12月5日
 本格的に寒くなってきました。

 先日1回目の交換が終わり、現在は絶賛加温中の温室内で人間様より快適に過ごしている幼虫達です。 交換の結果は「山もオチも無い」と言う平凡な感じですね。 仕込み時期が1ヶ月ほど遅れた事が影響しているのでしょう、我が家では遅くとも7月中に初令を採るパターンで行った方が成長が良い様に思います。

 今後は年明け2月くらいに交換、それからしばらく蛹化への工程を踏んで5月後半くらいの羽化を狙います。 9ヶ月ほどでのサイクルとなりますが、正直なところもう1ヶ月くらいは幼虫期間を伸ばしたかった。 ただ次シーズンと被るとなるとまた少しややこしい事になるので、この予定で進める事にしました。

 来シーズンをキッチリ7月スタートに合わせる為です。

 11月6日
 気が付けば11月で、そろそろ1本目の菌糸ビンが100日経過します。 全く準備していなかったので慌ててブロックを注文して速攻2本目を製作しました。 今期は飼育数が少なく、3ケースも崩せば事足りる状況なので作業自体は大した事が無かったですね。

 これを消費した後は年明けにもう1回行えば今シーズンの菌糸ビン製作作業はお仕舞い。 当初は飼育数の物足りなさを感じたものの、今となっては「丁度良かったかな」と思います。 ブロック代もかなりお安く上がりそうです。

 ビンの仕上がりを考えると交換は今月中頃くらいになりそうで、食痕の出具合からしても頃合ですね。 あまり期待はしていないのですが、ここでアベレージ高め途中結果が出てくれると嬉しいんですが・・・果たして結果は?

 10月7日
 10月に入って冷え込みの厳しい日が増えてきたので、冷房からヒーターでの加温に切り替え。 日によっては25℃越えなんて事もあるので冷房を入れつつ加温するのが安定する時期なのですが、効率も悪いし、日々チェックするのも手間なんで温室での加温のみとしました。 多少温度が狙ったポイントより高くなっても数日程度なら問題無いでしょう。

 今期は少数なので全てを温室内で管理する事にしている。 氷点下近くまで温度が下がる時期まではこのまま手を加える事無く過ごせるので非常に楽です。 ま、日ごろから飼育部屋にほとんど出入りもしておらず何もしてませんけどね。

 来月になると1回目の交換があるので新しいビンを用意しなきゃならんのですが・・・これが面倒。

 9月4
 産卵セットの回収がほぼ終わり、今シーズンの幼虫数は約120匹となりました。 もう少し欲しかったのですが、セットに向けての初動が遅れた事もあってこの結果です。 不発が多かったのが痛かったですね。 複数♀と掛け合わせて一方だけが産んでいると言う状況から「種無し」はありえませんので、初令が採れなかった組み合わせに関しては来シーズンに向けて種♂と再同居させております。

 少数ではありますが、そのお陰で手抜きせず飼育に向き合えると言い聞かせ頑張りたいと思います。

 8月16日
 お盆中にクワ作業。 整理整頓や今年羽化した個体の分別など色々とやりましたが、メインとしては産卵木の割り出しでした。

 予想したよりは不発セットが多かった様でして、この辺は下準備をシッカリ行わなかった事も関係している気がします。 例年なら「追加、追加!」と再セットを組むところですが、今期それは行わないと当初から決めていたのでやりません。 ここで組んでも初令が採れるのは9月過ぎとなりますし、経験上そこまでズレ込むと我が家では好結果に繋がらないので無駄になるんでね。 少数で頑張るとします。

 飼育を継続するかしないかで迷っていたくらいなので良い肩慣らしにはなるんじゃないでしょうか?

 7月26日
 昨年仕込みの幼虫は殆ど羽化し、現在は今シーズンに向けてのセットを開始したところです。

 羽化結果ですが、昨年はとある理由から途中で飼育を放棄した様な状況になってしまい、♂幼虫の大部分を2本で羽化させた事から散々でした。 サイズは小さいし、不全が例年になく多発。 培地の劣化が酷く、中には泥状にまでなっている様な状況でしたからね。 そんな中でも「お?」と思える個体も羽化してきてくれて、次シーズンも続けようと思える活力となりました。 そんな良形個体ですが、これをいつもの様にシッカリ飼育していたらもっと凄いヤツになっていたのではと思うとなんだか複雑な気分ですね。 時間が無かったと言っても毎日5分〜10分くらいの時間は割けたはずで、これすら出来なかったのは単に飼育者のわがまま。 ブリーダーとしては失格です。

  昨シーズンの失態を繰り返さない様、今期は気を引き締めてやっていきたいと思います。 完了したセットの状況、反応は良好。 大量に発生していた飼育部屋のコバエもバルサンを焚いて完全駆除済で、後は初令が採れるのを待つばかり。 少しセット時期がズレ込んだので例年よりは遅めですが、それほど大きくは影響しないと思われます。

 気合入れて頑張りますよ、今期は。

 6月3日
 昨年羽化した種親候補として残しておいたヤツ等がゴソゴソやってる音が聞こえる。 これに無視を決め込むワケにもいかずゼリーを与える作業をしていたのですが、手前味噌ながら流石と言うか残していた個体のレベルはかなり高いモノでした。 あまり飼育には乗り気でなかったものの、これを確認してから「ちょこっとなら出来るかな?」なんて思い始めてしまう。 資材に関しては昨シーズン当初に次回を見越して仕入れはしてあったので手持ちは十分で、あとはこちらの気分次第な状況です。 う〜ん・・・本当に少数なら可能かも。

 と言う事で、今期もブリードを継続する事にしました。 昨年みたいに不測の事態でも中途半端にならないレベルで行いたいので、大型温室1基分で収まるくらいで行います。 数にすると大体100少しになるんではないかな? もうちょっと多くてもイケるとは思いますが、まぁ〜そんなに欲張らずに頑張ろうと。

 少数と決めたからには種親のチョイスは例年に無く慎重に行わないとダメですね。 ♀なんですよねぇ、問題は。

 5月28日
 色々と忙しくかなり間が空いてしまいました。

 昨シーズン仕込んだ幼虫に関しては年末頃から立て込んだせいで十分な管理が出来なくなってしまい、結果を見る前から失敗であります。 飼育自体に興味が薄れていた事に加え、コバエの大量発生なんかもモチベーション低下の原因となりましたね。 先日2ヶ月ぶりくらいに飼育部屋に入るレベルの体たらくぶりで、ストックしていた菌糸ビンも大半を使わず仕舞いで無駄になってしまいましたよ。 勿体無いですね。 正直言えば交換する手間くらいは有ったのですが、もうヤル気が失せていたのでしょう。

 そんな感じなのですが、そうは言っても完全に無視するワケにもいかず久しぶりに温室チェックしてみました。 4月後半くらいから当地の気温も高め推移となってたお陰なのか、加温なんかせずとも殆どが前蛹へのステップを踏んでいた状態でして、その中で培地をバラバラにして今後の蛹室形成に影響が出てきそうなビンだけ交換しておきました。 このまま羽化までまた放置しておく事にします。 温度管理に関しては異常なくらいの高温とかでもない限り行いません。

 7月くらいですかね、羽化までは。

 3月5日
 久しぶりにクワ友さんから連絡。 早くも新シーズンに向けたブリード計画を立てておられる様で、それに向けての「ある道具」が必要だとの事。 その道具とは「アペックス」の名前で売られていた産卵木を割り出す際に使う物で、ちょっと長くブリードをしている人なら分かると思います。 自分も持っていますが、欲しいと探すもなかなか見つからないらしい。 調べてみるとどうやら既に生産を終えていて、市場にはデッドストックの形で残っているか中古を当たるしかないみたい。

 結構便利な道具なのですが特殊な形状のせいか価格も高く、しかも他にほぼ使い道が無い・・・ニッチ過ぎてそら生産止めてしまいますわな的であります。 意外と長期間売られていたと記憶しているけど、飼育人口も横ばいから低下と需要も少ない状況ではね。 一般的に割り出しにはマイナスドライバーが使われる事が多いのでしょうか? 自分は結構早い時期からコイツに切り替えてましたので、もうドライバーには戻れません。

 売ってないと分かったからには今後大事に使わないといけません。

 2月5日
 虫に対するモチベーションの低下で大分間が空いてしまいましたね。 飼育の方も3ヶ月ほどまったく観察していない様な塩梅で、久々に覗いてみると大変な事になっていました。 常日頃からコバエの発生には気をつけていましたが、これが今までに無いほど大量発生しておりまして手の施しようがありません。 毎年少しは発生していたものの、その都度発生源を突き止めて対処していたので今回の様な事にはならなかったのですが・・・流石に100日も放置では。 

 今回の飼育に関してはハッキリ言って失敗となると思います。 当初から幼虫の体重の乗りもイマイチでしたが、コバエの蔓延した状況では更に期待出来る状況ではありません。 良形を求めるにしても有る程度のサイズは必要になってきますので、今の荒れた環境下に希望は無いでしょう。 エアコンのスイッチを切り、コバエが大人しくなるのを待って最後の交換に望みます。

 その後、部屋にバルサン等を炊いてコバエ駆除をしてから新しい菌糸ビンを配置する事になるでしょう。

 1月1日

 今年もよろしくお願いします。