    ・自分自身、6月にコロナ感染した。めったに外出しないが、医大通院の際に感染したのかなと
     思う。予防策はしっかりしていたのだが・・・。解熱剤飲んでもダメでかなり辛かった。妻に献
     身的に看病してもらった。解熱しても咳が止まらず前回の定例会は欠席させてもらった。
    ・インクルーシブルたかこ見学では、ZOOMではいつも会っているのに、直接対面するのは初め
     ての方もいて名刺交換ができいい機会となった。
    ・今後、伊達市の福祉避難所での避難訓練も予定されると思うので、二階堂係長と相談しなが
     ら、話を煮詰めていきたい。

   木戸[大生信夫の里]
    ・7/3 実地指導あり。通所ではアセスメントをもっとしっかり記載するよう指導あった。
    ・トマト、一旦お休み期間。再開は10月半ばより。再開したらお知らせするので購入お願いした
     い。
    ・就労 トマトない時期のお仕事について。暑くて外作業が大変だが、農福連携先の果樹園で
     は、今の時期でないとダメな作業もある。施設外就労として、ブドウや洋ナシの袋掛けの仕事
     をいただき行っている。
     枝が低く、腰を落としながらの作業は大変だが、利用者さんには頑張ってもらっている。
    ・福島市地域生活支援事業 自立体験応援事業(グループホームの生活体験) 2名の利用あ
     った。
    ・手をつなぐ親の会さん作成の「わかりやすい選挙公報」を利用者さんに回覧した。
     選挙に対する関心を高め、みんなで社会参加していける機会になればと、9月に模擬選挙体
     験会を企画中。福島市選挙管理委員会に協力いただく。
    ・人材確保については、もちずりワーク千葉さん同様、苦労している。人材紹介会社では、就職
     した人に就職祝金がでる。何カ月かしたらその人に「転職しませんか」などと連絡して転職さ
     せるなど、言い方悪いが悪徳な人材紹介会社もある。ハロワークに求人をだすと、「うちから
     も求人だしませんか!」と、人材紹介会社からひっきりなしに電話がくる。
     先月、パートさん1名を採用した。福祉も障がいも初めて、無資格者。でもやってみたいです
     !という応募だった。やりがいを持って応募してくれる人に巡り合えれば幸せだと思う。

                                                    (記録者:木戸)

次 回    第183回定例会;  令和5年8月24日 10:00~ ZOOM
              利用によるオンライン開催とする。

                                                       以  上
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〒960-0241
  福島市笹谷字新町裏6番地の1  (社会福祉法人大生福祉会 大生信夫の里 木戸 秀子)
TEL:024-573-4022  FAX:024-573-4066  Email:info@taisei-shinobunosato
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