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★東京バレエ団「ザ・カブキ」 東京・一宮公演 2002/12

atik カブキ

お久しぶりです。ちょくちょく、ロムしてますが。
いよいよ、東京バレエ団のザ・カブキに行ってきます。もちろん、二日間ね。
みなさんは、一ノ宮公演をごらんになりますでしょうか?
きっと愛知組がキャスティングされて、楽しい舞台となるでしょう。
今回注目の新キャストは、もちろん勘平役の大嶋正樹さん、後藤和雄さん。現代の勘平も中島周君と、見所たくさんです!
では、また〜♪
atik あわわわ

東京バレエ団、「ザ・カブキ」の感想を一ノ宮より前に書こうと思ったのですが、すっかり、魂を引き抜かれていて、現実に戻ってこれなかったのです。
ふと気づくと雪が降っているような、討ち入りの男性たちが舞い踊っているような、そんな幻想に包まれてしまいました。

私が一番楽しみにしていたのは、やはり、大嶋さんの勘平です。勘平をみることにその日一日いえ、二日間のエネルギーを注ぎました。勘平はあのバレエの中でも、とっても重要な役ですからね。それを大好きなダンサーがやるとなると、期待と不安と、複雑な心境。しかし、やってくれました。見事でしたよ。彼は勘平の色気を出して、後半は悲しさを演じてくれました。
踊りはとってもきれいでしたし、清い感じがしますし、その中で勘平の不幸がとても悲しくなります。
他には、荒井さんのおかるは、とてもかわいかったし、後藤晴雄さんの由良の助は妙に色気がありました。
この感想は、主に二日目の感想なのですが、二日目は新しい世代という感じがしまして、フレッシュでよかったと思うのです。
なんだか、偏りミーハーレポですが、お許しください。
そして、一ノ宮に行った方、いかがでしたか?今からでも跳んで行きたい気分です。一ノ宮レポをお願いしま〜す。

仁菜 ザ・カブキ@一宮

一宮市民会館初めて行きましたが、「なぜに名古屋でなく一宮?」とまず思ったら、
ポスターに「一宮出身の後藤兄弟(兄主演)が出演します」とあって、無知な私ようやく「愛知組」の意味がわかりました。
このポスター、プログラムを買った人先着100名様にプレゼントってことで、私もげっとしましたが、実のところ、これもらってもね〜という感じなのですが。(;^^A

ホールは私の地元のホールとあんまり変わらないくらいで、さながら「市民文化祭」のような雰囲気。
中・高生や、おばあさんとバレエをやってそうな孫という組み合わせが多かったです。
この人達、ベジャールわかるのかなぁ(失礼)なんて思ってしまいました。私はぴあで買ったので前の方だったにもかかわらず、すごい端の席でした。市が補助金をかなり出しているのでしょうか、市民優先は当然かもしれないけど、せめて未就学児童の入場はお断りにしてほしかったです。子供の泣く声はちょっとね。ダンサーの方にも失礼だと思うの。
あと開幕前とはいえ座席でおにぎり等食べないでほしいな〜

なんて本題からはずれてエラソーなこと言ってしまいましたが、
私忠臣蔵のお話はTVの大河ドラマに何回も登場しててよく知っているんだけど、歌舞伎の仮名手本忠臣蔵を見たことがなかったので登場人物を確認するのがやっとで楽しむ余裕がないというのが正直なところでした。歌舞伎をよく見ておられる年輩の方のほうがよく理解されていたかもしれませんね。

本当は高岸直樹さんの由良之助を観たかったのですが、後藤さんも踊り出すととってもカッコよくて、引き込まれてしまいました。勘平は大嶋さんもよかったけれど、現代の勘平の中島周さんも笑顔が可愛らしくて私的にはステキでした。ただなぜこの役が必要なのか、いまひとつわからないんですが。

あともうひとつ、男性の赤○ンスタイルもどういう関係なのか?
パリでは受けたかもしれませんね。ちょっとひきましたが、ここの男性ダンサーて本当に顔もスタイルもいい人が多いですよね〜。こっそり見惚れてしまいました。

キャストはatikさんが書いておられるのと同じだったようです。(会場のボードで確認してるの私くらいなものでした)
吉岡さんはここのダンサーの中では日本人離れしたマスクかなと思っていましたが、顔世御前だとやはり日本人的な美しさですね。
茶屋の場面のケレン味あふれる場面と、死の場面の幽玄の世界が対照的ながら、日本的な美しさを出していると思いました。
これを作った人が日本人じゃないとは!本当ベジャールってすごい!!

討入り場面は圧巻でした。男性群舞の力強さ、美しさを堪能しました。(思わず人数を数えてしまいました)さすが東京バレエ団!
音楽も良かったし(特に茶屋の場面がもう美しくて)。
で、ちょっとしたカルチャーショックの混じった感動を抱いてかえって来ました。
それにしても、プログラムに吉右衛門さんが「わかりやすく楽しめる、だから”仮名手本”なんです」と書いておられましたが、私にはわかりにくいとこありました。もっとお勉強しなくっちゃ。

ひろ ザ・カブキ

まずは「ザ・カブキ」ですが、全く初めて観る演目で基礎知識すらなしで観たのですが、あそこまで歌舞伎の忠臣蔵を所々で忠実に再現しているとは思いませんでした。特に、定九郎のシーンでの猪が、歌舞伎と全く同じようにハリボテだったのには、ちょっと笑えてしまいました。歌舞伎好きの自分にとっては、観ていて歌舞伎もバレエも両方楽しめたので嬉しかったです。
でも所々、イマイチわからない所もあったし、ダンサーの表現しようとしてる部分まで観れなかったので、また観てみたいです。でも、再び名古屋とかにはなかなか来てくれないだろうな〜。

個々のダンサーについて書くと、まず主役の由良之助の後藤晴雄さんと顔世御前の吉岡美佳さんですが、設定自体がちょっと難解でしたので、所々わかりにくかったです。本当にもう一度、じっくり観てみたいです。
あと、勘平役の大嶋さんですが、ちょっと風貌が現代的すぎる気もしました。あと、切腹するところまでの展開が、歌舞伎と比べるとあまりにもスピーディーだったので、もうちょっとじっくりと苦悩するシーンを観たかったです。
おかるの荒井さんは、白塗りでおかっぱ頭で、とても幼く見えたのですが、妙にセクシーでした。
山岸凉子さんの漫画に出てくるような、妙に色っぽい子供を連想してしまいました。(笑)
一番、役柄にはまっていたのが、お才の遠藤千春さんでした。これといって、見せ場はなかったのですが、着物姿とか立ち振る舞いが綺麗でした。

あと、出待ちをしてきたのですが、今回出番のなかった方、斎藤さんや井脇さんもいました。
斎藤友佳理さんは、前にTVで出てたとおりの可愛らしいしゃべり方で、とてもラブリー&チャーミーな方でした。
ちなみに出待ちでの人気度は、後藤さんと大嶋さんがすごかったです。

仁菜 ザ・カブキ

ひろさんも御覧になったのですね。しかも出待ちもされたのですね。しまった〜 私もすればよかった。
早めに会場に着いたので、食事する所とか、近い駐車場をさがしてグルグル回ってたら楽屋口を見つけたのに、帰る時には失念してしまいました。マーカー等も持ってませんでしたし。残念。

歌舞伎をよく御覧になっているひろさんでもわかりにくい所があったなら私がわからないのも当然ですね。(一応予習はしたのですが)もう一度観たいです。感動も含めて。今頃になってまたしみじみ感動をかみしめています。
atikさんの気持ちがよくわかりました。本当に素晴らしかった。私的にはレニ国くるみより良かったかもしれません。
東京バレエ団の全幕物をもっと名古屋に持ってきてくれるように中京テレビあたりにリクエストしないといけないかしら。いつもギエムと一緒で小品ばかりですものね。

>おかるの荒井さんは、妙にセクシーでした。山岸凉子さんの漫画に出てくるような、妙に色っぽい >子供を連想
私もホント同感です。レオタードに打ち掛けって、妙にセクシーですよね。
打ち掛けを脱いだ時、??これって何も着てないってことではないのよね?と思ったりしました。