10月23日
 待望のブロックが届き、これを早速崩して詰め替え。 日が変わるまで頑張って一気に作業を終えました。 注文の先読みが甘く慌てふためきましたが、これでなんとか格好がつきそうです。 次回向けには早めの対応を心掛けたいと思います。

 ブロックの品切れは飼育者にとってかなりな問題事項。 今回は絶対に間に合わぬ事が判明してからメインメーカーとは別口の所で凌ぎました。 普段から幾つかのキノコ屋さんをピックアップしておくのは大事ですね。 「菌床慣れ」とか言って同じ菌床を使いたがる人が居ますが、まだヤル気に満ち溢れた頃に銘柄の変更実験は何度もやっていて、ある程度の品質を保っているヤツなら変えた所で結果に大した差は出ませんでした。 菌床慣れって言葉は自分にしてみれば眉唾なので菌床の変更も気にはしていません。 私の場合、同じ菌床をなるべく使うのは普段から使用していて勝手が分かっているからで、今回の様な場合は躊躇なくサブのメーカーに頼みます。

 当然ですが吟味は大切で、質と価格の兼ね合いもしっかり考えてキノコ屋さんを選んでます。 いくら評判が良くてもべらぼうに高ければ候補から外れますし、事前のお試しで自分の環境に合わないと判断したらハジきます。

 10月18日
 新刊クワ雑誌届く。 国産オオがいよいよ90ミリに到達したとの事で驚きです。

 時間を見つけて1回目の交換を半分くらい行った。 例年よりも数が多いので半分と言ってもかなりな重労働で、交換した空きビンが山と積まれており、これを洗浄する事、まだ残りが半分ある事を考えると萎えます。 更に時期が来たらこれを数回繰り返さなければならないなんて・・・。最初っから分かってはいましたがモチベーションが継続出来るのか心配で御座います。 300程度でこの有り様、500〜600なんてやってる人の熱量は凄いんでしょうね。

 よその事は置いておいて我が家の途中結果ですが、初令で落ちているヤツが少し多い気がする。 多いと言ってもここ数年に比べたらの事なので特に問題とは思っていません。 よく異常な状況になると「今年使った菌糸ビンが〜」なんてのを見掛けますが、全滅でもしない限り先ず自分の環境を疑った方が良い。 今回の我が家の場合は、割り出し数が多くて作業が少々雑になっていたのと、傷つけた可能性がある初令を一旦マット保管する工程を省いた事が影響していると考えます。 まぁ〜確かに菌床の出来の悪いシーズンは有りますがね。

 9月17日
 菌床は注文したので後は届くのを待つだけ。 一般的な菌糸ビン交換時期と重なった事でスグ到着と言うワケにはいかなかったのですが、なんとかギリギリ間に合うくらいにはなった様です。 今期は飼育数が例年より多いので早め早めの準備が必要だったのに完全に忘れてましたね。 今のところ1本目の状態に不安は無いので心配は無いと思いますが、いざとなったら1本目として詰めた800瓶が幾つか残っているのでこれを活用します。

 まぁ〜なんとかなるでしょう。

 9月12日
 そろそろ投入3ヶ月と言うところなので食痕もかなり目立つ様になりました。 10月アタマくらいからビン交換を随時行っていこうと思っているのですが、肝心の菌糸ビンをまだ必要な分を詰めていないって状況。 面倒臭い作業なので「まだ間に合う、まだ間に合う」と先延ばしにした結果がコレです。

 早めに注文せんと・・・。

 8月15日
 久々に虫部屋のチェックをしてみると、幾つかのビンに食痕が出て来ていました。 投入2ヶ月と言うところなので当然と言えば当然ですね。 昔はこのくらいで2本目への交換をしていましたが、現在はここから更に引っ張っていく飼育に切り替えてます。 実際のところ交換してもしなくても最終的な結果に大差は無く、最初から4本での羽化を目指した場合はこのタイミングで行った方がスケジュールを組みやすいんではないですかね。 基本3本と決めている為、もう少し後での交換が都合が良いのでそうしています。

 9月後半から10月に掛けての交換予定で、それを考えると数週間のうちには菌糸ビン詰めをしておかないといけません。 大小合わせて200近く必要になる・・・気が重いです。

 8月8
 ぶっ飛びの暑さに参っております。

 今年仕込みの幼虫も早いヤツだと50日くらい経過します。 そろそろ3令になる頃で、伴って食痕も確認出来る様になるはず。 そうなるとこちらのテンションも上がって来るのですが、今のところは変化無しと言った感じで、もうしばらくは時間が掛かりそうですね。 加齢してしまえば爆発的に成長する段階に入るのであっという間でしょうけど。

 この時期に注意したいのは雷とかによる停電で、コレに気づかずにいると大変な事になります。 最近はメーカーによって自動復帰の機能を備えたエアコンや、オプション的に追加できる場合もあるようですが、残念ながら我が家は手動での対応。 災害時からの電源復旧による二次災害の防止なんかでこの様な仕様になってるそうで、安全面を考えての事なんでしょうが、24時間稼働を基本にしている少数派の我々には要らぬ機能と言えます。 エコな方々には怒られそうな話ですがね。

 とりあえず出先で帰宅出来ない場合は家人に頼る事となるのですが、なんせ機械音痴なのでしっかり対応出来ているのか気がきではありません。 雷様が機嫌を損ねぬ様、祈るばかり。

 7月31日
 取りこぼしの回収目的で産卵セットの残骸をひっくり返してみると、まぁ〜これが出るわ出るわで30匹ほど初令を追加です。 流石にこれ以上の取りこぼし追加は無いはずですが、それとは別に急遽組んだセットにも産卵痕が確認出来、追加も必至な状況から最終的に初令の数は300を越える勢い。 こりゃ少しやり過ぎましたね。 スペース的には問題無い数なのですが、それに手厚く手間を掛ける余裕を保てるかが心配です。

 数を理由に飼育精度が下がっては意味がありませんので、なんとか気持ちを切らさない様にしながらシーズンを全うしたいところ。 面倒なのはビンの洗浄と菌糸ビン詰め・・・滅入ります。

 7月28日

 ほぼ全ての羽化が終わったので軽く個体のチェックをしてみると、不作だったと思っていた♀個体群の成績が案外と悪くは無いと言う事に気が付きました。 基本2本孵しでこの結果でしたので、これを例年通りの3本でやっていたらもっとサイズを稼げたはずです。 最大は57ミリ超え。 まぁ〜これは1匹だけ飛び抜けたヤツなので例外としても他も粒揃いでしたので、今期はケチらずに3本を基本に頑張りたいと思います。

 ♂の方はかなりバラけた結果となり、ここは色々考え所となります。 昨年は3本で羽化まで持っていく飼育を心掛けましたが、本当は状況を無視した3ヶ月毎の交換が自分には理想なんですけどねぇ・・・これだとコストが掛かり過ぎて悩みます。 色々と調べてみると♂でも3本で羽化を基本路線にしている方が最近では多い様ですが、ウチだと培地がギリギリ持つか持たないかの状況になってしまうので、温度管理の精度を上げるかしないと厳しいです。

 素直に4本で行くのが一番我が家に合ってる気がしますがどうなんでしょう。 3本と4本で比較してみるのも面白いかも知れません。

 7月18日
 もう打ち止め!と思った産卵セットですが、のっぴきならぬ事情から急遽新たに組む事にしました。 現在初令は250匹ほどなので当初の予定をクリアしたにも係わらず、、、なのです。

 時期的に微妙なんだけどまぁ〜なんとかなるでしょう。

 7月9日
 産卵セットから回収した初令は現在200匹余り。 取りこぼし等を考慮すると用意した菌糸ビンを使いきる位は確保出来るのではないかと思います。 血統によっては不足を感じているモノもあり、正直言うともう少し増やしたいのですが、当初の計画よりも少ないくらいの方が余裕も出てくると言い聞かせております。

 スペースを考えると500位は可能だけれど、そこまですると手間が今の3倍は掛かりますし、何よりコストが馬鹿になりませんのでね。 数を多くすれば好みの個体にめぐりあうチャンスは増えます。 しかし自分の場合、多すぎると飼育の精度が落ちてその確率がガクンと下がってしまいます。 既製ビンをふんだんに使えるならそうはならないんでしょうけどね。

 余虫の処分にも困りますし、このくらいが現状では丁度良い飼育数なのかな。

 7月5日
 昨シーズン仕込みの幼虫達の羽化は殆ど完了し、残すところオスメス合わせて10数匹となりました。 色々と期待は大きかったのですが結果としてはイマイチ。 それでも血統・系統でそれぞれ種親クラスを確保する事が出来たので最低限はクリアと言えます。

 ちょっと気になった事として、「いよいよ安定してきたかな?」とここ数年かなりハイレベルな個体を輩出していたラインにかなりのバラつきが出た。 これは少し残念でしたね。 まだ血統の練り込みが足りない様で、種親選びを更に慎重に行わないといけません。 来期使用するであろう♀郡は例年に比べて小粒なので、少し難しい作業になりそうですが・・・頑張ります。

 6月19
 やけに長い蛹が居る。 ラベルを確認すればその幼虫のおおよその背景は分かるものの、個別ではどうかと言うのは番号で確認しないと分かりません。 早速照らし合わせてみると、これが最終交換時に我が家最大級の幼虫であった事が判明。 お宝発見!と、そいつを温度のより安定したワインセラーに配置しました。

 いやぁ〜ワクワクするなぁ〜なんて思ったのも束の間、同血統兄弟個体が先に羽化しており、これが痛恨の羽根パカでした。 状態から判断して蛹室内での後天的なモノではなく、明らかに大型化した弊害での羽化不全。 よく巷で言われる「不全になりやすい血統」なんてのがありますが、シッカリとした裏付けは無いものの、過去に何となくそんな風に感じた事が何度か有りました。 それを踏まえると、今回の巨大蛹も先に羽化した個体同様なパターンに沿ってしまう可能性がかなり高いのではないかと思います。 ビン側面から頭幅とのバランスがハッキリ確認出来ない為なんとも言えないのですが、どうもお尻が長すぎる気がするんですよね。

 羽化予想は来月中頃・・・杞憂であって欲しい。

 6月17日
 「そろそろ羽化しそうだ」と棚から移動させていた菌糸ビンの中身がどうやら羽化している。 まだ完全に固まっていないのですが、十数年掛けて磨き上げたビン掘りテクニックを駆使して暴いてみました。 出て来てビックリ、こりゃ種親候補に十分値する極上個体。 頭幅、アゴ基部の太さ、お尻の小ささ、全て自分の好みをクリアした♂親ソックリの個体でした。 種親が1シーズンだけで☆になってしまったので不安だったのですが、後継として使えます。

 羽化する前にビンの側面から見た時は評価低かったのにねぇ・・・これが有るから止められません。

 6月15日
 齧り具合の良かったセットから早くも初令が顔を見せています。 昨シーズンより1ヶ月も早い。 あまり沢山は要らない血統なので種♀を取り出しておいて良かった。 放って置いたら30も40も採れていたかも知れませんからね。

 早速先日詰めた菌糸ビンに投入して今シーズンのスタートを切りました。 今後どんどん増えていくので配置する温室の整理をしなければなりませんし、初令用の温度設定にムシ部屋を変更しないとダメ。 ヤル事が沢山有りますが、ちょっと気合入れて頑張りたいと思います。

 6月12日
 ♂の良さそうなヤツが羽化していた。 血統的にもちょっと期待しているモノなので慎重に掘り出してみると・・・鞘羽はまだ赤みが有るものの、なかなかの個体が出てきました。 細かい部分は足りないけど、理想としている「アゴが長くて尻が小さい」フォルムを持っていてよろしいです。 サイズ的には70後半。 もう少し大きさが欲しいところですが、早めの羽化である事なんかを加味すると上出来と言えます。

 これを見て色気が出てきた。 早速ラベルから種♀を割り出し、新たに組んだセットに放り込みました。 2年目と言う事で産卵数は望めないでしょうが、状況を考えたらそっちの方が好都合と言えますね。 産んでくれるかな?

 6月11
 朝一から作業を開始して飲まず食わず、8時間くらいかけて50ブロック潰しました。 もう手のひらが痛くてしかたありません。 ウンザリなのですが、この作業を3回以上繰り返す必要があると考えると怖いです。 ま、毎年の事なので今更なんですがね。

 今回ので230本くらい仕上がった。 産み具合にもよるけど最大300匹を想定しているので、ひょっとしたら追加で詰めなくちゃならないかも知れません。 気候もこの時期としては産卵向きの高温が続いており、多分そうなってしまうと思います。 数が多いと楽しみが増える分、手間も増えるのでどうしても飼育が疎かになりがち。 そうなっては増やした意味が無くなるので更に気合を入れ直さないとダメですね。 頑張ります。

 6月8日
 ドーーンと届いた大量の菌床ブロックに辟易としています。 週末になんとか処理せねば。

 ♂幼虫も8割くらい蛹化し、残りも前蛹化の段階に進んでいます。 途中で★ってしまったりセミ化と思われる幼虫は全体の1割程度で収まり、想定していた2割以内を軽くクリア。 なかなか上手く行ったと思います。 酷い時だとこれが4割近くになった事もあったので、そこから考えれば大分成長したなと。 新シーズンもこれを手本に無駄を無くす飼育に努めたいですね。

 昨シーズンの飼育においては幾つか気になるポイントを見つけ、これを検証する為に実験用の幼虫を用意する予定であります。 毎年小さい飼育実験は行っているのですが、今回のは久々に本格的なヤツをやります。 まずは実験用の幼虫を必要数確保しなければなりませんので、新たに追加セットを組んでこれに当てたいと思います。 大体♂♀合わせて40くらいは欲しいところ。 2〜3セットは要るかな?

 5月31日
 早くも材を真っ二つにするくらい齧っている♀が居る。 今期使用している材はかなり太い物を使用しており、小プラケにキッチキチのヤツ。 これを数日で切断するレベルに齧るなんて幼虫が爆採れしそうで怖いです。 1セットで大体20匹弱採れたら十分なのに・・・豪快に齧ってるから爆産しているとは限りませんが、ちょっと注視しときたいですね。

 ところで産卵木ですが、ここ最近はなかなか良い物が無くて調達するのに苦労します。 お金に糸目さえつけなければそれなりに手に入ると思いますけど、そこは何とか安価で入手したいところ。 シイタケも原木では無く菌床で栽培する事も多くなって、弾数が少なくなってるんでしょうか? とにかく値段に見合った良いのが余り出回りません。 そんな事から自分はハイシーズンを避けて秋や冬頃に出物を物色しておりますが、似た様な事は誰しも思いつくワケで案外と取り合いになったりします。

 昨シーズンは見た目良好な材を入手したものの、フタを開けてみればキマワリだかカミキリムシの幼虫がわんさか出てくる様な塩梅で往生しましたよ。 レンジ等で一定時間加熱しなければ加水だけでは雑虫駆除は無理。 外見はシミも無くはホントに良かったのにとんだ落とし穴でした。

 5月30
 ストレス・フリーとなった種♀、材を速攻で齧り始めています。 初令採りと言う事を考えれば月末くらいの割り出しが理想となりますが・・・上手く行って欲しい。

 もう一方の幼虫・蛹の方はと言うと、♀が何匹か羽化しておりました。 羽化後数日と言う具合。 そのまま放置でも良かったのですが、興味が先走って取り出してみる事に。 大勢に比べて早めの羽化なので期待はせずに掘ってみると、これが案外と良形なヤツが出て来て今後続々と羽化してくるヤツ等にちょっと期待したい結果となりました。 楽しみです。 

 5月28
 セットに♀を放り込む。

 気温も上がって成虫達がガチャガチャやり始めたし、ペアリングして2週間は経過している事からしても頃合です。 ただ放り込むだけ・・・なら簡単なのですが、一緒にラベルを決めたりとか置き場所の確保など色々と面倒な作業もあって小一時間掛かりました。 20セットくらいに♀を入れましたかね? まだ幾つか未投入のセットも有るので、これらには昨年仕込みの幼虫の結果を見て良いのが出たら2年連続産卵用にしたいと思ってます。

 今のところハッキリとはしていませんが、ちょっと良い感じの蛹が出て来ているラインがあるのでその状況を見守りたいと思います。 2年目のセットは産む数も少ない傾向にあるので、不足分の補充としても都合がよろしい。

 5月21日
 ペアリングを開始してから10日くらい経過。 目の前での交尾も見ましたし、流石にこれ位の期間同居させれば交尾済みだろうと言う事でセットを組みました。 が、すぐに♀は放り込まずにしばらくセットが馴染むまで放置しておきます。 5月末ですかね、♀を入れるのは。

 これでも例年よりは少し早めのセットとなりまして、7月中には予定数の初令を確保したいと思ってます。 今回組んだのは20数個。 十分なはずですが、齧り具合なんかを見て追加も有り。

 5月19日
 突然気温が30℃なんて越えちまうもんだから大慌てでエアコンのスイッチを入れた翌日、今度は20℃下回ったりとこの時期は油断なりませんね。

 数日好天が続いた事も影響したのか、♂の蛹化もドンドン進んでいます。 見た感じだと今月中に半分くらいは蛹になるんじゃないかと思います。 その反面、まだ蛹室を作る事も無くのんびりとした幼虫もいて、コイツ等には若干の苛立ちを。 しばらく様子を観察して変化が見られなければ何かしらの手を打つ必要が有るのかもしれませんが・・・ま、大丈夫でしょ。

 5月11日
 次期種親選びがなかなか進みません。 緩くしてるつもりは無いのですが、コレもアレもとピックアップしていくと♂だけでも10匹以上になってしまいました。 エースの♂に複数♀、それに先々を考えての傍系を加えると予定セット数を軽く越えてしまいます。

 我が家では大まかに4系統有り、これに少しヒネリを加えて幾つかのラインを構成していまして、先の4系統直系は必ず残さなければなりません。 また、前年に使った種♂も使う場合が有るので、セット数を制限している状況ではなかなか絞りきるのが難しいです。 1♂に1♀しかあてがわない贅沢なパターンなら迷う事も少ないと思いますが、「当たり♀」の概念がありますので良い♂には複数付けて可能性を広げたい・・・毎年の事ながら悩みますね。

 5月4
 ♂の加温も予定通りに進み、現在は適温にての管理になっています。 これからは温度に注意しながら暴れに対処したりするくらいですかね。 その代わり、今度は次期ブリードに向けた工程に入る準備をせねばなりません。 とりあえず種親選びをしてペアリング、6月中のセットを目指します。 目標は大体200〜250匹くらいで、不発込みで20セットくらい組めば十分ではないかと思います。

 まぁ〜途中経過を見て追加も考えますが、それは本命で振るわなかった時くらい。

 5月2日
 GWですね。

 定期購読しているクワ雑誌が届いてから数週間、未開封のまま放置してあったのでこれを御開帳です。 ここ数号はヘラヘラに関する話題が多く、自分にはあまり関係無い話ではありますが楽しく読ませてもらってます。 関係無いとは言っても以前に何度かオオカブト系は飼育した事があり、現在でも全く興味が無いワケではない。 ただ、どう言う事か自分は上手く飼育する事が出来ず、失敗続きで挫折・・・記事を参考にしてみると、マット選びや飼育温度とか色々とヤラかしてたみたいで当然の結果だった様です。

 今となっては良い思い出くらいな感じですが、当時は幼虫価格も結構なものだったのでショックが大きかったです。 失敗の理由が分かったところで「これから飼育するのか?」と言われれば、多分それは無いですね。 数匹ならば考えられなくないが、場所を取るし、マット飼育と言う小バエの温床になりがちなモノを菌糸ビンと一緒にするのはあり得ませんから。 あくまでメインはオオクワなので、カブチンは遠目で眺めているだけにしときます。

 しかし、胸角の太いヘラヘラはカッコ良いですね。 あんなの出たら止められませんわな。

 4月25日

 4月も後半に入り♂の方の加温もほぼMAXな状況で、月末前には狙いの温度まで持っていき蛹化を即したいと思います。 ♀の方は少し前に加温を終えて現在は通常の温度帯に戻したのですが、その間に幾つか暴れたヤツが出て来たので状態を吟味して交換しておいた。 基本2本での羽化を目指している為に、どうしても培地が持たないビンが出てくるのは避けられません。

 この辺を来期はどうするのか考え中で、♂と同様に3本にするのか迷ってます。

 4月3日
 天気が良いって事で越冬成虫のエサ交換とケース洗浄を半日掛けて行いました。 幾つか越冬出来ずに☆ってはいましたが、まぁ〜このくらいは想定内と言った感じ。

 数年前から個別の飼育ケースを所謂プラケから菌糸ビンの空ビンを再利用するかたちにしており、特に越冬させる場合はこちらの方が便利だったりします。 コバシャ等の専用ケースは意外と内部の乾燥具合が早かったりするし、完璧に小バエの進入を防ぎたいのなら最近流行りのスクリュー式のビンを使った方が遥かに優秀。 洗浄も簡単だし、もっぱらコレ。

 お陰でミニケースやタイニーケースが使われないまま山積みになってます。 捨てるのは勿体無いが・・・断捨離って言うんですか?使わないのなら思い切った方が良いのかも知れません。

 3月29

 あまりに暇なので久々にクワ雑誌でもと注文。 前回は半年前くらいに最新号と不足分、全部で5冊だったかを頼んで寝る前の時間潰し当ててました。 半年も有るので気に入った記事なんかは10回以上繰り返し読んだはずで、流石にもう飽きて暇潰しにもならない。 中には「得るもんねぇーよ」と一行も読まない記事もあるので、これをサラっとでも読めば・・・と言う気には全くなりません。

 案外と読み返すのは自分が飼育していない、また大して興味も無い種の飼育記事で、これが自分の飼育方法確立のヒントになったりする事が時々ある。 役に立たなくとも知識として蓄えておいても損はありませんし、今はそうだったとしても後に化ける可能性もありますしね。 読んでいて面白い。 お気に入りであります。

 3月27日

 暖かい日が続く様になり、越冬中だった成虫もモゾモゾやり初めています。 流石にエサを漁る様子はまだ確認出来ませんが、長期間冬の乾燥環境下に晒された事から加水は必要なはず。 取り敢えず天気を見ながら近い週末にこの作業をこなしたいと思います。 良ければ飼育ケースの洗浄を兼ねて床材やらの全取っ替え。 悪ければ霧吹き程度お茶を濁し、好天の週末を待つ事にします。

 床材を全て交換し、ケースも綺麗に洗浄する事でコバエの発生が防げ、菌糸ビンが並ぶ虫部屋での成虫の管理が可能になります。 毎年この工程を欠かさぬ事ではコバエ1匹居ない虫部屋を維持していますよ。

 3月14
 3月も中盤と言う事で、事前の予定通りに♀温室の加温を開始。 4月に入る頃までに目的の温度帯に持っていき、大体5月中の羽化を目指します。 この時に暴れたり培地が加速的に劣化する場合があり、状態によってはビン交換の必要も出てきます。 それを見越して交換用のビンは幾つか用意してあるのですが、出来る事ならそう言うのは避けたいのが正直なところ。

 まぁ〜その辺は運任せなところも大きいので、日々のチェックを怠らず予兆を感じたら速やかに作業したいと思ってます。

 3月2
 温度調整は既に完了しており、ここから1ヶ月弱の冬期間に入りました。 ♀の方は若干早めに済ませてしまったので加温開始は3月中頃くらい、♂はもう少し後になりますかね。 順調に行けば5月くらいから順次羽化してくるはずです。 そして次期ブリード開始と、このサイクルをもう10数年、20年近く続けていると先ほど気が付きました。 意外と無駄に長く続いてますねぇ。 年々興味が薄れている為これから先何年続くのか分かりませんが、もう暫く状況が許す限りは続けていこうと思ってます。

 何故かこの「興味が薄れた」頃から羽化成績がガンガン上がって来ているのが分かる・・・熱心にしていた時は失敗ばっかりだったのに。 なかなか止められない理由かも知れませんね。

 2月20
 温度調整の方は上手く行っている様で、特に暴れたりするモノも無く順調です。 このまま狙いの温度まで下げて3月末くらいまで飼育していき、その後は蛹化へ向けての加温と言う事になります。 心配なのは季節はずれの好天で気温が上がってしまう事で、こう言う刺激が元で子実体が出て来たりするんですよね。

 この辺をどう切り抜けるかが腕の見せどころ・・・エアコン入れたり色々手を尽くして頑張りますよ。

 2月16日
 ♂の3本目の交換がほぼ完了した事から、飼育温度の調整に入る事に。 エアコンと温室ヒーターの併用からヒーターのみへと変更し、細かい温度調整が可能な様に切り替えました。 エアコンを稼動させていると最低設定にしても外気の影響受け、なかなか20度以下を上手い具合にキープ出来ない状況なのでね。 この状態でしばらく様子を見て徐々に温度を下げていきます。

 ♀の方はそんな面倒な工程は経ずに一気に狙い温度へ。 もし環境変化で暴れだしたとしてもそれはシカトし、温度を上げる時期になって状態が酷い様なら交換します。

 2月10日
 2月に入ってからボチボチ交換をしています。

 今シーズンは出だしが例年に無く好調だった事から、暴れたビンはともかく、スケジュール通りに運んだビンには期待していました。 結果はその期待を裏切る事無く「絶」好調! 10年続けた我が家の血統でも安定して大台の30グラムを超える様になりましたよ。 巷を席巻している有名大型血統とは違い、なかなか大きくならなかった血統でも継続と工夫次第で伸びてくれるのが分かりました。

 後はこれを形状にどう繋げていけるかで、大型で羽化してきたとしても好みに合わぬ不恰好なモノでは意味がありません。 実際、この血統でも数年前から80ミリを超えてくるヤツが何頭か出て来ていたのですが、腹がデカかったり頭幅の迫力に欠けていたりと理想には程遠かったので種親の対象外でした。 今回は大台を狙える幼虫が10数匹も出て来た事から、その中から1匹くらい大きさとカタチを兼ね備えたヤツが出て来てくれるんではないかと思ってます。

 ま、重さだけで判断して何度も期待を裏切られて来ていますので羽化してくるまでは分かりませんけどね。

 1月28日
 恒例の温室チェックをしてみると、棚の奥の方で暴れているビンを発見。 少々厄介な場所でヤラかしてくれてます。 他の大人しくしているビンを移動させないと取り出せない位置にあり、「交換時以外は触れない」と言う鉄則に反して取り出し作業を行わないといけません。 この辺はガラスで仕切られている温室飼育の弱点であります。

 可能な限りビンに振動を与えない様に細心の注意を払って移動させ、なんとか件のビンをレスキュー!! その後の経過観察で移動の影響は確認出来なかった事から上手くいったみたいで胸を撫で下ろしました。 暴れた幼虫の方はかなりしぼんだらしく、立派な頭幅に反して体躯が寂しい状態・・・勿体なかったなぁ。  投入から7ヶ月、時期的にも状態から判断しても大幅な回復は望めない事から、交換後に落ち着いたら常温での飼育にします。 この時期の常温を経験させてやればセミ化も防げますし、なにより邪魔なのでね。

 今回、外的要因以外で暴れ出したと思われる事から菌糸ビンの状態がそろそろ限界に近いと予想。 3月頃に交換の予定だったのですが、少し早めた方が良さそうなニオイがプンプンします。 考えておきましょう。

 1月20日
 詰めた・・・詰めてやった!!と言う事で、週末に届いたブロックを消化しました。 ビン不足はガラスや他のポリビンで補ったのでなんとかなりましたが、案の定、数本のガラスビンを割ってしまった。 加減して詰めたつもりなんですけどね。

 仕上がった本数は40数本で、どう考えても本数不足。 後になってから気が付きましたが、今期は♂が多かった。 もう1ケース分は必要になる計算で、注文した際に力強く「2ケース!」と言った自分が恥ずかしい。 何を考えていたのか? 歳を重ね、いよいよマダラボケが始まったかと震えております。 また買わないと・・・。

 1月16
 ドドーンと届く菌床ブロック。 「ドドーン」と言っても2ケース20個なので大した事はないですが、毎度ながら注文しといて届くとウンザリします。 ウダウダ言ってても仕方無いので明日詰めようと崩す準備をしていて気が付きました・・・♂用の空きビンが足りない。 もっと数有ったはずなのですが、ちょっと探した感じ40本は必要なところ半分くらいしかない。 こりゃ不足分はガラスで補わないとダメかな。

 前にも書いた通り、個人的にビンの材質で幼虫の成長には大差無いと思っているので、扱いの楽なポリ意外は使いたくないんですけどねぇ。 ま、今回詰めるのは3本目の羽化ビンで強烈なプレスも必要無いと思うのでガラスも使ってみますか。 でもどっかに有ったはずなんだけどなぁ〜、大量過ぎる800ポリビンに埋もれて見当たらなくなってます。

 1月13
 昨日くらいから冬模様で今シーズン初の積雪です。 こうなると外気の影響で虫部屋の温度が少し不安定になるのですかさずチェック。 温度計を見ると幾らか低めで推移している様ですが、まぁ〜なんとか許容範囲内で収まってくれています。 要らぬ心配だったかと思いつつも、一応の為に温室内を調べてみると何本か暴れた形跡が。 少しの変化でも敏感に感じ取るタイプの幼虫なんでしょうか?

 取り敢えず手の届く範囲にあるので取り出すと、暴れたのは全部同血統であるのに気が付きました。 う〜ん、、、時々こう言うのが有るんですよね。 お互い離れた場所に配置してあったので直接干渉しあう事は無いのにシンクロとは不思議だなぁ。

 本来ならば少なくとももう1ヶ月は引っ張りたいところなんですが、暴れちまったら仕方ありません、交換します。 んで、温室には戻さず常温で管理。 もう期待も出来ないでしょうし、スペースも確保出来ますからね。 セミ化回避にも丁度良い。

 1月7日
 今年もよろしくお願いします。

 年末年始は整理整頓したくらいで、時々温室を覗く程度で何もしませんでした。 幼虫達の大半は大人しく過ごしてくれていましたが、♀温室の方からポリビンを齧るガリガリと音がしています。 音の方を観察しても暴れてる様子は確認出来なかったので、多分、蛹室形成をしようとしているんじゃないでしょうか? 初令投入してから早いヤツは5ヶ月ほど経過する事から別に驚く様な事でもありませんね。 このガリガリと齧る音は近接したビンにも影響及ぼす事があるので、自分の場合は隣同士のビンが触れ合わない様に配置してあります。 ガラスビンだとこれの心配が少なくて良いのですが、重いし、割れ易いし、固く詰め過ぎるとガラスが破裂したりとリスクの方が多いので使ってません。 「ガラスビンの方がデカくなる」と昔有名な方が言っていてそれを実践している人も多い様ですが、我が家ではビンの材質によって成長に顕著な差が出ると言う事を感じた事は無いですね。 熱放射云々が根拠だそうですが、ある程度の温度管理が出来れば関係無いと思います。

 まぁ〜ガラスビンの良い部分を取るか、手軽なポリビンを選ぶかは個人の自由。 好きな様にしたら良いと思いますし、好きな様にしたと思います。 お、、、ここで出ました本年の抱負が・・・

 「好きな様にする!」

 これに決めました。