洗面所のスポットライトのミニレフ電球が1つ切れた。
5年以上も使用したからしょうがないのだが、自由に使えるお金が少ないときに切れやがって、とブツブツ文句を言いながら近所のスーパーへ。
しかし反射鏡(レフ板)無の普通の電球しか置いてなかったので、たまには休日にも外出しようとヤマダ電機へ。
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新しくなって何となく明るさもアップしたような気がする。 |
今回電球を購入するにあたりLEDも検討してみたが、点灯時間も短い場所だしあまりメリットないんじゃね?と見送った。後づけではあるがせっかくなんで検証してみる。
◇条件◇ ・1日10分間点灯
・ミニレフ電球 定格消費電力:50W 購入価格: 500円 5年に1度交換 @500円 × 4回 = 2,000円
・LED電球 定格消費電力: 8W 購入価格:2,100円 20年に1度交換 @2,100円 × 1回 = 2,100円
・電気料金 約29.2円/kWh (2015.05月の電気料金を使用電力量で割ったざっくりとした数値)
20年間の費用を算出する。
【ミニレフ電球 LR110V50WSK】 50W × 10/60時間 × 365日 × 20年 = 60,833Wh ≒ 60.8kWh
29.2円/kWh × 60.8kWh = 1,775円
1,775円 + 2,000円 = 3,775円
【LED電球 LDA8LHE17SW】 8W × 10/60時間 × 365日 × 20年 = 9,733Wh ≒ 9.7kWh
29.2円/kWh × 9.7kWh = 283円
283円 + 2,100円 = 2,383円
3,775円 - 2,383円 = 1,392円 よってミニレフ電球の方が20年間で1,392円高い。
点灯時間が1日10分間から5時間になると、20年間で44,664円も高くなる。電気料金が高くなれば、さらに差は広がる。
上記シミュレーションでは製品寿命を、ミニレフ電球 5年・LED電球 20年とした。
元々ついていた東芝のミニレフ電球は定格寿命:2,000時間と謳っているが、実際の寿命は 10/60時間 × 365日 × 5.5年 ≒ 335時間 と定格寿命の約1/6だった。
そもそも『一般照明用白熱電球の定格寿命』とは『長期間にわたり製造された同一形式の電球の寿命の平均値に基づいて公表された時間』である。
洗面所のように頻繁に点灯/消灯を繰り返す過酷な環境下では寿命が縮むので、定格寿命の約1/6は妥当な数値だろう。
一方のLED電球は定格寿命:40,000時間だ。LED電球は頻繁な点灯/消灯に強いと言われているが、あくまでもLED本体の話である。
以下は個人的な見解だが、LED手前の電源回路には点灯/消灯の度に急に100Vがかかったり、0Vになったりするので、LED本体よりも電源回路の寿命の方が短いのではないかと思っている。
LED電球の寿命は電源回路の寿命に左右されるということだ。さらにLED本体・電源回路ともに発熱するのでノーメンテで使用できるのは20年くらいかなと推測した。
LED電球の寿命は セルCD・CD-R・セルBlu-ray・BD-R などの寿命と同じで人類がまだ経験していない未知の領域だ。
ひょっとしたら100年使えるかもしれないし、30年くらいで使用不能になるかもしれない。まさに『神のみぞ知る』だ。
100年後の人々は教科書でLED電球を見て、「へぇ、昔の人はこんな原始的な明かりを使ってたんだ。」とか言うのだろうか。