[64] 2003/11/17(Mon) 15:41 ゆき [越智バレエ]

越智インターナショナルの「ラ・バヤデール」にも行ってきました。
名古屋の森下洋子(と私が勝手に思っている)久美子さんは、きれいでした。もうお年のはずですが、キープ力があってトウでのアラベスクもピタッときまっていました。
友則君もがんばっていました。ただやっぱり小柄なので、リフトのときなど「よっこいしょ」って感じで重そうにみえてしまいました。
結婚式の場面では白い衣装なのですが、タイツでした。ターバンにタイツって、なんだか頭だけ大きく見えてしまう上に、余計に背が低く見えてしまったのだけど。
ガムザッティとの結婚には乗り気ではなく、始終困っている様子でした。
ジャンプも軽やかで、(たまーにバタンってなってましたが)よかったのですが、もう一つ何か欲しいところかなってところでした。
影の王国のシーン、アラベスクで、たまにかなりふらつく人がいて、それもまた見ものでした。
影のシーンのソロで、一人途中で足がつったのか様子がおかしくなり、最後足をひきずって去っていった人がいました。
影の王国でお終いのバージョンでしたが、私は、ソロルとニキヤの物語としてはここで終わった方が、むしろ自然な印象を持ちました。(ガムザッティないがしろって気もしますが)。親子というのをあまり感じさせないところもすごいと思いました。
あと、ガムザティのクシオマーラさんという方が、しっとりとした感じでお嬢様っぽくて、なかなか素敵でした。

[73] 2003/11/23(Sun) 09:09 ひろ [錦秋花形歌舞伎]

あと遅れましたが、3日に愛知厚生年金会館であった「錦秋花形歌舞伎」を観てきました。
今、若手で人気のある獅童・勘太郎・七之助が出てました。
まず最初に三人吉三・大川端庚申塚の場でした。女形は誰になるかと思ってましたが、七之助でした(和尚吉三:獅童、お坊吉三:勘太郎)。以前の同じような公演では、「かさね」では女形が勘太郎でしたので、今回は逆のパターンでした。
やはり皆さん、若いので、どうもしっくりこなかったのですが、かっこいい三人吉三でした。
そして、3人による芸談が20分ほどありました。みなさん、かっこいいスーツを着ていて、黄色い声がとびかってました。最後に獅童さんは、自分のやってるCMのカップうどんの宣伝をして、どっとわきました。(笑)
最後に「棒しばり」でした。主人が獅童、太郎冠者が七之助、次郎冠者が勘太郎でした。

[128] 2003/12/25(Thu) 23:30 ゆき [新国立「こうもり」]

23日に、新国立劇場の「こうもり」見てきました。「デューク・エリントン・バレエ」で、私はあんまりプティは好きではないのかなあと思ったのですが、(それをベストキャストでない同じキャストでわざわざ大阪、名古屋で2回も見た私って一体)これはとても楽しかったです。
小嶋さんの怪我の降板で、かなりがっかりしたのですが、吉本さんもよかったです。小柄な体で頑張ってました。
ベラの湯川さんは、美女に変身したときより、主婦の方がよく見えてしまいました。
変身後は足フェチ(?)のプティらしく、思いっきりミニのキラキラ衣装になるのですが、大変失礼ながら、そんなにスタイル抜群というわけでも足が綺麗というわけでもないような気がするので、「おお!」というより、なんというか、ちょっと笑えてしまった・・。ミニよりロングドレスの方が似合う気が。
そんなわけで、ナイトクラブでの女王様度は今ひとつだったかな。多分、初日の草刈さんだったら、もっとここの場面ははまってたんじゃないかな、と思います。
でも、夫を取り戻そうとするいじらしさは伝わってきたと思います。
山本さんも素敵でした。ちょっとおとなしめかな、という気がしないでもないですが、良き夫に戻るので、あんまり色気があってもどうかと思うので、これくらいがいいと思います。私は魅了されました。
山本さんも吉本さんも、3人違うベラを相手に、お疲れ様でした。
ところで私ひざの上に置いていたメガネケースを、途中でかなり大きな音をたてて落っことしてしまいました。(新国立の床は響くらしい)。いやあ恥ずかしかったです。(ちょうど湯川さんが登場したあたり)。もしいい場面でだったら、顰蹙かうところでした。しまっとくべきでしたね。
今回、3階2列目の端の方で、C席だからこんなところなのか・・、と思いましたが、意外に観やすかったです。「マノン」の時の、S席(1階前方端)よりも、むしろよかったくらいでした。半額以下なのに。<br>1階よりも、上の方が傾斜がきつくて、そこの端だとしっかり席が斜めに配列されている(ような気がする)ので、背が低いと、そっちの方がいいのかも。表情は見えにくいですが。あと、なんとなく下手側より上手側の方がいいような気も。
これで3150円はお得。言っても仕方ないですが、いいなあ、東京の人・・。

[134] 2003/12/29(Mon) 22:37 カオル [地元「くるみ割り人形」]

松岡伶子バレエの「くるみ割り人形」を観てきました。
3000円でこれだけみせてもらえば満足だわ〜というそれなりに楽しめる舞台でした。
振付としては、変形ワイノーネン版という感じかな。少女のクララは一幕で大人が踊っている最中に、くるみ割り人形を抱いて椅子に座ったまま眠ってしまいます。そこで舞台が暗転して夢の世界になりダンサーが変わります。少女から大人(といっても若い方でしょうが)に変わって、ねずみのシーン、雪のシーン、そして二幕の金平糖もこのクララ役の方が踊りました。
夢の世界からクララが変わるということで、この演出、わたしは気に入りました。魔法の国ではクララ本人が王女さまになる方が好きなのよね〜。クララが王女様の踊りを横で見ているってよりも。
あと雪の精も女王さま&王子がいて、花のワルツにもプリマ&王子がそれぞれいました。なかなか豪華です。クララはこの二つの場面は見ている立場なのでした。
クララと金平糖の役は松原帆里さん。雪の女王は安藤有紀さん。花のワルツのプリマは伊藤正枝さん。3人のプリマを一挙にみせていただけて、一観客としてはなかなかよかったです。
特によかったのが、雪の女王の安藤有紀さん。素晴らしいプロポーション、そしてきれいな踊りでした。
で、2/28のあいちダンス・フェスティバル『ダンス・クロニクル』ですが、松岡伶子バレエはここで「白鳥」の二幕をやるのです。チラシと自分のところのキャスト表が入っていたのですが、安藤有紀さんは、おお、やっぱりオデット姫でした。
ということで俄然『ダンス・クロニクル』が楽しみになったわたし。ジークフリートは大寺資二さん。大寺さんは「くるみ」では“よく踊る”ドロッセルマイヤーさんでした。大寺さんもハンサムだし、スタイルいいんだよね。うん、楽しみだ。
地元バレエ団も頑張っているなーと思う今日この頃。地元主要バレエ団が一挙にみられる「ダンス・クロニクル」はいい催しかもと思います。演奏も名古屋フィルハーモニーだし。(と一応名フィルにも期待)

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