[193] 2004/02/11(Wed) 15:01 ゆき [妖怪狂言]

この間、妖怪狂言、みてきました。やっぱりコンサートホールはちょっと合わないかなあという気はしました。古典がひとつ、京極先生の新作が二つでしたが、京極作品、よかったです。特に「豆腐小僧」がおもしろかったです。そんなに満員というわけではなかったですが、笑い声も絶えず、よい雰囲気だったと思います。もうひとつの新作の「狐狗狸噺」に出ていた茂山逸平さんがかわいくてよかったです。

今日の朝日新聞の朝刊に、「ピンク・フロイド・バレエ」のことが載っていました。小さいけど群舞の写真があって、なかなか迫力ありそうでした。やっぱりプティにロックはあわないのでは?ということも書かれていました。この紙面の中で、舞踊評論家の方が書いた記事より、DJの方が書いた記事のほうがおもしろかったような気がしました。
松山バレエ団のチラシ、芸文センターにもありましたが、なんだか仮チラシという感じではありました。それにしても、清水さんと森下洋子さんが主役なのでしょうか。うーん・・。「ドン・キホーテ」のような作品は若手に譲られた方が・・。もちろんお二人はまだまだ素晴らしいダンサーだと思いますが(去年の5月に「ジゼル」を見ました)でも、「ドン・キホーテ」は・・。でも、結局行くことにしました。ヌレエフ版みたいですね。初心者の方にドン・キは最適だと思いますよ。松山バレエ団なら、来日バレエ団にひけをとらないと思います。

「今月のアプローズ」のお写真、美しいですね。記憶が蘇ります。ところでロシアってトウ・シューズの種類少ないのでしょうかね。フジテレビでペレンも言っていましたが。日本は物価が高いので大変だろうと思います。
東京文化会館は大きいですね。食べるところも広くて。愛知芸術劇場は食べるところ狭いですよね。しかもなぜ3階に。
6月は大変ですね。ベジャールバレエ団、名古屋とはいわないまでも、せめて大阪あたりにもきてくれたらなあ・・。

[204] 2004/02/18(Wed) 14:32 カオル [松本道子バレエの公演]

松本道子バレエの公演に行ってきました。バレエ名作集と「真夏の夜の夢」の日です。
名作集の「エスメラルダ」はアスィルムラトワの映像(白黒にカラーが混ざった変わった映像)にある部分でした。主役以外、ジプシーの踊りのコール・ドもついていて、なかなかステキでした。これは生舞台で観たのは初めてかな。この「エスメラルダ」全幕見てみたいものです。
「ゴパック」を踊った宇佐見直紀くんが元気がよくてよかったです。
「ドン・キホーテ」のPDDは神戸のコンクールで優勝した田中晶子さん。丁寧な踊りでよかったです。でもグランフェッテは、もうちょっとでした。
「ラ・バヤデール」からガムザッティのPDDは、うーん、間の悪い演目だ(笑)。多くを語れません〜。
その他、民族舞踊などもありました。演目的なバランスはよかったです。
「真夏の夜の夢」は主役はパックといっても間違いないでしょう。岩田守弘さん、いかにもパックでよかったです。軽やかに飛び跳ね、くるくるとよく回って素晴らしかったです。いたずら妖精の雰囲気もばっちりでした。
オーベロンはやはりボリショイからのゲスト、コンスタンチン・イワノフだったのですが、実は彼は名作集の方でソロルも踊りました。これが、色々特別な感情(笑)を差し引いても・・・なできでして、こんなんでオーベロンは大丈夫なのか、と心配したのですが、こちらはよかったです。オーベロンにかけてたのかな。でもソロルもちゃんと踊って欲しかった。
タイターニアは今ABTにいるという加治屋百合子さん。きれいでした。メンデルスゾーンの音楽はいいし(テープではありますが)、シンプルながら幻想的な舞台セットもなかなかです。<br>あとユニタード衣装のコール・ドも神秘的な雰囲気があって(振付も)よかったです。
欲をいえばタイターニアがもっと踊ってくれるといいのに〜というところかな。パックはもちろん、オーベロンもヴァリエーションがあるのに、タイターニアはなかったような気がするのよね。もっと加治屋さんの踊りがみたかったです。
まー、あと突っ込みを入れたいところはたくさんありますが(劇中劇の芝居部分とか)、安いお値段でみられてお得な、なかなか良い舞台でした。

[233] 2004/03/09(Tue) 11:43 茶々 [いろいろと]

ルジ公演の新作「レクイエム」に関連して舞踏のお話がでていますね。私は日本より外国で有名な「山海塾」の公演に行ったことがあります。
山海塾との出会いは、20年近くまえのテレビでした。ほとんど全裸・白塗り・逆さづりで始まった舞台を気持ち悪く思いながら、結局最後まで見てしまいました。その夜は白塗り軍団にうなされました(苦笑)
そして、3年前に山海塾の帰国公演があったので、過去の記憶を払拭するために出かけました。白塗りは相変わらずでしたが、その脚捌きはゆっくりととても優雅で、私に能の動きを思い出させました。
笠井さんの舞踏がどんなものかわかりませんが、舞踏を取り入れた「レクイエム」はきっと優雅な動きに違いないと、私は想像しています。とっても楽しみです。
ニーナ・ガラには2/28にいったのですが、私には詳しいレポが書けません。語彙が乏しいということもありますが、大好きなフィーリンをオペラグラスでずっと追っていたからです(笑)。それだけで大満足でした。
最後の白鳥はしっかりみていましたが、新演出がちょっとしょぼいように思いました。ニーナの白鳥はすばらしく、アダージョで涙が出ました。オディールもあでやかで、ニーナって本当にすばらしいなと思いました。ウヴァーロフは素敵な王子様、サポートも上手でニーナと息がぴったりでした。
でも、仁菜さん、ごめんなさい、それでも私はフィーリンのほうが好きなのよ。
この公演、楽しかったんだけど、私には後味が悪かったんです。2/27と28はアンコールがあったんです。それを知らなかった私は、ちょうどいい特急に乗るためにファジェーチェフの挨拶をあとに帰ってしまったんです。
そしたら、その挨拶のあとにドンキのサービスが!
なんとフィーリンも出たそうではありませんか!
フィーリンは出番が終わると帰ってしまうと聞いていたので、出待ちもせずに帰ったのに。。。
ショックは何日も尾を引きましたわ。
6月のバレエ公演も多いですが、7月もルグリ・ガラとモンテカルロ・バレエと今年こそ見たいと思っていた「チッポリーノ」が重なって大変です。
とりあえずはルグリとイレールの共演が見られるルグリ・ガラのチケット争奪戦に参戦ですわ。

[237] 2004/03/17(Wed) 10:33 仁菜 [今頃ニーナ・ガラ@びわ湖ホール]

今頃ですみませんが、2月21日にびわ湖ホールで見てきたニーナ・ガラについてご報告します。ちょうど[235]の「ダンス・クロニクル」の下の方に解説がありますので、重複する部分は省略しますが。
ちょっと席が半端に前すぎて、おまけに私の前に座高の高い男性がいて、見にくかったです。こんなことならかぶりつきにすれば良かった〜(申し込んだ時最前列も空いていたのに。でも舞台の中心を見る視線とは反対側だったのでまだましでした)でも近かったので、目の前にニーナが、ウヴァ様が、フィーリンがぁ〜、と興奮してしまいました。表情もよく見えたので、まぁ良かったです。

<グリーン>
ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲がとても美しく、パイプオルガンの響きもあり、バロックの調べに乗せた「シンフォニック・バレエ」でした。ウェブ・マガジンの評に「墨絵のような」とか「竹林を散策しているような気分」とあるように、モスグリーンの霧の中にいるような舞台でした。衣装も渋く、チラシ等の写真よりもっと落ち着いたグリーン(というよりほとんど黄土色)で、舞台も全体にやや暗めです。
その暗さを生かしたダンサーの登場のし方(いつのまにか現れて消える)と、シンメトリーのフォーメーションでちょっとミステリアスなしっとりした作品に思えました。ニーナを中心に、ベロゴロフツェフ、フィーリンとパートナーが代わり、構成もシンメトリーな感じ。それぞれの振付はもちろん違いますが。悪く言うと、ちょっと地味かもしれません。
ショートカットのニーナも素敵でした。美人はどんな髪型でも似合うんだな、と納得。フィーリンのダンスも素晴らしかったです。彼って意外と逞しい体型だったので驚きました。

<セコンド・ビフォー・ザ・グラウンド>
舞台は一転して明るいオレンジと黄色の世界。アフリカ音楽の響きで、ちょっとミュージカル「ライオンキング」のオープニングを思わせました。(他にも同意見を多数目にしました)が、進んでいくうちに音楽が単調に感じられてしまい、ダンサーの踊りの方がただただ美しく、もう少しメリハリのある音楽だったらなぁ〜と思いました。ドラムなどがもっと強い方がアフリカらしくていいように思いました。(その点「ライオンキング」の音楽の方がいいと思いました。ミュージカルだからな〜)
3組のペア(ペトロワとフィーリン、パーリシナとベロゴロフツェフ、カンデラキトクレフツォーフ)が順に登場し、時間の経過を表すようにバックがだんだん青に変わって行きました。やはり、私には、フィーリンとインナ・ペトロワの美形ペアが一番素敵に思えましたが、コールドも含めて、全員素晴らしい踊りで、3組それぞれの特徴あるリフトで終わるところが印象的でした。
フィーリンがとても楽しそうで、あんなに明るいフィーリンを初めて見たように思います。奥様と踊っていたからなんでしょうか?

<白鳥の湖:ハイライト>
演出はちょっと変わっているようでいて平凡。まぁ、ファジェーチェフ氏のだから、良しとしましょう。(彼はいい人というイメージなので。笑)
ハイライトのため、ディヴェルテスマン等はありませんでしたが、白鳥のコールドもあって見どころいっぱいでした。
ニーナの舞台を初めて見たのが「白鳥」だったので、あの頃からもう10年以上もたつのかと思うと感無量です。しかもそれをウヴァーロフ王子との共演で見られるなんて感激!
黒鳥のヴァリエーションがグリゴロ版と聞いてましたが、期待通りの妖艶な音楽と王子を幻惑させるようなあの振付を久々に堪能しました。
そして、細かい所ですが、オデットが自分の身の上を語り、真実の愛を誓ってくれる男性が現れないと元の人間に戻れないとマイムで表すところの音楽も、本当に短いのですがグリゴロ版でしか聞けないものだったように思います。最終幕の、グリゴロ版独特の哀愁漂う私の好きな音楽は、始まりそうだったのに、構成の関係でカットされていました。(その場面がなかったので)
そして、ウヴァーロフのダイナミックかつエレガントな踊り。育ちのよさそうな、優しげで気品あるジークフリードで、本当に王子様光線出まくりでした。「僕は薔薇」を思い出させる(爆)「あおり45度」の王子様目線にやられました。(笑)やはりグランジュッテ等ひときわ大きくてステージから落ちないかとハラハラするくらい。今まであまり感じなかったのは愛知県芸術劇場の大きなステージでしか見てなかったからでしょうか。彼にはボリショイの大きなステージがちょうど良いのかもしれませんね。次は是非「ライモンダ」全幕を見せてもらいたいです。もちろん、ニーナと。
カーテンコールでも二人とも何度も出てきてくれて、目の前で何度も見られて良かったです。子供も多くて、ニーナはたくさんお花やプレゼントをもらっていました。(周りの人が「子供になりたい」と言っていました)
プログラム\1,000だったのはうれしかったです。コンパクトだけどしっかり大きなカラー写真たくさん入っているし、必要な解説はあるし、表紙のデザインも素敵で理想的なプログラムだと思いました。一昨年のABTのプログラムも同じ大きさでしたが他の公演のも見習ってほしいですね。
一緒に行った友人の体調があまり良くなくて、出待ちしないで帰ったことだけが残念でした。各々の演目の間20分の休憩で「白鳥」が長いため、ほぼ3時間の公演でした。車で往復約2時間だし、さすがに私もちょっと疲れました。

[240] 2004/03/17(Wed) 20:3 仁菜 [ニーナ・ガラ補足]

[237]の記事に補足しようと思ったら、暗証キーワードを入れ忘れ、編集できませんでした。で、補足の文を書いたのですが、なぜか「ページがみつかりません」と出てしまって送信できませんでした。仕事中に打っていたのでバチがあたったのでしょうか。(笑)
再度トライします。(三度目の正直)
<白鳥の湖>
具体的な演出を書いていなかったので、ご覧になっていないとわからない部分が大きいと思います。
幕が開くとバーが左右に並び、鏡やピアノもあってレッスン場の風景。前回のニーナガラもバーレッスンの場面から始まったので、??前回と同じ?と一瞬思いましたが、ニーナの姿は見あたらない。どうやら、ここはあるバレエカンパニーのリハーサル・スタジオ。「白鳥の湖」の公演を間近に控えてレッスンの真っ最中。ピアニストが白鳥のメロディーを奏で、ジークフリード役のプリンシパルダンサー(ウヴァーロフ)が登場し、ひときわ大きな演技をしますが、芸術監督(バフターゼ)には気に入らない。何度もやり直しをさせ、ダメ出しをします。他のメンバーやピアニスト、監督も去り、疲れ果てたダンサーは床に倒れて眠り込んでしまい、舞台は暗転します。

場面は城の近くの湖のほとり。夢の中でダンサーは王子となり、白鳥姫オデットと出あい、「白鳥の湖」第2幕が展開されます。悪魔はなんと、あの芸術監督。コールドも加わって、美しいグラン・アダージオが踊られますが、4羽の小さな白鳥や、大きな白鳥の踊りはカット。オデットを愛してしまった王子は彼女に愛を誓い、花嫁を選ぶ明日の舞踏会に来てくれるよう誘うのでした。
さらに場面は宮廷の舞踏会へ。貴族も居並び豪華な雰囲気の中、花嫁候補の6人の女性達が王妃と王子の前で踊ります。王子はその一人一人と踊りますが、心にあるのは昨日会ったオデットのことばかり。そこへ悪魔とオディール登場。オデットだと思いこんだ王子とのグラン・パ・ド・ドゥとなります。(デベルティスマンはカット)
32回転も見事に決まって、愛の誓いをする王子。窓の外には嘆くオデットの姿。高笑いして去ってゆく悪魔とオディール。だまされたことに気づき、王妃にかけ寄り絶望して泣き崩れる王子に幕がおります。(と書くと、ホントにマザコンみたいですが、王子はオデットの後を追って湖へは行かない、ここがポイント)
幕が開くと、場面は一転して元のバレエ・レッスン場。ダンサーは目覚め、夢だったことに気づきます。しかし夢の中で愛する女性を裏切った事を思い出すのか苦悩の表情を浮かべます。と、彼の後を下手から白鳥姫オデットが、「瀕死の白鳥」と同じような振りで腕を上下に動かしながら後ろ向きの姿勢で現れ、静かに鏡の前を滑るようにパ・ド・ブーレで通り上手へと去って行きます。何かを感じるかのように、立ち上がり、腕を伸ばし、探ろうとするダンサー。彼とオデットの視線が交わされることはありません。しかし、彼は自分が赦されたことを感じるのでした。(これできっと立派に公演を務められることでしょう)
この↑のパラグラフはパンフレットの解説が入っていて、私自身は見た時こんな風に感じたわけではありません。「??なんで『瀕死』みたいな踊り?」と正直思いましたが、ニーナの踊りが色々見られた、ということで、よしとしましょう。

◇びわ湖ホール◇
私はたいていいつも車で高速通って行くので1時間ちょっと。大津ICから出て約5分ほどです。電車で行く時は、京都からJR琵琶湖線で戻り約9分。大津駅からバスで約5分(びわ湖ホール下車)徒歩で約20分です。
ここはシドニーのオペラハウスを模して作られたと言われており、ヨットに似た美しい外観で正面の大階段にも圧倒されます。(エスカレーターあり)東側にある駐車場の3階から連絡通路もあります。
ホールは大、中、小とあり、大ホールは名古屋ほど大きくはありませんが(1848席)西日本初の4面舞台を備えたオペラ・バレエ専用ホールです。ホワイエには白い円柱が並び、継ぎ目の少ない大きなガラス窓からは琵琶湖が一望でき、休憩時間も外を眺めているとあっという間に過ぎてしまいます。中に飲み物・軽食のビュフェもあります。(中ホールにさえもビュフェあり) トイレもたくさんあります。(あまり延々並んだ覚えがないです)
エントランスホールは広くて、入ると遙か正面に琵琶湖が見えます。正面左奥のレストランはやや小さく、お高いのが難点ですが、公演がある時はその前にも臨時のビュフェが設置され、軽食や飲み物がとれます。テーブルと椅子がたくさんあるので楽です。ここでも湖がよく見えます。
また、会員は隣接の琵琶湖ホテルの割引特典もあるので、そちらでゆったり食事するのも公演後の楽しみの一つです。夕方になると、琵琶湖沿岸の花噴水がカラフルにライトアップされ、雰囲気が盛り上がります。ホテルに泊まる観客の方もおられるようですが、ここの大きな公演はたいてい休日の昼間なので遠方からでも結構ゆったりと見られるのがうれしいです。白くて美しい私のお気に入りのホールの一つです。

[279] 2004/04/05(Mon) 14:22 ゆき [レディマクベス]

ボーンのくるみ、そうそう、両側の黒い壁が、バルコニー席からはものすごく邪魔でした。かなり切れてしまっていたのです。(泣)そんなわけで、2幕から2階席に移ってしまったのでした。(ほんとはいけないのですが)日曜日は、2階席もほぼ満席だったということで、少し安心しました。私が行った日は、2階席からすでにガラガラといっていいような状態で、出演者の方々に悪いなあという気になってしまったのでした。
ところで、係りの人二人に「キャスト表ありますか」と聞いたら、「分からない」「ない」というようなことを答えていましたが、ちゃんとプリントしたものが積んであったではありませんか。係りの人、しっかりしていただきたい。
連続して、名古屋市民会館に、舘形比呂一さんの「レディマクベス」を見に行きました。マクベス役は、てっきり佐々木大さんだとばかり思っていたのですが、なんでも病気療養中だとかで、三木雄馬さんという方に変更になっていました。
こちらは、くるみと違って一回だけの公演なのに、やっぱりお客さんの入りはいまひとつでした。マクベスと、盟友バンフォーの踊りはバレエで、舘形さんのマクベス夫人は、コンテンポラリーっぽい感じの踊りでした。舘形さんは、女役なので、長髪かなと思ったのですが、思いっきり短髪で、ちょっとびっくりしました。でも中性的な雰囲気な感じの方で、動きもしなやかで、けっこう華奢で、美しかったです。
三木さんは、金髪にしていたせいか、中村獅童さんに似てると思いました。あんまり背が高くなく、やんちゃっぽい雰囲気で、舘形さんは背が高く、姐さんって感じなので、どうにも夫婦には見えず、むしろ母と息子に見えてしまいました。踊りは、バンフォーの石井竜一さんと共によかったと思いますが。
全体的に、照明も音楽も陰気な感じで、悲劇っぽかったです。魔女役の方々も、怪しい感じで、よかったと思いました。

[282] 2004/04/08(Thu) 00:34 あすわ [レディマクベス]

カオルさん みなさま おひさしぶりです。

ゆきさん、<レデイ・マクベス>、見られたのですね。
昨年暮れのコンボイのデイナーショーで舘形さんが「再演する」と言っていて興味はありました。 コンボイのメンバーはみんなクラッシックの鍛練をしているのでしょうね。 お年なのに(!)股関節の柔らかいこと。
舘形さんは完璧ダンサーの体形なのでさぞ美しかったでしょう。 私も見てみたのですが、実は先週パリに行ったのでただいま節約中。
パリではベッシー先生の退官を記念するガラ公演(パトリックやシルヴィも出ました)、翌日は同じくガルニエでオザワが振るオペラ、そのまた翌日はバスチーユでジロとブラルピのSignesを見ました。 この作品は来年の愛知万博を記念して上演されるのですよね。 見るまでは「よくあるコンテンポラリだろう・・」とあまり期待をしていなかったのですが、すごく面白かった。美術は大胆で音楽もとくにポッブ、何よりも場面転換が早くて時にユーモラス、時に官能的、退屈する間のない1時間半。この作品でエトワールになったマリ=アニエス・ジロは輝くばかりに美しかったし、ブラルピも静かな男な男の存在感がさすがでした。これが来年名古屋に来るなんてすばらしい。早くも来年が待ち遠しい気分です。

[301] 2004/04/19(Mon) 01:23 カオル [新国立「ロメオとジュリエット」]

17日に酒井・山本ペアで観てきました。他のキャストもざっと書きますと、
マキューシオ 吉本さん、
ティボルト ガリムーリン、
ベンヴォーリオ 奥田さん、
パリス 森田さん、でした。

「マノン」で生マクミラン舞台に目覚めたので、マクミラン・バレエを日本にいてそうそう観られるもんじゃない、と思って今回も行きました。

ざっとの感想ですが、「マノン」の時ほどうろこが落ちる感じ(なんだそりゃ)はなかったですが、なかなか良い舞台でした。酒井さんは見事にジュリエットだったし、えっとファンの方には悪いながら、あまり期待していなかった山本さんのロメオも良かったです。
暴走するような勢いはあまりなかったけれど、恋に一途な感じは十分伝わりました。暴走タイプばかりがロメオというわけではないですしね。等身大の恋する若者という風でした。酒井さんとの雰囲気も良くて(押し付けがましくない色気があってよかったです)、日本人キャストのロメジュリ(しかもマクミラン)でここまで表現することが、できるようになったんだなあとちょっとしみじみしました。
吉本さんは、うーん、版は違うとはいえ12月にキーロフのメルクリエフの踊りを観てしまっていたからよけいに、うーん、という感じではありました。がんばっていたとは思いますが。
言ってもしかたがないこととはいえ、やはり小嶋さんでみたかったなあ…。
ガリムーリンはまあまあかな。問題はパリスの森田さん。えっと、パリスの解釈ってああいう風でよかったのかしら??という役作りでした。わたし的には?が頭に飛び交ってしまった。こういうのもあり、なのかもしれないけれど、なんというか死んでしまってもあまり可哀想じゃないパリスでしたです。
わたしは市川さんのパリスを楽しみにしていたので、変更になってもともとちょっと乗れなかったというのもありました。

音楽はところどころあれ?と思うところはあったけれど、キーロフより全然上手でした。プロコフィエフは難しいんでしょうね。
圧倒的なものはなかったけれど、うん、みて良かった舞台でした。

TOP 掲示板ログINDEX