<概要>これから勉強するにあたり押さえておきたい基本事項を簡単に述べます。
■ソースファイルとクラスファイル
拡張子「.java」はJavaのソースファイルです。
ここにプログラムを書いていきます。
ソースファイルをコンパイルすると、拡張子「.class」のクラスファイル(実行ファイル)が得られます。
Java仮想マシン(JavaVM)がクラスファイルを解釈しては実行していきます。
■Java実行環境
クラスファイル |
クラスライブラリ |
Java仮想マシン |
OS |
ハードウェア |
クラスライブラリとJava仮想マシンはJDKが提供してくれます。
クラスライブラリとは、APIやMFCみたいなものです。
便利なクラスが図書館のようにたくさんある、ということですね。
■ファイルを保存する場所
普通に保存した場合、全て同じフォルダ内に保存されると思いますが、
これでは後々煩雑になり困ったことも起こりえます。
例えば、同じ名前のファイルが作成できない、など。
名前が同じでも中身が同じとは限りません。
また、プログラムの途中経過をテキストファイルとして保存することは良くあります。
こんなことをしているうちに段々とワケが分からなくなり……。
したがって、プロジェクトごとにサブフォルダを作り、
その中にソースファイルとクラスファイル、その他関連ファイルをまとめて保存しましょう。
サブフォルダに分類する場合の欠点として、コマンドラインからの指示が難しくなる、というのがあります。
私も今時のWindowsユーザーなので、DOSコマンドのことはよく分かりません(笑)。
でもエディターが自動的に設定してくれますので、心配は無用です。
……というわけで、ここではコマンドラインからの起動方法等は解説しません。
■困った時は?
Javaについて詳しく知りたくなったら「日本語版 J2SE v 1.4.0 ドキュメント」を参照しましょう。
様々な情報が記載されていますが、クラスの詳細は「Java 2 プラットフォーム
API 仕様」から調べられます。
予約語は「予約語一覧」をご覧下さい。