家の”跡取り”に子供が生まれると、それまで飾っていた物や蔵などに仕舞っておいた前の代の羽子板・破魔弓を片付けて、新しい物と交換します。いわゆる”代替わり”です。
近年は、跡取りの若夫婦がアパートなどに住んでいる人たちが多いようですが、県内では”床の間”を”神床”と呼び家の敷地内にある祠(ほこら)と同等で大地主神(その土地の神)、土産神(氏神)を祀る場所と考えられています。
その家土地の大地主神(その土地の神)、土産神(氏神)に、跡取りの子供が生まれたことの報告と庇護を願い羽子板・破魔弓をお飾りください。
”跡取りの子供の羽子板・破魔弓は嫁ぎ先に送り、御当家の床の間に一年中飾ってください。”
※床の間がない場合は、神棚の下、居間や玄関先などにお飾りください。 ※アパートなどには、親戚や仲人より送られた物や、ご当家で購入したものを居間や玄関先などに飾ると尚良いでしょう。 ※次男三男の子供の羽子板・破魔弓は新居に送り、床の間、居間や玄関先などに飾ってください。 |