◆◆◆万博関連公演

[626] 2005/04/11(Mon) 23:05 しずか [万博「創生・歌舞伎をどり」]

万博に行ってきました。日本館イベントのにっぽん華座スペシャル催事「創生・歌舞伎をどり」を観てきました。<br>尾上菊之助丈の出雲の阿国、あでやかでした〜(うっとり)。
お母様の富司純子さんの姿も見られました。

今日は会場時間から20時半頃までめいっぱい会場にいたのに、廻ることができたのはほんの一部でした。(グローバルコモン3と4パビリオンの半分づつぐらい)
イベント整理券を貰う為に並んでいた事もありますが、思ったより全然見てまわれませんでした。ちょっと寂しい。

★パリ・オペラ座「シーニュ」(名古屋)4月

[629] 2005/04/14(Thu) 22:29 カオル [パリオペ「シーニュ」名古屋公演]

素晴らしかったです〜〜〜!!!
最初にジロとベラルビが舞台にいるのを観た時から、このバレエはすっごく自分の好みかもという予感がしたのですが、その通りに本当によかったです。
ジロがね〜、とにかく美しいし、踊りも素晴らしいし、言うことないです。
セットに合わせて衣装が何着か変わるのですが、どれもセンスがよくてきれいだし、舞台にマッチしているし、振付もちょうどいいモダン加減(ってヘンな言い方だが)でいいのですよ。

どこのシーンも好きですが、圧巻なのはやっぱり「ブルーの精神」かな。
ここはジロとベラルビのパ・ド・ドウなんですが、ほんとーーに美しかったです。
ジロのフェミニンでありながら、圧倒的な存在感はいいですね。ベラルビとの息もぴったりで、静謐な中にも力強さを感じさせるパ・ド・ドウでした。
あと「マデュレの色彩」のコール・ド(とは言わないか)のみなさんの衣装もかわいかった。チューリップの花びらみたいなかわいい頭飾り(なのかな)をつけて、色彩も素晴らしいし、ここは踊りもキュートなんでした。<br>ラストの「シーニュの勝利」のモノクロームも素敵だったなあ。

とまあ、とにかくどこの場面の好みで、名古屋で公演してくれてありがとう!!パリオペ、観られてよかった〜という感じです。
パリオペのモダンはやっぱり最高!素晴らしい!としみじみしたのでした。

「ジュエルズ」を観た時に感じた不満(というか、イマイチ感)がいっきに払拭されました。
しかし今度の来日公演は「白鳥」と「パキータ」なんだよね。なんか、間違ってる気がしますよ、わたし的には。
二演目ともクラシック・チュチュものにしなくたっていいのにな。
こんなにモダンが素敵なのに、そしてこんなモダンを踊れるのはパリオペだけだと思うのに、残念です。

いやー、それにしても、よかったわ〜。
もっともっとたくさんのバレエ・ファンの方にぜひぜひ観て欲しい作品です。
あ、あとね、プログラムとキャスト表が、本家パリオペと一緒なんですよ。うんうん、それでいいそれでいい、とうなづいたわたし(笑)。
しかし、キャスト表、あまりにもまんま一緒で、カタカナ表記もないのかよ、とちょっとツッコミを入れました。
「マデュレの色彩」で上半身ヌードで踊った男性ダンサーの名前が知りたいです。

[632] 2005/04/16(Sat) 02:38 仁菜 [シーニュ]

出遅れましたが、私も2日間とも観てしまいました。
本当に素晴らしかったですね。
パリオペとはいえ(パリオペだから)コンテンポラリーを持ってきて、名古屋で大丈夫なんだろうか、などと思っていたのですが、とっても美しく、美術と、踊りと、音楽の融合というか、とにかくまさに「芸術」を見せてくれた感じですね。
背景から抜け出してきたような、同じ色彩の衣装も素敵だったし、初めて聞いた音楽がまだ頭の中で回っています。コンテンポラリーと言っても難解なものではなく、カオルさんがおっしゃっているように、
>振付もちょうどいいモダン加減
でしたね〜 

本当に2日間だけなんて、しかも名古屋だけなんてもったいないくらいですね。万博のおかげで今年は本当に名古屋で観られるバレエファンは幸せですね。「UZME]もあるし。

>プログラムとキャスト表が、本家パリオペと一緒
大きさも手頃で、お値段も\1,000とお値打ちでいいですよね。パリオペと一緒なのは、いわゆる引越公演ではなく、今年パリオペで行う予定の公演の一つとして最初から計画されていたから、とか。

>キャスト表、あまりにもまんま一緒で、カタカナ表記もないのかよ、とちょっとツッコミを入れました。
プログラムの最後の方に、パリオペダンサー全員の名前がカタカナ表記で載っていますから、それと合わせれば読み方もわかるのでは。

>「マデュレの色彩」で上半身ヌードで踊った男性ダンサーの名前が知りたいです。
私も彼が気になって、ベラルビより彼ばかり見てしまいました。(ベラルビ、ゴメン)キャスト表の順からいくと、ヴァンサン・コルディエでしょうか。背も高くてカッコイイダンサーでしたよね。「朝のロワール河」でベラルビと一緒に帽子をかぶって踊っていたダンサーと同じ人ならそうですよね。最後の「シーニュの勝利」の時も(ジロー以外は)彼ばかりに目がいってしまいました。(笑)

[633] 2005/04/16(Sat) 16:49 ゆき [同じく「シーニュ」]

私も、14日に行ってきましたよ。パリオペのモダンは良いですねー。休憩なし90分、素敵な舞台だったと思います。オーケストラがあるわけでもないにしては高めですが、この公演に尽力して下さった方々に感謝したいと思います。

3階バルコニーで、よく利用する席ですが、やっぱり場面によっては切れてしまったりしたこともあり、今回はセンターで見たかったです。
朝のロワール河では、とても鮮烈な朱の光が美しかったです。
詩的で、ユニークでチャーミングなところもあり、全体的にとても洗練された印象を受けました。音楽も良かったです。

私もマデュレの色彩でのパ・ド・トゥの二人が知りたいです。キャスト表が読めない・・。そういえば、プログラムの最後にカタカナ表記でメンバーの名前、載ってましたね。プログラム、小型なのが良かったです。チラシで十分と思っていたのですが、思わず買ってしまいました。本家と一緒なんですか。それはなんだかいいですね。(キャスト表、落としやすかったのか、あっちこっちに落ちてましたが)。

カーテンコールで、やっぱりジロさんは綺麗だなと思いました。チュチュだと、ちょっと体格が良すぎると思ってしまったりしますが、こういったモダンはよく合いますね。

★ロシア連邦ナショナルデー 6月

[676] 2005/06/18(Sat) 21:04 カオル [ロシア連邦ナショナルデー]

当日はかなり大変でしたが、苦労が報われる濃い内容でした。
個々の詳しい感想はまた書きますが、とにかく観られてよかった〜〜、ありがとう万博という感じです。
ツィスカリーゼの生舞台は初めてだし、グラチョーワのジュリエットは素晴らしかったし、ネッリちゃん(すでになれなれしい)は可愛らしく姿のきれいなバレリーナでよかったし、チェルノブロフキナは相変わらずステキだった。
あとボリショイのオケがまた素晴らしい〜。エキスポドームは決して音楽を聴くのに良い環境ではないのですが、それでも素晴らしかった。とくに「ロミジュリ」の完璧な演奏は踊りともあいまって感動的でした。思わずCD欲しい!って感じです。
「スパルタカス」もよかったなあ。生全幕をまだ観たことがないのですが、この前の来日公演の時にやっぱり観ておけばよかったと思いました。

万博で踊ってくれてありがと〜〜という感謝の気持ちでいっぱいです。

[682] 2005/06/21(Tue) 19:58 矢羽 [ロシアデー]

よかったよねー。はぁ〜。
いまだにライモンダとR&Jが頭の中でぐるぐると・・・

グラチョーワのエギナ
もうもうもう、すっごいですよー。
前回の来日時はグラ様とステバネンコのエギナでしたが、片方は演技、技術ともにあくどさぎりぎり(私達の好みよね!カオルさん)
ステバネンコは力強く、安定した回転で、エギナのVではピルエット5回転でした。すっばらしかったんですよ、ほんとに。

アラーシは私的にはどちらかというと(踊りの質的に)フリーギアかな、と思っていたのです。
踊りが優しすぎるっていうのかなぁ。殆どの純クラの場合、踊りが優しいというのは最大級の誉め言葉のひとつだと思うのだけど、スパルタークだけは役柄の性格上ね・・・

>けいちかさん
こんにちは〜♪
やはりボリショイは太鼓につきますよね。デニスくんはほんとーにかわいかったです!

★クラウド・ゲイト・ダンスシアター「水月」7月


[701][クラウド・ゲイト万博公演]  カオル  2005/07/06(Wed) 20:51

「水月」を昨日観てきました〜。大変素晴らしかったです。

水のように空気のように、ゆっくりと滑らかに動いていて、少しのゆるぎもない完璧なダンス。
そういう風に身体をコントロールするには、ものすごい訓練が必要だと思うのだけれど、それを全く感じさせない優雅さ。ほんと美しかったです。

[702] [「水月」@万博]  仁菜  2005/07/07(Thu) 03:37

私も観に行きました〜♪
本当に素晴らしかったですね。ニューヨークやロンドンなどで絶賛されているだけあります。
舞踏、太極拳、バレエ、モダンダンス、拳術等が融合した、中国の伝統芸術の粋を集めた上に成り立つ極上のコンテンポラリーで、本当にこれを観ると、東洋の美しさが誇りに思えます。

ネット予約は楽ですね。今回もやはり大勢の方が早朝から並ばれたようですが、私はもうロシアガラだけで力尽きました。(笑)
こちらでこの公演の情報を教えていただいて本当によかったです。
ただ、席が前なのはいいのですが、この公演に関しては、スタンド席で観るべきだったと思い、直前まで迷って結局アリーナ席で観てしまったことを後悔しています。舞台上に描かれた輪のような線が全く見えなかったので、少し損をしたような気がします。
やはり以前ご紹介いただいたNHKのBSでの放送を見ていたので、わかっていたはずなのに。あの輪が見えて、そう遠くないギリギリの席というと、なかなか見つけるのが難しいですね。やっぱりバレエ公演には不向きなドームです。

その放送のご紹介の時にカオルさんが書いておられた
>最後にとても美しいしかけがあります
というのは、あの鏡のことだったのですか。
私は、来日公演の時のチラシの写真などから、大きな水しぶきでも上がるのかと思いこんでいたので、放送を見た時、もっと水の効果を見せてもいいのでは?と不満に思っていたのですが、実際の舞台と放送での感じは少し違いますね。
やはり生で観られてよかったです。
今回は(ロシアガラと違って)ブラボーの声も上がっていたし、とても良い舞台でした。

[703]  [明日も万博(笑)]  カオル  2005/07/08(Fri) 21:38

明日は第5回世界バレエ&モダンダンスコンクール開会式・「高円宮憲仁親王殿下メモリアル・オープニング特別ガラ公演」(正式名称が長いです〜)に行ってきます。楽しみだな〜。

仁菜さん
「水月」の感想ありがとうございました〜。
ほんと良い公演でしたね。

>東洋の美しさが誇りに思えます
わたしもまったく同感です。

わたしもどの席で観ようか迷ったのですが、自分の背が低いこともあり、スタンド席にしました。
それでも舞台に描かれた線は全ては見えなかったし、舞台上に吊るしてある鏡もちゃんとは見えませんでした。
舞台効果は映像の方がきちんとわかるけれど、わたしもやっぱり生舞台が観られてよかったと思います。
ダンサーの存在感が圧倒的で素晴らしかったです。

わたしが以前書いた「最後のしかけ」というのは単純に舞台に流れてくる水のことを言っていました。
ひたひたと舞台を流れる感じが、すごく好きなのでした。

ロシアガラってブラボーの声あがっていませんでしたっけ?
でもあの公演も最後はほとんどのお客さんがスタンディングだったし、盛り上がってよかったと思います。

★第5回世界バレエ&モダンダンスコンクール開会式・「高円宮憲仁親王殿下メモリアル・オープニング特別ガラ公演」

[705]  [行ってきました〜]  カオル  2005/07/10(Sun) 01:34

第5回世界バレエ&モダンダンスコンクール
開会式・「高円宮憲仁親王殿下メモリアル・オープニング特別ガラ公演」。明日の(今日か)のメダリストガラとかぶっている方もいるので、とりあえず今日の方だけの感想です。

新国立バレエ「パキータ」
真忠さん、きれいでした。ちょっとヴァリエーションで不安定なところもあったけれど、全体的な雰囲気とかよかったです。
貝川さんも、なかなか立派なダンサーですね。
それから14人のコール・ドがよかったです。
少しソロを踊ったのは厚木さん、はわかったけれどもう一人は誰だったのかな。

日本バレエ協会中部支部「ダイアナとアクティオン」
越智久美子、越智友則、他計14名
うーん、この演目は・・・(笑)
ルジファンの方ならわかっていただけるかと思いますが、どうしてもルジが網膜(爆)で踊っちゃいますね。
また衣装もキーロフヴァージョンを踏襲しちゃってるから余計。
コール・ドは新国立を観た直後にこれは不利だぞって感じでした。まあ、しょうがないとはいえ。

H・アール・カオス
「Miserere」(「神々を創る機械」終章より抜粋)
とにかく白河さん!!!につきます。わたしの場合。
血の花びらを浴びて踊る白河さんはあまりにも美しく、もう、言葉もありません・・・。
やっぱ27日の舞台無理してでも行こうかなあ。

えーっと明日も楽しみなのはポリーナちゃん&ゼレンスキーの「シェヘラザード」
都さん&ボネッリの「DARKNESS&LIGHT」ですね。
マトヴィご夫妻もなかなかステキでした。

★「UZME」(名古屋)9月

[760] [UZME初日] カオル  2005/09/11(Sun) 01:21

観てきました〜。
色々期待が大きかった分、ううーむと思うところも無きにしも非ずでしたが、
ルジマトフ、白河さん、裕也さんの3人のダンスは素晴らしかったです。
ルジマトフは色っぽくも荒ぶる神スサノヲでした。
笠井さんの舞踊言語に慣れてきてるのか、どうなのか、理由ははっきりわかりませんが、一つ一つのポーズがそりゃもう、美しい。
「レクイエム」の時より笠井さんのダンスを踊ることに、それほど力みがないというか、わたしはダンスクラシックと違う、美しいルジマトフをみられて、やっぱりとても幸せです。

白河さんも、もちろんステキ。まあ、わたしは単なるファンですから、どんなふうでもステキっていってるんでしょうが(笑)。
ただ、わたし的に衣装がイマイチでした。

裕也さんは初めて観たのですが、よかったです。
コミカルな中にもひょっと悲しみを秘めたようなダンスで気に入りました。

えー、短いですが明日もあるので今日はこんなところで〜。

[761] [二日目] ゆき  2005/09/11(Sun) 21:21

私は、日曜日一度だけしか観られないため、気合入れて行きました。(ほんとは万博公演も行くつもりだったのですけどね。ロシアナショナルデーに行けなかった分、入場券が一枚余ってしまった。どうしよう。)
衆院選だからってわけでもないでしょうが、思ったより客入りが良くなかったような。一階席で全体は見られないため、よくは分かりませんが、バルコニー席なんて、ガラガラだったんじゃあ・・。なんてもったいない。

私も、全体的には、ちょっと微妙というかなんというか・・。でも、メインの方々は申し分なかったと思います。
ルジマトフは、スサノヲかというと、「違うような・・」という気が無きにしも非ずではありますが、素敵ー。ワルには見えないですけど。よくは分からないのですが、こんなに美しいスサノヲって。今回特に、足の美しさに惹かれました。ルジマトフですから、どうしてもこうなっちゃうのでしょうね。
個人的には、サルタヒコと交代したところもみたいような気がします。というか、その方がよかったんじゃないかという気もしました。

まだ観てきたばっかりなので、こんなところかな。出演者の中で唯一人の外国人(ですよね)の上に、日本の神話が題材ですが、違和感もなく、溶け込んでいたと思います。白河さんと踊るところもレアなら、こんなに日本人出演者の中で躍っているところもレアですね。
カーテンコールでもニコニコした様子で、幸せでした。光藍社さんからお花きてましたね。
客席で、サングラスかけた笠井さんらしき人をみかけましたが、やっぱり独特の雰囲気があると思いました。

BSで、吉田都さんのドキュメンタリーを見ました。品と節度のある踊りが、やっぱり素敵。「若い時の様に躍りたいとは全然思わない」というような言葉が印象的でした。
色々なドキュメンタリーのリハーサル風景を見るたびに思うのですが、「ここはそうじゃない」とか「良くなった」と言っていても、どう悪くてどう良くなったのか、どうもよく分からないのが情けない・・。そのうち分かるようになるのかな。

[762] [一夜明けて] ゆき  2005/09/12(Mon) 13:43

連続で失礼します。一夜明けたので、ちょっとだけ付け加えです。
元々、どちらかというと、期待というより不安が大きかったです。特に、手塚眞さんというところが・・。(すみません)その辺、正直不安的中というか。いや、この方の映画を観たとき、拒否反応起こしてしまったので。思ったよりは変ではなかったものの、全然変ではなかったかといえば、そうともいえず。

AACダンサーズ、なにやら変な格好させられて意味不明な登場させられて、なんとも不憫に思ってしまいました。米沢さんや石川雅美さんはじめ、見たことある子も多かっただけに。(認識できたのはこのお二人だけでしたが)。唯一の地元のバレリーナさんたちに、何をやらせるのかと。ない方がよかったとは思いたくないので、もっと違う使われ方してあげてほしかったな。

東京公演だったらもっと気楽だったのでしょうが、地元の企画の公演なので、あんまり変だったら、やっぱり恥ずかしく思ってしまうのですよ。もっとも今回は、企画と場所が名古屋であるというだけですけど。
「悪魔の物語」とか、今回のシリーズではないけど「恋人形」とかは、笠井さんのお弟子さんとか、その関係の方が東京からも観に来ているというのはありましたが、今回はルジマートフ出演ということで、一般の方も遠方から何人もいらっしゃるようなので、やっぱりわざわざ来て良かったな、と思ってもらいたいのですよ。ルジマートフだけじゃなくて、全体として。

筋書き読むと、起承転結がはっきりしているようですが、実際観てると、なんともどこがどの場面なのか分かりにくいです。全然分からないというわけではないですけど。

白河さんは、いままでは大人ーなイメージでしたが、時に少女のようにも見え、良かったです。ただ、やっぱり大島さんの作品の白河さんの方が素敵かもしれません。そんなに観たことがあるわけではないのですが、「海馬の夢」の方が素敵に見えてしまったので。
裕也さん、私も初見ですが、かっこよかったです。ジャズダンスの方と聞いていたのですが、意外とバレエっぽかったかな。
ルジマートフ、これが噂の短髪ね。なかなか良いわ。やっぱり存在感が違います。観てるときというより、今になって一番印象に残っているのは、やはりこの方なのです。パンフレットの写真がまた、美しいです。

小さいことですが、ラストの拍手、ちょっと早すぎの気がしました。もうちょっと余韻が欲しかった。

なんだかんだ言っても、カーテンコールのファルフの笑顔を見ると、「あなたが満足ならそれでいいわ」と思えてきてしまいました。笑顔見ると、やっぱり嬉しくなります。

[764] [「UZME」について] カオル 2005/09/13(Tue)11:11

「UZME」に関しては思うところが多すぎなわたしです。万博公演にも行きますので、これをみたらちょっとまとめてみようかと思っています。

ゆきさん
日曜日一回だけしか観られなかったのは残念です〜。
そして、でもたくさん感想書いていただいてありがとうございます。
ルジマトフ、ワルには見えませんねえ(笑)。でもルジマトフなりの荒ぶる神を表現していたと思うし、彼がやると荒れたのにも何かやはりそれ相当な理由があったんだわ、とか妄想してしまう自分です(所詮ファン、笑)。
ルジマトフだからどうしても美しくなっちゃう、てのは本当にどうしようもないですね。
もうちょっと笠井さんの舞踊言語に近づいていった方が、違う凄味が出ると思うんだけれど、なかなかそうもいかないというか。

ダンサー中だた一人の外国人で、本当によく踊ってくれたなあとわたしも思うのでした。でもゆきさんのおっしゃる通り、溶け込んでいたし主役3人が生み出す磁場は強力で、わたしはできることなら、この3人のダンスをずーっとみていたいと思っているぐらいです。

手塚眞さんの映像に関しては、わたしも全然効果を上げているとは思えませんでした。
AACダンサーズに関しても、わたしもかわいそうだなあ、と思ってしまいました。もうちょっと他に使いようがなかっただろうかとか。
「青ひげ城の扉」での彼女達はよかったのですよ。青ひげの殺された妻達の魂の役で舞台装置を動かしていく黒子でもあったりして、主役に深いかかわりがあった。
でも今回は・・・意味不明でしたね。あるのかもしれませんが、上手く伝わりませんでした。

>やっぱりわざわざ来て良かったな、と思ってもらいたいのですよ。ルジマートフだけじゃなくて、全体として。
もう、これはわたしも強く思いました。地元を愛する地元民(笑)としては、色々心配してしまいました(まあ、わたしが心配したって仕方がないことなんですが)。

白河さんは今回確かに少女のようなところがありましたね。「青ひげ城の扉」でもその片鱗はみえていたような気もするので、今回特に実感したというか。
わたしはもう単なるファンなんで、ウズメもすごく気に入っています。

パンフレットの写真は美しいですよね〜。どれもみんな好きですが、特にウズメとスサノヲのリフトシーンが本当に美しくて、みるたびドキドキしています。

2日目のカーテンコールのファルフの笑顔はよかったですよね〜。
多分笠井さん効果だと思いますが、わたしもすごーく嬉しかったです。

[765] [「UZME」@万博公演] カオル  2005/09/15(Thu) 01:51

観てきました〜。
あー、なんかもう、すごーーーくよかった!!!
1時間10分ぐらいの短縮版でしたが、わたしは今日が一番よかったです。
愛知県で万博があって、UZMEが企画されて、ルジマトフや白河さんが踊ってくれて、「UZME」という舞台ができた・・・。その全てのことに感謝したいです。
ウズメもスサノヲもサルタヒコも今はすごくいとしい。(アマテラスはさすがにいとしいと思うには、恐れ多いですが、笑)。

この前のマールイの公演でも随分幸福な気持ちにさせてもらったけれども、クラシックなだけにある程度予測はできたものではありました。(それでもルジマトフのテリョーシキナとシェスタコワとの素晴らしいパートナーシップを思うと今でもすっごく幸せ)
「UZME」はどうなるか、まったく予測不可能だったし、不安の方が大きかったし、実際初日を観た時点ではかなりそれがあたっていて、ちょっと複雑な気分ではありました。
でも今日の公演をみたら、「UZME」大好き〜〜!こんな作品の生まれた今に生きていてなんて幸せなんだ〜〜になっちゃいましたよ。
はー、今年は幸せすぎるなあってまだまだこれからもありますね(笑)。

[768] [今日の朝日新聞(地方版)] カオル  2005/09/20(Tue) 21:02

朝刊に「UZME」の記事が載っていました。
写真はラストシーンですね。
階段の上に麻実さん、階段の途中に白河さん、新上さん、オイリュトミーのみなさんが舞台に散らばっていて、ルジマトフ@スサノヲが舞台正面手前で観客の方を向いて両手を差し出しているところです。

批評文はさすがに絶賛とはいきませんが、ダンサーたちの美への言及は、その通りだわ〜という感じでした。

[770] [記事みました] ゆき  2005/09/21(Wed) 13:43

「UZUM」の記事の紹介、ありがとうございます。見逃すところでした。写真は、なかなかいい感じですね。批評文も、概ね納得かな。たしかに絶賛というわけにはいかないですからね。郡読には、たしかに私も切れ味に欠けて物足りないような気はしました。
オイリュトミーは、やはり声が大事だと思います。「悪魔の物語」や、「恋人形」の笠井さんがかっこよくて、全体的にもなかなか良かったのは、やはり声が素晴らしかったということが大きいと思います。
以前見たオイリュトミーで、躍っている本人たち自身が声をだしながらというものと、専門の方が声を出して、というものとありましたが、やはり専門の方が声を担当している方が良く見えたので。
郡読がだんだん大きくなるにつれて激しくなっていくサルタヒコの踊りとか、とても素晴らしかったですが、声がもっと良ければ、もっと素晴らしかったと思います。

万博公演、良かったのですね。県芸での公演を見て、これはむしろ、簡素化したものの方が良くなるかも、とは思っていましたが。ルジマートフも、その日が一番良かったようで、相変わらずエンジンかかるのが遅くて困った方だわ。(いや、もちろん県芸公演も良かったですが)。マールイガラは、はじめからすっぱりあきらめていたので、良かったと聞いて普通に嬉しかったですが、今回はけっこう悔しい・・。

全体的に、メインの方たちは良いけど、他は「・・・」といった感じでしょうかね。3人が良いのは、最初から分かっていたことで、当たり前といった感じですが、全体的な評価が低いのは、地元民としては残念です。
企画の唐津さんは、ユニークな企画を色々成功させていて、特にいいものをよそから持ってくる、呼ぶ、というのではなく、地元から発信していこうという意欲があるところが、とても尊敬しています。愛知のダンス界には、なくてはならない方でしょう。まあ、時々失敗があったりもするようですが、その辺含めて暖かく見守っていきたいです。が、今回は、ルジマートフ出演で遠方から多くの方たちがいらっしゃる、しかもルジファンだから見る目が厳しい、ということで、こっちまで妙に緊張してしまいました。
「悪魔の物語」は、割と好きでしたし、「月に憑かれたピエロ」は、映像で観ただけですが、なかなかバランス良く仕上がっていたと思います。
今回は・・・。月は、唐津さんが構成、演出なので、いっそ今回もそうしたらどうだったでしょう。とか思ってしまいました。
とにかくルジマートフは、この暑い日本にマールイガラ含めて二度も来日してくれて、万博にまで来てくれて、ほんとにありがとう。お疲れ様。他の方たちよりリハーサルとか練習期間とか少なかったのではないかな、と思われますが、ほんとにありがとうございました。
AACダンサーズもお疲れ様。誰が何と言おうと、私は、よく頑張ったね、と言ってあげたいです。安易な地元サービスとしか見られなかったのが哀しいですが、彼女たち自身には大体同情的なのが救いでしょうか。そんなことが救いでいいのか、という気もしますが。彼女たちには思い入れがあるので、色々複雑です。

[771] [私も見ました] 仁菜  2005/09/22(Thu) 03:18

写真が、プログラムのはリハーサル風景ばかりなので(初演なのでしかたありませんが)これだけ写っているのは嬉しいですね。なんのかんの、文句つけつつも、どうやら相当「UZME」に嵌ってしまったみたい...公演も3回とも見て、こんなに1回毎に違う舞台も珍しいな、という感じがしました。

やはり初日は色々な面でもたつきがあり、音楽とシーンの間の繋ぎ目が空き過ぎたり、舞台裏の雑音が入ったり、と落ち着かず、舞台そのものを把握するのに見る側も精一杯でした。

そして、肝心のファルフの踊りは、全然スサノヲには見えず(やっぱりワルには見えなかった、という意味ですが)、他の二人に比べて、いかにもバレエという感じで、悪く言うと浮いていました。でも、それでも、ただひたすらに美しく、ホーッと見とれておりました。

2日目は、全体がわかっているので落ち着いてじっくり見られましたが、ファルフ始め3人の踊りも、オイリュトミー団の声や動きも初日より良くなっていました。とりわけ、白河さん@ウズメと、YOUYAさん@サルタヒコの場面がとってもしっくり合っていて夫婦になる二人らしくて良かったです。ファルフも一段と美しく、かつ神の威厳に満ちて良くなっていましたが、それでも白河さんと踊る時は、二人が全く別の踊りを一緒に踊っているという感は拭えなかったのです。

それが、万博公演では、二人の踊りがしっくり溶け合って、とても良い雰囲気になっていました。たった5日でここまで変化し、笠井さんの振付を自分のものにしていったファルフはさすがだと思いました。本当に素晴らしくて、大混雑の万博にしぶしぶながら行った甲斐がありました。その分、YOUYAさんの踊りが減っていたのは残念です。今回、未知のダンサーだったので、彼の踊りの素晴らしさにもうっとりしましたから。とにかく、3人のダンスは誰に聞いても大絶賛でしょうね。新聞記事の「強靱な肉体躍動」という見出し、まさにその通りでした。

オイリュトミーの人達は万博ではスタンドマイクを使っていました。やはりあの広いEXPOドームでは、そうしないと声が会場全体に響き渡らなかったでしょう。マイクを使うのは、オイリュトミーという技法に反するやり方なのかどうかわかりませんが、それなら劇場でも使った方が声がよく通ったのではないかと思いました。「群読は切れ味に欠けた」というのは、語る言葉自体も言いやすくする必要があるのか、と思いましたが、古事記の文というのはその点どうなのでしょう。

映像が舞台左右のスクリーンに映ったというのも、万博での公演がより良く感じられた理由かもしれません。意味不明というか、安直で不快な映像。嫌悪感をもよおすような部分は、スサノヲが天上界で暴れたことを象徴しているつもりなのかもしれませんが、もっとやり方があったのでは。日本の映像表現があの程度、と思われては、世界の映画祭で輝かしい賞を受けている映画業界の方達には迷惑なことでしょう。

やはり演出面では、ゆきさんの心配があたってしまったようですね。映像だけでなく、あの演出家はダンスや舞台芸術というものがわかってないんじゃないでしょうか。記事でも「主催者が意図した『五感で楽しむ舞台芸術の”幸せな融合”』とはいかなかったのが残念である」と締めくくられていますものね。

確かにこの「ダンスオペラ」という公演、愛知芸文センターの自主公演ではあったでしょうが、ルジマートフを呼ぶという時点で「全国区」になってしまったのですから、スタッフにはもっと配慮してもらいたかったですね。もはや地元民の自己満足では通用しないのですから。私も公演があることを知って喜んだ反面、どんなものが出来上がるのか、とっても不安でもありました。

その意味で、やはりAACダンサーズの扱いも、とってつけたもののようになってしまったのは残念です。彼女達はダンスの素養があるのだし、カオルさんもご指摘のように、前回の「青ひげ城...」での方が意味のある役割でした。私も思い入れがあるので、うまく成長させてあげたいと思います。特に米沢唯さんは、もっと広い世界に出て行って、自分の可能性を試してほしいと思います。でないと数々の受賞歴がもったいないです。まだ若いのだし。

[778] [ダンスオペラシリーズ] カオル  2005/10/04(Tue) 01:38

ダンスオペラシリーズが始まって、(その前身のカオスの「春の祭典」あたりからかな)芸文センターも入れものだけじゃなく、ソフト面も独自にがんばっていこうとしてるんだな、とわたしはごく単純にうれしかったです。
特にH・アール・カオスはうわさにだけは聞いていて、なんか自分の好みそうだな〜でも東京まで観に行くことはなかなかできないし、と思っていた矢先だったので、生オケ付きの「春の祭典」公演は、自分的にすごいタイミングでした。
公演自体も素晴らしかったし。

ちょっととんで「悪魔の物語」も舞踏家、笠井叡出演ということで、わたしにとっては名前だけは一応聞いたことがある笠井さんでしたが、その頃ちょうど、ルジマートフが笠井叡の振付で踊るということもわかって、全く未知な笠井さんを舞台で観る良い機会、とこれもまあタイムリーでしたね。

「青ひげ城の扉」では、このプロデューサーはかなーりわたしの好みなものを企画してくれる、と信頼がおけるようになりました。
「月に憑かれたピエロ」が観られなかったのは残念でした。

そして「UZME」です。
多分今までで一番大きなプロジェクトだったろうし、一地方発信の舞台という枠組みも超えたかったのだろうと推察します。
でも残念ながら結果的にその意気込みは、少しばかり空回りしてしまったように思います。
ダンスとオペラと映像、この三つの要素を完全に一つの作品としてまとめあげるのは、至難の業、フォーサイスのように強烈な才能と個性とをもった作品における絶対的な支配者がいない限りそんなことは到底無理なんじゃないか、と素人考えながら思ってみたりします。

「青ひげ城」だってオペラも映像もあっただろう、とつい「UZME」と比べてみてしまいますが、こちらは音楽はバルトークで、ちゃんと評価された既存のもの。映像は振付のシルヴェストリンがやっていますが、多分に師フォーサイスの影響があると思うのでそのへんはおかしなものになりようがない、ある程度の着地点はみえていたと思います。

しかし「UZME」は全くの無からの出発。音も映像もダンスもそこには何もない(あったのは古事記のテキストぐらいか)。
それだけにかかわった方たちはすごくやりがいがあっただろうし、逆にすごく不安もあっただろうと思います。
何もないところからの出発だから、本当に何もかもすごく上手くいったら、恐ろしいほどすごい作品になったのではないか(素材が良いだけに)とも思います。

でも結果は・・・みなさんご存知の通りですよね。
なんか惜しいよな〜、という歯痒い思いがありつつ、でもやっぱりとりあえず一つの作品として生み出されてよかったよ〜、とも思う。と思ったとたんにまた、でもでも、惜しいんだよ〜という気持ちになる。
堂々巡りですね(笑)。

わたしの「UZME」に関しての総体的な感想はそんなところです。
まあ、ファルフ&白河さんのどうしようもないファンなので、この作品を誰がなんと言おうと好き!なのには変わりはないですけれど(笑)。