「りな 3歳を迎えて」

りなが3歳になりました。

0歳のときは顔や首、お腹ばかりに出ていた肌の症状も
今は足が中心になりました。
食べられる野菜もだいぶ増えてきて
仮性アレルゲンだって体調がいいときには食べられるものが増えました。

血液検査の結果は数値が上がるばかりやけど、
身体自体は強くなってるって思う。
それはきっと、生活の仕方のおかげもちょっとはあると自負できる。
今までこうしてきてよかったって思う。

それでもアレルゲンを口にしなくても
回りでクッキーを食べてる子がいれば
全身腫れてしまうくらいの強い症状が出て
まわりにびびられてしまったし
友達の家で「痒いよ〜帰りたいよ〜」と泣き出すこともしばしばあったし
スーパーの食料品売り場を走ってただけで
顔に蕁麻疹が出たり
レストランに入っただけで何も食べなくても
やっぱり顔に蕁麻疹が出てしまうことも何度もあった。

0歳のときから1歳半くらいまでは
「3歳までに治す」って思ってたけど
今では気長にアレルギーと付き合っていこうと思えます。
上を見ても下を見てもきりがない。
うちの娘らしさと思って上手に付き合っていこう。
娘自身の辛い思いがなるべく少なくなるようにだけ
がんばってみよう。
それが今の気持ちです。

そしてなにより
支えてくれる人たちの存在のありがたさ
人を思いやる気持ち、尊重する気持ち
食べ物や健康、自然などに関する知識・ありがたみ
これらのことが分かったことが
アレルギーっ子をもつ母ならではの財産やって
思わせてくれる愛娘りなに、感謝・感謝です。



2003年6月

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