『C言語で学ぶ実践画像処理』第9章《色で抜き出す》 このプログラムは  ○色相ヒストグラムによる特定範囲の色抽出  ○クロマキー合成 の二つの独立した機能を持ち合わせています。 <左上>現在の画像 <左下>色相ヒストグラム (平滑化していません、グレースケール画素はノーカウント、HSB) <右中>赤、または青いラインの示すヒストグラム値 赤いライン:色相閾値の最大値 青いライン:色相閾値の最小値 ↑↓:赤、または青いラインが上下します (各ラインがヒストグラム上にある場合) 各ラインの示す濃度値に関連する情報が右中に表示されます (各ラインがヒストグラム上にない場合) 情報は表示されません タブキー:操作対象を赤、または青いラインに切り替えます エンターキー:色相閾値をもとに特定の色相を持つ画素だけを抜き出します 前景画像に対して処理します 編集   コピー:現在表示されている画像をクリップボードにコピーします   貼り付け:貼り付けられる画像がクリップボードにあれば読み込みます   画像を破棄する:前景と背景の画像を破棄します クロマキー   ハード・キー:前景画像に対して処理します   ソフト・キー:前景画像に対して処理します   合成:キー値より前景画像と背景画像を合成します 画像切替   前景   背景:前景が存在しない時は選択できません   合成:前景が存在しない時は選択できません 表示倍率:以下の倍率で画像を表示します   等倍   2倍   3倍   4倍   1/2倍   1/3倍   1/4倍 【操作手順】 1.前景画像を読み込みます 8ビットBMPファイルをドロップするか、 クリップボードから貼り付けて下さい。 画像を変えたい場合は、 同様の操作を繰り返して下さい。 ドロップも貼り付けも何回でも行えるので、 画像を変える為に再起動する必要はありません。 〜色相より特定の色の画素だけ抜き出したい場合〜 2.閾値を設定します 最大線(赤線)、最小線(青線)を任意の場所に移動させて下さい。 最大線と最小線を切り替えるにはタブキーを押して下さい。 3.エンターキーを押します 最大線以下、最小線以上の色相を持つ画素だけを抜き出します。 色相359度の次は0度なので、 最大線と最小線の見かけ上の大小が逆転しても問題ありません。 どちらか一方でもヒストグラム上にない場合、前景画像を表示します。 ※グレースケール画素は必ず排除されます ※処理後に表示される画像は一時的なものです 〜クロマキーにより前景画像と背景画像を合成したい場合〜 2.背景画像を読み込みます 画像切替より背景を選択して下さい。 1.と同様の操作で画像を読み込んで下さい。 3.ハード・キー、またはソフト・キーを作成します 「クロマキー」→「ハード・キー」 「クロマキー」→「ソフト・キー」 クロマキー処理は前景画像に対して行われます。 青色に近いほど透過しやすくなります。 ※処理後に表示される2値画像は一時的なものです 4.キー値より前景画像と背景画像を合成します 「クロマキー」→「合成」 【重要な注意】 前景と背景の画像サイズは統一して下さい。 サイズを変えたい場合は、 いったん画像を破棄して下さい。