講演会「東京裁判と国際政治を考える」

 「東京裁判と国際政治を考える」 

東京裁判と国際政治を考える

日 時: 6月9日(土)13時開場 13時半開演
会 場: 新潟ユニゾンプラザ多目的ホール
講 師: 田久保 忠衛 杏林大学客員教授
中西 輝政 京都大学大学院教授
遠藤 浩一 拓殖大学教授


 多くの方々が、メモを取るなど、熱心に講演に耳を傾けておられました。3人の著名な先生の専門分野からのお話ということで、ボリュームといい、その内容の持つ迫力といい、まさに、大学校の講義以上のものであろうと思われました。今回の講義で頂いた知識や視点を、受講しながら自身に生じた驚嘆といった心の動きを力にして、学び深めていきたいと思うものです。

 (要約−広報担当)
 歴史には因果があるものである。そして、それは時に、抗する事のできない大きな流れとなる。日本の太平洋戦争にいたる経過もそうした大きな流れのなか、いかなる指導者がいようともとも開戦を避けることのできない状況にあり、わが国に開戦責任ははないと考える(田久保先生)。
 中西先生の言葉で示すならば、座して屈したら日本民族は再び立ち上がれない」という、ところに立たされていたのだろう。
 こうした状況下で、日本は戦った。そして、敗戦にいたる。
 さて、本日の講演会のテーマである、東京裁判だが、遠藤先生は、「日本さえ自己主張せず、自発的行動せず、弱体化、そして、故なき批判に黙って耐えれば世界は安定である」というテーゼが、東京裁判の根底に潜む、まさに正体である。と述べる。
 さらに、この反日のテーゼは、憲法、そして、ゆがんだ枠として、国民生活全般に今も根強く存在してるという。この憲法を後生大事にし、真の自由とはほど遠い、フレームの中で生かされているという事実を、主権回復以来、今日にいたり日本は放置してきたのだと(遠藤先生)。
 日本は戦後、弱くなろうとしてきた。つまり、国家のあり方から遠ざかる道を歩んできた。しかしながら、世界各国はどうなのだろう。まして、近隣諸国はどうか?
 近接諸国との進む方向性の違いは、例えば領土問題での日本のあり方に反映されている・・・(田久保先生)。
 
 ところで、「戦争の勝者は誰か、敗者は誰か」と、中西先生が問う。そして、「敗者は日本人の多くであり、・・・、そして、勝者は、・・・」と。
 ・・・
 先にあるように、歴史には因果がある。その流れは意図されたものも含まれる。これは世界的に過去から現在にいたり、各国の社会に毛細血管のように張り巡らされた、意図のある人的なシステムが機能してきたことによると考えられる。そして、今日の日本にも例えば、新聞報道といったメディアという、スイッチ一つで動くシステムが自動的に作動していると。・・・
 ・・・  
 遠藤先生は、「平和は大切だ。しかしながら、反日テーゼにもとづく平和主義は、まさに観念にしばられたものでしかない」と。そして、田久保先生は「平和を真に求めるならば、それを脅かす国と戦うことこそ、真の民主主義国家である!!」と述べた。

 (感想)
 今、昨日の講演会のメモを観ては、講演会のすごさに改めて感動しています。こうした知識を自分で学ぶには、どれだけの時間と苦労を要するだろう。テーマに対する要点を根拠をもって、示していただきました。今回の感動をエネルギーに、これからも学んでいきたいと思いました。 
 さて、学ぶこと、そして、メディア情報だけによらず、自分なりの意見を持つことが、一国民のできる、それこそ真の平和への小さくとも意義ある挑戦ではないかと、思いました。
  
 本当に、すばらしい講演に感謝です!!ありがとうございました!!

*講演会の詳細は「財界にいがた」7月号(6/28発売)に掲載されています。

広報担当


講演会「東京裁判と国際政治を考える」のご案内

 若葉の鮮やかな季節をむかえました。皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
 
  冷戦崩壊後の日本は、羅針盤を失って、大海の荒波に翻弄されているかのようです。こうした状況下、日本国の自立と再生を目指し、三人の専門家による講演会が開催されます。
 是非とも多くのみなさまがたのご参加をいただきますよう、ご案内申し上げます。

 

平成19年5月8日
NPO新潟海難救助隊  隊長  水野 孝吉



人づくり県民ネットワーク設立10周年記念シンポジウム

「東京裁判と国際政治を考える」

靖国、歴史認識、拉致、領土問題などの根本を探る

講演会チラシ

 

日 時: 日(土)13時開場 13時半開演
会 場: 新潟ユニゾンプラザ多目的ホール
講 師: 田久保 忠衛 杏林大学客員教授
中西    輝政 京都大学大学院教授
遠藤   浩一  拓殖大学教授
入場料: 1500円
主 催: 人づくり県民ネットワーク
後 援: 新しい歴史教科書をつくる会新潟県支部日本会議新潟県本部
協同組合新潟県異業種交流センター
神社庁新潟支部
日本を考えるM・C新潟会
産経新聞新潟支局
NPO新潟海難救助隊

 申込先:
 FAX  :025-229-2778      
 E-mail:kyujotai@cameo.plala.or.jp 
 
 ・申し込み枚数:    枚 
 ・ご  氏  名:
 ・ご  住  所:
 
 をご連絡下さい。 

 *なお、当日受付も行っておりますが、なるべく事前の申し込みをお願いいたします。
   申し込み受付しだい入場券を送付させていただきます。

事務局

 


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