2006/08/14〜16 救命胴衣着用キャンペーン、操船訓練
 
 救命胴衣着用キャンペーン、操船訓練のため、佐渡へ航海しました。地元の漁師さんはじめ、多くの方々より親切にしていただきまして、充実した活動ができました。まことにありがとうございます。
出航前の打ち合わせ 8月14日9時集合し、出航前点検、計画の確認を全員で行いました。
往路 いざ、佐渡・水津港へ!!

GPSの見方、計器類の確認方法、操船技術、海図の見方、無線の学習など各隊員が隊長や先輩隊員から指導受けつつの航海です。
出港間もなく海上保安部より救助要請の連絡が入りました。機関停止のプレジャーボートの捜索と救助というオーダーでした。以後、約2時間、当該船舶の艇長と連絡をとりつつ捜索にあたりました。

海難救助1 各隊員は隊長の指揮のもと、捜索のための役割をそれぞれ実施し、必ず見つけ出すの思いのもと、救助航海を続けました。
海難救助2 当該船舶と連絡をとる隊員の図。

※トラブル発生時、自船がどこに所在するかを正確に伝えることが早期発見に連なることを、捜索しつつ、改めて思い知らされました。

海難救助3 当初の捜索地点より、赤泊方面に広範囲に捜索し続ける隊員の図。

※岸から数百メートルという情報のため、比較的岸より近い付近を多くの目で探し続けました。操船は漂流物や魚網、海底地形を注意しながら行われました。

海難救助4 GPSと海図を確認する隊員の図。
海難救助5 赤泊港付近の浅瀬にて当該船舶は、両津港より救助に向かった海上保安・ときくさにひと足早く発見されていました。
私たち海救隊隊員は、最後まであきらめずに、全員で一丸となり活動したこと、そして、海上保安の懸命な努力、何より当該船舶の大事に至らなかったことに心より安堵いたしました。
海難救助6 ときくさに牽引されるプレジャーボートの図。
海難救助7 しばらく併走しました。プレジャーボートの乗組員の2名が手を振り、感謝してくれて、また、ときくさより無線にて感謝の連絡をいただきました。
海人 当初の目的地水津港へ近づくと、NOSC(新潟海洋帆走クラブ)のヨットが両津港へと向かっていました。

※お互いの航行計画を把握していることは、安心で楽しい航海をもたらせてくれます。

水津港 水津港着の図。
水津港にて 島の子供たちはわしかぜにたいへん興味を寄せ、操舵室だけでなく機関室や、居住区を丹念に見学していました。
水津港にて2 わっ、すごい!!
姫崎の夕日 両津湾を隔て大佐渡山脈に沈む夕日の図。

※日中の懸命な捜索活動の疲れを夕日と波の音は癒してくれます。

乗船体験 昨日見学に来た子供たちを乗せての体験航海の図。

※1 子供たちは約束通りの時間にわしかぜに集合しました。
※2 子供たちはばあちゃんが煮てくれたというエビをたくさん持ってきてくれました。これは北海シマエビというものでとてもおいしかったです。イカもいただきました。

落水者救助訓練 子供たちのリクエストに答えての自動膨張式ライフジャケット試用の図。
水津のイカ 3日目昼新潟港に到着しました。

※捜索活動、野外調理実習など今後レポートにまとめ、今後の海救隊活動に活かしていきたいと思っております。今後とも海救隊をよろしくお願いいたします。


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