★2004年後半テレビ放送&DVD

[410] 2004/07/29(Thu) 03:54 仁菜 [ダンマガ9月号...?]

お久しぶりです。
ルグリの公演から帰ってきたら、「キーロフ・イン・ロンドン」のDVDが届いていました。で、ルグリガラの感動も醒めていないのですが、しっかりと見て、6月の「シェヘラザード」を思い出し、カオルさんのキーロフ・パリ公演のレポをまた読ませていただきました。
確かにザハロワのゾベイダって、なんか可愛いというか、金の奴隷に対する熱い思いが溢れそうな様子で、鍵も宦官長から奪うようにして自ら奴隷部屋を開けに行くところなんて、恋する乙女そのものって感じが表れていて後宮の寵姫のイメージではないんですよね。(でもマハリナも同じ振付で自ら鍵を開けるのかしら?)
カオルさんの妄想劇場、再びというより、実感として激ウケです。
で、それはそれで悪くはないんですが、やっぱり足は高く上がろうとも、色気の少ないゾベイダで、私はやはり、「ゾベイダはマハリナじゃないと」派(笑)でございます。
なので、ダンマガの評:「マハリナは体のキレが悪く、客演の必要性を感じさせなかった」には私も激反発。そうですよね、カオルさん、ゆきさん、じゃー、一体誰がゾベイダをやれるって言うの?全く同感でございます。
[414] 2004/08/01(Sun) 15:36 ゆき [「ジゼル」のDVDみました]

以前から、Kバレエの「ジゼル」が見たいので、DVD欲しいなあと思っていたのですが、今回ようやく購入してみました。「キーロフ・イン・パリ」はもうちょっと先になりそうだわ・・。(チャコットにはもう売っていました)

2001年、11月のオーチャード公演のもので、全体的にとてもよかったです。
バチルドが高慢な感じだったので、アルブレヒトが村娘に惹かれるのも納得できましたし、ヒラリオンに2人の仲を邪魔されて、剣を抜く素振りをみせ、(村人に変装しているので剣はさしていないのですが)そんな村人らしくない振る舞いにヒラリオンが疑惑を抱くところなど、細かい演出も行き届いていていいな、と思いました。
デュランテはおしとやかな感じのジゼルで、2幕の登場シーンは、メゼンツェワの映像を見慣れていると、いまいちな感じですが、全体的によかったと思います。

肝心の、2幕は夢かどうかですが、DVDの解説にも「第二幕のアルブレヒトとジゼルの絡みをすべて一場の夢として綴っている」と書かれていて、DVDの解説に書かれているのですから、この映像のことですよね。

そうですね・・、全くなんにも知らずに見れば、そんな風には思わなかったと思います。読んだあと見て、私には、朝がきてはっとして、一瞬、あれは夢だったのだろうか、という演技があったけど、ジゼルの残していった花を見て、夢じゃなかったんだ、という風に見えました。
静かで救いのあるラストで、ルジマートフの時のように、激しい感じのものもいいけど、こういうラストもいいなあと思いました。
解説のように、二人の絡みが夢だったら、ヒラリオンが死んでアルブレヒトは助かることの説明がつかないような。ヒラリオンのことも全てひっくるめて夢だったのだろうか。でも、墓場で眠ってしまうというのも・・。

私が読んだダンスマガジンの評論は2003年2月公演のもので、(5月号)再演なのでたしかに映像とは違ったものだったかもしれませんね。
その公演を見てないので、なんともいえませんが、はっきり夢というのは、どうにも無理があるような。<br>少なくても、映像でみたものは、私は夢ではないと思うし、(夢だとしたら、あまりにも都合のいい夢。自分が死なせた女性に助けてもらう夢だなんて)はっきり夢といっている解説の方は(私が読んだダンスマガジンとは別の、やはり有名な方)ちょっと異議ありかな。

catwalkerさん、広島公演の方のお話ありがとうございます。
白鳥では、王子のまだ未熟さに(私は、あんまり聡明とは思えないのです)悪魔がつけ込んで魔法をかけたと、今になって思います。あの場面、魔法がかっていてよかったですね。そして最後に成長する。(もちろん、私の勝手な解釈。王子は、かなり、「オデットにしてはおかしいな」、とは思っていたようでしたが)
エピローグは、熊川さんには合ってたのではないかな、と思いましたし、よかったですよね。

[423] 2004/08/10(Tue) 21:41 カオル [最近みたバレエDVDの感想など]

キーロフ・バレエ・イン・パリ
「シェヘラザード」
これはやっぱり、どうしても冷静にみられない。劇場の雰囲気とか色々思い出してしまって。
初見のザハロワ@ゾベイダはわたしにとって鮮烈な印象で、その印象はこのDVDをみてもそれほど変わらないです。
マハリナとの世界と物語の色味が違うというか、全体的に温度が高いような気がするのですよね。
もちろん温度が低い方がダメと言っているわけではないです。

しかーし、映像では下手にさがった二人の演技がみえないのが、どーにもつらいです〜。
仕方がないとは思うけれど、ああ、でも撮って欲しかったなあ。(もちろん劇場では二人をみてました)

「薔薇の精」
えー、これはあらためてみると、なんとまあ、コルプの薔薇の精の淡白なことよ(笑)。ほんとに清潔な踊りだわ。劇場ではそこまで感じなかったのだけれど。
でもコルプの踊りはそれでいいのよね。わたしは好きです、けっこう。

「ポロヴェツ人の踊り」
これに関しては、ただもう素晴らしいというしかない。合唱も最高です。

「火の鳥」
映像でも(だから?)寝てしまう(爆)。ヴィシニョーワは素晴らしい。可愛いヤナの映像が残ったのは、とりあえずよかったかなと。

パリ・オペラ座「アパルトマン」
おーもしろかった。マッツ・エック好きだな〜。
ガンガン踊りまくっているのが、とにかくいいです。<br>衣装も可愛いし。わたしのツボです。
マルティネスのダラダラ踊りが目からウロコ。こういうこともできるのねって感じです。とてもとても上手いです。
あとはやっぱりジロかな。ゴーカイでかっこいい。エック作品、一度生で体験してみたいものです。

[427] 2004/08/12(Thu) 03:06 仁菜 [きゃ〜♪]

カオルさんのシェヘラザード@オーチャード公演感想読ませていただきました。いつもながら目のつけどころがウーン鋭い!
私はどうもインペリアルバレエのより、初めて観た「ニジンスキーの肖像」公演でのPdDだけの「シェヘラザード」の印象が強くて、全幕(1幕だけだけど)同士でも比べにくいので、あらーそうだったかしら、なんて思いつつ読ませていただきました。インペリアルバレエも舞台セットや最後寝台の上に上がっていく(というか、よじ登る)所なんかは覚えているのですが。どっちにしてもルジとマハリナ以外ほとんど観ていないんですけれど。(お約束ですからね。笑)
なので、どうしてもDVDの「キーロフ・イン・パリ」の方と比べてしまいます。ルジマトフ(&ザハロワ)の踊りの振付、少し違いますね。金の奴隷&ゾベイダの振付と言った方がいいのかしら。これを観て、どうも今までザハロワに対して持っていた絶対的な(というか、良い)イメージがちょっと変わったので、観ない方がよかったかもしれません。私としてはマハリナとの方をDVDに残してほしかったような。でも、ザハロワのゾベイダも(特にルジとのは多分)もう観られないだろうからいいのかな。マハリナとのは「四大傑作選」もありますしね。それと比べると、左手に下がった二人が見られないのは残念です。水煙管のところ、見たかったのに。

他の演目は大体カオルさんの感想と同じです。コルプの薔薇の精、本当に清らかな感じですね。マラーホフの甘い香りとも違って、衣裳の色は赤いけれど、白バラのような、さわやかな香りのバラを連想してしまいました。さて、秋のルジガラ、どんな薔薇の精を見せてくれるのか、これも楽しみですね。

「火の鳥」は私のずっと持っていたイメージにヴィシニョーワはかなり近く、満足しました。と言いますのは、子供の頃よく少女雑誌に森下洋子さんや大原永子さんのバレエの写真が出ていて、白鳥か火の鳥の姿だったのですが(多分白と赤の対照で)実際に観るようになったら、「白鳥の湖」はものすごく多いのに、「火の鳥」の公演て皆無で、不思議に思っていました。後に歴史的な事を知るようになって、バレエリュスの演目で現在はあまり上演されていないマイナーなものだとわかりましたが、一度どこかで観てみたいと思っていたのです。ベジャール版とカナダ・ナショナル・バレエのTVバージョンしか観ていなかったので。でもやはり、あまり上演されない理由がよくわかりました。(私もつい睡魔に...笑)

[431] 2004/08/17(Tue) 13:44 ゆき [キーロフ・イン・パリ]

ようやく見ました。「キーロフ・イン・パリ」。ちょっと無邪気なゾベイダ、という印象でした。若いですしね。これはこれでよいのですが、やっぱりルジマートフの奴隷には、マハリナの色気のある、退廃的で、妖艶なゾベイダがいいなあ、なんて思ってしまうのですが、好みによるところが大きいのでしょうね。ラストあたりは、美しかったと思います。というか、可愛らしかったかな。ルジマートフは、もちろん素敵でしたし。
それにしても、やっぱりザハロワのプロポーションは凄いなあ。手足の長いこと。ルジマートフも、もちろんスタイル抜群なはずなのですが、ザハロワとだと、それほどでもなく見えてしまうくらい。ただ、この役だと、そのプロポーションのよさが生かしきれてない部分もある・・かなあ・・。マハリナの、柔らかい雰囲気が、やっぱり好きかなあ。でも、鮮烈なものは感じましたし、頑張ってよく健闘していたと思います。

他の演目は、カオルさんや仁菜さんと同じかな。アユポワさんの「薔薇の精」での少女が、大変可愛らしかったです。
「火の鳥」は、ヴィシニョーワが出ていない場面では、つい睡魔が・・。

ルグリ・ガラ、やっぱり今回でなければ見られなかった演目が多かったようで、行きたかったなあと改めて思います。
「パキータ」は、もしかしてオペラ座風だったのでしょうかね。東バは、レベルの高いバレエ団のはずなのに、オペラ座のエトワールのバックになるといつも評判がよくないようで、不思議です。マチュー君は、今回ちょっと緊張気味だったのかな。また頑張って欲しいです。

[518] 2004/12/06(Mon) 22:22 カオル [「ファラオの娘」]

ちょっと前にNHKBSで放送されましたボリショイ・バレエ「ファラオの娘」みました。

いやー、楽しかった。
主役のザハロワ、ほとんど舞台に出ずっぱりで、踊る踊る。お着替えも全部で5回ぐらいあって、そのたびにこれでもかと踊る踊る。
しかし、ザハロワのクラシック・チュチュ姿はやっぱりいいね。どのデザインもかわいかったし。
そしてフィーリンも大変大変ステキでした。
なんであんなに軽やかなんでしょ。他のダンサーがあの難しそうなステップで踊れるとは到底思えません。

とまあ、感想は踊りのことに終始しますね。このバレエ見事に内容はない(笑)、というかお気楽というか。
でもそういうの決してきらいではないので、生舞台がみてみたいです。

[519] 2004/12/07(Tue) 22:10 ゆき [「ファラオの娘」2]

「ファラオの娘」、私も見ましたよ。楽しい作品でしたね。
色々な衣装のザハロワが見られて嬉しかったです。
最初の登場シーン、クレオパトラのようで、ちょっと怖かったですが。それ以外では、時に可愛らしく、時に毅然とした感じで、よかったと思います。
ボリショイの舞台は、ほんとに大きいですね。アレクサンドロワの侍女、どうにも男性が女装してるように見えるのは何故・・。
ただ、ロシアでは、ポワントはグリシコが主らしいですが、グリシコは、音が大きいらしい。ロシアは、ポワントの種類たくさんありそうなイメージがあったのですが、そうではないみたいですね。やっぱり、ちょっと音が大きいかな、と思いました。もっといろいろな種類を履くことができればいいのに。

[520] 2004/12/07(Tue) 22:44 RIE [ありがとうございます〜]

「ファラオの娘」。私も見ました。
爆笑とうっとりとつっこみの連続ですっごーーーくたのしかったわ! そして、フィーリンの素晴らしいおなかに陥落。(笑)

ビバ!ロシアバレエ!(あはは)

[532] 2005/01/01(Sat) 11:34 カオル [あけましておめでとうございます]

今年もどうぞよろしくおねがいします。
そして今年もたくさんの良い舞台に出会えますように。

昨日、テレビ東京生放送の東急ジルベスターコンサートを見ていたら、「ボレロ」の演奏で西島さんが出演されていました。
新聞のテレビ欄で「ボレロ」はダンスが入るんだ、ぐらいに思っていて誰が出るか、検索することもなく、まあ、見ていればいいかという感じで見ていました。

そしたら司会のアナウンサーが今年は西島千博さんをお迎えしています、とかなんとか言ったので、それまで他ごとやりながらのながら見だったのにガバっとTV画面に張り付きました(笑)。
さすがに「ボレロ」全曲踊る、ということはなくラスト6、7分ぐらい前からの登場でした。
久し振りに映像で見る西島さんは、やっぱりステキ〜〜。
相変わらず、キラキラ光線が出ていますね〜。
黒い燕尾服っぽいジャケット(でいいのか?)もよくお似合。
ダンスの方は、多分中国の方の振付かな。作品として良いかどうかはまあ、置いておいて(いいのか、笑)踊る西島さんが見られて嬉しかったです。
思わぬお年玉をもらった気分。カメラがずっとダンスを追ってないのが、たまにキズでしたが(仕方がないっての)。

この東急ジルベスターコンサートは何年か前に、やはり「ボレロ」で熊川さんが出演されてましたね。これはプティの振付でもちろん全曲分踊るし、ちゃんと舞台も作ってありました。

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