[159] 2004/01/17(Sat) 16:08 カオル [今日は冷えますね〜]

朝から雪が降ったりやんだりしています。明日までずっとこんな風なのかな。

録画しておいた台湾クラウド・ゲイト・ダンスシアターの「ムーン・ウォーター」をみました。
うーん、綺麗だった〜。太極拳の型(といってもわたしも詳しくは知らないのですが)が根本にあって、そのもっと洗練された動きがダンサーの極めて統制された身体からゆるやか〜に生み出されていきます。ミーシャ・マイスキーのバッハ「無伴奏チェロ組曲」が気持ちよく流れ、ダンサーの身体も気持ちよく流れる感じ。ずーっとみていたいな、いつまでみてても飽きないな〜と思っていたら、最後にちょっとびっくりするような美しい仕掛けがありました。日本公演のチラシにも書いてあったけれど、ううむ、こういうことなのか。
実際の舞台を観に行かれる方もいらっしゃると思うので、あまりネタバレなことは書きませんが、新宿文化センターの舞台でこれをどうやってやるのか、興味津々です。<br>あと途中、男女2組で踊るところがあって、その部分の男性ダンサーは何故か二人とも黒髪ロンゲを一つに束ねていたのですね。いやそれがかっこよくって。ここのパートを踊るダンサーはロンゲじゃないとだめなのかな。そういう演出なのかな。
ほとんど感情の表出のないダンスだったけれど(ダンサーはだいたい半眼で無表情)、ここのパートは少しだけお互いをいとおしむような雰囲気がありました。
最後、静寂の中に全て収斂していくような終わり方がとても東洋的だし、美しかったです。

この前の時間帯で放送した上質なエロス溢れる「ル・パルク」とは好対照で面白いですよね。うーん、ダンスの表現って無限だわとしみじみ思ったりして。
それから美しい音楽と美しいダンスがぴたりと一体化していれば、無条件で幸せな気分になれるなとも思いました。あ、これはチャイコフスキーとプティパの関係も例外ではないです。

というわけで(お、なんか上手く繋がった、笑)、明日はレニングラード国立の「白鳥」名古屋公演ですね。
どうやらシェミウノフくんがロットバルトのようだし。楽しんでこよっと。

[163] 2004/01/20(Tue)22:54 アオバ [ル・パルク]

はじめましてアオバと申します。
NHK-BSで先日放送された「ル・パルク」を観て、とっても感動しまして、誰か何か書いてないのかしらと、インターネット検索してこちらに辿りついた者です。
カオル様のテレビ鑑賞記録(2000年3月の放送の)を「そうそうそう!」って感じで、共感しながらとても楽しく読ませていただきました。「ル・パルク」のことを書かれている方はあまりいないので、とても貴重な感じです。「ル・パルク」は振付は綺麗で色っぽく、群舞の動かし方も上手いし(椅子取りゲームが楽しそう)、1場面ごとの長さも潔い程ちょうどよく、その内容も盛り沢山。素敵な場面がいっぱい詰まってるので、次の作品のアイデアがなくなっちゃわないのかしらと不思議なくらいでした。あとやっぱりイレールのハンサム顔とあの表情が素敵過ぎで、うっとりしました。本当にプレルジョカージュの意図することに答えてると私も思いました。おかげでプレルジョカージュがすっかり好きになってしまって、リヨン・オペラ座のロミジュリも手に入れてみようかなと思いました。このビデオ情報も有り難うございました。
[197] 2004/02/15(Sun) 09:33 仁菜 [ロシアバレエのスターたち]

「クラシック・ロイヤル・シート」見ました。
ロパートキナよかったです〜
見たことない映像が多くて、彼女のジゼル、バヤデルカ(先日のザハロワと同じ衣装、あれキーロフの衣装だったのね)海賊、瀕死からモダンの「イン・ザ・ナイト」「シンフォニー・イン・C」等堪能しました。
個性的な風貌というか、はっきり言って仏頂面が多いように思っていましたが、インタビューでは笑顔が見られてよかったです。
そして、私も「どうしてルジマトフがないの〜っ」って思ったのですが、おまけが。「ゴヤ・ディベルティスマン」にチラっとルジ様がロパートキナと。カーテンコールの笑顔もあったし。まず滅多に見られない演目だったので良かったです♪
サモドゥーロフも、なかなか今後が楽しみなダンサーのようですね。
ちょっと大腿が逞しい体型みたいで、踊りは若々しくて素晴らしいですが、やっぱり「海賊」はあの方と比べてしまう私なのでした。(サモドゥーロフ君ゴメンネ)
「若者と死」なども見られてよかったですが、ロパートキナの「死神」と並ぶと彼って身長あまり高くないのかしら?彼女がトゥで立っているから?(衣装でよく見えない)普通のスーツ姿はすごくカッコイイのですが。彼は来日したことがあるのでしょうか?海外にいることが多いと言っていましたが。
ついでにどーでもいいことかもしれませんが、ロパートキナがもらっていた茶器のセット、とても素敵でした。あれはロシア製なのでしょうか?ブランドが知りたい。
今夜、「ピンク・フロイド・バレエ」の特集もあるらしいですね。びあんこさんに教えていただきました。
NHK教育テレビ『芸術劇場』10時から、の「放送予定」にあるし、すでに新聞にも出ています。
と思ったら、全く同じ時間にWOWOWでマシューボーンの「くるみ割人形」ですって!むむむ、こっちをビデオに撮って、芸術劇場はリアルタイムで見なくては。(寝ないようにしないと...私の場合笑い事ではないのです)

[291] 2004/04/11(Sun) 00:44 カオル [ロシア・バレエのスター達]

昨日の「ロシア・バレエのスター達」見ました。オシペンコ、スタイルのいいダンサーでステキでした。みたこともきいたこともないモダンな作品がいっぱい見られて、楽しかったです。しかしご本人のお話は、軽いものではありませんでした。あの時代のダンサーはやはり、いろいろとあったのだなあと思いをはせました。(それぐらいしか、わたしにはできない)

うってかわってアスィルムラトワ&ザクリンスキーの方は、うーん、ラブラブでしたね〜。でもこのアスィルムラトワも今はワガノワの校長先生なのだから、月日が経つのは早いなあ。
一つすごーく気になった演目はベジャールの「三人の組曲」(だったと思いますが)。バルトークの曲で、アスィルムラトワとギエムがザクリンスキーを取り合うという設定らしい。全部みたい〜〜〜!
しかし、映像でのラスト、美女二人がザクリンスキーに扉の方をさして、出て行きなさい!と命令しているみたいだったなあ。結局ザクリンスキーは追い出されるのかしら。かわいそう。でも、なんかそういうラストが、彼にはお似合なような気もしてしまう。(いや、もちろん誉め言葉っす)
あと、例の(って変だけど、笑)「エジプトの夜」でチラリとルジマートフが映りました〜。(パチパチパチ)
ザクリンスキーの怪我の話は怖かったですね。ほんとに治ってよかった。今、彼はどうしているのかな。奥様のお手伝いなのだろうか。お料理おうちで作っているのだろうか。ザクリンスキーの手料理ってなんかすごーい。
ロシア料理のレシピ本とか出したら売れるんじゃなかろうか?とりあえず、わたしは買います。
ああ、彼のファンの方、決して彼を茶化しているわけではありません。わたしもファンなんです。今のキーロフに彼のようなキャラがいなくて、寂しくて仕方がありません。あの「海賊」が映像に残っているのは、奇跡のように素晴らしいことです。あんな全てのキャラクターがぴったり当てはまって、なおかつ美しくて、素晴らしい「海賊」はもう二度とみられないでしょうから(涙)。

[315] 2004/05/03(Mon) 13:18 ぷちぷち [遅くなりましたが…]

昨日NHK教育TVで、「ピンク・フロイド・バレエ」を見ました。
グループで踊っている「One of These days」は、迫力ありました。「One of 〜」は、カーテンコールでは二回踊られたそうですが、TVではカーテンコール一回目のみ放送されました。私としては、アンコールの方がよかったです。ダンサーのアップになると、電光掲示板が一つ一つの電球になって、それが「白い水玉」状態になって、ロックだけれども、ポップな雰囲気で、よかったです。
マリ・アニエス・ジロさんの「Run like hell」も、よかった。骨格のしっかりした、背の高そうなダンサーで、逞しい足も、曲や演目の雰囲気にあっていて、カッコよかったです。
あと、菊地研さんとか、いいものもあったんですが、今から思うと、TVで見たからこそ、楽しめた部分もあったかもしれないなぁ、と。一番最初の菊地さんのダンスも、初々しいお顔を拝見しながらこそ楽しめたのかもしれない。天井桟敷付近でみると、「何か走り回ってるぞー。」程度だったりして。水香さんは、実際に一度見たからかな、TVで見ても、あんまり感動しないというか(贅沢な・・・)。それでも、手首と指の表現には、彼女にしか出せない美しさが溢れていました。
ベジャールの「バクチ」に関する記事、私も読みました。どんな感じで踊るのかな、楽しみです。

[322] 2004/05/08(Sat) 14:48 カオル [ザハロワ、マハリナ]

「ロシア・バレエのスターたち」です。いやー、面白かった。マハリナの方にはルジマートフも映像&インタビューで出ていました。わーい!
ザハロワの映像、どれもこれも素晴らしかったけれど、「チャイコフスキー・パ・ド・ドウ」きれいだったなあ。全部みたいです〜。
オーロラもステキだったわ。これは来月、観られると思うとうふふです。
オディールのPDDのレッスン風景で、「出来ない」と言って顔をしかめているのも印象的でした。ザハロワでも出来ないことがあるんだなあと思いました。回転系はほんのすこーし苦手なのかしら。
「ジゼル」はやっぱり白と青の衣装(1幕)が、可愛いなあ。これで観たかった(まだ言うか)。
あと「シンフォニー・イン・C」もみたい〜、「セレナーデ」もみたい〜とテレビに向かってつぶやき続けるのだった(変なヒト)
ラトマンスキーの「法悦の詩」も面白そうだ。「シンデレラ」よりはずっとよさそうな感じがします。
パートナーは「レ・シルフィード」はコールプ、「白鳥」はコルスンツェフ、「ジゼル」と「イン・C」はバラノフでした。
しかし、ゲルギエフのコメントは、なんだかな〜でしたですね。まあ、そりゃゲルギエフだけが悪いわけじゃないだろうけれど、ザハロワがキーロフを去ったことに関して、マリインスキー劇場サイドになんらかの原因はあるはずだものね。

そして、マハリナですが、全体的に実に思わせぶりな作りといいますか、うーん、まあいいですけれどね。
「イン・ザ・ナイト」いいなあ、観たいなあ。「アンナ・カレーニナ」は今、劇場のレパートリーに無いなんて、もったいない感じがしました。とっておけばいいのに。マハリナで全幕を観てみたいです。ドラマチックで良さそう。そういえばこの作品の振付って誰なのだろうか?
「愛の伝説」も、観たいなあ、うん。そして映画もみてみたい〜。
ルジマートフとの「シェヘラザード」は何度みてもやっぱりいいです。これも6月に観られるのよね〜。そっか、マハリナとはリハーサルなしでも踊れちゃうのね、すごい信頼関係が成り立ってるんだなあ。うん。6月の舞台もさぞ、ステキなことでありましょう。
あと、街中の場面でのコートがとてもステキでした。マハリナ、洋服のセンスがいいよね。

これで現役のプリンシパル・バレリーナもかなり出演しましたね。残っているのは、アユポアとヴィシニョーワぐらいかな、どうせならこの二人の分もあるといいなあ。

[368] 2004/06/21(Mon) 12:50 ゆき [「ロシア・バレエのスターたち」]

松本路子さんの写真展、私も来週遠征のついでに行ってみようかと思っています。600本のバラの話、素敵ですね。その場に居合わせたかったです。なにしろ私も、バレエ暦短いので。

「ロシア・バレエのスターたち」見ましたー。楽しかったです。心配していた吹き替えも、だんだん慣れてきましたし。(でもやっぱり字幕がよかったですけどね。ルジマトフの声、好きなんです)
「カルメン」や、ゴヤが少し見られて嬉しかったです。かっこいいです。舞台袖のお姿が痛々しいです。スペインっぽいもの、似合います。

マハリナとの「牧神の午後」は、官能性を抑えてたのですねー。最初ビデオみたとき、なぜ怒ってるんだろう、とか思ってしまいました。モダンな衣装なのは、あの衣装着たくなかったのだろうか、とも思ってしまったりして。最初は若干違和感ありましたが、見慣れてくると、素敵だなあと思います。
この「ニジンスキーの肖像」の、後半の神は、あれだけ押さえた動きであんなに引きつけられるなんて、この方しかできないことだわ、と思いました。

「若者と死」は、ニコラ・ル・リッシュで映像をちらっと見たとき、ぴったりと思い、写真だけですが、熊川さんもなかなかよいかな、と思ったのですが、ルジマトフの場合、あれだけではなんともいえませんが、なんというか、ぴったりとはいい難いかな、というか。でも、全編見てみたい気もします。

日本女性にファンが多いというのは、向こうでも有名なのでしょうかね。それにしても「とびきりの美女には会ったことはない」って、なんと正直な。親切で礼儀正しいというのは、割りと色んな人がいっているので、それは守っていきたいことですね。

「アダージェット」、とても印象的でした。流して大丈夫かしら、とも思いましたが、感動してしまいました。
セリュツキー先生のコメント、長年見守ってこられた方ならではの真剣な感じでよかったです。ほんとに、特別なダンサーだと思います。
元奥さんとも、別れても仲がよいというのは、素敵ですね。

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