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★越智バレエ 「海賊」

2002/03/23(Sat) 23:09 カオル 越智バレエ「海賊」

悩んだ末(笑)、行ってまいりました。
キャストは
メドーラ 越智久美子
コンラッド エフゲニー・イワンチェンコ(キーロフ・バレエ)
アリ ホセ・カレーニョ(ABT)
ギュリナーラ ナタリア・ドムラチェワ(キエフ・バレエ)
ランケデム 越智友則 でした。

コンラッドがダツィシンからイワンチェンコに変わっていました。
感想ですが、うん、キーロフ版をちゃんとその通りに上演できる(いろんなゲストがあるとはいえ)というのは、やっぱりある意味すごいなあと感心。しかし、キーロフ版なだけに、あの極めつけ映像が頭をよぎるというネックがどうしてもありますね(笑)。なんかその辺複雑な気持です。

越智久美子さんは、テクニック、感情表現ともベテラン芸のいきに達していて、この「海賊」がこれだけちゃんと踊れる人は、そうはいないだろうという感じで見事です。
イワンチェンコ(なんか久し振りに見たなあ)は、さすがにキーロフのソリストですね。きちんと仕事してました。
カレーニョも、そうそうアリはこうよね、という感じでよかった。ギュリナーラ、ランケデムはこの前のコンクールペアで息があってるし。グランド・バレエとして高いレベルであったといえるでしょう。
ただ手放しで誉められないのは、前述の理由などがありしょうがないところです。キーロフ版だから、見たいと思って見にいってるのに、矛盾してるっちゃしてますけどね。でもやっぱり比べちゃうんですよね〜。
あと、セントラル交響楽団は、がんばっていたと思います。「海賊」の生オケ、いいよね〜。

2002/03/25(Mon) 14:34 比呂三津 越智バレエ「海賊」

非常に満足のいく公演でした〜♪
個人的には、ギュリナーラ役のナタリアちゃんが可愛かったから、目の保養にもなって飽きることもなく観れたって気もしないでもないですが・・・。ナタリー、また来てね〜。
はじめて観た(観てるかもしれないけど・・・)イワンチェンコは、存在感のあるコンラッドでしかも長身でカッコよくて、あこがれるわ〜♪
で、妙にハマリ役だったのがランケデムの友則君でした。あの口ひげがとっても似合ってました。腹筋が割れるくらい鍛えてあったから、以前よりもキレが出てきたんだな〜と感心いたしました。以前から友則君はみてきているから、ここ最近の著しい成長は嬉しい限りです。
カレーニョのアリも、もちろんハマリ役でよかったでした。う〜ん、いい男だった〜。
こういった演目だと、団員さんのアラとかが判りにくいし、すべてのキャストがはまっていて非常に良い公演だと思いました。

うしろの席にいたちびっこたちがずっとしゃべっていたのですが、今回に限っては、許容範囲内でした。最初の船の難破のシーンでは、「あっ!!(人が)船から落ちた」とかリフトの時には、「○○○さわってる〜」とか、とても素直な感想を言ってました。(笑)
時には可愛い声でブラボーしたりして、きれいなシーンでは「わ〜、きれー!!」と連発してました。なんか素直な反応がうらやましかったし、面白かったです。
でもこれが、外国バレエ団の公演の時とかだったら、愛用の扇子でつついてやって「しぃ〜〜〜〜!!」と、やってやる所ですが・・・。
こういうふうに、扇子って観劇の時にいろいろと重宝するんですよ。(笑)