昔、少年用のスポーツタイプの自転車には電子フラッシャーと名の付けられた
ウインカーや上向き下向きハロゲンライトを装備した豪華タイプのものがあったが
自転車が転倒すると自慢のフラッシャーは壊れて点灯しなくなったり、電源は単一電池6個とか8個を使用したので重くてRキャリアが折れたり、
交換を怠ることで電池の液漏れで壊れたり、買ったときだけ嬉しいけれど使わないし邪魔だと言う、有名無実なものであった。
考えてみれば、手信号で知らせる動作は結局、片手運転することになるし
年配者や初心者にとっては逆に危険行為となるかもしれない。
どっちに曲がるのか判断に困り事故になってしまうケースも少なくない。
だったら、ウィンカーがあってもいいじゃないかって私も思った。
ウインカーやブレーキランプを搭載する上で道交法の制限は、色々調べた結果
寸法上の制限、迷惑の掛からない明るさなどを守れば取り付けは可能である。
まずは、コンパクトでシンプルな事を考え、パーツを準備することに・・・。
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バイク用のウィンカーでは、大き過ぎて
邪魔に成ったり、転倒した時に壊れる可能性あるので
写真にあるコンパクトなLEDウインカーをチョイスした。約3センチの大きさでLED6個で発光するために明るさは充分にある。
また、それに伴ってLED用のリレーも用意した。リレーもかなりコンパクトで軽量
作動電圧が1.4V〜
つまり、12Vの電池なら限りなく限界まで使えるって事 |
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バッテリーは単一電池4個×2のパックケース
LEDの消費電力は通常のバイクや車のウィンカーに比べ、はるかに少なく
使用状態にもよるが単一電池でも2ヶ月以上持ちます。さらに、単一電池を充電式にすると
もっと、経済的。 |
SWはライブDioのウィンカーSW
安価で簡単に押してキャセル出来るので操作性が楽。
ブラケットを作成しベルのバンドをスポット溶接して作った。プラスのドライバーで簡単に取り外しや位置の調整が出来る。 |
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フロントウィンカー取り付け位置
邪魔にならず、ウィンカーが見やすい場所、そして転倒した時に破損しない場所
色々考えた末、転倒しても壊れにくい場所は前カゴの下カゴのステーに取付けした。
ステーにはラバーゴムを張り、バンド金具で簡単な取り付け。
ラバーゴムを張る事により、振動の緩みや衝撃の緩和になると思った。 |
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配線及び取り回し
各パーツからの線は長さを合わせカットして、結線しながらビニールコートに納める。ドライヤーで暖めると伸縮しフィット感がありコンパクトまとめる事が出来る。
ハンドル付近は、良く動かす部分なので、さらに配線をガードするように固めのカバーを使い二重にした。
配線のキツイ曲がりは断線の原因になるので、ブレーキワイヤーに添ってタイラップで固定し緩いカーブにした。
後ろに走る線は、見た目も気に成らないようにアッパーフレームの下部を通らせる。 |
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リヤウインカーはサドルの後ろが一番と思ったのでサドルの裏の金具にボルトオンで付くブラケットを製作した。
同時にバッテリーパックやリレーも装着出来るようにした。
バッテリーは電池交換がしやすいようにマジックテープを外しカプラーを抜くとサドルを外すことなく後方から脱着可能
配線はバッテリーのカプラ以外はなるべくサドルの下に収め、見た目もスッキリになった。 |
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左右のウィンカーの間に右か・・・?左か・・・・?誤認しないように赤いリフレクターを付けた。
後方からの確認あるいは雨の雫が落ちやすい為に取り付け角度は75度にした。
写真が左ウィンカーが点灯しているところ。
これで完成(^_^)v |
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