たらい舟で佐渡海峡横断に挑戦!!
 

 この挑戦は新聞各紙で紹介されましたが、おそらく多くの方が驚きをもって関心を寄せ、がんばれ!!と応援していることでしょう。
 筆者も、新潟日報(2007年6月23日)を読み、そんな気持ちになりました。また、記事の中で紹介された物語『佐渡のお光がたらい舟で柏崎の吾作に会いに行った「佐渡情話」』を知り、一途で情熱的な恋心に胸が熱くなり、心をうたれました。
 ぜひとも、天候・海相に恵まれ、無事な航海が行われますように、お光が吾作に会えますようにと、祈っております。
 そして、NPO新潟海難救助隊もこの挑戦にエールを贈ります!!

 UW(安全航行をお祈りします)!!

平成19年6月25日
NPO新潟海難救助隊 広報

 新潟日報記事転載:
 佐渡のお光がたらい舟で柏崎の吾作に会いに行ったという物語「佐渡情話」にちなみ、佐渡市小木町の力屋観光汽船でたらい舟のこぎ手として活躍する女性3人が7月13日、たらい舟による佐渡海峡横断を計画している。3人は「1人でこぎ続けるので体力との勝負。とにかく完走したい」と意気込む。
 挑戦するのは高橋香奈子さん(26)、浜田美保さん(25)、高野美紀さん(27)。午前10時に小木港を出発、約60キロ離れた柏崎に24時間以内の到着を目指す。
 海峡横断を夢見た同社海務課長の金子啓次さん(54)が浜田さんに声を掛け、2004年10月には島内の小木―沢崎間往復22キロの長距離走行に成功。06年7月には高橋さんも加わり、姫津―鷲崎間45キロに成功するなど練習を重ねた。
 同市役所小木支所によると、1966、67年に旧小木町住民15人が佐渡海峡横断に成功している。この時は3人1組で5そうのたらい舟に乗り1時間ごとにこぎ手が交代、18時間29分をかけて横断した。
 今回は1人が1そうに乗り、交代なしで食事や休憩もたらい上で行う。夜間走行もあるため、安全を考え3人が同じペースで進む予定。成功すれば「たらい舟の単独横断としては初の快挙」(同支所)となりそう。
 姫津―鷲崎間の練習で「かいとたらいとの相性が悪く、後れをとってしまった」という高橋さんは身長に合わせ一回り長いかいを用意。「技術面と体調を充実させて本番に臨む」と意気込む。
 この時は強い波のうねりも経験した。浜田さんは「うねりが来ると立ってこぐのはきつい。座ってこぐなど工夫も必要」と気を引き締める。
 長距離を経験していない高野さんは沢崎までの練習を重ねる予定。「不安はあるが1人ではないので。みんなが一緒だから心強い」と話す。
 成功は「天候」が鍵を握る。伴走船から3人をサポートする金子さんは「24時間の中で風や波のうねりは大きく変わる。波が穏やかで風の影響が少ないことを願うばかり」と話している。

新潟日報2007年6月23日


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