NPO(特定非営利活動法人)「新潟海難救助隊」趣意書
穏やかな慈愛に満ちた微笑で、我が子を優しく抱きしめる「母」のように、ときには厳しく、冷徹に、その限りない力を誇示する「父」のように海は私たち人類にとってとっての親であり、ふるさとであり、生命の源であります。
私たち、人間は、こうした海をはじめとする自然や動植物との正しい融合の中にあって、はじめて人類として光り輝くべきものと考えます。
周りを海に囲まれた海洋国日本にあって、今こそもう一度、海をそして港を見つめなおし、学び、ロマンを求め、たくましい人間性の回復をめざすときではないでしょうか。
北前船の拠点とし、栄え発展してきた新潟港・・・・・
日々、客船、貨物船、タンカー、そして漁船が絶え間なく行き交う新潟港ですが、近年それに加えて、レジャー船の増加に伴い、海難事故、海上マナー違反なども年々増加の一途を辿っています。
皆様方のお力添えでボランティア団体「新潟海難救助隊」を設立いたしましたが、平成十三年十月に、県よりNPO(特定非営利活動法人)を認証されました。
私たちは次のような行動を通して社会への奉仕を行います。
一、海上マナーの指導、安全操船の推進運動。
二、海難救助の助勢活動。
三、海上環境の保護活動。
四、海事情報の収集、発信等々。
五、警戒船、見回船等による監視、見回りなどの受託業務。
以上の活動地域を新潟県内沿岸とし、世界に誇れる新潟港づくりを目指します。
しかしながら、NPO活動の成否はいかに、多勢の皆様の理解と支持が得られるかにあります。是非、NPO「新潟海難救助隊」の活動にご賛同の上、ご協力宜しくお願い申し上げます。
|