Nicola on Kinesis - 使い方
Nicola on Kinesis - 使い方
Nicola on Kinesis は,Ver. 7.5.55 以降の KeyRemap4MacBook にプリセットとして同梱されています.まず KeyRemap4MacBook を入手してインストールしてください.再起動後,System Preferences(システム環境設定)から KeyRemap4MacBook を使えるようになります.
かわせみをカナモードで使うときは “Enable Nicola on Kinesis (Kana-Kawasemi)” を,ローマ字モードで使うときは “Enable Nicola on Kinesis (Romaji)” を選んでください.IM 側と入力方式を必ず合わせてください.カナモードのほうはかわせみ以外の IM とは互換性がありません(特に数字キーや記号キーなど).ローマ字モードの方は他の IM ともおおむね互換性があるのではないかと思われます(ことえりでざっと試した範囲では大丈夫でした).
“Enable Nicola on Kinesis (Kana-Kawasemi)” と “Enable Nicola on Kinesis (Romaji)” は(当たり前ですが)同時には使えません.もう一方がオフのときにしか有効にならないようにしています.つまり,両方にチェックを入れるとどちらも無効になります.
”Quote to Back Space” は,Kinesis キーボードでセミコロンの右にある Quote (‘) キーを Back Space として使うオプションです.また,このオプションが有効なときに限り,“Disable Back Space” というオプションが使用可能になります.このオプションを有効にすると,Back Space キーは左親指シフトキー専用となります.
“Backslash to ESC” は,P の右にある Backslash (\) キーを ESC として使うオプションです.
次の 2 つのオプションは,カナモードだけで有効です.まず ”Enter Numerals with Numeric Keys” ですが,これがオフの状態だと,普通に数字キーを押してもキーに割り当てられているカナが入力されてしまいます.このオプションを有効にして,同時にかわせみ側の環境設定の “入力” タブの “かな入力” の項目を “control キーで英数入力する” に設定すると,数字キーの単独押しで数字が入力できるようになります.ただし,このオプションを有効にすると,変換候補リストの中から候補を数字で選べなくなります.対策として,このオプションが有効なときには Control + 数字キーで生の数字コードを送るようにしてあるので,候補を選ぶときは Control + 数字キーで選んでください.または,かわせみのキー割り当てツールを使い,”候補操作” の ”候補 X に決定” の 1 から 0 までにそれぞれ Control + 数字キーを割り当てると,Control を押さなくても数字キー単独で候補が選択できるようになります.この問題はローマ字モードでは起こりません.
最後の “International Key to Voiced Sound Symbol” は,X の下にある International Key(キートップには “\”, “|” が印字されていて,押すと “§” が出るキー)に濁音記号(゛)を割り当てるオプションです.このとき Shift + International Key で半濁音記号(゜)が打てます.