★2004年9月から12月 その他のバレエ公演

[493] 2004/10/30(Sat) 23:11 ゆき [リーズの結婚]

今日、牧バレエの「リーズの結婚」を、青山劇場でみてきました。楽しかったです。ずっと前にロイヤルのビデオを見たことがあるのですが、やっぱり生は良いです。

リーズの佐藤朱実さんが大変かわいらしくて良かったです。役を自分のものにしてるというか、板についてる感じです。口うるさい母親に束縛されても、めげなく明るいところがよいです。
コーラスの相羽さんも、役にすごく合ってると思いました。この人とならきっと幸せになりそうといった感じ。踊り的にはよく分からないのですが、雰囲気はすごくよかったです。もう少し痩せられた方が、という気もしますが、そのままでも、という気も。

小嶋さんがおんどりで出ていましたよ。キャスト表を見て少し驚きました。
つま先も美しく、脚さばきも軽く、なかなか好調のように見えました。はじめて見たのでよく分かりませんが、よかったんじゃないかな。顔見えませんけど、あの足は、たしかに小嶋さんだと思います。あんな気ぐるみ着てよくあんなに動けるなあと感心しました。視界もすごく狭そうなのに。でも、なかなかおいしい役だと思いました。
最後のカーテンコールで、おんどりさん出てきたとき、大きい拍手や歓声らしきものもあがったので、多分復活を待ち望んでいたファンの方々、多かったのではないでしょうか。
顔が見える役での完全復活も近いかも?

この日のアランはハルコヴィッチでしたが、なかなかウケもよく、振られたところとか、可哀そうでした。シモーヌも、存在感あって,コミカルでよかったです。

全体的に、リボンやスカーフなど、小物使いも楽しくて、とてもかわいい作品でした。
家族連れがけっこう多かったです。バレエを習ってるような感じの女の子も多かったですし。
3月の「三銃士」に、マトヴィエンコが出演するみたいです。この作品も評判が良いようなので見てみたいです。

[494] 2004/11/01(Mon) 16:34 ミーシャ [トヨタが元気?1800席完売!]

豊田シティバレエ団の「白鳥の湖」豊田公演を31日みてきました。
オデット・オディール 草刈民代、王子 キリル・ミヤスニコフ、指揮 福田一雄となかなか豪華。

1800席が完売!というのはトヨタが元気だからでしょうか?
日曜日、地元、白鳥、草刈さん主演ということもありますが・・・。
草刈さんのオデット・オディール共によかったです。
オディールのVa・コーダではヒヤッとする場面もありましたが、アダージョは両方すばらしかったです。王子との息もぴったりで、オデットとオディール別の方にみえるほど・・・。
「海賊」「カルメン」より「白鳥」「ジゼル」の方が合っていると思いました。

アダージョのヴァイオリンソロがよかったことも特に書いておきます。(和音部分を除く)
オケは瀬戸市民オーケストラ、アマチュアとしてはこのくらいでしょうか。「白鳥」のオーボエがひっくり返ったり、パーカッションのやかましすぎるプロオーケストラ(愛知県内)よりよかったです。

9/11(土)の「ダンス・フェスティバル」出演者もがんばってました。
三宅佑佳(ドゥルシネア)パ・ド・トロワ2/大きい3羽の白鳥/スペイン/4羽の白鳥
工藤彩奈(森の女王)ワルツ(ソリスト)/4羽の白鳥/花嫁/2羽の白鳥<br>嘉山裕子(キューピット)ワルツ/4羽の白鳥/チャルダッシュ/白鳥たち
ザミール・ヌーリンベトフ(ドン・キホーテ)家庭教師/式典長

三宅さんは「戸外にてOutDoors」で米沢唯さんと2人青シャツだった方です。
3〜4人のなかで踊っていても上手でめだってしまい、オデット・オディールでみたかったと思いました。
パ・ド・トロワが衣装は貴族の令嬢なのに、踊りが村娘みたいだったのが残念。
「ジゼル」全幕を東京で踊っているので、県内で再演してほしいです。

男性はバレエ学校学生2人以外はウズベキスタン国立ボリショイバレエ団(女性も)のダンサー。一定水準以上の方ばかりなので安心して見ていられました。

[508] 2004/11/23(Tue) 03:35 仁菜 [ルジ、ジョニー、マラーホフ]

「白鳥」の方ですが、初日だったので、なんとなくマラーホフはお疲れのようでした。珍しく足音がしたり、回転やリフトの後ふらついたりしてました。でもジャンプやアラベスクは美しく、演技は細かい所まで本当に王子様で、優雅でした。
私も「大ファン」というほどではありませんが、4月に観たヴィシニョーワとの「ジゼル」や「贈り物」が良かったので、秋の公演も観てみようかと思ったのです。4月より痩せたようで、その分脚の線はキレイでしたが、激務なのでは、と心配するファンも多いみたいです。

吉岡さんは、とても美しく儚げなオデットで、マラーホフの雰囲気とはよく合っていました。オディールはもっと小悪魔してもいいようにも感じましたが。

東バの「白鳥」実は初めて観たのですが、(主役以外)色々な点で気になりました。見慣れている方にとっては相変わらずらしいのですが。昨年5月の「眠り」よりはましかな、とも思いますが、背景の絵や衣装等がちょっと安っぽい感じでした。花嫁候補の衣装の生地がレースのカーテン地みたいだし、王妃の衣装もそれにやや近く、メロン飴のようなグリーンで。一番笑えたのはロットバルトで、胸の白地にアップリケのような黒鳥の絵が。高岸さんのロットバルトは貫禄があってカッコ良かったのですが。

その他、(いつものように)足音は気になるし、第2幕のコール・ドはゴールスキー版なので、見慣れたイワノフの振付でないのが違和感があって、主役達の踊りに集中できませんでした。あんなに音楽と合わない、ドタンドタン踊る4羽の白鳥も初めて。オケも結構音をはずしていたり、特にやはり金管が気になりました。

11年前にマラーホフが客演した地元越智バレエ団の公演と比べてしまうのですが、主役二人以外のダンサーの体型はともかくとして(?笑)演出、セット、雰囲気等はあの舞台の方が断然「白鳥の湖」だったように思います。大分前なので記憶が怪しいかもしれませんが、キーロフの「白鳥」に近いので、あの舞台の方が好みでした。当時噂通り足音のしないマラーホフに見とれていました。

東バもかなり移籍してしまったダンサーがいるようですが、、スペインの踊りの井脇さん、木村さん、後藤(晴)さんや、道化の古川さんなど、すごく頑張っていました。「白鳥」に道化が出てこないと少し物足りないですから。

来年は彼の本拠地のバレエ団を連れて来るようですね。ちょっと楽しみかも。

[511]2004/11/26(Fri) 23:25ゆき[深川版「コッペリア」]

今日、塚本洋子バレエ団の「コッペリア」観てきました。それなりに、なかなか楽しかったです。
演出、振り付けは深川秀夫さんで、コッペリウスをご本人が演じているので、目的の半分はそれでした。お名前はよく聞くので。
お歳なので、もっとふっくらされているのかと思っていましたが、意外にスリムな上に、回ったり跳んだり、かなり動いていたので、びっくりしました。お歳なのに大丈夫かな、と余計な心配したり。動きも綺麗で、全盛期はすごかったんじゃないかな、と思いました。森下洋子さんや清水さんより前に、世界的にもご活躍されていた方ですしね。
時に頑固で、時におちゃめで、哀愁も漂わせつつ、最後には皆と仲直りする、という感じで、後味もよかったです。

スワニルダは植村麻衣子さんで、上手でしたし、ぷんぷん怒ったりすねたり、優しいところもあったりと、可愛くてよかったです。ラストのフェッテでは、ダブルも入れていたし、なんだか向きを変えたりもしていたように見え、喝采を浴びていました。
友人の一人に、米沢唯さんもいました。3階席だったので、自信ないですが、他の方より、少し細くて、お顔がちっちゃい感じです。いつか、全幕の主役でみたいです。
ここは、クラシックでもコンテンポラリーでも優等生な感じで、余計なくせもなく、見方によっては物足りなくもあったりしますが、安定しているので、安心して見ていられると思います。子供も上手ですし。
男性陣は、もうちょっと頑張ってほしいな。数自体不足していますけど。1幕はよかったですが・・。フランツの大寺さんは(松岡からのゲスト)人のよさそうな感じで、よかったと思いますけど。

テープだったのが、残念でした。でも、テープだと、音質がかなり気になることが多いのですが、今回それはなかったので、音質はよかったんじゃないかな。
やっぱりお子さんが多かったのですが、もちろんおとなしく見ている子もいましたが、一部うるさい子もいました。
キャスト表は、用意しておいて欲しかったな。貼り出してすらいなかったもの

[512] 2004/11/27(Sat) 23:48 山猫 [地元二題]

自分も塚本バレエの「コッペリア」と その前に越智バレエの「ドン・キ」の地元モノを2本観ました(久しぶりの全幕物)

塚本バレエの全幕は初めてだったんですが、やはり、ゆきさんと同じような感想でした。
植村さんはバランス感覚が良さそうで、止まるべき所ではピタっと止まれるし、回転でのブレもないし、上手で安心して観ていられました。
米沢さんがどれだか分からずじまいだったんですが(苦笑)、彼女を含む友人の6人も良かったですよね。

深川氏については、越智の公演時に越智實氏が「ヴァルナに参加させて【薔薇の精】を踊って受賞した」という昔話をされていて、「中性的でとても素晴らしかった」と評されていましたが、さすがにその片鱗を見せて頂きました。
男性陣は、そこそこの技術はあるように見えたんですが そこから一歩抜きんでる存在がいないのかなあ、パッと見て誰が主役なのか分かりにくいといった感じでした。衣装がみんな似通ってるのも一因か。

演出面でのちょっとした希望を言えば、拍手をいれられる間をうまく入れてくれたらな、と思います。
拍手したくてもどんどんと踊りが流れていって結局拍手できなかった処がいくつかあったものですから。

>一部うるさい子もいました
ん〜ん、注意をしない親御さんがねぇ・・・、大人でもおしゃべりしたり携帯チェックしてた人いましたからねぇ。

荒井裕子さんはこちらの出身なんでしょうか、お花が届いてました。

越智の「ドン・キ」
うわさに聞いたところでは、越智久美子さんがどうも完璧な状態ではなかったらしく(あくまでチラっと聞いた噂ですのであしからず)、そう言われると精彩を欠いていたかな、とも思いましたが、さすがに決めるべき処ではバチっと決めてられました。
友則くんは片手でのリフトも披露して、随分安定感が出てきたように見え、こちらは安心して見ていられました。
「ヴァルナ組」の森絵里さんも技術的にしっかりしてて良かったですね。
そしてキューピットの森弥生さん(小柄な方です)、海外プロバレエ団の映像もいくつか見たことがありますが(多分身長の制限があるのがウラ目に出て?)技術は確かでも身長の高いキューピットってどうもそれっぽくないように思ってたんですけど、(多分小柄なのは普段はバレエでは不利に働くことが多いんでしょうけど、)ことこの役に関しては小柄なのが良くあっててとってもキュートでぴったりとはまってました。
あっ、「あのカツラ」かぶってなかったのも良かったです:笑
越智もエスパーダはじめ男性陣(キエフの人?)にはもうひと頑張りして欲しいような気がしました。

が、ちょっと問題が違いますがウクライナ、キエフの人たちは今かなり大変そうですね。武力が使われてないようなのが救いですが、なんとか上手い決着を願うばかりです。そしてダンサーのみなさんには心置きなくダンスに集中出来る日が一刻も早く来ますよう

どちらも演目的にも楽しいものですし、もう少しこうだったらなあ、と思う点もあったりしますがどちらかといえば、客席側の、せっかくの楽しい演目なんでもっとノリが良かったり(ノセかたの工夫もあってもいいし)
あとマナーがもっと向上してくれたらなあ、ていうようなことの方が問題点かな。

何はともあれ地元っていうこともあって、応援したいって気持ちになれるし楽しかったです。。。

[521] 2004/12/08(Wed) 04:00 仁菜 [ノボシビルスクバレエ「白鳥の湖」]

3日に岐阜公演を観てきました。長良川国際会議場は何と言っても01年にルジマトフがレニ国夏公演で来てくれた、私にとっては思い出のある劇場なのです。(カオルさんもいらっしゃってました?)
ここはややこじんまりとしていて、昨年もノボシの「くるみ」の上演がありましたが、幻に終わったキーロフのルジマトフ出演「くるみ」が名古屋であったので行かなかったため、一度観たくなって行きました。

しかし昨年の謳い文句「ロシア三大バレエ団の一つ」というのは言い過ぎだと思います。確かに本拠地の劇場はロシアでも一,二を争うほど大きいそうですが。発展途上のバレエ団というところでしょうか。ヴィハレフの演出なので、それなりの格調はありました。

主役は、ナタリア・エルショワ&ヴィタリー・ポロヴニコフ。エルショワはオデットの方はアイメイクが濃くて、素顔が可愛いのに、と思いましたが、オディールの方は雰囲気ぴったりでした。スタイルも良くとても美しいバレリーナです。脚が後ろに上った時などしなやかに反り返っていました。ただ、ツアーが強行軍でお疲れなのか、アダージオのピルエットで大きくふらついたりしてました。ボロヴニコフが何とかサポートしてましたが。大事な2幕のソロもちょっと???という感じでした。

3幕の方が演技が濃くて、王子を誘惑する目力には感服。この人はオディールの方が得意なのかしら、と思いました。32回転はきっちりと回って、4回転毎に腕を高くさっと上げる振りでした。ニーナもやってますよね。でも終幕では美しいオデットでした。少しプロメスティル版入っているので、最後に人間に戻ったところでは笑顔が美しかったです。コール・ドの白鳥達も、髪の羽根飾りをとっただけで人間らしくなってるから不思議です。(最初にオデットが白鳥に変えられる場面はありません)

ポロブニコフもとても端正なダンサーで、特に白い衣装の時は王子オーラにあふれていました。短髪なので私としてはもう少し髪ふわふわ・長めの方が好きですが。踊りは安定していて、安心して見ていられました。

その他、道化のマクシム・グリシェンコフと1幕パドトロワの女性で、後のバリエーションを踊った女性がよかったですが、キャスト表が掲示してあるものだけだったので、名前を拾うのが大変で、パ・ド・トロワのダンサー名は全然出ていませんでした。

音楽はハープが本当にきれいな音色でよかったですが、オケ全体ではところどころ、アレッ?というようなのがありました。盛り上がるところで音が小さいとか、バイオリンの音が出てなかったりとか。

セットと衣装はとても美しく満足しました。アール・デコ調の舞台美術に見とれてしまって、踊りをうっかり見逃しそうになったほど。今まで観た「白鳥」の中で、かなり素晴らしいセットの部類に入ります。ただ、この会場って少しせまいのか、特に奥行きが少なくて、王子などジャンプがやや、やりにくそうでした。愛知県芸術劇場の広い舞台ばかり見ているせいでしょうか。(ここは大きくていい、と確かにマールイのステパノワがほめていましたね)

2幕のコール・ドの振付も、イワノフ版なので安心して見ていられるし、足音もほとんど気になりませんでした。ヴィハレフはコール・ドのためにキーロフから特別に群舞専門の教師を招いたそうですが、ちょっと身長などが不揃いで、キーロフやマールイの白鳥など観ていると物足りなさは否めません。

あと私的にツボだったのは、第4幕の白鳥達がオデットの帰りを待っている時の音楽が、私の好きなグリゴロ版白鳥の音楽だったのです。この曲が使われている版は少ないのですが、哀切あふれるメロディーがたまりません。帰ってから、ボリショイの白鳥のビデオ引っぱり出して復習してしまいました。

しかし、7時に開演、終演は10時近く、駐車場から出るのに手間取り、帰宅が遅くなってしまいました。おかげで、フィギュアのGPシリーズフランス大会、ジョニー君を見逃してしまいました。(涙)ビデオ録ればよかったのですが、一部「ファラオの娘」と重なっていたため、バレエの方を優先させてしまったのがいけませんでした。もちろん、ザハロワ、フィーリンの踊りは素晴らしかったのだけど。

[526]2004/12/18(Sat) 02:49仁菜[12月はやっぱり「くるみ割り人形」]

レニ国のは今年はパスしてしまいました。
今日キエフのを観てきて、よかったのですが、マールイとも比べてみたかったなーと少し後悔。楽しかったようですね。

キエフは、フィリピエワはおめでただし、マトヴィエンコは今日は新国立劇場の「くるみ」なので出ないことはわかっていましたが、私にとっては12年ぶりのキエフの「くるみ」なので、地元でも観てみようと思ったのです。

クララはナターリア・ドムラチェワで、とっても可愛らしく、可憐で華奢で、クララの雰囲気にピッタリでした。踊りも美しく、手足の柔らかく優雅な動きはロシアバレエの美しさを堪能させてくれました。
王子はヴィクトル・イシューク、彼もまたハンサムだし(イケメンというよりやっぱりハンサムって感じ、わかるかしら?)踊りもなかなか、足音のしないしなやかなジャンプで、美しくてうっとりしました。将来有望そうな感じでした。(でもまた上手くなったらよそへ行っちゃうんだろうか?)主役の二人がよかったので、マトヴィとフィリピエワが出ないことの不満も全く感じませんでした。

それ以外は、見ていて思い出しましたが、12年前とほとんど変わらないコスチューム、二人が訪れるのは人形の国という設定など、懐かしく鑑賞しました。ここのくるみ割人形は王子に変わるまでは女性がやっています。ここはいつも衣装が美しいと思います。特に雪の精のチュチュは白地に雪の結晶の模様が銀で入っていて素敵でした。が、パーティーに来ているお客さんが2〜3人ずつ色違いの同じ衣装っていうのは実際にはありえないことなので、ちょっと??でした。

背景もやや淋しく、中央にいつも三角形の物(シュタールバウム家の建物や、クリスマスツリー)があるだけのような。人形の絵も子供が描いたような絵でした。クリスマスツリーは美しかったですが。
オーケストラもキエフ管弦楽団なので、音もとてもきれいで良かったです。ただ、雪の精の場面の音楽は、私の好きな合唱付きでないのが残念でした。

この三つの点から言っても、やはり私にとってベストの「くるみ」はキーロフ版だな〜とあらためて思いました。(特にルジマトフとレジュニナの舞台は最高でした♪)
でも全体的にはとても良い舞台で、素敵なクリスマス・プレゼントをもらったような気分で、満足して帰ってきました。
パーティーに招かれる子供達は、それぞれ地元のバレエスクールの生徒さん達が共演しているのですね。名古屋公演は安城市のエチュードバレエスクールの子供達でした。きっと良い経験になったことでしょうね。

[528] 2004/12/22(Wed) 02:50 仁菜 [スーパー・ダンス・バトル(ファイナル)]

最後なので、名古屋公演行ってまいりました。と〜っても楽しかったです。

まずボレロのメロディーが流れ出し、なかなか幕が開かず、客電も明るいまま、どんどん音楽はクライマックスへ、という幕開け。
前回はクラシックバレエ部門(?)が西島さん一人だったので、不利でしたが(笑)今回は助っ人を連れて登場。三木雄馬、増田真也、橋口晋策の三人が加わって、最初からとても盛り上がりました。
お客さんがクラシックを知らない人が多かったのか、三人のピルエットやジュテに、私達なら拍手するところや、それほどまでいかないところでも、ヒューヒューと大喝采。なんだか嬉しくなってしまいました。

第1部は、ラプソディー・イン・ブルーで始まり、ヴィヴァルディの四季の「冬」(フィギュア・スケート等でよく使われる現代音楽っぽいバージョン)等、お馴染みの曲構成で、ダンスの種類の紹介。ジャズダンス、ヒップホップ、ロックダンス、ロボットダンス等次々に楽しくカッコイイBugsの踊りが登場。チアーリーディングもあり、音楽が「MIKI」だったので、ノリノリ気分でした。パパイア鈴木の衣装が、日曜日の「でぶや」(再放送)の時のダンスの衣装と同じだったので(体育用ジャージみたいに腕と脚のサイドに白いライン入り)笑えました。

クラシック部門は、「ドンキ」「眠り」「ロミジュリ」等を新人の三人が、「白鳥」を西島さんが、それぞれ見せ場を披露して、これまた大喝采。西島さんは「瀕死」まで踊ってくれました。もちろん元の振付とは大違いですが。最後のところで、二段構成になっているステージの階段を上がりかけたと思うと、ポケットから白鳥の羽をばらまいて、ウケてました。

第二部は、お約束の(?)西島警部補とパイア刑事のドラマ仕立て。またまた色々な踊りとユーモアも交えて展開していきます。女装の三人がキモかったけど(笑)パパイア刑事があわや殉職か、という所でコミカルに終わり、フィナーレへ。皆踊りまくって、相当疲れているだろうに、しっかり長いフィナーレで、最後は客席総立ちのスタンディング・オベーション。

本当に楽しく、二時間があっと言うまに終わりました。行ってよかったです。でも、これでもう最後なんて本当に残念。もう4回目なんですね。知っていれば最初から観ていたのに。でも。こちらで教えていただかなかったら、知らずに終わっていたことでしょうから、まだよかったのですが。7時から始まって、終わったのが9時半頃でした。

今回、この名古屋が最初で、あと9回も全国を回るのですね。初日が大成功だったので自信を持って、全国へ行けそう。寒い中、長丁場を元気でのりきってほしいものです。

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