第28回豊かな海づくり大会のパンフレットに関して
(平成20年9月/新潟市にて開催 予定)


2007.08.30更新

 財界にいがた9月号にて、「県庁は万景峰号と佐渡汽船の見分けもつかない?」として、本件の記事を掲載しています。
 
広報も早速一冊購入して、読みました。


2007.0729更新

 産経新聞、新潟日報に寄れば、県は大会パンフレットを回収するという。以下、産経新聞(WEB)より転載
させていただきます。
 

パンフレットに万景峰号 新潟県「まさか…」回収 (産経新聞)

 平成20年9月に新潟県で開催される「第28回全国豊かな海づくり大会」のパンフレットの表紙に、政府が入港禁止の制裁を発動している北朝鮮の貨客船「万景峰92」が写っていることが分かり、パンフレットを作成した新潟県が自主回収を始めたことが26日、分かった。パンフレットを見た県民から指摘や抗議が相次いだことで発覚した。県の担当者は「まったく気付かなかった。拉致被害者やご家族、関係者に不快な念を抱かせ申し訳ない」と話している。
 「海づくり大会」は国民体育大会、全国植樹祭と並び天皇、皇后両陛下が臨席される皇室行事の一つ。
 県全国豊かな海づくり大会推進室によると、表紙には、佐渡島の北端「二ツ亀海水浴場」付近の写真を使用した。佐渡島と海。海上には白い船が小さく写っている。
 県民から指摘を受けた県の担当者が、船の航路や形状を確認したところ、万景峰号と判明。撮影日時は不明だが、政府が万景峰号の入港を禁止した昨年7月以前のものという。
 写真は、大会関係者から複数の案を募り、県が選定。パンフレットは約3000部作成し、5月から水産団体や海のイベントの来場者に配布 、既に約2300部を配り終えたという。
 同室は「構図が美しく、県内有数の海水浴場なので表紙に使わせてもらった。船が写っているのは知っていたが、まさか万景峰とは思わなかった」と陳謝している。

(2007/07/27 03:50)


2007.0726更新

  来年の夏は、海に関するイベントが新潟市万代地区で開催され、天皇陛下がお越しになられる、ということで心から楽しみにしてる方は多いのではないでしょうか。
 広報の私もその一人であり、イベント開催以来胸はずませて日々を過ごすものであります。
 さて、本日海救隊ミーテングにて、本イベントが話題となりました。
 なんと、あろうことか、新潟県の作成したイベントパンフレットの表紙は、万景峰号がモチーフになっているというのです。
 早速、パンフレットを確認しました。表紙は佐渡の景観地である二ツ亀の沖を、航跡たてて進む一隻の船舶が映されていました。それが、なんと万景峰号なのです。
 大会テーマ「生きている 生かされている この海に」と、大会のキャラクターの「まもりん」が切なく筆者に映りました。

 さて、この件に関しましては、「万景峰号の入港を阻止する会」という団体が気づき、関係各所への発信、また、県への問い合わせなどを行われているようです。こうしたことこそ、重大なことであり、まさに、県の言うところの、「守り人」だと、思われるところです。
 当然、海救隊も本件に関しては、決して黙って見過ごすわけには行きません。県はこれをきちんと説明し、対応すべきと、訴えます。
 そして、海救隊隊長のコメントを以下に紹介し、隊の想いとし、ここに強く訴えます。

 

 「第28回全国豊かな海づくり大会」のパンフレットの現物を一枚入手した。表紙の船舶は万景峰92号が新潟港を出港し、弾埼灯台沖を通り、北朝鮮ウォンサンに向かうときのもだろう。
 そして、これは意図されたものである可能性が強いと考える。 したがって、県に対して誰が作成したかなどの経緯を、文書で回答するようにお願いした。
 この大会は天皇陛下もご出席される大きな大会であります。
 実行委員会会長の泉田知事、副会長の篠田新潟市長は、きちんと説明していただきたい。
 私たち海救隊は海を愛するもの、北朝鮮拉致問題の解決を求めるものとして、強くここに訴えるものである。 

 

県の海づくりパンフレット

図.美しい新潟の景観、大会メッセージ、
        そして、まもりんが切ないパンフの表紙

平成19年7月26日
NPO新潟海難救助隊 隊長/広報


NPO新潟海難救助隊 ホーム