菌糸瓶、ブロック
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普段はブロックを崩してビンに詰めています。有る程度「温度管理」が可能なので容器は「ビン、ポリ」関係無く使っています。 最初のビンは5〜600ccのいわいる「小瓶」を使います。 その時、自主的に「麦芽」をミキサーで粉砕した物を添加しています。 これは「おまじない」的なモノで、無くともデカくなると思います。自己満足ですねぇ〜。ちなみに1ブロックに15g程度の添加です。 次のビンは♂なら900か1.5L、♀は勿体ないので「小瓶」のまんまです。 ♀でも900とかデカ目のビンを使うと大きくなる傾向に有ります。 それ以降は喰い上がりを見て適当に替えます。 メーカーは「月夜野」「G-pot」「菌太郎」「KBファーム」「フォレスト」を今まで使いましたが、どれも実感する程変わり有りませんでした。 Mixこそしていませんが統一して同銘柄のビン使用にこだわらず、時々同じ幼虫に違う菌床ビンを使ったりします。 培地がクネギ→ブナとかに変わっても全然問題有りませんでした。 この辺にこだわりを持ってる方も居ますが自分は気にはしてません。 *最近、どこも品不足気味だったのでクワ友さんに頼みザ・オオクワの「プレミアム」ビンを試しに購入してみました。 この菌床は82mmを出した事で有名になりましたが、作出者自身が「最近の菌床は良く出来ているのでメーカーにこだわりない。」と記事に書いていたのでこれだから!と言う事はないのですが、ミーハーな自分はこの機会に使ってみる事にしました。 *近所の方が菌糸瓶・ブロックを発売されているので最近購入してみました。 値段はかなり安く「月夜野」並です。ご近所なので入手も楽、お手頃な価格なのでお試し使用中です。 使用感ですが以下の通りです。 |
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月夜野
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激安の菌床で有名。 しかし最近は送料やら何やらで頼むと意外と高くなる。安価なので個人的に2本目以降の♀にはこのビンを使用する事にしている。 添加剤も売っているので便利は便利。 菌床切れもほぼ無い。 * 30gアップの国産幼虫が出ました |
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G-pot
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ギネスポットの愛称で有名なのがコレ。 巷では「○ビン」だとかイロイロ言われてるが、別段不便は無い。愛用者も多く、温度管理出来る人には良い!との声も。 値段的にも一般的だし何より「菌床切れ」が皆無!頼めば翌々日には届くので不意な時にも安心。 大型個体羽化実績も多数。 *少し前から角形ブロックも販売されました。 若干容量が多くなった感じがします。今回も発注即納と対応はどこよりも素早いです。 困った時はココですね。 |
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菌太郎
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奈良オオのオリジナル。 3年位前からの発売と記憶してるが、当初は培地も良い感じで使用していたが、最近は明らかにムラが有る。発売当初とは違うキノコ屋に頼んでいるのか? 最近のはイマイチ感が有る。大手なのでそのうち改善されると思うが・・・ |
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KBファーム
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ココは最近使用を始めたところ。 クヌギ100とブナ100菌床を使用したがクヌギは超微粒子のオガ粉でビン詰めも簡単。 ブナは粗めのチップでこれはこれでイイ感じ。 Webページも有り店主のウンチク、こだわりが分かる。 最近では「お気に入り」の菌床だ 。ただ、発注してもレス無し、菌床切れ有り、と商売上手とは言えない。 改善して欲しい。 *2回目の発注品が届きましたが、Waitが1ヶ月半以上とかなり待たされました。 しかし、詰めてみると速攻で菌糸が廻ってくれて、物は最高です。 またブナ100菌床が今回限りで廃品となってしまったようです。残念・・・ *新外産菌床と云うヤツを試してみました。 表記通り「かなり粗い」培地で初2令には完全に向きません。 根食い・ドロ喰いの培地の「劣化」を気にしない種なら何とか大丈夫かと思いますが、国産・ホーペイなどには粗すぎます。 3令になればまた別かも知れませんが、この粗い培地は他に使い道が有るので、これはこれで使えます。 HPの方で設備拡張の記載を発見。 懸案の菌床切れの解消が図られている様で一安心です。 この価格でこの品質は人気が出ない方がおかしいくらいですから、拡張の話しは嬉しい限りです。 (04.1.6追加) |
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フォレスト
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1回だけ「アンテ」用に使用。 ここは「ビン」のみの販売で「ブロック」が無い。 正確には「有る」がメーカー曰く「違う」菌床だそうだ。 固詰めでずっしり重い。 良いのは理解出来るが、いかんせん高い! ビン一本でブロック1個買える位だ。 ブルジョアな人には良いかも知れない。 品質はビン詰め既製品ではトップクラス。 |
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ザ・オオクワ
オリジナル |
大量仕入れの安さに惹かれて「お試し」で使用。 個人的感想は×。 使用したのが既製のポリビンだったのが原因か、あまりコレと言った成果は見られませんでした。 詰め方は「固くもなくスカスカでも無い」と言う感じ。 オガ粉はMixか?この菌糸でも80アップが出ている様なので、単に「自分の飼育法には合わない」といったところでしょうか? |
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丸寅ファーム
オリジナル |
知り合いの方が販売している菌床。 値段は最安値のランク。ブロックとPPボトルで2種類の種菌使用、都合4品。 1つは一般的なオオヒラタケ、もう1つは白カワラを使用していて培地はクヌギ。 「白カワラ」は「野外でオオクワの幼虫が採れる」と言う理由で使用しているそうで、ブロックを崩してみるとオオヒラとは違った香がします。 以前から「カワラ」の菌を使っている菌床は有りましたが、使い勝手が余り良くなく、すぐ劣化したり期待ほど幼虫の生育が良くかったりと、一般ウケはしませんでしたが、販売元の実績では結構調子が良いそうで自分もお試し中。 菌床は基本的にブロックを崩し自分で詰め直す方法を取るのですが、ここのブロックのオガは「やや粗め」です。 初2令にはちょっと向かないかも。 PPの方は粒子が細かいらしいです。 |
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Dorcus Cat's
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本家を越えた「激安」菌床。 取り敢えずは800ccのポリ瓶を所望し♀用にしました。 ここはホントに激安でして、まとめ買いすると先の瓶が1本190円弱。 培地もクヌギ、クヌギ・エノキMixも選べ使用感は「まぁ〜まぁ〜」です。 他にブロックがクヌギ生オガ・オオヒラタケ菌でまとめれば1個あたり380円!で買えてしまう「尾瀬」と言う品物もあり、電話でしつこく「生オガか?」と尋ねましたが返事はYes。 にわかには信じられない価格で提供となっていますが、本来は特別なのを除いてはコレ位で提供できるのではないでしょう〜か? 使用実感ですが、ハッキリ言って期待ハズレでした。 自分の場合、ブロックから詰め直して最低でも1週間程度で使用出来る状態のモノを選んでますが、ココのは少し菌糸力が弱い様で時間が掛かりました。 この「安さ」は大変魅力ですが自分のスタイルには合っていない感じで少し残念でした。 (04.1.6追加) |
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EXCEED CRAFT
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クワ友「スズリさん」が最近販売を始めた菌床・菌糸瓶です。 知り合いと云う事も有り使用してみましたが、これは良いです。 ブナ培地オオヒラ仕様で自分の最近お気に入りの組み合わせですし、寄せられている実績をお聞きしましたがかなり高い実績を上げているそうです。 「KBファーム」プロデュースで品質は保証済み! 難点と云えばデカいサイズの容器が無い事ですが、話しによると販売サイズのビンでもアンテの83mmも無事に羽化しているそうですし、デカ瓶の制作も検討されているそうです。 これからが注目! (04.1.6追加) |
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こんな感じです。(あくまでも個人的主観なので異論も有ると思います。後は各人の判断で・・) 菌床選びのポイントとして「安い」「良いモノ」「早い」の順番で決めてます。 最近気になってるメーカーとしては「ZAK」が有ります。ココも安いのですが品薄っぽい・・・。 また、個人的に思う事として実際の菌床代(原価)はかなり安いはず。 「こだわってるから高い!」と販売側から言われそうだが、このごろの代金低下傾向を見ると間違い無いはず。 知り合いにキノコ屋とか居ると意外に安く仕入れる事が可能だと思います。 有名ビンを「種菌」としての使用も可だし。 安く仕入れる方法として「大量購入」が有ります。 仲間内でお金を出して大量発注すればかなりの値引きをしてくれるはず。 一回で10万単位の購入が必要と思うが・・・。 10人位集まればなんとかなると思う。後は交渉次第。 一番の金食い虫なので安くあげたいトコロ。 ケチって1本のビンに多頭飼育する方法も有るが、これは一般的には「大きくならない」方法なので短期間なら良いかもしれないが、長期、或いは羽化までもっていくのは大型狙いの人には向かないと思う。 最悪共食いも有るという噂・・・ * 最近は菌糸瓶の研究もショップレベル・個人レベルでも進んでいて、一昔前の「常識」と言われたモノはもはや通用しません。 シビアな人は幼虫の成長段階によって「培地」の種類や粗さ等を使い分け、驚くほどの効果をあげています。 その代表例が通称「羽化瓶」又は「捨てビン」と呼ばれる三令中期〜終期に入れる瓶の存在です。 日々進歩しているクワ飼育ですが「大型・良形」を目指す者にとって一番のキーはこの菌糸瓶で自分もイロイロ試しています。 少々リスクは伴いますが、個々人でさまざまな実験を積み重ね自分に合った瓶を目指すが吉! |
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* 幼虫飼育マット
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一般的に菌糸以外の飼育は「材」か「マット」ですが、自分はほとんどこの方法をを使用しません。 発酵マットは自作が容易なうえ安上がりなので、多頭飼育されてる方やこだわりを持って飼育されている方には根強い飼育法です。 しかし、どんなに頑張って飼育しても菌糸には今の所かないません。 75mmを出せればかなりのモノです。 以前は初期段階で♀と判断出来た場合、次の飼育法を「マット」に変えていましたが、♀も菌糸の方がデカくなるし、保存をしておくのが大変なので使用を止めました。 この辺を割り切って飼育出来る人にはいいかも知れません。 また、終令後期の幼虫が菌糸ビンの中で暴れだした時に蛹化促進の為にマットを使用する方もいますし、実際蛹化してくれます。 以前使用していたのは奈良オオの「スーパーカロリーマット」。店が太鼓判を押してるだけあって確かにデカくなると思う。 なんか特別な製法・添加物でも使っているのか? 少々高いのが気になる所・・ マット飼育の良い点としては、詰めてスグ使えるのと、前にも書いたように「安い!」という点です。 他に「発酵マット」を産卵セットの埋め込みマットとして使用し、産卵を促進させる方法も有り。 ま、これはアンテでは常識ですが、国産オオでも使ってる方もいます |
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菌糸用びん
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使うのはガラスの小ビン、900cc、1400cc(ダルマ瓶)、1500cc。 後はビンで買った時のポリ瓶。その他として100均の密閉ストックケースを使用している。 一番使い勝手が良いのが「100均ビン」で、何が良いのかと言うと「ずんどう」タイプを選んでるので、交換時に逆さにして端っこをつつけば、そのままスッポリ抜けてしまうところ。 これだと掘り出し時に傷つけたりの事故が皆無、そして早く交換出来る。 なんでこの形のビンが無いのか疑問だ。 ガラスでは形的に無理かも知れないが、プラスチックなら可能だと思う。 と言うかそれなら見つけた事が何回も有る 。例えば「塩から」とか「漬け物」とか入ってる樽形のヤツはどこでも売っている。 メーカーに問い合わせてみると分かるのかなぁ? * ポリ瓶を強く勧める方がいます。意見としては「温度管理出来ない人はガラス、出来る人にはポリを勧めている」んだそうです。 経験上、デカく羽化してきたヤツは皆「ポリ」だそうです。 扱いしやすいし、軽くて割れないので自分も実験してみたいと思います。 |
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ビン詰め
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ビン詰めについて・・・ まず「ブロック崩し」として奈良オオの崩しセットを使用。これはなかなか良い製品でサラサラに崩せる。 ただ、QBox-60と中途半端な受け皿なので、普通に崩すと2ブロックで満杯。 もう少し大きいのに対応いて欲しい。 コレは見れば簡単な作りなので自作も十分可。 ザ・オオクワにコレと同じタイプでもっと大きいヤツが販売されている様だ。 気になる・・・ 詰め棒として奈良オオの木製ハンドプレス。 これがまた中途半端。 ザ・オオクワに先が樹脂製で大きさがビンの口と同じ位の物が売っているこれ・・・なんか便利そうだ。 他にはバルエングと言う会社からもの凄い圧力で詰める事が出来る器具が売っている。 欲しいがチョット高い(4万弱)。 コレに似た感じのがイロイロなトコロから出ているがほとんど「テコ」式の為、「バルエング」製より劣る感じがする。 そう言えば以前奈良オオでも「ジャッキ式」と「エア(油圧?)式」のが売ってたが・・・今は見ないなぁ〜 詰め方はいたってズボラ。 前は消毒とかちゃんとしていたが、今はビンを消毒したりはしない。 理由はしなくともほとんど問題無いし、エタノールが効いてるうちにビンに詰めると逆に菌糸が死んでカビてしまうからだ。 これで何ブロック分か駄目にした事が有る。 一応、手と崩した菌床を入れるタライは消毒するが・・・。 タライは直径1M位有る巨大なヤツを使ってます。 |
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成虫用エサ
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今まで使っていたのは「樹液ゼリー」「ドルクスゼリー」「マウンテンゼリー」その他。 「樹液ゼリー」「ドルクスゼリー」は奈良オオ(フジコン)製だが値段は一般的。 最近使用しているのは「マウンテンゼリー」だ。 これはザ・オオクワ製だが安いのと食い付きが良いので使用中。 感覚としては 「マウンテンゼリー」>>「樹液ゼリー」>>「ドルクスゼリー」だ。 値段は全くの逆!になってしまうのだが、「高蛋白」をうたっているドルクスゼリーは兎に角喰わない。 奈良オオですら絶版に・・・。 ただ、個人的に「マウンテンゼリー」は水分が多いので食い散らかしによる飼育マット汚れが気になる。 抜群に喰うので致し方ないが・・・。 これ(マウンテンゼリー)は大量購入に一枚かんでるので驚く程安く入手してます。 ただ、「水っぽい」のがちょっと気に入らない。 その他として蛹が有るが、その恩恵を余り感じた事が無い。 ただし、♀の食い付きは鬼だ!! また、「ゼリーカッター」なる優れものも奈良オオに有り 関西に遊びに行った時にこんな物を発見!結構優れものでなかなか便利! キクロ系とかのエサが喰い難そうなヤツには半分に割ったり出来るのでGoodだ。 奈良オオのカッターが「お釈迦」になったので新しいのを買ったが、先端の形状が変わっており前のヤツより切れが悪くなった気がする。 産卵準備用に作られたゼリーも在る様で、交尾後に♀だけ別に移し喰わせている方も大勢います。 意外とお粗末にしていた成虫用のエサですが、この辺にも「こだわり」を持って飼育した方が今後の飼育技術向上に役立つかも知れません。 本物のプロと呼ばれる方々は細かい事に気を使っている事が多いので「まずは成虫から」と云う考えもあながち間違いではないのではないでしょうか? *フジコンのゼリーがいきなり大幅値下げしていたので買ってみました。 値段は箱買いすると小売りで1個4円程度の計算で買えます。 「バルク品」と銘打ってあるので多分「中国製」だと予想できます。 使ってみて喰いは悪く無いですが、若干水分多目なのとカップに付いてる蓋が異常なくらい開けにくいのが難点。 この辺が気にならなければ問題無いです。 |
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産卵用
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産卵木には余りこだわりを持っていません。 「クネギ」「コナラ」なんでも使いますが安い分、コナラの使用頻度が高いです。 お店は奈良オオを使ってましたが、前回けちってB材を大量購入。 しかし「B」はやっぱり「B」でしかなく、使い物にならない材が多数。 「A」材なら問題無かったのでしょうが・・・・。 * 使い物にならない材とは年輪に沿って黒いシミと言うか線が入ってヤツの事でこのタイプの材には♀は産卵したがりません。 産まなくは無いですが産みにくいです。 そこで、今回は違うお店に発注しました。 「三階松きのこ農城三枝椎茸園」です。 結構HPリンクされているので試しに頼んだのですがこれはイイです。物によっては加水しなくとも使えるし、対応材も豊富、店主も使い方、質問等に丁寧に答えてくれます。 値段は相場って感じです。 自分としては細い材が好きなのですがまぁ〜この辺は我慢です。 大口径の材が送られてくるので「大」好きには良いかも。 しかも、1個口でかなりの数を送ってくれるので送料もそんなにかかりません。 * 初めてセットしたココの材を割りましたが、凄く状態は良かったです。 送られて来た時には非常に重たい木で大丈夫か?とも思いましたが、水分を幾らか含んでいたようで、店主も「今回送った品は加水無しでも大丈夫」とのアドバイスも頂きました。 その為に重かったと思います。 ただ、割り出しの時に「雑虫」が這い出してきており、幼虫に危害を及ぼす可能性も否定出来ないので、この辺は個々に注意が必要。 他の材として「カワラ材」「レイシ」等有りますが使用した事は有りません。 一回は使ってみたいですが、高かったり売り切れだったりして機会が有りません。 評判はいいです。 *くだんの「カワラ材」「レイシ材」を使用してみました。 「カワラ材」或いは「植菌材」とかの名前で売っている菌糸の廻った材ですが、なかなか♀の産みは良いです。 ただ、使用方に工夫が必要で、皮を剥ぎ周りの菌糸も削ぎ落としてからある程度乾燥させて菌を弱らせてから使用した方が卵が菌に巻かれる事が少なく、尚かつ「爆産」してくれる様です。 「レイシ材」については国産もある程度固めのヤツを選んで使用すると良く産みます。 周りのコールタールを塗ってある部分は切り落として使った方が無難です。 よく見かける所で「高橋農園」と言うキノコ屋さんがあります。 HPで確認し早速注文してみましたが、価格、質とも申し分有りません。 また「硬さ」を選べたりするので、こちらも便利です。 使用してみましたが個人的にお勧めは「コナラ細柔らかめ」が感触良かったですね。 加水の必要の無い状態でしたし、太さも程良い感じ。 早速自己採集♀が囓ってくれましたよ。 (03.9.10追加) 割り出し用の道具として「アペックス・プロ」を購入しましたが、どこが「プロ」か分かりません。 この頃はナタ(オノ)を使っています。 細かい作業には「アペックス・プロ」ですが・・・ 産卵ケースはまたまた「100均」で買った深めで大きめの箱(?)です。 前はQ-Boxを使っていましたが、どうしても小バエ等が入ったり、深さが無いのが気に入りません。 小バエ対策として全体をビニール袋で覆い、1個小さい穴を開け通気性の有るシールで穴をふさぐ事により対策出来るようになりました。 Q-Boxの利点として「ロック」出来ると言う点が有ります。 これにより脱走を防げますが、深い容器を使えば一緒なので今は重視していません * 産卵用のケースとしてはこの「ケース」が国産・ホーペィ・アンテには丁度良いと思います。 深さも大きさも申し分無いので使い勝手は良いです。 ただ小バエ対策に万全を期したい場合はフタの隙間対策や何かが必要と思います。 そのままでもかなり密閉度は高い作りになっているのでちょっとした工夫でなんとかなるでしょう。 リンク先「丸寅ファーム」さんに有ります。 *産卵木の加水については「十分加水する必要は無い!」と思っています。 この「十分」と言うのは「半日加水して・・・」とかの文句を良く見かけるが、木全体を水に浸けるなら30分、片方の切断面だけを浸け、毛細管現象を利用るなら1時間程度で十分。 害虫駆除の目的で水没させる方もいるがほとんど無意味だと思う。 駆除目的で電子レンジで「チン♪」する方法も有るが、最近この方法は良くないのではないか?と言うのが持論です。 *上の下線部ですが、信頼出来る方からのアドバイスとして「1回に何分も長い時間かけずに短い時間で何回かレンジで熱を掛ければ問題無い」そうです。 焦げる臭いがするまでヤルのは長すぎらしいです。 また、樹皮の間に雑虫がいるので皮を剥いた方が殺虫しやすいとの事。 「天然カワラ」や「野外植菌カワラ」は 特に加熱する方が良いそうです。 |
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*成虫管理用マット
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成虫管理用のマットは粉砕マットは使わず、何処かのHPで拝借した水苔を使っています。 粉砕マットでも問題無いのですが、ゼリーの食い散らかし等で汚れて、異臭を放ったりするのが嫌でこちらにしています。 特に特筆する事も無いので、どっちが良いとは言えません。 針葉樹マットも虫が湧かないらしいので常用している方もいます。 また「三階松きのこ農城三枝椎茸園」に「転ばない成虫マットSP」なる物が有りこれは成虫の転倒防止に良いかも知れません。 完全に触手がのびています。 転倒防止の為に100均で園芸用(?)のプラ製の葉っぱを購入。汚れても洗えばイイし何せ100円しかしない。 枝の部分に針金が入っていて形も自由に変えられるのも良い感じ! *最近はマットを使うのも面倒なのでティッシュで代用しています。 これでもなかなか良い感じで十分にマットの代わりになってくれますから重宝しています。 汚れたら簡単に捨てる事も出来るので、個人的にお勧め。 |
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飼育ケース
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大概は普通の小、ミニケース使ってると思うが、自分は100均の密閉ストックケースを使ったりブロー管を使ったりしている 。工夫次第で完全密閉出来るし、なにせ安い! しかも場所を取らない。 プラケはハエの温床になったり、かさばるのでイマイチだ。 「コバエシャッター」も持っているが高いし同じ理由で場所も取るので・・・。 もう少し安かったら買うが・・・ ちなみにエサ皿とかはほとんど使用してません。 * また羽化したての体が固まって間もない頃にはプリンカップの中に濡れティッシュを敷き個別にデータを貼り管理してます。 少し大きめのカップならそのまま飼育出来たりもする。 ♀の場合は噛み破る時も有るので注意! 最近「コバシャ・タイニー」という10cm四方程度のケースが発売されました。 ♀・小型種用との触れ込みですが、国産オオ♂の75mmクラスのヤツに使用しても問題ありません。 なかなかの優れものです! これで大量かつコンパクトに飼育可能。 しかし、上蓋上部のハエよけ和紙を押さえておくパーツの締まりがイマイチ甘く、すぐに外れてしまうのが難点。 解決して頂きたい。 (03.9.10追加) |
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飼育部屋、道具
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飼育用に温室を使用、押入も使ってます。 理想的には「虫部屋」を作るのが良いのだろうがモロモロの理由により不可。 4〜6畳位の部屋を使ってエアコンで管理すれば変に管理するより安上がり 。断熱材などを工夫すると真夏でもほとんどエアコン稼働無しに23℃位をキープ出来る。 温室は「昭和アルミ」製を使用。 他にピカ・コーポレーション等のメーカーも有る。 カタログを見るとかなり高いが、何故か量販店では大幅値引きしてくれる。 ただ、取り扱い店を探すのに苦労する。どのメーカーも製品的には変わりないと思うので、この時期に園芸コーナーを探すといいかも。 * 最近思う事として、温室はデカ目が良いと思う。 意外と見た目よりは温室の容量は小さく飼育数が増えるとすぐに手狭になってしまう。 メーカー品でもそうでない物でも余り変わり無いと思うので出来る事なら「大きめ」を選んだ方が後々便利。 加温器として「プレートヒーター」を使用。 いろいろ試したがこれが一番だ。 管理用サーモは「電子」タイプがいい。 「バイメタル」式の安いヤツは問題外。 ヒーターもサーモも「ピカ」の物を使用中。 * サーモに関しては「熱帯魚用のヒーター」を制御する物でも全く問題無い。 意外とこっちの方が安く上げる事が出来ます。 対応ワット数には注意が必要です。 |
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採集道具
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水銀灯400×2&安定器です。 セルフバラストという安定器無しで使える物も有りますがこれは同じ要安定器の球のワット数の1/2以下しか明るくありません。 お手軽ですが効果の程はショボイ。 最近はワット数の大きい人が沢山居るので来期リニューアル予定。 発電器は「ホンダ16i」。 今となっては「静動タイプ」でなくとも良いのだが、当時はコレだった。 採集道具としてのハンドライトだが、今は「マグライト」を使用中。 しかし、電池の持ちと明るさの点で問題有りなので新しいのを物色中。 候補としては「ストリームライト」社の製品 http://www.lumitech.co.jp/ 正規代理店 か、シュアーファイヤー社の製品 http://www.tai-tero.com/product/index.html 取り扱い店 ((フラッシュライト 参照) 対テロドットコムが笑える・・・しかし凄い名前のサイトだ(笑)) を狙っている。 このハンドライトを探すのに結構苦労したが、こんなページを見つけ役に立ちました。 http://flashlight.twincle.net/flame_page/frame_flashlight.htm ココの管理人さんは仕事柄ハンドライトが欠かせないそうで、それがこうじて趣味になったそうです。かなりのマニアで掲示板に出入りされている方もマニア揃いです。 参考になりました。 |
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管理表
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多くの虫を管理するためには管理表を作る必要が有ります。 あるサイトに行くと「クワ管理用」のソフトなども有りますし、PCのソフト、例えばエクセル等を使えば管理も楽です。 手打ちが苦手なら管理表をプリントアウトし手書きにするのも可です。 自分は後者の方です。 普通の大学ノートでも問題無いでしょう。 また、生態判別用にケースにシールを貼ったりします。 前は文房具コーナーで売ってる「リムカ」と言う何回でも剥がせる!と言うシールを使ってましたが、剥がれてしまうと言うアクシデントが何回か有り、今はクワ友さんからのアイディアをパクりました。 それは、普通のビニールテープにマジックで書くと言うモノです。 これはリムカより粘着力が有りかなり安上がりです。 お試しあれ・・・ * 生体管理には気を配っていますが、何かのはずみに「分からなく」なってしまう事が有りそういう場合は泣く泣くラベル無しで飼育しています。 当然、信条上ブリードには使えない。 アクシデントを無くす為にキッチリ管理したい。特に♀は注意が必要。 *Winユーザーの方にはフリーソフトで「クワ管理ソフト」が有ります。 これは「クワ馬鹿」の方が自らプログラムを組んでフリーで配っておられます。 なかなかの優れものらしく、評判上々。 また、ユザーのリクエスト(不具合等)にも迅速に対応されている様です。 自分は某マイノリティーOSですので使用した事は有りませんが・・・なお、制作者に許可を得ていないので、アドレスは載せる事が出来ません。 ここのリンクを辿って探せば見つかると思います。 |
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*計測器
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飼育の醍醐味として、成虫のサイズと幼虫の重さが有ると思う。 成虫はノギスが定番で、デジタル物が人気です。 普通のでも問題無いですが自分もデジタルを使ってます。 幼虫用の計りもデジタルで、0.1g迄計れる物を使ってます。 何種類か有り、自分が使ってるのは横長の物ですが、計る場所がデカい物の方が使い易いと思います。 幼虫の重さは成長時期によって変化するので「重い=デカい成虫」とは必ずしも限りません。 3令中期くらいが一番重い時期なので、この時に計る事が出来るとおおよそのサイズが推測出来ます。 ちなみに26g→70mm、21g→75mmといった逆転現象が去年有りました。 |
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概要
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大概の品物は「まとめ買い」する事によって安く上げる事が出来ます。 いろいろな「クワサークル」が有るので積極的に参加したり、仲間を「クワキチ」に引き込んだりしてクワ友の輪を広げるのが手っ取り早いと思います。 |
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募集
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何か「優れもの」が有ったら教えて下さい。掲示板にでもお願いします。 |