★レニングラード国立バレエ(名古屋)12月
[524] 2004/12/13(Mon) 01:03 カオル [レニングラード国立バレエ名古屋公演]

「くるみ割り人形」みてきました。
主役は発表通りロマチェンコワ&プローム。
そしてドロッセルマイヤーはシェミウノフくんでした。
良い舞台でした〜。12月の「くるみ」はやっぱりいいね。

ロマチェンコワの踊りが上手なことはわかっていましたが、プロームも結構上手でよかったです。
以前何かでみた時は、いまいちだったような気がしていたので。
シェミウノフくんのドロッセルマイヤーは、うーん、脚に見惚れました。きれいだ〜、うっとり。
パンフレットに“身長195センチ。かかとからウエストまでは124センチ”と書いてあっておかしいです。しかしほとんど脚なのね(笑)。
コンラッドも楽しみ(素顔も見えるし)。
あと、名古屋の「白鳥」のロットバルトもシェミウノフくんだといいなあ。

それから今回とてもかわいかったのはコロンビーナのミリツェワです。
もともとごひいきバレリーナではあるのですが、ボヤルチコフ版のコロンビーナって、こんなにかわいくておいしい役だったんだ、と思いました。床にペタンと伏せちゃうところとか。うーん、かわいいよ。
今回はギュリナーラも踊るそうなので、それも楽しみ〜。

花のワルツはステパノワ、コシェレワ、コチュビラ、シヴァコフ、シャドルーヒン、プハチョフと豪華ですね。
(あと一組はさすがにまだ知らないダンサーだったが)これがマールイのいいところ。

音楽はホルンの音が多少出ない時がありましたが、やっぱり上手い。さすが、アニハーノフ。

というわけで1月のルジ公演がいろいろ待ち遠しくなってきました。やっぱりマールイはいいなあ。しみじみ。

[525] 2004/12/14(Tue) 12:03 ゆき [私も見てきました]

私も見てきましたよ。レニングラード国立の「くるみ割り人形」
今回2階席のバルコニー側という席にはじめて座ったのですが、場所が分かりにくくて、最初間違えて1階席の方に行ってしまい、注意されてしまいました。けっこう恥ずかしい・・。A席では、かなり良席だなあと思いました。(端は切れますが)

「ばらの精」でも思いましたが、やっぱりロマチェンコワ、昔より綺麗になってると思いました。(といっても、昔は映像でしか知らないのですが。)踊りもワガノワらしく丁寧な感じでよかったと思いました。その映像は、「レニングラード国立のプリマたち」という映像ですが(何故あれにシェスタコワが入っていないのか)、どうしても、あんまり可愛くないという印象があったのですが(マールイ、美人さんが多いから)、今回、ちゃんと可愛いマーシャだったと思いました。

途中でヒロインが交代するより、一人が通して踊る方が、やっぱりいいなあと改めて思いました。

シェミウノフ君のドロッセルマイヤー、私も「脚がきれいだなあ」と思ってみていました。
ドロッセルマイヤーといえば、怪しいイメージがあったのですが、この版では、おちゃめなおじさんという印象でした。衣装も黒ではないですし。「海賊」では、私が見る回、コンラッドをやってくれるといいなあ。ロットバルトも。去年、彼のロットバルト見られませんでしたからね。ところでパンフレットの写真、彼だけ改善されていましたね。
パンフレットといえば、前回の「プリマたちの休日」のようなプライベート写真が今回ないのがちょっと残念だわ。

ミリツェワのコロンビーナも可愛かったですね。出番も多かったですし。ギュリナーラは、今回クチュルクが多忙なための抜擢なのでしょうかね。私が見る回に出演するかどうか分かりませんが、彼女のギュリナーラもよさそうですよね。

この版は、タイトル通りくるみ割り人形が主役って感じですね。そのくるみ割り人形役のマミンがとても印象的で、客席のウケもかなりよく、あたり役なんだなあと思いました。ねずみとの戦いで王子に変身した後、雪でまた人形に戻るのはちょっと不審ですが、(その後また王子に、そしてまた人形に)人形が主役だと思えば、まあいいかな。くるくる回ってチェンジするのが笑えましたが。

花のワルツでは、キャスト表で知った名前をいくつか見つけて、なんとなく嬉しかったです。
1月のルジ公演、やっぱりどうしてもペレンとの「海賊」1つしか見られないことになってしまい、残念です。ルジマトフはもちろんですが、マールイのヒロインたちも、とても見たかったのですが。(ペレンのキトリ、シェスタコワとコチュビラのジゼル・・)

★レニングラード国立バレエ(東京、名古屋)1月、2月
[535] 2005/01/09(Sun) 22:27 仁菜 [ザハロワの白鳥]

メドゥーラ降板は本当に残念です。私は初見になるはずだったので。もう〜、ロシアという国は...
ザハロワの「白鳥」を買っておいたのがせめても、でした。

出演者は、メイン二人はわざわざあげるまでもありませんが、その他主なキャストでは、ロットバルトがシェミウノフ君、パ・ド・トロワにクチュルク、フォーキナ、ミハリョフ、大きい白鳥にエフセーエワ、ミリツェワ(二羽の白鳥も)、そしてマズルカにクリギン!

トロワの最初でフォーキナが転んでしまったのでびっくりしましたが、その後は普通に踊ってくれたのでよかったのですが、三人の踊りが何となくバラバラで調和がとれてない感じでした。クチュルクだけが特に目立ってたような?

ザハロワはもう、夢のように美しく、相変わらず素晴らしかったです。「ライモンダ」の時のようなイマイチ感がなくて、以前観た白鳥にもましてうっとりさせてくれました。
あんな完璧といっていいオデットは他にはいないのでは?というのは言いすぎかしら。
身体能力や体型の美しさは言うに及ばず、情感もしっとりで、本当に悲しげな表情が、残酷な運命に逆らえないオデットにぴったりでした。

ゼレンスキーも、心配をよそに、すごく伸びやかに踊ってくれて、若い頃のパワーはやや影を潜めたとは言っても、ジャンプもピルエットもマネージュも、とってもノーブルな王子でした。オデットと寄り添うのが、本当に愛し合ってる感じで、優しげな王子様でした。ただ、湖畔のアダージオ等でのリフトはやはり少なめでした。(それでも、ザハロワは持ち上げられて脚を横に開く時は180度も開くのよね〜)

オディールとの場面では、窓の外に白鳥の姿をチラッと観て、「僕は何か間違ってしまったのだろうか?」という表情。でも美しいオディールを見ると、「いや、この人こそ昨夜出会った愛しい女性、見紛うはずがない」と、心底嬉しそうに手を取る様子がハッキリ見て取れ、わかりやすかったです。

ザハロワもなかなかオディールを演じ分けて楽しげに踊っていました。ヴァリエーションはグリゴロ版でした。ザハロワがボリショイに移籍したからでしょうが。個人的にはグリゴロ版のヴァリの方が妖しい雰囲気と音楽で好きなんですが、鳥のような動きが難しいらしく、やや音楽とあってなかったように見えたのは気のせいかしら。
32回転のフェッテは特に技巧を入れず、キチンと正確に回っていました。

シェミウノフ君は一人だとわかりにくいけど、ザハロワと並ぶと頭一つ高いんですね。長身トリオの2,3幕でした。マールイのロットバルトはあまり踊らないように思っていましたが、いやはや、とってもカッコよく、素晴らしい踊りでした。彼も早くキャラクターじゃない役を踊ってほしいです。

エフセーエワはやっぱり色白ですね。白づくめの白鳥達の中でも白くてすぐわかりました。ミリツェワちゃんは可愛らしかったし、一緒に二羽の白鳥を踊ったヴィジェニナも美人でした。

クリギンはやっぱりなぜか、とっても目立ってました。コール・ドの中でも彼にばかり目がいってしまうのはなぜだろう。(笑)

そういうわけで、とっても満足して帰ってきました。「海賊」が幻に終わった今、ヴィシを見なくてもザハロワを観られてよかったです。

そういえば会場でヴィシニョーワを見かけました。コルプが一緒だったような。ヴィシの白鳥も観たかったですが、また機会があるかな。

とにかく、来週は怒涛のルジマトフ週間ですものね。カオルさんも全日程制覇ですか?寒くなりそうで心配ですが、体力つけて頑張りましょう。(笑)

[538] 2005/01/14(Fri) 12:53 カオル [中間報告でーす]

「ドン・キ」二日続けて観てきました。
ざっと報告ですが、まずペレン&ルジ組。
ペレン、そうですね、ゆきさんのご心配通り、この役に必要なエネルギーや推進力に少し欠けていました。
エネルギー、推進力、うーん、まさにゆきさんのおっしゃることは的を得てますね。キトリには美しいだけではなくそういう力が必要なのですね。ペレンちゃん、前よりは大分プリマらしい貫禄がでてきたけれど、まだ、この舞台はわたしが仕切る!(これは大げさ?)という程の気概は感じられないなあ。ペレンちゃんならそれぐらいの意気込みでちょうど良いキトリになるかもしれません。
ルジ相手で緊張してるというのもあるかもですが。ルジ相手で(違う演目とはいえ)もう何度も踊っているような気もするけれど、やっぱり初めてとなるといろいろ大変なのかもしれません。リフトとか、ちょっと大変そうだった。(これはルジにも責任ありかな)
ドルネシアは美しくて安心して観ていられたけれども。

ルジ@バジルはいつみてもほんとーーに素敵です。バジル踊ってくれてありがとうーという感じです。
どの部分もとっても好きなんだけれど、今回、1幕でドン・キホーテがきて、キトリ達と宮廷舞踊のようなゆっくりした音楽で踊るところ、あそこの美しさにもうっとりしました。腕の上げ方とか、背中のそらし方とか、本当にきれい。次の日ミハリョフくんで観たから余計その感動が深まったかも。というところで、けっこう長くなってしまったので一旦投稿しておこう。

[539] 2005/01/14(Fri) 13:01 カオル [中間報告2]

クチュルク&ミハリョフ組は、素直に楽しかったです。さすがに二人でよく踊りこんでいるだけあって、細かいところも息がぴったりでよかったです。
クチュルクはペレンにはないケレン味とか踊りのメリハリとかがしっかりあって、やっぱりキトリ踊って一日の長あり、という感じ。
ミハリョフはもともとテクニックはきっちりしているので、見せ場もしっかりありーの正統バジルくんでした。かっこよさはルジには負けるが(それは仕方がないっていうか、ルジのかっこよさを求めちゃいけませんね)。

わたし的に本当に嬉しかったのは、ミリツェワちゃんの森の女王です。いやー、彼女のこの踊りを観られただけでも観にいったかいがあったわ、というぐらい、美しくて素晴らしかったです。シェスタコワにも劣らないと思う(ひいき目を差し引いても)。早く彼女の全幕主役バレエが観たいものです。

[540] 2005/01/17(Mon) 01:21 カオル [第一弾終わりました]

「ドン・キ」はちょっと不完全燃焼な感じの舞台で残念でしたが、「ジゼル」は二日間とも素晴らしかったです〜〜。
シェスタコワもコチュビラもそれぞれの持ち味を出した良いジゼルでした。

「ジゼル」を観てこんなに満足したのは久し振りだわ。去年のザハロワとの舞台より断然よかった。ザハロワが悪かったわけではないのですが、まあいろいろこちらの期待が大きすぎたのですね。

ルジマトフのアルベルトは真摯で誠実でジゼルを心の底から愛しているひとでした。まあだいたいいつもそうなんだけれど。今回はまた二日間とも、見事にそれがはまったというか、特にシェスタコワの日は、アルベルトの真実いとしいジゼル(何かヘンだが、笑)だったと思います。

あと本当に素晴らしいのはアニハーノフさんの指揮ですね。ルジと脳みそがくっついているんじゃないかと思うぐらい最後の方の指揮はすごかった。ってこんなヘンな表現じゃ意味わかんないかもですねえ、すみません。
なんかルジマトフが表現しようとしていることをすべて汲み取って音にしているような気がするのよね。このへんのことや今回の「ジゼル」全体に関してはもうちょっと詳しく書いてみたい気もするので、そのうち書こうかと思います。

第二弾の「海賊」も今から楽しみだ〜。アリは結構気楽に観られるし。うふふうふふ。

[554] 2005/01/31(Mon) 23:43 ゆき [29日「海賊」]

「海賊」ですが、私は2日目だけでした。
ギュリナーラのミリツェワとアフメットのパ・ド・トゥ、ベールが早々にはずれてしまいましたね。ひかかって転んだりしないかと、ハラハラものでした。それ以外では、二人とも可愛くてよかったんじゃないかな。
ペレンは、やっぱり美人だし、足も長くてプロポーション抜群で綺麗。でも、ニキヤの方がよかったかな。あのニキヤの衣装が、彼女によく似合うということもありますが。白が似合うイーラチカちゃん、2月の白鳥に期待。今回、コンラッドを庇うところ、毅然としててとてもよかったと思います。やっぱりプリマの器だな、と全体的に思いましたので、今後さらに良くなっていって欲しいです。

クラシックトリオ、エフセーエワは、やっぱりすぐ分かりました。白いですし。あとの二人のうちの一人の方、ポワントの音が目立たなくてよかったんじゃないかな。

コンラッドは、キャスト表を見たとき、「プハチョフか。写真によらずノーブルだった白鳥王子が、コンラッドだとどうなるのかな」という興味はあったのですが、この日はシュミウノフでしたね。なんだか今回の「海賊」は、バタバタしてますね。何故いきなり変更?私は嬉しかったですが、アナウンスを聞いていなくて、あれがプハチョフだと思った方もいたかも。やっぱりシュミ君は足が長くてきれいです。

クリギンのビルバント、面白かったです♪

ところで、紗幕が上がるの、遅くないかな。最初の海岸(ですよね)のところで上げていいと思うのだけど。

ルジマートフのアリですが、最初の赤いハーレムパンツでの登場シーンで、早くも惚れ惚れ。腕を動かして舞台を走るだけで、何故あんなに美しいのでしょう。ため息ものでした。全体通して、まったりした腕の動きがたまりませんでした。
奴隷というより、コンラッドの教育者みたいな。「コンラッド様」というより「若」と言ってるような気がして仕方なかったです。
全体的に観て、やっぱりルジってあんまり大きくないのですね。でも、目が引き寄せられてしまう。マントはおってるところとか、一人だけ殉教者かなにかのようでした。

トロワ、あの青い衣装、まあ似合うこと。ガラの時は、ルジが本物っぽいだけに、テープがねえ・・と思ってしまいましたが、全幕生演奏は、やっぱりいいですね。
最初は、よかったのですが、途中から「あれ?」と思ったのです。跳躍のあたりです。10月のルジガラ(最終日)を観ていなければ、「やっぱり年のせいだろうか」と思ったかもしれません。が、たった数ヶ月で、そんな落ちるわけがない。調子が悪いのだろうか。そんな事を思っていたら、2幕の最後、花の中の薬で眠らされていたコンラッド(なぜあんなにめいっぱい吸い込むのだろう・・)が、目覚めて手を叩くところ、私は「海賊」全幕を観るのは初めてなので自信ないですが、たしかここの場面ではアリがとんでくるはず。が、出てこなかった。2幕でのカーテンコールでも、出てこなかった。これはもしかして・・・。
3幕、出てくるかと不安でしたが、一応出てきてほっとしました。3幕はもう踊るところはないはず。

もちろん、キーロフのあの映像と比べてしまうと、まあ、色々アレですが、全体的に楽しかったです。
でも、なんだか心配で胸がいっぱいになってしまった帰り道でした。どこか、足でも悪くしたのでしょうか。

[555] 2005/02/01(Tue) 01:59 カオル [「海賊」終わりましたね〜]

レニングラード国立の「海賊」三昧も終わってしまいました。
今回の「海賊」については、いろいろと思うところもありますが、一番言いたいのは、ダンサーのみなさん、オーケストラのみなさん、楽しい舞台をありがとう〜ということです。
ずーっとレニングラード国立バレエを観てきて、今回特に思ったのは、バレエ団として力をつけてきているな、ということ。ファン(というかサポーター、笑)冥利につきますね。

「海賊」についての詳しい感想はまた後日。ってしかし最近まともに感想書いていないなあ。「ジゼル」も書いてないし。Kバレエもあるし。うーむ、心を入れ替えないと。


ゆきさん
えっと、まず最初にルジマトフについて、わたしの知るところをご報告しますね。
すでに他サイトさんなどで、読まれたかもしれませんが、29日の2幕のトロワで脚に怪我(肉離れ)を負ったということです。
多分、ゆきさんも気がつかれた、跳躍のあたりでだと思います。30日の公演ではかなり振付を変えて、踊っていました。
怪我について、わたし自身、もちろん詳しく知っているわけではないので、あとはわたしの憶測の域をでませんが、30日の舞台も、振付を変えたとはいえ、きちんと務めていたので、それほど深刻ではないのかなと思います。
もちろん、心配は心配ですが、とりあえず公演は無事終わったので、あとは夏のマールイゲスト公演で元気に来日してくれるのを待ちましょう。

で、29日の「海賊」ですね。
ミリツェワ@ギュリナーラのベールが取れてしまったのは、ちょっと残念でしたね。30日のロマチェンコワ@ギュリナーラのベールも踊りだしてすぐ取れてしまったので、あれは結び方の加減が難しいのかもしれません。
ギュリナーラ経験が豊富なクチュルクはさすがに完璧でした。やはり何事も経験かしら。でも、ミリツェワもアフメットのシヴァコフも可愛くてよかったですよね〜。ミリツェワは文字通り可愛いかった。シヴァコフは、ほんとはあの役であまり可愛いのもどうかと思いますが、一生懸命、悪人をやっていてなんか微笑ましかったです(笑)。

ペレンのメドーラはいいですね〜。特に3幕花園場面が本当に美しかった。ペレンのクラシックチュチュ姿は絶品ですね〜。

クラシック・トリオは、ヴィジェニナが黒髪で真ん中を踊っていました。ポワントの音が目立たなかったのは、どちらでしょう?ヴィジェニナかしら。ヴィジェニナは黒髪の美人さんで、踊りも上手です。最近重要な役によく付くようになったので要チェックバレリーナですよん(わたし的にではありますが、笑)。

紗幕が上がるの、遅いですよね〜。わたしもいつもイライラしちゃいます。あんまり意味がない気がするし。

[557] 2005/02/01(Tue) 23:16 ゆき [そうでしたか・・]

やっぱり、怪我されてしまったのですね。なんというかほんとに「・・あれ?」といった感じでしたので。私も後で、他サイトさんで肉離れらしいということを知り、そうだったのか・・、という感じです。
ちょっとどう思っていいのやら。私はこの日しか見られなかったので、やっぱり失速は残念ではあります。

30日は、どうやらかなり振り付けを変えたようですね。その日のコンラッドはプハチョフだったということで、29日、いきなりのキャスト変更に、「もしや怪我か病気?」と心配してしまいましたがそういうわけではないようで、一安心です。彼までそんなことになったら、今回の「海賊」は、呪われてるとしか言いようのないことになってしまいますものね。
ステパノワもたいへんでしたね。ザハロワの代役だしルジはアクシデントだし。この日のトロワは、やけにコンラッドが活躍するトロワだったようで、プハチョフとステパノワは、ほんとに大変だったことと思います。

シュミウノフは、もっと頼りなーいものを想像しておりましたが、意外にかっこよかったです。でも、アリがルジなので、どうしても「若」にみえてしまいましたが、去年より成長しているということで、喜ばしいことです。「若」なコンラッドもかわいいですけどね。
クラシックトリオで良いと思った子、ヴェジェニナかな?黒髪だったと思いますし。よいバレリーナさんが多くていいですねー。

なんというか、ザハロワ降板にはじまり、追加公演が裏目に出てしまったような形になってしまい、主催者側も困惑だったでしょうが、ほんとに生というのは何が起きるか分かりませんね。30日のことは想像するしかありませんが、一番の見せ場であるトロワを大幅変更ということで、きっと非難は覚悟の上だったと思います。そういう事態になったとき、観客全員が納得する方法はないでしょうし、私も、どうすれば一番納得だったのか、どう思ったらよいのかよく分かりませんが、本人が一番悔しかったでしょう。
スターゲストのアクシデントに、きっと皆さんよく頑張ったことと思います。早く治るといいですよね。

[559] 2005/02/05(Sat) 13:00 カオル [レニングラード国立「白鳥」名古屋公演]

観てきました〜。ペレンはそりゃあきれいでした。きれいでしたが、わたしにはなんか一つ物足りないオデットでした。
なんでしょうね、王子への愛?二人の愛?なんかそういうもの。
演技については去年、一昨年みたステパノワの方が説得力があってよかったかも。なんにしろマールイ版のラストシーンってわかりにくいから、あそこで死ぬしかない二人の愛が感じられないと盛り上がらないというか。
うーん、ペレンにはそれなりに期待をしているので、その分辛口になるのを許してください。でもオディールはよかった。オディールの方がちゃんと魅力的にみえました。

シヴァコフも一人の時はなかなかいいです。苦悩の芝居も可愛かった。でもやっぱりオデットと至上の愛を貫くという感じはイマイチでした。そんなのを求めるのは、誰かさん(もちろんルジ)の影響でしかないので、あんまり求めなくたっていいような気もするけれど仕方がない。

えっと他のキャストでよかったのは、トロワのミリツェワ、大きな白鳥&二羽の白鳥のコチュビラ。婚約者のヴィチェニナもきれいでよかった。
マラトのロットバルトはやはり脚が美しかったです。
そしてペレンちゃんがカーテンコールであんまりニコニコしない分、マラトがサービスしてくれました。(ってヘン)グランジュテでカーテンから飛び出してくれたもの。元気なロットバルトだ。(パチパチパチ)

この舞台でのクリギン(クリギン愛好会の皆様のために)は、1幕、棒持ち、酒のお盆持ち。2幕、マズルカでした。

そしてこの日の思わぬヒット。それはアレクセイ・マラーホフさんのスペイン! いやー、かっこよかった〜。白い衣装がお似合。ガマーシュも最高楽しいし、海賊のパシャもめちゃくちゃステキなのですが、スペインもよかったです。生顔だし、ハンサムなんだよね。去年はどうだったのか確かめようとしたらキャスト表が見当たらない。残念。

あと、アニハーノフの指揮は相変わらず最高で(ダンサー一人一人の動きのタイミングがみんな頭に入ってるのではないかと思うぐらい)素晴らしかったです。

[560] 2005/02/06(Sun) 01:09 山猫 [レニ国 行ってきました]

ペレンちゃん 観てきました。技術的には「さすが〜」でしたけど、やっぱり何か足りないのかなー感はありました。なんでしょうか。「熱」が低いとでも言うか・・・。
オディール、良かったです。けど王子を誘惑してるというより観客を誘惑していた風にみえました。あぁ、もちろん誘惑されてみたいもんですけど(笑)
たしかにあまり笑顔は無かったけど、ポアントで立ってからのレヴェランスしてたのが彼女なりのちょっとしたサービスだったのかな。
ペレンちゃん初見で、あのネームバリューなんで期待をふくらませ過ぎたのかもしれません。王子も熊哲を観た後なんで、比較してしまってたかも。
そういった自分勝手な先入観が無ければ、きちんとまとまって良い公演だったんじゃないでしょうか。
セット、特に2幕が綺麗でした。衣装も渋すぎず、かと言ってもちろん下品でもなく好みです。
レニ国はまだ2回目で、個々の名前も全然わかってないんで、次回はちゃんとパンフレットを買って誰が誰だか分かるようにしよう。そうすればもっと楽しみが増えそうですもんね。

[561] 2005/02/06(Sun) 14:24 ゆき [同じく、行ってきました]

私もレニ国「白鳥の湖」、行ってきましたよ。
ペレンは大変美しいです。でもそうですね、演技的にはちょっとどうかな。素材としては、ほんとに恵まれていて素晴らしいと思います。
シヴァコフ、以前エスパーダを見たときは、もう少し躍れる印象があったのですが、(エスパーダの方が躍りなれていないでしょうに)でも、意外に可愛い印象のある方ですね。アフメットでもそうでしたし。パンフレットの写真ではガンとばしてますが。でも王子では、プハチョフの方がよかったかな。
視覚的な美しさでいえば、ステパノワよりペレンの方が美しいでしょうが、(技術的なことはちょっと分からないですが)なんとなく全体的に、去年のプハチョフ、ステパノワ組の方が満足感があったような。もしかしてこのプハチョフ、ステパノワ組は、レニ国白鳥では、一番のコンビかも。だからといって、毎年このコンビでもちょっと困りますが。次はシェスタコワが観たいな。中京テレビさん、お願いします。

スペインは、キャスト表を確認したら、4人とも同じキャストでしたよ。アレクセイ・マラーホフさん、実はかっこいいのですね。
シュミウノフ君のロットバルト、良いですねー。ラスト、やられるところは分かりにくい演出ですが、彼は今回腕ぐるぐる派手にやられてくれたので、多少分かりやすかったかな。

二人の死をもってして悪魔を滅ぼすというラストは、よっぽど、なんというか、カオルさんのおっしゃる至上の愛を貫く的なものがないと、説得力が弱くなってしまいますが、そのあたり、今回のお二人はちょっと弱かったかな。

コール・ドですが、もしかして、去年の方がよかったでしょうか。去年は3階バルコニーで、ここはそんなに足音も気にならず、コール・ド、すっごく綺麗と思ったのですよ。今回2階正面で(ここの劇場で2階1列目は特等席ですね)、もっと綺麗に見えるかと思っていたのですが、むしろ足音の方が気になってしまって。もしかして、3階くらい上からの方が良く見えるのかな。

パ・ド・トロワの、女性2人は去年と同じくミリツェワとロマチェンコワで、やっぱり2人共、けっこう好きです。男性の方はプロームで、やっぱりあの髪型、目立ちますね。どうも私は、ソロの場面ではついハラハラしてしまうみたいです。あの独特の間がね。

王子が湖に行くところ、今回ロットバルトは、王子を陥れてやろうと、ロットバルトが引き寄せたのかな、なんて思ってしまいました。よくこの版では、なんで湖に行くのか分からないと言われ、私は別に理由なんかなくても湖くらい行ってもいいじゃないかと思いますが、パンフレットの文章とはちょっと違いますね。文章と実際の舞台と「違うんじゃあ・・」と思うことってよくありますね。

以前、ペレンと上野水香さんと重ね合わせた意見をどこかで読んだことがありますが、二人とも素材は素晴らしいですが、ちょっと不自由な顔だな、と思ったことがあります。美人なのですが、表情がつきにくい顔質というか。女優さんでもたまにそういう方いらっしゃいますが、美人なのがかえって表現の妨げになってるような気がすることがあるのです。

[563] 2005/02/09(Wed) 01:42 仁菜 [レニ国公演も終わり...]

今年はザハロワからペレンの「白鳥」まで9公演も観てしまいました。(ルジが客演でなかったらこんなに観てはいなかったでしょう)
ルジマトフの怪我などあって、気持ちの整理がつかないのであまり書けませんでした。ドンキ、ジゼル、海賊とバラエティに富んでいたので色々なルジが観られたのはよかったのですが、彼の怪我の瞬間までを目の前で見ることになるとは。30日に振りを変えて踊る彼を見るのは本当につらく、涙がとまりませんでした。
でも、怪我をした時点で、あそこまで何とか繋ぎ、信じられないほどのピルエット・ア・ラ・スゴンドを見せた彼の底力というか、バレエ魂というか、後々の語り草になるかもしれないと思うと、観られてよかったのかもしれないと今は思えるようになってきました。多分、舞台上であんな怪我をしたのは長い来日公演歴の中でもきっと初めてのことだったでしょうし。
ゆっくり休んで、夏にはまた元気で来日してくれることを願っています。しかし、お盆なので、チケット取ったはいいけれど、観にいけるのだろうか、という心配も。

ペレンについては、??という感じで終わりました。ザハロワと比べちゃいけないのでしょうが、プログラムの表紙写真など本当に美しいのに、と思うと、いっそうの表現力の向上を願わずにはいられません。やっぱり山猫さんのおっしゃるように「熱」が低いのでしょうか。
他の演目についても、テクニックはあるのに何だかなぁ〜というのが多く、一昨年の「海賊」は良かったような記憶があるのですが、何だろう、私の観る目が未熟だったのだろうか? 期待が大きいせいなのだろうか?

女性のソリスト達は、皆、それぞれに力をつけてきているので、ヴァラエティーに富んだ舞台を楽しめました。私もシェスタコワの白鳥が観てみたいです。

振り返ってみると、今回一番たくさん観ていたのはクリギンとアニハーノフさんだったりして。私もクリギン愛好会のお仲間に入れていただきたいですけど、白鳥の1幕そんなことまでやってたとは気づきませんでした。(やっぱりもう少し近い席にすべきだったかしら)もしかして、ザハロワの日もやってたのかな〜、お盆持ち(笑)

そしてこの日の思わぬヒット。それはアレクセイ・マラーホフさんのスペイン!
私も彼のカッコよさに、ホ〜っと思いました。でも、ザハロワの日も、昨年の名古屋も気づかなかったんだけど。長身でハンサム、白い衣装が映えてよかったです。

あとシェミウノフ君がロットバルトでよかったです。「海賊」も一昨年より成長していたし、もしかして王子より踊り方キレイとか?
シヴァコフは少し踊りが重い感じですよね、王子なんだからもっと軽々ジャンプしてほしいです。

2ヶ月にも及ぶ日本公演も今週末で終わりですね。マールイの皆さん、お疲れさまでした。