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★アメリカンバレエシアター 日本公演 2002/09

えんじゅ ABT「海賊」 9/14のABT「海賊」を観ましたのでちょっとご報告。

男性ダンサーが迫力です。何と言うか、マッチョぞろい(笑)。その中でアリ役のアンヘル・コレーラが天使のように可憐でした。

女性はドヴォロヴェンコが愛くるしい感じです。ニーナ系かな。ジリアン・マーフィーがお姫さま的美貌。この二人の踊りは安定していてほんとにきれいでした。

comu ABT

15日 ABTガラに行って来ました!!
これほどすべてに調子よくいった公演も珍しいくらいラッキーでした。
@ 某チケットコーナーで、センター席の前方のS席をA席ほどのお値段で譲って貰えた事。
しかもNHKホールの座席は傾斜があって前席の人の頭は私の顎より下!!
何もさえぎるものもなく存分に楽しめた(これはとっても大きいことですよね!!)
A オケ(東フィル)が大変良かった。ソロ楽器が上手く音楽とダンスが一体となって素晴らしい世界を繰り広げるのを楽しめた事。
B ダンサーの調子が良さそうだったこと(キャスティングも良かった!!)

「クリア」
バッハのViolinとOboeのための協奏曲など(たまらないくらい美しいメロディー!)オーボエ(難しいのに)、ヴァイオリン、チェンバロが上手い上手い、、!!
イーサン、マクシム、この二人は真っ白い肌にサラサラの金髪をなびかせて、たった今神が創ったばかりの創造物だと思えるような生き生きした新品の肉体。(汗が輝いて)!!
リカルド・ルースは少し小麦色のしなやかな筋肉!!あと、やや小柄なホアキン・デ・ルースとエルマンコルホネたち男たち(男は全員上半身裸に長い白パンツ)にジュリー・ケントが加わって、入れ替わり立ち代り跳んだり回ったり、、、。
(我が全身の細胞も喜んで一緒に脈動してた)良い振りつけでしたぁ〜〜!!

「シルヴィア」
聞きなれたドリーブのクラシックバレエの音楽!踊りはヘレーラとゴメスでした。
ヘレーラは優雅に丁寧に踊りました。美しかった!ゴメスはボッレ似のいい男、上手い!

「白鳥の湖」の2幕のP・D・D
美しいイリーナとマクシム夫妻! この曲は大抵の場合(超難技と分かっていても)音程のハズレが気持ち悪く寒ボロが立つのですが今回は切なく美しく歌い上げてくれて助かった〜〜です。
ダンサー二人も上手いし情感たっぷりだしブラボー!!でした。

「アザー・ダンシーズ」
舞台の隅におかれたピアノを弾いたのはデヴィット・ラマーシュというピアニスト。
フェリとコレーラがショパンのいくつかのマズルカ、ワルツを踊りました。
またまたピアノの上手いこと!!この曲に対してこういう振りつけもあるのだなぁ!と楽しみました。
フェリのちょっとした仕草が相変わらず可愛らしかったし、コレーラの「ドウダ!!」と言わんばかりのテクニックもちゃんと有って、
時々ライモンダにあるような掌を上に返して決めるポーズもあってエキゾチックな雰囲気や色々で結構長い時間のものでした。

「眠り」見るたびにニーナのオーロラが良くなって行くように思えました。今回のニーナは皆のお手本になるようなお姫さま!
もうこのオーロラを見てしまったらこのあと誰が踊っても不満に思えるのではないかしら??
デジレ王子のホセ・カレーニョは上手いし優しいし、、、でも 物凄く立派すぎる“もも肉”が気になってしまった(美味しそう〜〜なぁんて)。
オオカミですが、前の席だったのではっきり見えたのですがもう歯を剥き出し、鼻にしわ寄せて恐い顔を作って狼になり切っていて微笑ましかったし、デ・ルースのブルーバードが上手く大喝采を浴びました。彼は女性と変わらないくらい小柄ですが全然それが欠点とならないテクニッシャンで人気がありますね。

眠りのオオカミはね、猟師のチョッキのように本物の狼のような立派な毛皮を着て(ロング丈で)
頭にも毛皮をつけていましたが顔は出ていました。まだプログラムにも名前の出ていないような若い子のようでした。踊っていないときも恐い顔をして一生懸命オオカミしていて可愛かったです (*^^*)

あすわ ABT「メリーウイドウ」 ほか

木曜日のマチネに行っていきました。
主役カップルはケントとコレーラ。舞台セットはゴージャスで,黒いドレスで階段を下りて現われるケントはなんと艶やかで美しかったこと。
あとで着てくる白い羽のロングコートといい、どことなく衣装が宝塚ふう。(^^)
対するコレーラ、やや小柄でハンサムですが童顔なので、ふたり並ぶと体格的にも生き別れた姉と弟、のように見えてしまいました。
がっ、最後のリフトなどもきちんと決めていて立派。ホアキン・デ・ルース君のバネにも驚きました。
全体として見るとレビューやミュージカルのようで華やかさはあるけれどバレエとして見るとやや物足りない面もあり。正統派の古典全幕が恋しくなりました。