こだわりのバイク
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思えば、高1の時に買ったホンダXE50と言うバイクが僕の1thだった。当時、原付バイクの中でCB50やMB5が一番人気で友達からバカにされた。
遅いし、スタイルはオフロードだし・・・。
でも、友達がナント言おうと自分はXE50が好きだった。トルクが太くて燃費も良かった。
それにアップマフラーがカッコよかった。当時、新車で買って貰ったバイクだけど、色だけは気に入らなかったので缶スプレーでブルメタに塗った。かなりヘタだった。
でも、満足してた。それがバイクのイジリ始め。

 それ以来、4stエンジンに興味を持ちスクラップを探しては全バラするのが好きだった。
始めは分解しか出来なくって・・・。要するに壊して遊んでたにすぎなかった。
どのパーツが何の役目をしているか?当然、考えもしなかった。ただ分解する事に夢中になって、気が付けばオイルだらけに成ってた気がする。

 ある日、友達が乗ってるDAXがエンジン不調になり、何度もキックをしていた時に通りかかった。取り合えずと思ってプラグを交換してみると一発でエンジン始動。
大した事ではないが当時の僕は勝ち誇った気になった。
それ以来、なんかあると友達に頼まれるように・・・。が、しかし、パーフェクトに直せる筈はなかった。悔しいと思う気持ちが強くなり本屋でよく立ち読みをするようになった。
いきなり知らない言葉で綴られていた文章も少しずつ理解出来るようになってエンジンの仕組みも理解出来るようになったのはそれから一年近くかかった。
当然、教科書を見る回数は減った。間違いない!!





         ストリーム

元祖、三輪スクータ-。譲って貰った時ボロボロ。
特にフューエルタンクとホイールは錆が凄かった。
部品もあまり使わずに塗装した。
ボディはホワイトパールでテールをグラデーションかけて仕上げ、ホイールは内・外厚めに塗装しました。                 
          

   
         ジャイロキャノピー

エンジンが壊れていた・・・が、
暇つぶしには、ちょうど良く完成まで半年近く掛かった。 エンジンはノーマルだが塗装はフレーム以外殆ど塗った。
どうしてもピンストにグラディーションかけたかったので岡ちゃんに頼みました。 リヤのロゴも岡ちゃんオリジナルです。おまけにナンバーとりました。    カッコいい。
                          





             マイティDAX
普通のDAXとタイヤの大きさが違いオフ思考に作られた(アウトドア)バイクです。別にスペシャルでも何でもないけど、個人的にはかなり、珍しいかなーって思ってる。滅多に見ることないと思うけど・・・。         
エンジンもトルクが太くって最高。レジャーバイクのキングってところかな?
                                       





DAX50
エンジンは当然ボアアップで88ccにハイカム及びポート加工。焼付け対策としてオイルポンプの強化ならびにクーラーをセットする。フロント廻りはNSR50のショック・ブレーキを組む。
但し、ストロークが足りないのでインナーチューブを延長しないと前後のバランスが取れない。
リヤショックはヤマハXJRのパーツが丁度良い感じです。ホイールはアルミでチューブレス化してハイグリップタイヤを装着。
マフラーはエキパイのエンドにスーパートラップを加工取り付け、キャブはミクニTMでセット。
インマニは右振りのものでなんとか取り付ける事が出来る。但し、メインジェットを変える時はキャブを外さないと出来ない。





XL50s 俺が始めて乗ったXE50より動力性能は少し高い気がする。
今、Twin shocksが昔乗った親父の間で密かなブームとなっている。
自分もこのXLをスマートに軽量化し、そして50ccのままでスペックを高めるように取り組んでみたいと思ってる。
この写真は、オフロードレースTwin shocksクラスに出場した時のものである。
しかし、ノーメンテだったために2ヒート共、リタイヤと成ってしまった。
これから、メンテの時間を作って少しずつ仕上げて行きたいと思ってる。
ホンダXL50SとXL80Sは、昭和53年6月XL250Sを発売以来、好評のXLシリーズの入門バイクとして開発。市街地から不整地まで、すぐれた走破性をもつバイクである。
精桿で逞しい、新鮮なデザインのスポーツバイク、しかもエンジンは、ねばり強く、静かで扱いやすい4サイクル単気筒エンジンを搭載。
便利なトリップメーター付スピードメーター、リアキャリア、角度調整が容易なバックミラーなどの装備。
2011.4.30

2ヒート連続トラブルになったXL50s
原因は、タンクの錆で燃料がキャブレターに送られていない事が分かった。
タンクの中は錆で一杯だった。まずは、中性洗剤でタンク内を洗い、サビ取り
から始める事にした。市販のタンク錆取り剤をお湯と混ぜキャップ口まで入れる
通常なら、半日で錆が落ちるのだが・・・・。結構、底のほうが腐食がひどくて
一度、タンク内の錆取り剤を抜いて、高圧洗浄し再び錆取り剤を入れると言った
作業を3回繰り返した。
確かにこれで錆は取れたが・・・・・。問題が発生した。
錆のひどかった底部に何箇所も穴が開いてしまったのだ。
そこで、今度は穴をふさぐ方法を色々考えてみた。鉄板溶接、FRP系の加工、ロウ付け・・・・。
一番、イージーな選択がロウ付けだった。
しかし、ガスバーナーでロウ付けするのは、熱による新たな錆が出ると判断し、ハンダで極力熱をかけないようにロウ付けすることにした。もし、失敗してもハンダなら簡単に剥がせる。
穴のあいた部分にペーパーをかけ、ハンダを局部的に当ててロウを流す。
最後に凹凸をならし、外から錆ないように塗装した。
同時にコックのストレーナーやキャップも洗浄し、次にキャブレターも洗浄した。
何気にエアクリーナーBOXを開けて見た。
フィルタースポンジが劣化して、陰も形も無くってた。きっと、吸気からENGに入ったに違いない・・・・汗
エアクリーナースポンジを取り付け、BOX・ダクトを洗浄した。
キャブレターをO/Hした時に、黒い異物がこびり付いてたのは、スポンジだったんだね。
それにしてもキック一発で始動するのは、なんともタフなエンジン。
これで、リタイアの原因は解消されたが、経過年数による部品劣化はまだまだあるかもしれない。
実験的に走らせながらトラブルを解消して行こうと思ってる。


2011.5.13


一般トレール車なので、
保安部品、メインハーネス、リレー、コンビSW付きレバーブラケット左右、それからスピードメーター、ケーブルを外した。
外されたパーツを箱ごと計量したら、約5キロ近くあった。
これだけでも、かなりの軽量になる。
SWと一体と成ってたレバーブラケットに代わって分割式のクラッチレバーブラケットを装着。
これは、昔XR250に乗ってた頃にスペアとして持ってた部品が何年も眠っていたので、ある意味リサイクルかもね。
今では、このパワーレバーも当たり前の形状だが
当時は、レーサー以外のバイクはダサいレバーだった。XLのクラッチケーブルのストロークが足りなくてケーブルアウターを少し加工が必要だった。
握った感じは、力が掛け易くノーマルに比べてかなり良くなった。
点火系直結にするため
キルSWも同時に装着した。
保安部品が外され
スッキリとしたフロント廻り
ちょっと、レーサー気分になる。

今後、フロントブレーキ側のブラケット、レバー、アクセルホルダー、ゼッケンプレートも必要・・・・。
出来れば、アクセルはハイスロ・・・・・
ブレーキレバーもXR風のパワーレバー・・・・・
ゼッケンプレートは70年代の丸いもの・・・・・・


部品庫を探索し、流用出来るパーツがあればいいなぁー。

2011.5.17

かなり前に持ってたCBX125のリヤショックが小屋の奥に眠ってた。
XL50sのサスは320mm
CBX125のサスは345mm
ちょっと尻上がりになるかなぁーって思いながら取り付けしてみた。最弱の状態でノーマルよりリアが上がるものの違和感無い高さにセット出来た。
XLのスイングアームはブッシュ式なので、空車状態で一度緩め、締め付けて完了となる。

ノーマルよりは、固くて剛性があるサスだが
ダンパー効果はあまり期待出来ないかもしれない。
2011.5.21

サイドカバーの復元
30年くらい経ったプラスチックは、ごらんのとおり白っぽく変色している。
今回は、見た目の悪くなったサイドカバーをレストアすることにした。
外装プラスチックは染料をプラスチック原料に混ぜたものが主流で出来上がりの製品に塗装するのは殆ど無い。これは、製作コストが高いという理由が一番だと思う。
ならば、白くなったパーツをある程度磨くと復元出来ると思う。但し、蛍光色や野外放置されたものは完全に中まで色抜けしている場合があり、いくら磨いても無駄。試しに局部的に磨いて色が出るかどうか確認する必要がある。
はじめに耐水ペーパー1500番から1200番で水とぎしてみる。

このパーツの場合は、元の色に戻った。
細かい傷もこの段階で目立たないくらいに削る事。
これで、元の色が戻らない時は、塗装するしかない。

全体の色がハッキリするまで水とぎし、次に液体コンパウンド中目・細目と段階に行う。
仕上げは液体ワックスとかシリコン系ワックスを使うと輝くような光沢が出る。
これでフューエルタンクの色に近い橙色になった。

サイドカバーは爪3個で停まってるが左右ともつめが一個ずつ欠落してて収まりが悪い。
応急として、タイラップで固定した。

後で、爪を製作する予定。

ゼッケンベースはXR50と同じ黒のカッティングを張った。
Fタイヤ
2.50-16  IRC 45Z1 4PR

今まで16インチのフロントタイヤは売れてなかった。
だから、探すにしても当時のタイヤ(30年前)をデットストックしている店を探すしかなかった。
しかし、保存状態が良くない限り有り得ない。
結局無くて、80モトクロスのスモール用のリヤタイヤを無理やり組み付けるパターンが多かった。
ところが近年、ホンダCRF80が発売され、フロント16インチでIRCがその純正タイヤを作ったのだ。
これは棚ボタってところかな・・・・。
しかし、CRF80はたった2年のリリースで発売中止となったために、このタイヤも以外に早く生産終了すると思われる。もし、16インチ乗ってる方が居れば、早めにゲットした方がいいかも・・・。
現在、ここまで作業。今後アクセル・Fブレーキレバーを取り付けする予定

2011.5.28
スロットル及びFブレーキレバー取り付け

部品庫に眠ってた旧CR80のスロットルが見つかった。当然、XL50sのアクセルワイヤーでは合わなくてCR80のワイヤーを組み付けした。キャブの形式が違うためにキャブスロットルボディ側の取り付け加工が必要かと思ったがなんの加工も無しに簡単に装着出来た。ストロークや長さも丁度良い。
Fブレーキはディスクが主流なのでワイヤー式のFブレーキブラケット・レバーは在庫が無かったので、クラッチ側ブラケット・レバーをひっくり返した状態にて装着。
アウターチューブが大きいので、アジャスタの内径を広げたり、ノーマルのワイヤーではストロークの違いがあり、ブレーキカムのアームの位置をずらして調整した。
もし、新品のパーツで組み付けする時はCRF100のパーツが互換性あると思う。
2011.7.20

Fゼッケンベースを作成
左右のFフォーク取り付け固定するボルトを利用し
車のオーディオ取り付けパネルを加工溶接し写真の形にした。
0.2ミリの鉄板なので重くは無かったが、一応中央部分を中抜きし、更なる軽量化とリブを付けて強度を出した。
ゼッケンプレートは塩ビの丸型でパネルに6箇所穴あけした。実際に合わせてみて、良い場所で固定する予定。
Fゼッケンベースの加工取り付けを確認したので
次は塗装作業・・・。
溶接部・切削部は、軽くグラインダーで面取りし、
サフェサーを塗る。
乾いたら、軽く1200番で空研ぎし
ブラックを塗る。
乾いたら、もう一度ブラックを塗る。
これで完了(^_^)v

あとは、ビンテージらしい丸型のゼッケン・・・。
だが、なかなか丸型のゼッケンで丁度良いサイズって
無くて、困ってたら
イタクラ君が塩ビを型抜きし作ってくれた。
製作したベースの穴2箇所を利用し、ゼッケンをプラスチッククリップで固定。ベースに干渉する部分には、ソフトスポンジを張って完了。
XR80とかこの頃のゼッケンプレートは四角。
でも、レトロな丸にしたかった・・・。

現在、キジマでフルサイズの丸ゼッケンプレートは売られてるが、大き過ぎてこのバイクには合わない。

イタクラ君が作ったこのゼッケンは
ジャストフイットだね。最高、気に入ってる。

ゼッケンはお決まりの92番にして
ビンテージファクトリーのステッカーもなかなかお洒落でいいと思う。
これで、外装は殆ど完成。
次は、ノーマル50で最大限のポテンシャルが出せるようなライトチューンを計画中
H23.9.26
ライトチューン第一弾
ノーマルヘッド用のハイカム取り付け。吸気・排気のバルブ開閉時間をカムの山の形状で変える方法。
これにより、もっと燃焼室にガソリンを送り込めトルク感やパワーフィールが広がる。
2ストで言えば、ポートタイミングを変えるのと同じ。
比較的安価で、ヘッドを降ろさず出来る作業なのでお勧め。
ハイカムを取り付け、ノーマルのメインジェットでは薄すぎる。当然、メインジェットの番数を上げなければいけない。キャブレターを外し、メインジェットを交換する前にキャブの加工も行った。
標準装着PC20のキャブは、もともと50のチューン用に使われる位に口径が広い。
それをさらに広げ22〜23位のキャブに匹敵する内径にした。ヘッドの吸気・排気ポートは、ノーマルでも20mm
ポートは加工無しでも、充分に燃料が送れる。
次にエアクリーナーBOX上部に穴を数箇所開け、同時に空気も入りやすくした。
ロードバイクなら、BOXを外した方がよりスペックが上がるがオフ仕様と成るために埃や泥による
トラブルを避ける。
結局、これらの加工をしてメインジェットは、ノーマルより12番大きく成った。

次に点火系
アースの線を太くして、何箇所かに分けてフレームにアースする。
意外とシンプルな作業だが、電気の流れを良くする事は重要で、古いバイクこそ必ずやった方がいい。
予算があれば、コードやプラグやIGコイルも変えた方がいい。

次に点火タイミングの加工
長年のデータで自分の場合は、ノーマルよりやや進角した位置にセット。
これにより、やや吹け上がりとトップエンドの回転が向上する。

フライホィール加工
普通は旋盤で均等に削って、軽量化する。
クランクシャフトに付属されて一緒に回るパーツだから、軽くなったらそれだけでエンジンは軽く回る。
しかし、慣性モーメントは減少し、トルク感や負荷走行した時に、スカスカな感じになってしまう事があるために
一概に軽量化は薦められない。
今回は、フライホィールのピックアップバランスとして、ウェイト加工を行った。
トルクを強調し、オフ走行での乗り易さを重視した。
中・高速回転は排気量が大きく成ったかのような、力強さが出た。
この加工により、エンブレも効き過ぎるようになるために
エンブレを緩和する加工も行ったが、これは秘密である。
今後は軽量とピックアップバランスによる加工で、吹け上がりとトルク感の良さを両立するような加工を
試してみたいと思ってる。


今週はコースでテスト。同時にギア比を調べようと思ってる。
エンジンスペック上げて、案外ギアがノーマルでパワーを出し切ってない事が多くライダーにある。
前後のギアのバランスって大切だよ。
2013.2.8
去年、3回レースで走ったXL50s
気になる症状が現れる。
それはオーバーヒートである。きっと、ノーマルエンジンで町乗りしてる分には起こらない現象なんだと思う。
ダートを低いギアで全開走行だから仕方ないのかもしれない。
しかし、オーバーヒートになるとエンジンは吹けないし
乗っていても気持ち良くない。

ホンダには50の4ストが2種類あって、カブやCRF50に搭載されてる横置きと
APEやCBに搭載された縦置きが在る。僕のXL50sは縦置き。
横置きは、一番過熱されるヘッドが最前方にあり、走行中は風を受けて冷却効率が有利である。
それに対して縦置きのエンジンは、ヘッド部のフューエルタンクの下にあり、前方にはエキパイがあるために
直接ヘッドに冷たい風は当たる事はない。
よって、縦型エンジンの方がオーバーヒートになり易い。

エンジンの発熱は主にシリンダーヘッドから始まり、プラグ周辺が一番熱が高いと言われています。
プラグ周辺の熱の逃がしが不十分な為、ヘッドに熱が溜まり、シリンダーそしてクランクケースと、エンジン全体に熱が溜まってしまうんです。
縦型エンジンには、動弁系の初期潤滑用のオイルが無くなってしまう恐れがあるため、ヘッドには『オイル溜まり』が設けられています。
ヘッドが加熱されることでオイル溜まりのオイルも高温となり、それがオイルパンに落ちるが冷却不充分なオイルは再びオイルラインを通りヘッドへと運ばれる。
悪循環な冷却である。
2013.8.25
オーバーヒート対策として、低コストで簡単な方法はないだろうか・・?
タマタマ寄った廃品回収の山に答えを見つけた。
ディスクトップパソコンの分解途中の中にアルミのフィンついたヒートシンクと呼ばれるパーツを発見した。
パソコン内のCPUなど高熱となる部分を冷やすために使われている。
熱伝導によって、フィンによって稼いだ面積が広い程、温度も下げやすい。
これをバイクのエンジンに直に着ける事によって安定した温度になるに違いない。
ましてバイクは走行することによって風を受け、フィンに当たって効率良く冷やすかもしれない。
一台のパソコンから外したヒートシンクを早速、装着することにした。
注意することは、両面テープなどを使ってエンジンの熱をヒートシンクに伝えにくくしないように接着剤も使わず固定する事
こんな感じでクランクケース前方部左右、ヘッドフィンに差込にして元々のヘッドフィンにも風が入るようにヒートシンクに穴あけ加工、あとはヘッドカバーに大きめのヒートシンクを左右にステーを使ってボルトで止めた。
ヘッドカバーは平らでなくて、収まりがイマイチだが冷却には絶大な効果があると思う。
実際に、夏のバイク運動会ヒート1で走った時、以前より格段に良くなった。気温28度にもかかわらず快調。
いつもなら、2周目あたりで吹けなくなってしまうのだが、最後まで走ることが出来た。
しかし、夏の運動会ヒート2では激しい雨によるプラグキャップからIGコイル間で漏電でスパークが不能でENGが完全に止まってしまった・・・。
まぁ、古いバイクだから想定内なんだけれどね。キャップとプラグがフィットするシリコン系のプラグキャップを付けておけば良かった・・・・。
ポイント式だから点火系は弱くて、高回転になるほどスパークが弱く正確でなくなる。この欠点を解決するには12VのCDI点火を移植したいと思ってる。





こだわりのバイク(工程編)



 今は懐かしい6Vタイプのスクーター(SKY)
当時は値段も手頃で結構売れてたバイクの一つだと思う。
この度、お客さんから廃車を頼まれ捨ててくれと言われた。確かに値段は付かないし、エンジンかからないし・・・・・。部品の供給もそろそろ悪くなってると思う。
だが、このまま捨てるのはちょっとバイクがカワイそう・・・。直せば、まだ乗れる!・・・・。と思い、キャブにガソリンを流し込んでキック。
少しだけ火が入った。よし、イケる。タンク内も錆付いてるものの燃料系の修理で何とかイケそうと考えたので直す事にした。





 もともとパワーの無いエンジンだが車体の軽さで軽快な走りが出来たバイクだから、オフロードスクーターをコンセプトとして作りたい。誰でも楽しめる究極のマシンを目指して・・・。

不要と思われる部品をすべて取り除く、保安装置・バッテリー・メーター・カバー類・・・・・とにかく、無駄なパーツは撤去するところから始める。
電装系は点火に必要な配線とCDI・IGコイルだけでキルSWを付けてエンジンストップ出来るようにしたい。エンジンはノーマルベースである為、軽量化が一番のチューンと考える。






 長期使用してない割には、案外キレイな方。
しかし、燃料劣化による臭いニオイは凄い。
タンクの錆取りをしてタンク内にコートをかける。
これでキャブレターへの詰まりの原因となる錆とか不純物を防げる。
次にキャブレターをクリーナーで洗う。スロー系が詰まってた。
フロート部のタールはクリーナーに漬けて10分ぐらいでキレイになった。
組み立て後、新しいガソリンを入れてキックしたらすぐ、始動した。





  次にフレーム補強をした。
オフで走ると簡単に曲がりそうなんで、センターにパイプを一本入れて溶接した。
パイプ自体大した太さではないけど、三角形の形になり前後の衝撃からのたわみを防ぐと思う。
本当はもう、一本入れたいのだがライディングに影響すると考えやめた。
実際にオフを走ってないから、強度がどうなのか未知数。
これは走りながら改善して行く予定。






  エンジンストップボタンをホーンボタンで出来るように二本の線を残し、それ以外は全て取り除いた。
これでかなりスッキリした形になってきた。

ハンドルパイプも弱々しく、なんか曲がりやすそう・・・・。
次はハンドルバーの補強を行う。





ゼッケンプレート取り付けも兼ねたステーを溶接したまた、バーパットは既製品では付かないのでウレタンを加工してタイラップ止めした。
見た目はイマイチたが・・・・・・。





      速さには関係ないが・・・・
 
さらにサイドゼッケンも左右カッティングシートで作ってみた。
これでいくらかレーサー風に成ってきた。
次にホイールの塗装とオフロードタイヤの装着をしたい。





by
kondo honda