★2005年後半その他のバレエ公演

[731] [レニングラード国立多治見公演他] カオル  2005/07/30(Sat) 13:18

27日の白河さんの公演(という名前ではないが)と29日のマールイ多治見公演に行ってきました。

白河さんのは「海馬の夢」-水の記憶を現在(いま)に奏でる-という正式な題です。
海馬というのはヴェネツィアのゴンドラに装飾されている後ろ足が魚になっている馬で、ゴンドラの守り神のこと。
「海馬の夢」というのは名古屋出身の医師にして俳人の馬場駿吉さんのヴェネツィアに想を得た句集の題でもあります。
この句集がイタリア語訳で出版され、その句集よりまたイタリアの現代音楽家が作曲をし、その音楽で白河さんが踊るというもの。
なかなか成り立ちが凝ってますね。
曲は15分ぐらいで、俳句朗読もあり、面白い曲だったとは思うのですが、実はわたしは、白河さんの踊りをみつめるあまり(笑)、曲があまり聴こえませんでした。
もともと知っている曲ならもう少し聴こえたと思いますが。
白河さんは、やはりどんなポーズをとっていても、雰囲気があってとても美しいです。
高く足を上げているのもきれいですが、何気なく歩いていたり、腕をゆっくり上げていったりするところが、わたしにはツボですね。
いわく言いがたい色っぽさがあります。もうすっかりミーハーファンです。はー・・・。

他の曲もなかなか面白かったです。フルートが尺八みたいな音に聴こえる曲とか。
現代音楽にアレンジされたヴィヴァルディの「四季」とか。
現代音楽のコンサートにほとんど行くことがないので新鮮でした。


マールイ多治見公演ですが、演目とキャストをざっと上げます。

「レ・シルフィード」 エフセーエワ、ミリツェワ、コシェレワ、プハチョフ レニングラード国立バレエ
「海賊」(トロワでした) シェスタコワ、シヴァコフ、シェミウノフ
「眠りの森の美女」 エフセーエワ、シャドルーヒン
「瀕死の白鳥」 ミリツェワ<br>「白鳥の湖」より黒鳥のGPDD ロバノワ、ルダチェンコ
「春の水」 エフセーエワ、シェミウノフ<br>「ジゼル」 コチュビラ、プハチョフ
「パキータ」シェスタコワ、シヴァコフ、レニングラード国立バレエ

やっぱりうちの(笑)バレエ団、いろいろと楽しかったです。
みんな元気で来日しているようでなによりです。
これからの長丁場(8月末まであるのよね)、がんばって乗り切ってね!という感じです

[733] [「海馬の夢」] ゆき  2005/07/31(Sun) 21:53

私も「海馬の夢」行ってきました。白河直子さん、素敵でしたね。演奏は9月の「バフチサライの泉」と同じ愛知セントラル交響楽団。ユニークな作品が多かったですが、残念ながら私には豚に真珠でした・・。3千円にしてはお得で、たしか笠井叡さんの「恋人形」もそれくらいだったので、よい舞台を安く見られるのは良いですね。

ところで今回の公演は、「UZME」やあいちダンスフェステバルなどと同じ、あいち芸術の森プロジェクトですが、同じプロジェクトとして、百人芝居「真夜中の弥次さん喜多さん」のチラシもあったと思いますが、これはしりあがり寿氏の原作で、映画で最近話題になりましたが、映画よりずっと前に、名古屋の有名な演出家の天野天街氏により、二人芝居で舞台化されましたが、とてもおもしろかったです。
今回は、主演の二人は同じで百人芝居ということで、(実際は160人以上らしい)とても楽しみですが、最近追加でチケットを取ったとき、今でも割りといい席がとれてしまい、もしかしてあんまり売れてないのかと心配になり、ちょっと宣伝してしまいました。詳しくはKUDAN ProjectのHPにあります。天野氏の世界はかなり特徴があるので、合う合わないがあると思いますが、余裕があれば、いかがでしょうか。

東海テレビで放映された、世界バレエ&モダンダンスコンクールの様子を見ました。惜しくも受賞にはいたらなかった、マリア・コチェットコワ、儚げな感じで可愛い。今後注目したいです。唯ちゃん、フェッテで途中少しずつ顔の向きを変えるという難しい技も入れていて、やっぱりすごいです。
「海賊」を踊ったヤナ・サレンコとドイツのマリアン・ワルター、夫婦だったとは。
ところで一次予選通過の紙が貼りだされた時、福田圭吾さんの名前が見えたのですが、ローザンヌに出ていた、あの福田さんでしょうかね。
みなさん、今後も頑張って欲しいです。
イオさん、シムキンのサイト見てきました。ありがとうございます。可愛いですねー。

[741]  [アンダルシア舞踊団] ゆき  2005/08/10(Wed) 10:41

90度づつ顔の向きをずらす回転、私は以前マラーホフガラでも見たことがあります。たしかベルリンの若い子が(コリーヌちゃんだったかな)「パリの炎」(だったと思う)で披露していたような。私にはけっこう派手な技に見えますよ。その時はじめて見ましたが、「おおっすごい!」と思いましたもの。フェッテといえば、田中ルリさんが、メダリストガラで、ほとんどダブルを入れてたのもすごいと思いました。
フェッテは、好みがありますよね。技を入れて欲しいと思う人、入れなくても綺麗に回って欲しい人。技を入れて綺麗に回るのが一番なのでしょうけどね。

番組は、米沢さん、コレスニコヴァ、コチェットコワの三人を追っていて、やや大仰なナレーションがちょっと笑えましたが、あんまりあっちこっち追うより、三人に絞ってくれて、私はけっこう満足でした。1時間ですしね。金賞のサレンコにほとんど触れなかったのは、たしかにどうかと思いましたが、金取った子より、受賞できなかった子も追ったことに、おもしろさを感じました。そんなわけで、私は楽しく見たので、別に偏った番組、という風には、思わなかったですが、なんだか反論ばっかりになってしまってすみません。私はこう思った、というだけなので。

「スペインの情熱 バレエガラ」は東京だけのようですが、クリスティーナ・オヨス率いるアンダルシア舞踊団の公演は、名古屋のみの公演なので、当日券で行ってきました。県芸大ホール。もう3階からしか残ってなかったですが、とってもよかったですよ。入り口で、薄いパンフレットとカーネーションの造花と扇子を無料で配ってました。万博関連の公演ということで、外国の方や、関係者も多かったみたいです。
約90分休憩なし。「南への旅」と題し、歓喜、悲劇、劇場をそれぞれ表現したものでした。オヨスがさすがの貫禄でした。本格的なフラメンコをみるのは初めてでしたが、迫力があってかっこいいですね。哀愁漂う生のギターへ歌もよかったです。
そんな中、こういうスペイン風なものをルジマートフがやると、すごくかっこいいだろうな、と思い、やっぱりルジガラに行けるかまたしても怪しくなってきたことに対する悲しみがきてしまいました。実は私、一ヶ月くらい前から無職でして・・、転職活動が思うように進まず、先行き不透明で、何ヶ月も先のチケットを買うことが出来ない状況なんです。今一番可能性が強い所は、土日が休めず、平日も19時くらいまでなので、そこに決まれば、もうあんまり舞台鑑賞することが出来なくなるかも・・。Kバレエの芳賀さんのくるみ王子も難しいかも・・。こんなことならジークフリートを無理してでも観にいけばよかったかな。
とにかく、今回の舞台は見られて良かったです。1階前の方は、スタンディングオベレーションでした。

[743] [あいちダンスフェステバル] ゆき  2005/08/14(Sun) 00:01

番組は、たしかに不満に思う方もいるのも分かりますね。私はぼーっと見てたので、そのときはなんとも思わなかったですが、まあ、たしかに・・。私は呑気にも米沢さんがたくさん映ってて嬉しいな、としか思わなかったり・・。

ルジ公演真っ最中の中(調子いいみたいで、嬉しいです)、遠征の出来ない私は、例の「百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん」と、あいちダンスフェステバルに行ってきました。
百人芝居(実際は161人)は3回も。(ほんとは5回全部行きたかった)。無職中に何やってんだって感じですが、これでもう「UZME」まで打ち切りです。もう今あるチケットは、「UZME」と「バフチサライの泉」だけ。仕事見つかるまで、もう買えません。
二人芝居の方は、再演の可能性は高いですが、百人芝居の方はまず再演は無理なので、これを見るのは愛知人の義務、とまで思い、頑張って行ってきました。原作のしりあがり寿氏が出ていた日もあったらしい。不満が全くないわけではないですが、大変素晴らしかったです。よくこんな企画成功させたなー。ただただ尊敬。

今回で3回目となるあいちダンスフェステバル、地元の皆さんも頑張ってるなあ、でもトリで、やっぱり東京の人は違うなあという、いつもの感想でした。
酒井はなさんと西島千博さんの「内/外」(今回は外)とてもコミカルな作品でした。やや冗長かな、とも思いましたが、やっぱり表現力が違う感じです。酒井さんはきらきらしていて、西島さんは、カーテンコールでもベリーチャーミングでした。あの笑顔にはノックアウト。

今回の目玉の一つである、大島早紀子さんの作品の「ユークロニア」。なんというか、Hアールカオスっぽかったです。こういう作品は、白河直子さんが踊ったら素敵だろうな、とは思いましたが、こうした始終深刻そうな作品は、やっぱり私は苦手です。正直途中で飽きました。4人のダンサーは、皆さん頑張っていました。

越智友則君のモダンのソロ、割と良かったと思います。友則君けっこう好きなので、頑張って欲しいです。

「UZME」にも出演予定の石川雅実さんのモダンソロも、印象的でした。なかなか素敵な方で「UZME」でも期待できそうです。
寺井七海さんの黒鳥は、うーん、正直あんまり。テクニック的には問題なかったと思いますが。コレスニコワの黒鳥は、やっぱり好きだな、と今になって思います。
「サタネラ」の榊原弘子さんも魅力的で良かったと思います。

あとは、松岡の子たちも上手ですが、塚本洋子バレエ団の子達はやっぱり上手だな。ポワントの音がすごく目立たなくて、柔らかい感じです。つい米沢さんばかり見てしまいましたが。彼女の笑顔が、とても好きです。豊田シティバレエも子たちもいいけど、やっぱり松岡と塚本洋子バレエ団の方が上かな。メドーラを躍った近藤真名ちゃんは、丸っこくて可愛くてよかったですが。
あと、キトリを躍った松岡の大岩千恵子さん、フェッテでトリプル入れたり扇子を使ったりして、すごいなと思いました。衣装はイマイチ。扇子もイマイチ。
バジルは新国立の市川透さん。なかなかかっこいいバジルで(お口はもう少し閉じた方が)、良かったですが、新国立をしょって立たなければいけないのなら、ますます頑張って。

今回、やっぱり地元ダンサーの男性不足を思ってしまいました。友則君しかいないんだもの。東京や海外行っちゃうから無理かな。あと、パンフレット2000円はやっぱり高いぞ。(買えませんでしたが)。
いつもに比べて、全体として「楽しかった」感が、少し薄いような。若干ですが、パワーダウンの感は否めない感じです。企画としては良いと思うので、次期待したいです。

[744] [帰りました〜。] カオル  2005/08/15(Mon) 00:34

東京から帰ってきました〜。
ルジマトフゲストのレニングラード国立バレエ公演、3日間堪能してまいりました。
いやー、ルジマトフはほんっとかっこいいです。わかっているのに毎回毎回、びっくりさせられるのはどうよ、って感じなのですが、でもマジびっくりしちゃうんですね、これが(笑)。調子もすごく良かったようで、本当にしあわせ〜〜な3日間でした。終わってしまって寂しいですが、今度は1ヵ月もたたないうちに「UZME」です!うれしいですね。

[781] [松岡伶子バレエ団「石の花」] カオル  2005/10/09(Sun) 14:07

地元の松岡伶子バレエ団の全幕公演を観てきました。
なかなかよかったと思います。
「石の花」上演自体非常に珍しいですよね。松岡バレエはもともと「石の花」をレパートリーにしていて、今回が3回目の再演なのだそうです。
元振付はグリゴロヴィッチ。キーロフの元プリンシパル、ボリシャコワ&グリャエフ夫妻が、演出・振付をしています。
音楽 プロコフィエフ、指揮 竹本泰蔵 セントラル愛知交響楽団

実は家にキーロフのLDがあるのですが、ハードが壊れているためみられず。
壊れていなかった時でもほんの数回(もしかしたら1回見たか見なかったかというぐらい)しかみていない作品なのでした。
何故かと言うと、舞台が暗い、地味、音楽がイマイチ、という印象が強くて、他のキーロフのLDを見るのに忙しかったからなのですねえ(笑)。
しかし昨日、生舞台を観てきたので、俄然もう一度キーロフ版がみたくなったのですが、やっぱりハードは動いてくれず、あーあ・・・、です。

えー、昨日の舞台の感想ですが、銅山の女王の大岩千恵子さんはさすがの貫禄で、相変わらず素晴らしかった。全身タイツの衣装も良く似合っていました。スタイルもいいし。テクニックも申し分なしです。
銅山の女王の強さと激しさ、そして人間に恋してしまった脆さを良く表現していたと思います。

カテリーナの河合佑香さんもかわいらしく、可憐でよかった。

そしてセヴェリヤンの市川透さん!すごい役者っぷりで見応えありあり。
カテリーナに横恋慕して、無理やり言い寄るところとか、いかがわしくて(もちろん誉め言葉)最高でした。
そして銅山の女王に奈落に落とされるところもよかったです〜。落ちていく最後の最後、手だけになっての断末魔の演技も素晴らしかったわ。

えー、惜しいのはダニーラ役のキリル・メルニコフという方。元キーロフのプリンシパルだそうですが、うーん、もうちょっと踊れる方だったらなあと残念。多分年齢的なものかとは思いますが。

コール・ドはロシアの民族衣装か、全身タイツの銅山の精か、という日本人にはなかなか難しいものではありましたが、それぞれがんばっていたと思います。
銅山の精はパンフレットによるとすみれの精、みどりの精などと書かれていますが、これは要するに輝石なんだろうな、と思いました。
昨日は思い出さなかったのですが、今日ふと、舞台を思い返していたら、万博のロシア館で見た、たくさんの輝石の標本を思い出しました。

全体的には良い舞台だった、なかなか観られないものをみられてよかった〜という感じです。
ただLDでみた時の印象、作品としては地味で暗い、というのは変わらずかなあ。
わたしが多分にクラシックチュチュ好きっていうのもあるかとは思いますが。
曲もプロコフィエフにしては、イマイチ感のある曲なんだよね(キーロフ版の説明を読んでいたら、最晩年の作品のようですね、うーむ、なるほど)。演奏は難しそうな曲をよくやってくれたなあ、と感心しましたが。

でも他のどのバレエ団もやらないものをやる、という意気込みは素晴らしいし、それが愛知のバレエ団だというのもちょっと誇らしいです。
この前の松本道子バレエの「バフチサライの泉」にしても、愛知でしか観られない、良質な舞台が観られてよかったです。

と書いたところで、市川さんがステキだったので、それほど気にもとめていなかった新国立の「カルミナ・ブラーナ」を観に行くことに決定〜(笑)。
ちょうどルジガラと日程がかぶっていて、わたしとしては大変嬉しいです。
そして「カルミナ・ブラーナ」は新国立のサイトの紹介を読んでいると、ひえー、こんなの新国のダンサーがやるんですか!というかなりチャレンジャーな内容そうなので、(清潔でどちらかというとおとなしやかなイメージの新国ダンサーがそんなのちゃんと踊れるんか、という心配もなきにしもあらずですが)俄然楽しみ。<
ビントレーが意図する猥雑な雰囲気がちゃんと出るよう(市川さんは大丈夫だと思うが)、がんばって欲しいです!

[792] [もうすぐルジガラですね。] 仁菜  2005/11/01(Tue) 02:13

*カオルさん、
8月のルジマトフ&レニングラード国立バレエ「華麗なるクラシックバレエ・ハイライト」の感想、読ませていただきました。
私は今回1回(12日)だけしか見られなかったので、記憶が浅いのですが、カオルさんは多治見公演も見られたのですね。ルジの日を1日しか見られないことがわかっていたので、私も見ておけばよかったな〜

一つ一つ、共感する点が多かったです。本当に、キーロフのダンサー(テリョーシキナ)は、格が違うという感じでしたね。あの「パキータ」はビデオになっている(マハリナ&ゼレンスキー、キーロフ・コール・ド・バレエによる)映像を彷彿とさせるものでした。そこにルジマトフの雰囲気が加わって、見事でしたね。(13日の方がもっと素晴らしかったのですね、あ〜見たかった〜)

私も冬のマールイ公演「バヤデルカ」、テリョーシキナとシェスタコワにニキヤを踊って欲しいです。そしてペレンのガムザ、ぜひ見てみたいですよね。この演目はガムザッティをトップ・ソリストが踊ると、舞台が充実したものになると思いますので、激希望。

29日は新国立の「カルミナ・ブラーナ」を見てきました。初日だったので、ネタバレするので、詳しい点は省きますが、なかなかおもしろかったです。(よそには結構書いてあるようですが)

やはり音楽自体が素晴らしいのですが、生の合唱とオーケストラによるところは大きく、感動の大きな要因となりました。カーテンコールで熱狂していた人の中には音楽ファンも多かったのではないかと思いました。

どうしても、2年前のカオスの「カルミナ」と比べてしまうところが多いですが、音楽に関しては、カオスのようにソリストがステージに上がって歌ってくれた方がいいと思いました。(その分、作品に溶け込んでいたようには感じられましたが)
全体の雰囲気も、カオスとは大分違って、カオルさんご指摘の「ビントレーが意図する猥雑な雰囲気」はちゃんと出ておりました。新国立のダンサーなので、本国のよりは清潔感があるのか、元を見ていないのでわかりませんが、「道を踏み外した神学生のたどる末路:それも運命の女神の気紛れ」というテーマは十分伝わってきました。
ちょっと、衣装には一部不満がありましたし、やっぱり女性ダンサー達はセクシーというよりはかわいい感じですね。特にロースト・スワン(!)の真忠久美子さん、とっても可愛らしかったです。

主役の、運命の女神フォルトナ(Fortuneてことね)役のシルヴィア・ヒメネス、神学生3のイアン・マッケイは、ゲストとして十分素晴らしかったし、神学生2の吉本泰久さんが振付のせいもあってか、とってもカッコよかったです。それに比べて、神学生1のバリノフ君はもう少し身体を絞った方がいいのでは、と思えてしまいました。

カオルさんお目当ての市川透さんは、神学生たちの中にいたと思うのですが、どの人かよくわかりませんでした。神学生たちは交替出演なので。
また再演があったら見てもいいな、と思います。

「ライモンダ」一幕は(こちらの方が先だったのだけど)ライモンダの夢の場だけなので、本当に短かったです。(30分程)でも、マトヴィエンコはしっかり踊ってました。相変わらず着地音のしないしなやかなジャンプ、早い回転で魅せてくれたので、彼主演で全幕が見たくなりました。ライモンダ役の厚木三杏さんも、ほっそりとしてやや硬質な(でも冷たくはない)美しさが新国立の舞台らしかったです。