kmラボ アラ40男の趣味の部屋 TOPページへ iPodをミュージックサーバーとして使う 2014.09.23
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3.11後に単3形電池使用ラジオを買いにヤマダ電機へ行ったがすでに売り切れだった。 他にAC電源がなくてもラジオが聞けるものはないかなと探していたら、SONY WALKMANとiPod nano(第6世代)16GBが目にとまった。 寝室にはコンポ類が何もなかったので、どうせならコンポも買って連携できるものがよかった。 売り場を見渡すとSONY WALKMANと連携できるのはSONYだけだが、iPodはどこのメーカーも対応しているのでiPod nano(第6世代)16GBに決定!
ミニコンポを選ぶのは久しぶりだったので、なんかワクワクした。迷ったあげく、ONKYO X-S1ND(B)を購入。
X-S1(CDレシーバーCR-S1+スピーカーD-S1)とND-S1(デジタルメディアトランスポート)がセットになったもの。
・「VL Digital」採用アンプ搭載  ・ディスクリート構成採用  ・アンプ部 S/N比 95dB  ・FMチューナー搭載  ・多彩な入出力端子を装備
・「A-OMFモノコック」ウーファーユニット搭載  ・高光沢ピアノ仕上げ採用  ・独自のバスレフ構造「AERO ACOUSTIC DRIVE」採用
・出力音圧レベル 81dB(W/m)  ・周波数特性 60Hz〜50kHz  ・使用ユニット 20mm径ツイーター・80mm径ウーファー  ・質量 1.8kg

ND-S1はiPodだけでなくパソコンもUSBで繋げるので、iTunesの音楽も聴くことができる。 S.BASSをONにして聴くと昔のミニコンにありがちな低音を無理に強調した変な音だったが、試しにOFFにしてみると素直な音になった。 安価なミニコンポながら、こだわって作られている。フルサイズコンポには解像度・スケール感など及ばないが、これはこれでなかなか良い音だ。 唯一FM放送で「サー」というノイズが目立つのが残念だ。アンテナはリビングのmarantz同様にJ:COMのケーブルから繋いでいるのだが。

CDプレーヤーの最終回答(公示)が気になっていたので、 「本当かよ」と思いながら iPod nano(第6世代) ヘッドホン出力 →ダイソーのミニプラグ⇔RCAプラグ変換ケーブル→ アンプ DENON PMA-2000でアナログ接続してみると、 パッと聞きではCDとの差は分からない。ただこのままでは演奏の停止・前の曲に戻る・次の曲に進むのに、いちいちラックまで行かないといけないので面倒くさい。 そこでND-S1をリビングに移動することにした。これで『演奏の停止・前の曲に戻る・次の曲に進む』はND-S1のリモコンで操作できる。 ND-S1にはDACがないので、押し入れで眠っていたミニディスクデッキ TEAC MD-5MK2を引っ張り出してきてDACとして使うことにした。
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iPod nano(第6世代)16GB + ND-S1 →光(トスリンク)→ MD-5MK2 → PMA-2000 → TANNOY SYSTEM 8 MK2
できれば光(トスリンク)ではなく同軸で繋ぎたかったが、MD-5MK2には同軸の入力がない。オーディオ業界では光よりも同軸の方が音が良いと昔から言われている。 光だと音がすっきりし過ぎる傾向にある。以下は個人的な見解だが光の場合は、
電気信号⇒光信号に変換 →光(トスリンク)→ 光信号⇒電気信号に変換
というように同軸に比べると変換が2箇所増えるので、そこで信号が欠落しているせいかなと思っている。

なおMD-5MK2をモニターモードで使用する場合、
(1)デジタル信号⇒DAC⇒アナログ信号
(2)デジタル信号⇒ATRACエンコード⇒ATRACデコード⇒DAC⇒アナログ信号
のどちらの工程で処理が行われているのか気になってTEACに問い合わせたところ、(1)との回答を得たので純粋にDACとして使用できる。

iPodにはWAVで入れた。 TEAC VRDS-10SE → PMA-2000 → TANNOY SYSTEM 8 MK2 と比べてみる。
じっくりと聴いてみると、VRDS-10SEでCDを演奏した方が音楽に艶がある。高音の倍音成分まできちんと表現されている感じだ。しかしiPodの方も悪いわけではない。 十分に観賞に耐えうる水準にある。今までiPodなんてオーディオじゃないと思っていたが、これなら十分使える!

今回の比較では、MD-5MK2は5万円、VRDS-10SEは15万円なので、DAC以降のアナログ回路・電源トランスなどへの金のかけ方が違う。 DACをもっといいのに変えれば、iPod経由の音ももっと良くなるのかなと思いつつもそのまま聴き続けた。 音質差よりもiPodのミュージックサーバーとしての便利さの方が上回っていた。今まではiTunesからCD-Rに焼いていたので、どうしても80分の縛りが付きまとった。 しかしiPodだと80分の呪縛から解き放たれて、プレイリストを作ってシャッフル再生すれば「そう来たか!」と曲順に毎回ワクワクしながら聴くことができる。 NASも検討してみたが、やはりiPodのタッチ操作の快適さにはかなわない。
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そして1年以上経った頃、そろそろもっと良い音が聴きたくなってきた。CDプレーヤー TEAC VRDS-10SEはもうピックアップの在庫がなく、今後故障しても修理不可なので、 同軸/光デジタル入力があるCDプレーヤーを探した。 10万円ぐらい出せばまともな音が出るだろうと考え、すでに購入していたチューナーのデザインがよかったので、同じくmarantz SA8004にした。

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ND-S1をそのまま使用しても良かったが、さらにブラッシュアップしたND-S1000が出たのでそちらを追加購入し、ND-S1は寝室に戻った。 iPod nano(第6世代)16GBでは容量が厳しくなってきたので、iPod touch(第4世代)64GBを2台購入。1台では将来的に容量が足りなくなりそうなので。 デジタル出力の場合はHDDのclassicよりもSSDのtouch・nanoの方が音が良いというネット情報を参考にした。1台はJ-Pop用、もう1台は洋楽・Jazzその他用。

iPod touch(第4世代)64GB + ND-S1000 →同軸→ SA8004 → PMA-2000 → TANNOY SYSTEM 8 MK2
iPod touch(第4世代)64GB     →USB→      SA8004 → PMA-2000 → TANNOY SYSTEM 8 MK2
MD-5MK2・VRDS-10SEに比べて解像度が高くなった。CD演奏とiPod経由の音質差は私には判別不能だ。 1ヶ月に1回程度左右のiPodを入れ替えているが、ND-S1000を通した場合と、USBで直接接続した場合との音質差も判別不能だ。

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