[57] 2003/11/14(Fri) 23:17 カオル [「兵士の物語」 名古屋公演]

行ってきました。いやー、楽しかったです。
公演はまだまだこれから続くのであまりネタバレになることは書けませんが、西島さんの悪魔メイクがあまりにハマっていて、ほんとにハマっていて、それはもうスゴいです。<br>綺麗で尊大で、魅入られたい度200ってとこかしら(笑)。
あとわたしのもう一つのお目当て、指揮の西本智実さんですが、生でみられてよかったです(って間違ってる?いや、間違ってないねって誰に聞いてる>自分)。
楽団も西本さんも舞台に上がっていて、それぞれの役(音楽を奏でるだけでなく)をやるのですが、西本さん、かっこいいです。うーん、かっこいい方だと思っていたがほんとにかっこいい。指揮する時は当然観客に後姿を見せているわけですが、その姿の美しいこと。指揮棒振るのってある意味踊りだわ〜、としみじみしました。ピンと伸びた背筋、振り上げる腕は雄弁だし(当たり前)、脚はまっすぐだし。
西本さんの経歴を読んでいたら、サンクトペテルブルク音楽院に留学してフェドトフさんに学んだ、とあって、うわー、あのフェドトフさんの弟子なのね!と一気ににわかファンが本格的ファンになってしまったことを告白します(笑)。
キーロフはもちろん、マールイでもオペラなど振ってるのですよ。ロシア・バレエファン的には、それだけでもうすごい親近感(勝手だけど、笑)。
うー、ちょっとだけネタバレを書いてしまうと(書きたいのよ〜)、西島悪魔と西本さんは同じヘアスタイルなのです。よって姉弟のようなのだよね〜。あ、実際は西島さんの方が年上なのかな、どうなのかな。西本さんはもちろん悪魔メイクをしているわけではないですが、西本さんだから、可能な演出よね、という感じです。西村さんが演技してるのを後ろから二人並んでほくそえみながら見てたりするのよ〜。絵になるのよ。
というわけでこの辺にしておきます。
えっと酒井はなさんは普通によかったと思います。
西島悪魔についてはまたきっとそのうち語ると思います。
ストラヴィンスキーの「兵士の物語」は初めて聞いたのですが、面白い曲ですね。演奏もとてもよかったです。
ということで今すっかり西本さんファンモードなわたしでした。

[59] 2003/11/15(Sat) 18:34 vivica [西本智実!]

西本さん、カッコいいですね。あんまりな演奏が多いと言われるバレエのオケに、この方のような指揮者はうってつけではないでしょうか。阪音大在学中からデリケートさを要求されるオペラの指揮を手がけておられますし、バレエをやっていた指揮者というのも、ちょっといないと思います。
そして西本さんを強烈に惹きつけたのはチャイコフスキーをはじめとするロシア音楽、遂にst.ペテルブルクに留学。しかし、ご多聞に漏れずクラシック音楽界も”男社会”その中でも指揮者への道は更に険しい。何せオケ(←大部分男で構成されていることが多い)を率いていくのが指揮者のお仕事・・・しかもチャイコフスキーの国ロシアのオケを相手に・・。挫折感と人知れず流す涙の連続だったといいます。そんな西本さんを支えたのはお母さまの存在、親ってありがたいものですね・・。
そうして今の西本さんが在る、颯爽と燕尾服に身をかためタクトを持って微笑む彼女〜、う〜む女の私が見ても(女の私だから?)抜群にカッコいい! 西本さんの指揮するオケで、キーロフの白鳥見たい〜

[61] 2003/11/16(Sun) 08:59 仁菜 [「兵士の物語」@名古屋(2)]

西島さん、カッコ良かったなんて言葉ではもう足りません。妖しくて美しくて、もうメロメロです〜
こんな気持ちになったのはルジ様の「タンゴ」以来かも。あぶない、あぶない。
第2王子(第1悪魔?笑)に浮上かも。あんな悪魔なら魅入られてしまいそう。
あの髪型も素敵でしたね。東洋系の美、炸裂って感じで、あれなら例のドラマでの中国人ダンサーの役もハマリそうですね。

西本智実さんもバレエにぴったりの指揮者なのですね。バレエをやってらしたとは、バレエ音楽に造詣が深い方なのですね。
そういう方に演奏していただけばバレエ公演も素晴らしい音楽と共に楽しめますね。あまりひどい生演奏が多くて、テープの方がましなくらいな昨今ですから。お話に感動してしまいました。
CD買ってよかったです。(実は西島さんの写真集とどっちにしようか迷ったのです。殴→自分)

>西本さんの指揮するオケで、キーロフの白鳥見たい〜
;私も同感です。そしてジークフリード王子がルジ様なら言うことなしです。

[62] 2003/11/16(Sun) 09:25 ゆき [私もみました]

「兵士の物語」、元演劇ファンとしては西村さんの舞台姿がはじめて生で見られたのが嬉しかったです。やっぱり舞台出身の方は、舞台で本領が発揮されるなあと思いました。
西島さんの悪魔もよかったですよね。ちょっと笑えましたが・・。美しかったです。
西本さんもかっこよかったです。(西がいっぱい・・。)たしか以前ダンスマガジンのインタビューに出ていたような。
楽団が劇の一部になっていたところが楽しかったです。
酒井さんは、「出番あれだけなんだ・・」という気もしますが、綺麗でしたね。
全体的によかったですが、なんとなくまったりした感じで、あと、話的にはどうなんでしょう。あのラストは?悪魔、誘惑者というのは人生において常に傍にいる、という?
言葉とバレエと音楽のバランスはよく、なるほどーと思いました。ただ、バレエ体質のチカコさんが物足りなく感じられたように、演劇体質の人(昔の私)も、若干物足りなく感じられたかもしれません。総合的に楽しむ、というのはなかなか難しいかも。

[73] 2003/11/23(Sun) 09:09 ひろ [Kバレエ・名古屋公演]

K−バレエカンパニーのトリプル・ビル観てきました。演目は

フー・ケアーズ?(バランシン)
ファサード(サー・フレデリック・アシュトン)
ライモンダ・第三幕(ヌレエフ)。

それぞれ違った感じのバレエで、とても良い組み合わせでした。
フー・ケアーズの主要なメンバーは荒井祐子・長田佳世・榊原有佳子・熊川哲也でした。
前半は男女5組のカップルによる群舞で、今回の公演で唯一の寝ちゃいそうなパートでした。後半は上記の4人によるソロとパ・ド・ドゥで構成されてました。
一番、バランシンらしさ(って、バランシンらしさって何?と聞かれたら困りますが)を表現していたのは、荒井さんに感じました。特に、ソロのパートでは小気味良かったのでした〜♪
あと、榊原さんは少しおとなしい踊り方をするな〜と今まで感じてたのですが、今回のでは一皮むけた踊りで、うまくバランシンらしさを表現してました。
で、僕の一番に贔屓している長田さんは、今回に限っては物足りなさを感じました。長田さんは、いつも楽しそうに踊っているのが魅力的だったのですが、今回は自分を押し殺して踊っているように感じました。バランシン作品ということもあって、自分自身の個性を控えめにしたのかしらん?
そして、熊川さんは、いつものように踊りは最高でしたが、もうちょっとお洒落な感じが出てると良かったです。
ファサードは、コミカルな演目で非常に楽しかったです。
荒井さんは、アニメの「長クツ下のピッピ」のようないでたちで、ラブリーチャーミーでした♪
トリは榊原&キャシディでしたが、二人ともハマリ役って感じでした。以前の「コンフェッション」名古屋公演の時の「サイド・ショー」でもこの組合せで、その時もハマリ役だったな〜と、ふと思い出しました。
そしてライモンダの第三幕。
ライモンダは康村和恵さんで、ジャン・ド・ブリエンヌはもちろん熊川さん。
康村さんは、非常にスリムな体型でありながら、安定感のあるバレリーナでした。また今回のとは違う感じの踊りも観てみたいです。
そしてバリエーションは榊原有佳子、神戸里奈、荒井祐子、長田佳世の4人がソロで踊りましたが、その中で別格だったのは荒井さんでした。
榊原さんと荒井さんは3演目ともに出ていて、愛知出身のバレリーナが大活躍でした。ジモピーとしては、嬉しい限りです。
今回、女性陣の充実振りが素晴らしかったので、今後のKバレエ公演がとても楽しみです。

[77] 2003/11/23(Sun) 22:34 ゆき [私もKバレエ名古屋公演]

私もKバレエ「トリブル・ビル」名古屋公演見てまいりました。それにしても、4階は遠い。

「フー・ケアーズ?」は、ちょっとデューク・エリントン・バレエみたいだなあと。いや、曲がジャズで踊りがバレエというだけで、詳しい人には全然違うと言われそうですが。
私はどうもジャズ調や洒落た、といったものには理解がないらしく、正直途中やや退屈になりかけたのですが、ラストで馴染みのあるノリのいい曲で(曲名はわからないのですが)、全員で盛り上がったところがとても楽しかったです。やっぱり特に熊川さんが盛り上げていました。みんな一生懸命小粋に見せようとしているのは伝わりました。(そういえば3作品とも最後に全員出てきて盛り上がる、というパターンでした。)

「ファサード」は脱力系というか。解説には「玄関という意味があり、上っ面という意味もあり、色んな舞踊が登場する」というようなことが書いてあって、何回読んでも「?」だったのですが、実際見ると、なんとなく「なるほど」って感じでした。舞台中央に大きな玄関があって、いろいろな民族の舞踊が展開されるという。
スイスヨーデリングソングの荒井さんが、私もかわいいと思いました。ピッピ、なるほど。
タンゴ・パソブレの榊原さんがとても魅力的で、嬉しかったです。この作品での中心的存在に見えましたし。キャシディもコミカルでよかったです。彼は遠くからでも目立ちますね。
これといった見せ場があるわけでもなく、地味ですが(熊川さん出なかったし)すごくイギリスって感じで(なんとなく昔のイギリスっぽい)牧歌的な雰囲気で、こういう作品もあるんだな、ということでよかったです。割りと受けていたようですし。イギリス好きの方にはいいかも。

そして真打「ライモンダ」。幕開けで美しい舞台装置に拍手が。康村和恵さんは、熊川さんの相手役としてもライモンダとしてもやや貫禄不足かな、といった印象で、失礼ながらやっぱり都さんかデュランテで見たかったなあと思ってしまいましたが、清楚な感じで綺麗でしたし、今後に期待。私も違った踊りで見てみたいです。

全体的に、タイプに違う現代作品が見られて、クラシックの良さも再認識できて、よい構成だったのではないかと思います。演奏も気合入っていたと思いますし。一度、音はずした?と思った箇所もありましたが。
熊川さんは相変わらず美しくて高い跳躍で魅せていて、これからも色々なものに挑戦して頑張って欲しいです。

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