新年度を迎えて
 

 平成20年度を迎えました。本年度も昨年度同様に、NPO新潟海難救助隊をどうぞよろしくお願いiいたします。

 さて、この5月に海上保安庁は創設60周年を迎えます。海上保安の重要性がますます高まるなか、一層の活躍が期待されます。
 新潟市では5月11〜13日にサミット開催、9月には第28回豊かな海づくり大会など、大きな行事が予定されており、新潟海上保安部の役割もとても大きなものとなりましょう。先日参加させていただきました公開訓練での真剣な取り組みが、それをまざまざと物語っておりました。
 こうしたなか、新潟海上保安部でも春の人事移動がおこなわれました。移動されました職員の皆様、大変ありがとうございました。新たな赴任地での一層のご活躍を祈っております。また、新たに着任されます職員の皆さま、日本海、新潟の海の守りのため、がんばってください。
 私たちも微力ながら協力させていただきたいと考えております。そのため、日本の海、新潟の海のために、自分たちができることを見出し、取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いします。

 ところで、こうした活動を展開するとき、マスコミからの一方的な情報受信だけでなく、例えば、自らが書籍を選び、資料収集し、考察していくことは欠かせません。
 今日は2冊の書籍を紹介いたします。 

日本よ、こんな中国とつきあえるか 日本よ、こんな中国とつきあえるか?

林 建良 著 並木書房 1680円
これではダメだ日本の海洋戦略 これではダメだ!日本の海洋戦略

平松茂雄 古澤忠彦 共著 日本政策研究センター 525円


 昨今のアジア諸国の情勢をみますれば、領海問題は一層の重要性、具体性をもって来ると思われます。他人ごとではない、国の大事な問題に国民の多くが関心を抱き、世論を形成し、政府を底から支援しうる強大な力となり、正当な国家間の議論に連なりますことを、今年度も期待しております。

平成20年4月1日

NPO新潟海難救助隊隊長
水野 孝吉


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